3行でいうと
- 対象は rimo.app の「Rimo」(旧 Rimo Voice)です。ブラウザ(PCとスマホ)と、iOS・Androidのモバイルアプリで使えます。
- 入口は3つあります。録音・録画済みのファイルを読み込む、マイクでその場で文字起こしする、オンライン会議にBotを入れる、です。どれが使えるかはプランで変わります。
- 公式は、通信は暗号化され、データは日本国内のデータセンターに保管される、会議データはAI学習に使われない、と書いています。一方、要約などには外部のAI(OpenAIなど)が使われる、とも書いています。
- 保管の期間はプランで違います。ヘルプには、文字起こしプランは30日で自動削除、プロプランは現時点で自動削除なし、とあります。
- 会議の録音で参加者への同意をどうするかは、読んだ範囲のヘルプには専用の説明が見つかりませんでした。
この記事は、公式のヘルプセンターと公式サイトを2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。メニュー名や画面名は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」は「読んだ範囲では見つからなかった」という意味です。
先に結論
- まず決めること。 ①どの入口で使うか(ファイル、マイク、Bot)、②どのプランか、③データが残る期間と、外部のAIに送る機能を使うか、の3つです。
- 名前に注意。 公式サイトは「Rimo」、ヘルプは「Rimo Voice」と書いている所が混ざっています。同じサービスの旧名と新名として読めますが、ヘルプの全記事が改名後に書き換わっているかは確認できていません。
- プランの表示が2種類ある。 公式サイトのトップは米ドルで Solo と Business、公式の料金ページ(rimo.app/about/voice/plans)とヘルプは円で文字起こしプラン、プロプラン、チームプラン、法人プランです。両方の対応関係は公式の資料では確認できていません。詳しくは04で扱います。
- 精度の数字は載せません。 公式のヘルプには、録音の環境や、辞書の登録で結果が変わる、という趣旨の案内があります。数字での比較はこのガイドでは扱いません。
前提:用語をそろえる
- ノート:1回の会議や録音ごとにできる「ページ」です。文字起こし、要約、AIとのチャットが、この中にまとまります。
- 文字起こし:音声を文字にすることです。
- 議事録Bot:オンライン会議に参加者のように入って、録画・文字起こしをする仕組みです。公式の表記は「録画ボット」「Bot」です。
- 話者分離:誰が話したかを分けることです。
- 辞書:専門用語や社内用語を登録して、認識を助ける機能です。
- Rimo AIクレジット:要約やAIチャットなどのAI機能に使う、公式の「持ち点」のようなものです(たとえは僕らのもので、公式の表現ではありません)。ヘルプの脚注には、原則として1回の会議で10クレジットを消費する、とあります。
たとえ話:会議に呼ぶ「書記さん」
Rimoを、会議に呼ぶ書記さんだと考えてみます。書記さんには3通りの来てもらい方があります。会議室に来てもらう(マイクで録る)、オンライン会議に自分で入ってもらう(Bot)、後で録音を渡して書き起こしてもらう(ファイルの読み込み)。どの来方で頼めるかは、契約の種類(プラン)で決まります。そして書記さんが書いた議事録は、日本国内の書庫(データセンター)にしまわれます。これは僕らのたとえで、公式の説明ではありません。
どこで使えるか
公式ヘルプの「Rimo Voiceで出来ること」と「推奨環境」から、読み取れた範囲をまとめます(確認日10月23日)。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 使える場所 | PC・スマートフォンのWebブラウザと、モバイルアプリ |
| Windowsのブラウザ | Google Chrome、Microsoft Edge(最新版の利用を推奨) |
| Macのブラウザ | Google Chrome、Safari |
| iPhone・iPadのブラウザ | Safari、Google Chrome、Microsoft Edge |
| Androidのブラウザ | Google Chrome、Microsoft Edge |
| iPhone・iPadのアプリ | iOS / iPadOS 17.0以降(一部機能はOSの版によって使えない場合がある、と書かれている) |
| Androidのアプリ | Android 7.0以降 |
| アプリの入手 | App StoreとGoogle Play。無料で入手できる |
- iPhoneでは、Google Chromeで音声録音ができないため、Safariを使うよう案内されています。
- 公式のトップページには、App StoreとGoogle Playへのリンクがあります。デスクトップ向けのアプリは、読んだ範囲では見つかりませんでした。リリースノートには、iOS・Android対応のモバイルアプリのリリースが2026年5月7日付で出ています。
- 対応OSのうち、Windows・macOSそのものの版(たとえば「Windows 11」のような指定)は、推奨環境のページには書かれていませんでした。
対応言語:日本語は「日本語以外に60カ国語以上」
公式の表記は、ページごとに少し違います。
- ヘルプ「Rimo Voiceで出来ること」:日本語以外に60カ国語以上に対応、と書かれています。
- 公式トップページ:日本語を含む60以上の言語に対応、と書かれています。
- ヘルプ「個人向け新サブスクリプションプランでできること」:文字起こし言語の切り替えは、英語・中国語をはじめ20カ国語以上、と書かれています。
