3行でいうと
- 2024年12月の発表は、文章から動画を作る機能に加え、コマ割りで指示するStoryboard、素材を延長・リミックス・ブレンドできること、を挙げています。最長20秒、最大1080pです。
- 2025年9月の発表は、Sora 2で、映像に合う会話や効果音、複数カットの指示、アニメ調などの画風、参考動画から人や物を入れる機能を挙げています。
- 人物の扱いについて、公式は、他人の写真を使うなら本人の同意の確認を求め、公人の描写は、キャラクター機能を通す場合を除いて防ぐ、と書いています。
- 動画には、見える透かしと、見えない出どころ情報(C2PA)が付く、と公式は書いています。完全ではない、とも書かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はSoraを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式ページは要約の形で取得したため、細かい画面名は書けていない所があります。
先に結論
- 機能の中心は「文章や画像から数秒〜20秒の動画」。 2024年版は編集のツールが中心、2025年版はSora 2の音声つき映像とソーシャルな機能が中心でした。
- 人物の扱いが特徴的だった。 自分や友人を登場させるには、本人が許可を出す「キャラクター」の仕組みが用意されていました。
- ルールは公式が公開している。 同意、公人、音楽、10代の保護、透かしの説明は、2026年3月23日の公式ページにまとまっています。
- いまは使えない。 機能の紹介は、あくまで当時の説明です。
前提:用語をそろえる
- Storyboard:動画の流れをコマごとに指定するツールです(2024年12月の発表)。
- Remix、Blend:手持ちの素材を作り変えたり、混ぜたりすることです。2024年12月の発表は動詞(remix、blend)で書いていて、機能名としては書いていません。
- キャラクター(Characters):自分や友人の姿と声を動画に出す機能です。2026年3月の公式ページは、以前は「cameo」と呼んでいたと書いています(2025年9月の発表の現在の本文は「characters」の語)。
- C2PA:出どころを示す署名情報の標準です。
- フィード:他の人の動画を見る一覧です。
たとえ話:映像チームに、絵コンテとメモを渡す
Soraを、短い映像を作ってくれる小さな制作チームだと考えます。「こんな場面を」と文章で頼む、写真を渡して「これを動かして」と頼む、絵コンテで順番を指定する、といった頼み方ができた、と公式は説明しています。ただし、他人の顔写真を渡すときは同意が必要で、有名人を登場させることは防がれていました。このたとえは僕らのもので、公式の表現ではありません。
公式が挙げる機能と、書かれている場所
| 場面 | 公式の説明(要約) | 書かれている場所 | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 文章から動画を作る | テキストから動画を作る。最長20秒、最大1080p、縦・横・正方形の比率 | 「Sora is here」(2024年12月9日) | 文書に書かれている |
| コマ割りで作る | Storyboardで、入力をフレームごとに指定する | 同上 | 文書に書かれている |
| 手持ちの素材を変える | 自分の素材を延長・リミックス・ブレンドする(発表は動詞で記載) | 同上 | 文書に書かれている |
| 音つきで作る | 映像に合った会話、背景音、効果音を作る | 「Sora 2 is here」(2025年9月30日) | 文書に書かれている |
| 複数のカットを指示する | 複数ショットの指示で、世界の状態を保つ | 同上 | 文書に書かれている |
| 画風を選ぶ | 実写的な表現、アニメ調など | 同上 | 文書に書かれている |
| 参考動画から入れる | 現実の人、動物、物を、参考動画から場面に入れる | 同上 | 文書に書かれている |
| 自分や友人を出す | 短い動画と音声の確認を1回行い、自分や友人を場面に出す。誰が使えるかは本人が決め、いつでも取り消せる | 同上、「Creating with Sora safely」 | 文書に書かれている |
| 他人の動画を見る、混ぜる | 作る、リミックスする、見つけることを軸にしたアプリ。フィードは、フォローや交流のある人を中心にし、「見ている時間」を最適化しない、と書かれている | 「Sora 2 is here」 | 文書に書かれている |
- 2024年12月の発表では、Plusでは月に最大50本(480p)、それより高画質では少なくなる、と読めました。2025年9月の発表は、当初は無料で上限は計算資源に左右される、という説明です。
- 画面の細かいボタン名や設定名は、読んだ範囲では見つかりませんでした。そのため、操作手順は書きません。
- 「Sora 2 Prompting Guide」は、OpenAI開発者向けCookbookの2026年3月12日付のページです。構図・光・カメラ・動き・セリフの書き方、画像やキャラクターを入力に使う方法などを説明していますが、「archived(保管済み)で古いモデルやAPIに触れている場合がある」と注記されています。書き方の細部は、この記事では扱いません。
公式が紹介する使い方・場面(当時の説明)
公式の発表は、使い方を「用途のリスト」の形では書いていません。読んだ範囲で、場面として読み取れたのは次のとおりです。
