3行でいうと

  • 入口は4つ(Agent、Tool、Apps、Workflows)で、使うと自動でセッションがつくられます。結果はセッションの中と、Assetsに保存されます。
  • 動画は、テキストからならGen-4.5、画像からならGen-4.5またはGen-4/Gen-4 Turboが、公式の手順で説明されています。クレジットは1秒あたりで決まります(Gen-4.5のText to Videoは12、Gen-4は12、Gen-4 Turboは5。確認日 2026-10-25)。
  • 公式のプロンプトの助言は、画像から動画にするときは「動き」を書く、否定形で書かない、1回に1つずつ足して直す、です。
  • Appsは、Edit Studio(動画の編集)やPerformance Capture with Act-Two(演技で人物を動かす)など、用途ごとの画面です。iOSアプリでは使えません。
  • 例のプロンプトは、この記事で考えた例です。公式の例の写しではありません。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。画面名とボタン名は公式の表記で、手元の画面と照らして読んでください。入力例の文は、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)と明記します。アカウントのつくり方と画面の見方は05、料金は04を見てください。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話

Agentは、撮影の現場にいる助監督に「こんな絵がほしい」と頼む感じです。Toolは、カメラの設定を自分で全部決めて撮る感じです。Appsは、「商品の背景を替える」「天気を変える」のような決まった作業用の専用ブースです。同じ撮影所の中で、頼み方が違うだけです。

最初の1時間にやる順番(この記事の案)

公式の手順ではなく、この記事で組んだ並べ方です(動作は確かめていません)。クレジットはFreeなら125です。

順 することの目安 使うもの クレジットの目安
1 画面を見る(05の手順3)。Agentの設定を見る クレジットを使わない 0
2 Agentに1文で、短い動画か画像を頼む Agent モデルと設定による
3 Toolで、同じ内容をGen-4 Turboで試す(画像が要る) Tool 5秒で25
4 プロンプトを1つだけ変えて、もう1回出して比べる Tool 同上
5 結果のセッションの名前を付け直し、Assetsで探してみる Sessions、Assets 0
6 気に入った1本をダウンロードする Assetsなど 0(4Kアップスケールは別の手順)

場面1:Agentに1文で頼む

公式ヘルプ「Creating with Runway Agent」の手順です。

手順

  1. Runwayにログインする。
  2. 左のサイドバーの Agent を選ぶ(または app.runwayml.com/agent を開く)。
  3. New chat(企画から生成まで)か、New timeline(手元の映像を編集する「Edit existing footage」)を選ぶ。
  4. プロンプトパネルの右下で設定を見る。
  5. Generation mode:「Ask before generating media」は、各ステップでモデル、プロンプト、見込みのクレジットを先に見せる。「Automatically generate」は初期値で、計画のあと自動で進む。
  6. Optimize generations for:Speed、Cost、Quality、Custom。
  7. メッセージ欄に、やりたいことを入れる。「この記事の例」:夕方の商店街を、手持ちカメラで歩くように撮った10秒の動画。人は小さく映る
  8. 文の中で / を入れると、Agent Skills(たとえば Ad Campaign、Mood Board)が選べる。
  9. Agentが依頼を分析して計画を立てる。質問が返ったら答える。
  10. 計画を承認する(または、チャットで直してから承認する)。
  11. 結果が Generations タブにグリッドで並ぶ。

何が返ってくるか

公式のAgentの記事が挙げる「できること」

分野 公式の記載
生成(Generate) 画像、動画(Text to Video、Image to Video)、音声(効果音、環境音、会話の場面)、音楽、声の一覧から選ぶナレーション
編集(Edit) 動画の画風・環境・照明などの変更、画像の編集、内蔵エディタでのタイムライン編集
作成と整理(Create & organize) 複数クリップのタイムラインの組み立てと書き出し、参照シート、絵コンテ、ムードボード、キャラクターシート、台本、うまくいかないプロンプトの診断と修正

限界と注意(公式の記載)

場面2:Toolで文章から動画をつくる(Gen-4.5)

