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RunwayとAIのつなぎ方:Runway MCP、Dev API、プラグイン、書き出しを、公式運営と第三者製に分けて読む
Runwayは、画面を開いて使うだけでなく、ChatGPTやClaudeのような会話AIの中から呼んだり、プログラムから呼んだり、映像編集ソフトの中で使ったりできます。この記事は、公式が用意している連携(Runway MCP、Runway Dev MCP、Runway API、SDK、編集ソフトのプラグイン、ファイルの出し入れ)を、公式が運営するものと、第三者が作ったものに分けて、データがどこへ流れるのかも含めて整理したものです。このガイドが扱うのは動画・画像・音声をAIでつくるRunway(runway.com)です(01を参照)。
2026.10.23 約22分 Runway MCP API Runway Dev プラグイン DaVinci Resolve Premiere Pro 連携 データの流れ Middle-level 公式資料を確認した日 2026.10.23
3行でいうと
公式が運営する連携は、会話AIから動画・画像をつくる「Runway MCP」(https://mcp.runwayml.com/mcp)、コーディングAI向けの「Runway Dev MCP」(https://dev.runwayml.com/mcp)、プログラム向けの「Runway API」と公式SDK、そして DaVinci Resolve と Adobe Premiere Pro のプラグインです。
Runway MCPは、APIキーなしで、Runwayのアカウントにサインインして使います。生成はアプリと同じクレジットを使い、Explore Modeの生成は使えない、と公式ヘルプに書かれています。
Runway APIのクレジットは、アプリのクレジットとは別で、互いに移せない、と公式ヘルプにあります。APIのクレジットは1クレジット$0.01、最小購入は$10です。
第三者が作ったものとして、読んだ範囲では「runapi-ai/runway-mcp」(GitHub)がありました。公式とのつながりは、そのページには書かれておらず、Runwayではなく別のサービス(RunAPI)に接続する、と説明されています。
どの連携でも、プロンプトや素材はRunwayのサーバーに送られて処理されます。その先の扱い(保存期間など)は、連携ごとの記事には詳しく書かれていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。コマンドや画面名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れなかった所は「公式の資料では確認できていない」と書いています。
先に結論
人が使うなら Runway MCP か、プラグイン。 会話AIの中で「この商品の動画をつくって」と頼む使い方は Runway MCP、映像編集ソフトの中で素材をつくる使い方はプラグインです。
プログラムに組み込むなら Runway Dev(API)。 公式は、API、SDK、料金、利用の段階(tier)を、Runway Devの資料にまとめています。
コーディングAIにAPIの組み込みを手伝わせるなら Runway Dev MCP。 これは動画をつくるMCPとは別物と、公式の資料に書かれています。
公式と第三者は、名前が似ていても別。 このガイドの製品の公式ページは、runwayml.com の各サブドメイン(app、help、dev、docs.dev、mcp)と、runway.com のトップや pricing などの製品ページです。ただし runway.com の下にも、docs.runway.com のように財務計画の別製品のページがあり、ドメイン名だけでは見分けられません。MCPのURLは公式のヘルプに書かれたものだけを使ってください。
データの流れを意識する。 素材(顔写真、社内の動画など)を入れる前に、04の学習への利用の条項を読んでください。
前提:用語をそろえる
MCP(Model Context Protocol) :会話AIや開発用AIが、外部のサービスに接続するための決まりです。公式の「Connecting to Runway MCP」は、対応するAIアプリが、チャットの中で動画や画像をつくれる、と説明しています。
コネクタ/プラグイン :AIアプリ側から見た、MCPをつなぐ口の呼び名です。アプリごとに呼び方が違います。
API/SDK :プログラムからRunwayのモデルを呼ぶための窓口と、その部品です。
タスク(task) :APIで生成を頼むと返ってくる、処理の受付番号のようなものです。公式のSDKは、完了を待つ関数を用意しています。