20カ国語以上と60以上という数の違いが、プランの違いなのか、機能の違い(文字起こしと翻訳)なのかは、読んだ範囲では説明が見つかりませんでした。使いたい言語がある場合は、公式の画面で確かめてください。
3つの入口
ヘルプの「Rimo Voiceで出来ること」と、活用ナビの「Rimo Voiceで議事録(文字起こし)を作成する3つの方法」によると、入口は次の3つです。
| 入口 | 向く場面(公式の説明) | プランの違い(04でも扱う) |
|---|---|---|
| データファイルをアップロード | 録音・録画済みの音声・動画がある時。ICレコーダーやスマホで録った音声、ネット接続のない環境での会議など | 文字起こしプランから使える(プランと利用料金の表) |
| マイクを起動してリアルタイム録音 | 対面の会議やインタビュー。その場で文字起こしを見たい時 | プロプランから(同じ表では文字起こしプランは「-」) |
| Botをオンライン会議に参加させる | オンライン会議。公式は、おすすめの方法としてBot参加型を挙げている | プロプランから(同じ表) |
- Botは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexに対応、と書かれています(ヘルプの記事に「2024/12/09時点」と添えられています)。
- Botの予約には、GoogleカレンダーまたはOutlookのカレンダーとの連携が使えます。
- 他のアプリに文字を入力する(音声入力のように、今開いているアプリに打ち込む)機能は、読んだ範囲では書かれていませんでした。Rimoは、ノートの中に文字起こしをためるサービスとして説明されています。
無料でどこまでか
- 無料トライアル。 ヘルプの「無料トライアルの始め方」には、プロプランに紐づく1週間の無料トライアルと、文字起こしプランの音声60分の無料トライアルが書かれています。
- カードの扱い。 同じ記事は、トライアル中にカードを登録してキャンセルしないと、プロプランが自動で始まる、カードを登録していなければトライアルが自動で終わり課金されない、と書いています。一方、「アカウント登録方法・ご利用の流れ」には、トライアルはカードが要らない、終わっても自動では課金されない、とだけ書かれています。読み合わせると、カードを登録しない限り課金されない、という意味に読めます。
- フリープラン。 ヘルプには「フリープラン」という言葉が記事名に出てきます(「音声ファイルをアップロードする【文字起こしプラン・フリープラン】」など)。しかし、その内容や制限を説明した記事は、読んだ範囲では見つかりませんでした。公式の料金ページ(rimo.app/about/voice/plans)には、常時無料で使えるプランは載っておらず、各有料プランの「まずは無料ではじめる」というトライアルの入口だけがあります(ページは「クレジットカード登録なしで各プランをお試しいただけます」と案内)。「無料トライアルの始め方」にも、フリープランの記述は見つかりませんでした。
- 登録方法。 Google、Microsoft、Facebookのアカウント、またはメールアドレスで登録できる、と書かれています。次回からは、登録した方法と同じ方法でログインする、とあります。
データはどこに保存されるか
ヘルプの「セキュリティ対策について」と、公式トップページから読み取れることです。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 保存場所 | 日本国内のデータセンターで、暗号化して保管 |
| 通信 | TLS 1.3(通信を暗号化する標準的な仕組みの版)で暗号化 |
| AI学習 | 公式トップページに「会議データはAI学習に使用されることはありません」と書かれている。公式ヘルプのお知らせは、2025年10月1日から全プランでAI学習に使わないと書き(お知らせの日付は10月7日)、設定画面の「機械学習関連情報」の設定は非表示になった、としている |
| 外部のAIへの送信 | 要約などの機能にOpenAIのChatGPT(API)を使う、と書かれている。OpenAIでの再学習に使われない設定をしている、OpenAIに送ったデータは30日で削除される、とも書かれている |
| ClaudeとGemini | 同様に、30日を上限として保持されることがあるが、学習には使われない、と書かれている |
| 認証 | ISO/IEC 27001とISO/IEC 27017の認証を取得、と書かれている |
- 要約などで外部のAIを使いたくない場合は、ヘルプ「ChatGPTを活用した機能(要約など)のご利用を控えたい方へ」が、要約機能をオフにする方法(設定画面)を案内しています。この利用を完全に排除するオプションもある、とは書かれていますが、その申し込み方法は書かれていませんでした。
- 音声認識そのものの処理。 音声を文字にする処理を、どこの、どの仕組みで行うかは、読んだ範囲のヘルプには書かれていませんでした。上の表の「国内で保管」は、送ったデータの保管場所の説明です。処理の経路と同じかどうかは、公式の資料では確認できていません。「セキュリティ対策について」自体にも音声認識の処理場所の記載はなく、送信されたデータは日本国内のデータセンターで暗号化して保管される、と書かれています。同じ記事には、セキュリティホワイトペーパー(2.2版)へのリンクがあります。