公式ヘルプ「Creating with Gen-4.5」の手順です。

手順

  1. 左のサイドバーの Tool を選ぶ。
  2. Video を選び、モデルのセレクターで Gen-4.5 を選ぶ。公式は、Appsの画面の上の検索で「Gen-4.5」を探す方法も書いています。
  3. プロンプトの欄に、文章だけを入れる(Text to Video)。
  4. 設定を決める。
設定 公式の記載
Duration 2〜10秒。連続する動きが多いときは長めが合うことがある
Aspect Ratio Text to Videoは16:9(1280x720)だけが載っている
FPS 24か25。Advanced settingsで選ぶ
出力の解像度 720p
  1. Generate を押す。
  2. 結果の右下にあるボタンで、お気に入り、アップスケール、ダウンロードができる。
  3. 続けて加工するときは、左側の生成物の下にある Use を押す。
  4. プロンプトを直して、もう一度 Generate する。

プロンプトの書き方(公式の記載)

「この記事の例」(動作は確かめていません):

海沿いの坂道を、自転車の少女が下ってくる。カメラは低い位置から、少女の動きにあわせてゆっくり後ろへ下がる。朝の光、海風で髪が揺れる。

コストと条件

ProRes/PNG連番の書き出し

場面3:1枚の画像から動かす(Gen-4.5、Gen-4、Gen-4 Turbo)

Gen-4.5のImage to Video

  1. Toolで Video を選び、Gen-4.5 を選ぶ。
  2. 画像をプロンプトの窓にドラッグ&ドロップする。
  3. 動きを書く。公式は「見えているものを書く必要はなく、動きを書く」と説明しています。
  4. 縦横比は、初期値は入力画像に合わせ、変えると切り抜かれます(この初期値と切り抜きの点は、Gen-4.5の公式ヘルプの取得結果では確認できていません。Gen-4のヘルプには切り抜きの記載があります)。選べる比は、16:9(1280x720)、9:16(720x1280)、1:1(960x960)、4:3(1104x832)、3:4(832x1104)、21:9(1584x672)です。
  5. Generate を押す。

Gen-4とGen-4 Turbo

公式ヘルプ「Creating with Gen-4 Video」は、この記事が、古い世代のモデルの説明であると注記し、テキストと画像から動画にするときはGen-4.5へ、動画から動画にするときはEdit Studio(Aleph 2.0)へ案内しています。

  1. 左のサイドバーの Tool を選ぶ。Video のタブを開き、パネルの下のモデルの一覧から Gen-4 か Gen-4 Turbo を選ぶ。
  2. ダッシュボードのホームから Generate Video を選ぶ入り方もあります。その場合は、左下のモデルの切り替えで、Runwayのグループの中にあるGen-4とGen-4 Turboを探します。
  3. 入力画像を入れる。どちらのモデルでも必須で、出力の最初のコマになります。
  4. テキストのプロンプトを入れる。最大1000文字です。
  5. 設定を決める。
設定 公式の記載
Duration 5秒か10秒
縦横比 16:9、9:16、1:1、4:3、3:4、21:9。画像と違う比にすると切り抜きを求められる
Fixed seed 初期値はオフ。オンにして、前の出力のシードを入れると、似た画風と動きになる
フレームレート 24fps
  1. Generate を押す。

結果の扱い(Gen-4/Gen-4 Turbo)

画像から動画のプロンプト(公式のGen-4の助言)

助言 内容
動きを書く 画像が被写体、構図、色、照明、画風をすでに決めているので、プロンプトは動きだけにする。見えるものを繰り返すと動きが減ったり、思わぬ結果になる
直接的に 直接的で、単純で、分かりやすい言葉を使う(公式の言葉は direct, simple, easily understood)
1シーンとして 出力は5秒か10秒。1回の生成は1つのシーンとして扱う
否定形を避ける 公式の例は、「No camera movement」ではなく「Locked camera. The camera remains still.」のように、起きることを書く
会話や命令の形を避ける 要素を足したり消したりしてと頼むのではなく、どう現れる、どう消えるかを書く
複雑にしない 場面転換や画風の変更、矛盾する動きを1つに詰めると混乱する