Model Router :コストや品質などの希望から、モデルを自動で選ぶ仕組みです(Runway Devの機能)。
公式が運営するもの
1. Runway MCP(動画・画像をつくる)
項目
公式ヘルプ「Connecting to Runway MCP」に書かれていること
サーバーの名前とURL
名前は Runway、URLは https://mcp.runwayml.com/mcp
通信の方式
Streamable HTTP のみ。SSE は 405 エラー、stdio は非対応と書かれている(いずれもAIアプリとMCPサーバーの通信方式の名前)
対応するクライアント
Claude(個人、Team、Enterprise)、ChatGPT(プラグイン)、Grok Bot(プラグイン)、Cursor(プラグインまたは手動設定)、Replit、MCPに対応するほかのアプリ
認証
APIキーは不要。接続のときに、Runwayのアカウントでサインインする
使える範囲
Runwayのアカウントが必要。使えるモデルはアカウントのプランによる
クレジット
アプリと同じクレジット残高から引かれる。Explore Modeの生成には対応しない
Claude(個人プラン)のつなぎ方。 公式ヘルプは、Customize > Connectors を開き、Add を選び、名前に Runway、URLを入れ、Continue、Connect、サインインの順に進む、と書いています。TeamとEnterpriseは、ワークスペースの管理者が先にコネクタを追加し、各ユーザーが接続します。
ChatGPTの場合。 chatgpt.com/plugins の Runway を Install Plugin で入れ、Runway でサインインし、チャットで @Runway と呼ぶ、とあります。
Cursorの場合。 /add-plugin で入れる(Cursor Marketplaceの掲載からも入れられる)か、手動では Settings > Tools & MCPs の「+ new MCP server」を押して開く ~/.cursor/mcp.json に、サーバーの url を書いて追加します。保存後、「runway」の横の Connect からサインインします(公式ヘルプの記載)。
プランの書かれ方の違い。 料金ページは、Runway MCPを Pro と Max の特徴に挙げており、Standard と Free には挙げていません。一方、ヘルプは「Runwayのアカウントが必要」とだけ書き、プランの条件を明記していません。なお公式の更新履歴は、Grok Botのプラグイン(9月17日)を「Paid Plans」、Cursorの掲載(9月23日)やBrand Kitsの対応(9月22日)を「All Plans」と表記しています。
ツールの一覧。 ヘルプは、具体的なツールの名前を挙げていません。AIが適切なツールやモデルを選ぶ、または利用者が指名する、と書いています。モデルの例として、Seedance 2.0、Kling、Gen-4.5、Veo、GPT Image 2、Nano Banana Pro が出ています。
更新履歴から読めること(公式のChangelog)。 2026年9月22日に、Runway MCPのエージェントがBrand Kitsを見つけて参照できるようになりました。Brand KitsはMCPからは読み取り専用で、つくったり編集したりするのは製品の中です。8月20日にはワークフローへの対応、9月23日にはCursorでのRunway MCP、10月1日には「OpenAI Dots」でRunwayが使えることが載っています。
2. Runway Dev MCP(API組み込みの手伝い用)
別物。 公式の「Connect Runway Dev」は、これは mcp.runwayml.com の生成用のMCPとは別だと書いています。
何をするか。 コーディングAIが、Runway Devのアカウントに接続して、タスクの確認、Model Routerの管理、ドキュメントの読み取りをします。公式ニュース(2026年9月2日)は、モデルの価格と入力の調べもの、Model Routerの作成、Charactersの管理、失敗した生成の理由の確認などを挙げています。
つなぎ先。 URLは https://dev.runwayml.com/mcp。対応は、Cursor、Claude Desktop、Claude Code、Codex。公式ニュースは、Claude、ChatGPT、Codex、Cursor をカスタムコネクタとして挙げています。
Claude Codeの場合(公式の書き方)。 claude mcp add --transport http --scope user runway-dev-mcp https://dev.runwayml.com/mcp を実行し、セッションの中で /mcp から認証します。