- 保管の期間。 プランで違います。文字起こしプランは30日間(31日経過後に文字起こしデータと音声データが自動削除)、プロプランは現時点で自動削除なし(今後ストレージ制限を設ける可能性があり、変更時は1カ月以上前に告知)、と「個人向け新サブスクリプションプランでできること」に書かれています。なお、「Rimo Voiceで出来ること」には、テキストと音声・動画データの保存は法人向けの有料プラン利用中に限る、という趣旨の記述もあり、プロプランの説明と食い違って見えます。公式の料金ページ(rimo.app/about/voice/plans)は、文字起こしプランはデータ保管30日、法人プランはデータ保管無制限と書いています(プロプランの保管期間は、そのページには書かれていません)。「Rimo Voiceで出来ること」は2026年8月21日更新と表示されています。プロプランの保管について、どちらが現行かは確認できていません。
会議の録音に関する、公式の注意
ここで注意したいのは、会議の相手の同意です。読んだ範囲では、次のとおりでした。
- ヘルプ「Botを使って録画・リアルタイム文字起こしする」には、参加者への通知や同意の取得についての専用の説明は見つかりませんでした。
- ただし、Botが会議に入る時の動きは書かれています。Google Meetでは、入室しようとするBotに対して「承諾」をクリックする必要があります。Teamsで匿名の入室が禁止されている場合は、Botの専用のログインアドレスの入室を許可する必要があります。会議の管理者が録画を拒否すると「録画申請の拒否」として失敗します。
- 映像を残したくない場合は、「録音のみを行う」にチェックを入れる、と書かれています。
- Botは会議の中に「Rimo議事録Bot」という名前で参加します。ヘルプ「Botを一時ミュートする」(法人・チーム・プロプラン対象、2026年7月13日と表示)には、録音を一時停止すると、会議ツール上のBotの表示が「録音を一時停止中」に変わり、チャットにも停止中だと案内される、と書かれています。ただし、参加者個別への通知の記載は見つかりませんでした。
- モバイルアプリで録音を始める時に、「AIサービスへの同意」の画面が出ることがあります。これは利用者本人がAIサービスの利用に同意する画面で、会議の参加者の同意とは別のものに読めます。
- 利用規約のページ(rimo.app/policies/terms)は、取得した内容に本文が含まれておらず、録音の対象者や第三者に関する条項は読めていません(出典には載せていません)。
見立て(僕らの考えで、公式の記載ではありません):録音や文字起こしの前に、参加者に伝えて了解を取っておく運用が、安心だと思います。どう扱うべきかは、所属先の決まりや法律で変わります。判断に迷う時は専門家や所属先に相談してください。
最初に決めること:4つ
- どの入口で使うか。 録音済みならファイル、対面ならマイク、オンラインならBot。
- どのプランか。 必要な入口が使えるかを、04の表で確かめる。
- 要約など外部のAIを使う機能を使うか。 使わないなら、設定でオフにできる。
- 保管の期間をどう考えるか。 文字起こしプランは30日で消えるため、必要な結果は、ダウンロードして手元に残す(ダウンロード形式は04)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のヘルプと公式サイトを読んだ範囲です。
- 名称は、2026年10月1日に「Rimo Voice」から「Rimo」へ変わりました。ヘルプの多くは旧名のままで、画面の表示が今どちらなのかは確認できていません。
- 公式サイトとヘルプで、プラン名と通貨が一致していません。金額と条件は、契約前に公式のページで確かめてください。
- 20カ国語以上と60以上、フリープランの有無、保管期間の説明の食い違いは、読み切れていません。
- 録音の同意や、利用規約の解釈は、専門家や所属先に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Rimo(トップページ、Rimo LLC.、2026年10月1日のお知らせを含む、確認日 2026-10-23)
- Rimo:高精度AI議事録(rimo.app/about/voice、Rimo LLC.、確認日 2026-10-23)
- Rimo Voiceで出来ること(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- 推奨環境(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- 無料トライアルの始め方(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- アカウント登録方法・ご利用の流れ(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- 個人向け新サブスクリプションプランでできること(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- プランと利用料金(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- Rimo Voiceで議事録(文字起こし)を作成する3つの方法(ヘルプセンター「活用ナビ」、Rimo、確認日 2026-10-23)
- Botを使って録画・リアルタイム文字起こしする(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- モバイルアプリのインストールと使い方(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- セキュリティ対策について(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)
- ChatGPTを活用した機能(要約など)のご利用を控えたい方へ(ヘルプセンター、Rimo、確認日 2026-10-23)