構成の要素は、被写体の動き、シーンの動き(環境)、カメラの動き(固定、手持ち、ドリー、パンなど)、スタイル(動きの速さや質感)です。

「この記事の例」(動作は確かめていません)。画像は、人物が窓辺に立つ写真を入れたと仮定した例です。

被写体がゆっくり窓の外へ視線を向ける。カーテンが風でわずかに揺れる。カメラは固定されている。

場面4:Appsで動画を編集する

公式ヘルプ「Creating with Apps」の共通の説明です。

Appsの開き方

  1. 左のサイドバーの Apps を選ぶ。カタログが開く。
  2. サイドバーに App Studio と出ているときは、それを選び、下の「Switch to classic Apps」で従来のAppsに戻す。
  3. 目的のAppを選ぶ。カテゴリ(Image、Video、Audio)で、何が出力されるかが分かる。
  4. 合うAppがなければ、App Studioで説明してつくる。

共通の注意(公式の記載)

4-1. Edit Studio(Aleph 2.0)で動画の一部を変える

公式ヘルプ「Edit Studio Aleph 2.0」の手順です。

  1. ダッシュボードで Apps を開き、Video のカテゴリから Edit Studio を選ぶ(Appsの検索でも探せます)。
  2. 元の動画を Upload で入れる。既存のRunwayのアセットを選ぶか、アップロード欄にドラッグしても入れられます。
  3. 編集のモードを選ぶ。いま使えるのは Single edit だけで、Multi-editとExpandは予定と書かれています。
  4. タイムラインで、編集したい対象がはっきり見えるキーフレームを選ぶ(公式の趣旨)。
  5. 変えたいことを、短く具体的に書く。キャラクター、商品、物、画風の参照画像を足せます。
  6. Prompt versions のトレーで、キーフレームの結果を見る。プロンプトの再利用、画像の追加編集、前後の比較ができます。
  7. 元の映像に無い動きが要るときは、Extra motion のプロンプトを足す。
  8. Generate video を押す。

入力の制限(公式の記載):

項目 内容
長さ 2〜30秒。長いものは自動で切られる
解像度 480p〜1080p。公式は720pか1080pを recommended と書く
フレームレート 24〜30fps。それ以上は下げられる
縦横比 一般的な比のみ
カット 10以下。11以上はエラー

コスト:Aleph 2.0の動画生成は1秒あたり28クレジットで、最低56クレジット。キーフレームの画像を直すときは、Nano Banana Pro が1枚20、GPT Image 2 が5、Gen-4 Image が8クレジットです(確認日 2026-10-25)。

結果:生成中は動画のバージョン一覧に出ます。いちばん上のサムネイルが元の動画で、下が繰り返し生成したものです。どのバージョンからでも続きの編集ができます。

4-2. Performance Capture with Act-Two(演技で人物を動かす)

公式ヘルプ「Creating with Act-Two」の手順です。Standard以上のプランが必要で、Webで使えると書かれています。

  1. Apps を開き、Video のカテゴリ、または検索で「Performance Capture with Act-Two」を探す。
  2. Driving performance(必須):誰かが演じた動画を、Webアプリで録画するか、ファイルをキャンバスにドラッグする。
  3. Character(必須):画像か動画のどちらか。
  4. 画像:環境の動きが自動で加わり、ジェスチャーの設定が使えます。
  5. 動画:元の被写体、環境、カメラの動きが残り、顔の動きは演技に従います。ジェスチャーの設定は使えません。
  6. 設定を見る。
  7. Gestures(画像のみ):オンにすると、演技の姿勢や身ぶりが画像に移り、ポーズが変わることがあります。オフなら、顔と環境の動きだけです。
  8. Facial Expressiveness:初期値は3。下げると安定しやすく、上げると表情が強くなるが、画面の乱れが出ることがあります。
  9. 長さのところにマウスを重ねてクレジットを見て、Generate を押す。