認証。 OAuth(パスワードを渡さず、ブラウザで「許可」して接続する方式)だけです。ブラウザでの承認は自分で行い、エージェントに自動でやらせない、と公式は書いています。設定にAPIキーは入れません。
確認の方法。 エージェントに whoami を呼ばせると、開発者ポータルのメールアドレスが返る、と書かれています。
3. Runway API(プログラムから使う)
項目
公式の資料(Runway Devのドキュメント)に書かれていること
ベースURL
https://api.dev.runwayml.com/v1
認証
Authorization: Bearer に、環境変数 RUNWAYML_API_SECRET のキーを入れる
バージョンのヘッダー
X-Runway-Version。資料のcurlの例では 2024-11-06
SDK
Node は npm install @runwayml/sdk、Python は pip install runwayml。どちらも公式のGitHubにあり、ライセンスは Apache-2.0
待ち方
SDKの waitForTaskOutput()(Python では wait_for_task_output())。失敗は TaskFailedError
キーの取り方
開発者ポータルでプロジェクトをつくり、API Keysのタブでキーをつくる。キーは1回しか表示されない
クレジット
1クレジット$0.01。開発者ポータルの請求のタブで購入。最小は$10(Adminか Billing admin の役割が必要)
アプリのクレジットとは別。 公式の「How do credits work?」は、Runwayアプリのクレジットと Runway API のクレジットは別で、移せない、と書いています。
利用の段階(Usage tiers)。 段階1は最大月$100まで、同時実行は動画1つなど、1日の生成数は動画50などです。購入額が$50、$100、$1,000、$5,000に達すると、段階2〜5に自動で上がります。1日の上限を超えると、タスクの作成が 429(「リクエストが多すぎる」を表すエラー番号)で返ります。同時実行の上限を超えた分は、断られずに順番待ち(THROTTLED)になります。もっと必要なら、例外の申請ができる、と書かれています。
キーの扱い。 キーはプロジェクトのもので、人ではありません。メンバーをプロジェクトから外しても、キーは自動では止まらない、と公式が注意しています。
モデル。 公式のモデル一覧は、2026年10月の確認で58件(動画26、画像19、音声8、リアルタイム1、アップスケール・HDR 4)。提供元はRunwayのほか、ByteDance、Kling、Google、OpenAI、ElevenLabs、Alibaba、Meta、MiniMax、xAIなど13社です。
ほかの機能。 Model Router、Recipes(用途別の決まったエンドポイント)、Workflows(非公開のAPIの入口から呼ぶ)、Characters(リアルタイムの会話キャラクター。公式ニュースは「Runway Devだけ」と書くが、製品ページはFreeでも会話できると書く。02を参照)が、公式ニュースに書かれています。
モデルの入れ替わり。 公式のAPI変更履歴は、2026年7月30日に gen3a_turbo と gen4_aleph が使えなくなり、それらの識別子を使うリクエストは失敗する、と書いています。
読み切れなかった点。 出力のURLの有効期限、入力の大きさの上限、コンテンツの審査の詳細(失敗した生成のクレジットが戻るか)は、取得できず、公式の資料では確認できていません。
4. 編集ソフトのプラグイン
ソフト
公式ヘルプに書かれていること
DaVinci Resolve
Studio 19以降。無料版はプラグインを読み込めない。macOSとWindows。Workspace → Workflow Integrations → Runway から開く
Adobe Premiere Pro(After Effectsと共用のインストーラー)
macOSとWindows。Window → Extensions → Runway から開く。最低バージョンは、読んだ範囲では書かれていない
共通すること。 プラグインは無料でダウンロードできます。生成にはStandard以上のプランが必要で(Freeはインストールとサインインまでで、生成はできません)、プランのクレジットを使います。サインインはブラウザで行い、パネルにパスワードは入れません。生成は一度出すと取り消せず、最後まで走ってクレジットを使う、と書かれています。
できること。 画像と動画の生成、Aleph 2 を使った編集(Edit Studio)、背景の除去、アップスケール、HDR変換などです。未対応は、拡張(Expand)などです。Premiere Proでは、フィードからのドラッグ&ドロップが未対応で、クリックするとプレイヘッドの位置に入ります(その位置に空きトラックがないときはビンに入ります)。