- アイデアを短い動画にして試す。 文章から作る、Storyboardで流れを決める、という流れが、2024年12月の発表の中心です。
- 友人と一緒に楽しむ。 Soraアプリは、友人をキャラクターとして登場させて遊ぶ、リミックスして共有する、という使い方を前提にしています(2025年9月の発表)。
- 自分の姿を使う。 本人の確認のうえで自分を登場させられ、使える人を限定できる、と書かれています。
人物・著作物・透かしに関する公式のルール
2026年3月23日の公式ページ「Creating with Sora safely」と、2025年9月30日の「Launching Sora responsibly」から整理します。
| 項目 | 公式の記載(要約) |
|---|---|
| 他人の写真 | 人物の写真から動画を作れるが、写っている人の同意があることを確認する必要がある。キャラクターより厳しい制限がかかる |
| 自分の姿(キャラクター) | 声も含め、本人が管理する。使える人を決め、いつでも取り消せる。外見を大きく変える、恥ずかしい場面にする、といった変化を抑える厳しい設定も選べる |
| 公人 | キャラクター機能を通す場合を除き、公人の描写を防ぐ措置をとる |
| 音楽・著作物 | 存命のアーティストや既存の作品に似せた音楽は防ぐ。作品が侵害されたと考える創作者は、削除の申請ができ、OpenAIはそれに応じる、と書かれている。著作物の画像や登場人物を扱う規則そのものは、読んだ範囲では見つからなかった |
| 子ども・10代 | 子どもや若く見える人を含む画像は、より厳しく審査する。10代のアカウントは保護を強め、フィードを絞る。大人から10代にメッセージを始められない。保護者は、ChatGPTの保護者向け設定でダイレクトメッセージとフィードの種類を管理できる |
| 透かしと出どころ | 見える透かしと見えない出どころの信号が付く。すべての動画にC2PAの情報が埋め込まれる。多くの出力に、作成者名の動く透かしが付く。人物の画像から作った動画は、共有するとき必ず透かしが付く |
| 点検 | 生成の前に、複数のフレームと音声の書き起こしを確認する。フィードの内容は自動で点検し、重大な被害には人が確認する |
| 通報と削除 | 動画、プロフィール、ダイレクトメッセージ、コメント、キャラクターが通報できる。自分の公開コンテンツはいつでも削除でき、アカウントをブロックできる |
- 2024年12月の発表は、性的な児童虐待の素材や性的なディープフェイクを防ぐこと、アップロードを点検し、子どもを危険にさらす内容をNCMECに報告すること、を書いています。また、透かしと出どころ情報について「完全ではない」と注記しています。
- 2025年9月の「Launching Sora responsibly」は、公開時点(At launch)ではすべての出力に見える透かしが付く、と書き、2026年3月の記事は「多くの出力に」と書いています。両者の言い方は違い、僕らは理由を確認できていません。
僕らの見立て(事実とは分けて)
これは公式の説明ではなく、僕らの見立てです。
- 動画生成のツールを選ぶときは、「人物を入れる条件」「公人・著作物の扱い」「透かしと出どころ情報」の3つを、公式が文章で公開しているかどうかを見ると、比べやすいと考えます。Soraの2026年3月の公式ページは、その見本として読めます。
- 提供が終わったツールの発表ページに、後から注記が付くことがあります。古い発表を読むときは、注記や日付を先に見ると安全です。
気をつけること
- 機能の記述はすべて、公開当時の発表に基づくものです。いまの提供状況とは違います。
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はSoraを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。
- 公式ページは要約の形で取得しました。細かい上限、画面名、地域ごとの違いは、読めていません。
- 年齢の条件は、2024年12月のSoraは18歳未満不可と書かれていますが、2025年9月のアプリの最低年齢は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 利用規約や著作権の解釈、他人の画像を使うことの可否は、専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Sora is here(OpenAI、2024年12月9日公開、確認日 2026-10-23)
- Sora 2 is here(OpenAI、2025年9月30日公開、確認日 2026-10-23)
- Launching Sora responsibly(OpenAI、2025年9月30日公開、確認日 2026-10-23)
- Creating with Sora safely(OpenAI、2026年3月23日公開、確認日 2026-10-23)
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What to know about the Sora discontinuation(OpenAI Help Center、OpenAI、確認日 2026-10-23)
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Sora 2 Prompting Guide(OpenAI Cookbook、OpenAI、2026年3月12日付、確認日 2026-10-23)