入力のコツ(公式の記載):演技の動画は、被写体が1人、顔が最初から最後まで見える、胸から上〜腰から上程度の画角、明るい、カットが無いこと。人物の画像は、被写体が1人で目と口がはっきりしていること。舌を出すなど、対応していない表情があります。

コストと仕様:1秒あたり5クレジット、最低3秒(3秒未満の演技は15クレジット)、長さは30秒まで、24fps。

あとから声を変える手順:生成された動画の下の Use を押し、Change Voice を選び、Play で声を試し、選んで Generate を押します。元の声のなまりが残ることがある、と書かれています。

4-3. そのほかのApps

公式ヘルプのカタログには、Video(Backdrop、Character Swap、Color Grade、Lighting、Multi-Shot、Remove、Stitch Video、Time of Day、Upscale、Weather など)、Image(Create Ad、Expand Image、Mockup、Product Reshoot、Slide Maker、Story Panels、Upscale Image など)、Audio(Stylize Audio、SFX)が並んでいます。この記事では、個別のAppの手順は読んでいません。

場面5:セッションとアセットを整理する

公式ヘルプ「Generating with Sessions」と「Batch downloading exports & assets」の手順です。

セッションの名前を直す

  1. セッションの一覧(Session list)を広げる。
  2. セッションの横の「…」を押す。
  3. Rename を押し、新しい名前を入れ、もう一度 Rename を押す。

新しいセッションを始める

古いセッションを探す

  1. 左下の Home のアイコンでダッシュボードに行く。
  2. 左のナビゲーションバーの Sessions を選ぶ。過去のセッションが全部入っていて、絞り込みができる。

  3. セッションの一覧に出るのは、最近使った30件までです。

  4. 「Navigating Runway」の左のナビゲーションの一覧には、Sessionsという項目が載っていません。「Generating with Sessions」は載せています。画面の違いは、手元の画面で確かめてください。

セッションを共有する

  1. セッションの右上の Share を押す。
  2. Shared with Workspace を選ぶ。
  3. Copy Share Link を押して、ワークスペースのメンバー向けのリンクをコピーする。
  4. Done を押す。

共有されたセッションは、共有されたワークスペースで、Workspace を押すと見られます。

セッションを消す

  1. セッションの一覧を広げ、セッションの横の「…」を押す。
  2. Delete session を押し、ポップアップで確認する。

  3. セッションを消しても、アセットは消えません。生成物は Assets のフォルダに残ります。消したセッションは戻せません。

まとめてダウンロード

  1. 左のサイドバーの Assets を開く。
  2. 複数を選ぶ。範囲は、最初をクリックして SHIFT を押しながら最後をクリック。1つずつは、CTRL(Windows)か CMD(Mac)を押しながらクリック。フォルダも選べます。
  3. 画面の下に出るメニューの Actions から Download を選ぶ。

結果:選んだものが1つのZIPにまとまり、手元にダウンロードされます。件数や容量の上限は書かれていません。失敗するときは、選びすぎの可能性があり、小分けにする、と書かれています。

場面6:スマホのアプリで使う

失敗したとき・クレジットが気になるとき

状況 公式の記載から読めること 試せること
動きが弱い、思わぬ動きになる Gen-4の助言:動きを書く、否定形を避ける、1つずつ足す プロンプトを1要素だけ変えてもう1回
絵が崩れる、ちらつく Appsの助言:高品質の入力が崩れを減らす 入力画像を差し替える
試行が多くてクレジットが減る Gen-4 Turboは5クレジット/秒、Gen-4は12。Agentのヘルプは、720pで繰り返し試してから最後にアップスケールする、と書く 安いモデル、短い長さ、Ask before generating media
同じ雰囲気で何本もほしい Gen-4にFixed seedがある シードを入れる(Gen-4の設定)
前に出した動画を直したい Use からRetime、Expand、現在のコマの再利用ができる Useのメニューを見る

気をつけること

出典