データの流れ。 プロンプト、入力、クリップは、処理のためにRunwayのサーバーに送られます。それ以外のデータの扱いは、ヘルプには書かれていません。
Enterprise。 管理者のモデル設定が、プラグインにも適用されます。
5. ファイルの出し入れ
取り込み。 Assetsに、自分の素材をアップロードできます。アップロードは、初期設定で非公開です。
書き出し。 Assetsの画面で複数を選び、Actions → Download を選ぶと、ZIPでまとめて手元に保存されます。数の上限は、ヘルプには書かれていません。失敗するときは、選びすぎの可能性がある、とあります。
ProRes、PNG連番。 Gen-4.5のProResとPNG連番の書き出しは、追加で1秒あたり5クレジットで、Max、Unlimited(旧)、Enterpriseのプランで使えます(ヘルプの記載)。
来歴の情報。 公式の製品ページは、Runwayの自社モデルの出力に、C2PAのコンテンツクレデンシャルが付くと書いています。公式の確認ページ(Verify Content Credentials)は、ブラウザの中で検証し、ファイルは端末の外に出ない、と説明しています。
ほかのサービスとのつなぎ。 Team planの公式ニュースは、Agentのコネクタとして Figma、Dropbox、Notion が挙がっています。細かい手順は、読んだ範囲では確認できていません。
第三者が作ったもの
名前
公式の資料ではなく、公開ページに書かれていること
扱い
runapi-ai/runway-mcp(GitHub)
runapi-ai という組織が出している。ClaudeコードやCursorなどから、Runway系の動画生成を呼ぶMCPサーバー。接続先は Runway ではなく RunAPI のサービス。RunAPI用のキーが要る。ライセンスは Apache-2.0。Runwayとの提携の有無は、そのページには書かれていない
公式ではない。Runwayの公式資料の根拠にはしない。使う場合は、そのサービスの規約と、データがどこに送られるかを自分で確かめる
他にもある可能性。 第三者のMCPやツールは、ほかにもあるかもしれません。僕らが検索で確認できたのはこの1件だけです。公式の資料だけを根拠にする方針なので、中身の評価はしていません。
名前が似ているもの。 公式のMCPのURLは mcp.runwayml.com と dev.runwayml.com の2つです。それ以外のURLは、公式と同じとは限りません。
データはどこへ流れるか
つなぎ方
送られるもの
公式の資料に書かれていること
Runway MCP
AIアプリで書いたプロンプトと参照画像、生成結果
ヘルプは、プロンプトや画像、出力がどう扱われるかを書いていない。プライバシーポリシーを見るよう案内
Runway Dev MCP
開発者ポータルのアカウント情報、タスクの情報
OAuthで接続。データの扱いの詳細は書かれていない
API
リクエストの内容(画像、文章)、出力
公式ニュースは、Runway Devについて、ゼロデータ保持の対応と、顧客データで学習しない契約があると書く(公式の説明であり、この記事では確かめていない)
プラグイン
プロンプト、入力、クリップ
Runwayのサーバーで処理される。詳細は利用規約とプライバシーポリシー
他社のモデル
他社のモデルを選んだとき、入力が提供元に渡る
Enterpriseの公式FAQは、有効にして呼んだときだけ提供元に渡り、無効なら送られない、と書く。SeedanceとKlingは、提供元が中国での処理をしないと確認した、とも書かれている。個人向けプランの扱いは、読んだ範囲では確認できていない
気をつけること
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のヘルプ、ドキュメント、公式ニュース、公式のGitHubのREADMEを読んだ範囲です。
公式の資料の間で、プランの条件が食い違う所があります(Runway MCPがPro以上か、アカウントがあれば足りるか)。画面で確かめてください。
公式の資料は更新が速く、モデルの名前や識別子が数か月で変わっています。コードに書くときは、最新のモデル一覧と変更履歴を見てください。
キーやサインインの承認は、人が自分で行うものです。キーをAIの会話に貼らない、コードに直接書かない、と公式のドキュメントも勧めています。
公式ニュースの数字(稼働率、導入企業など)は、会社自身の主張です。独立した検証は読んだ範囲では見つかっていません。
契約や規約の解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典