3行でいうと
- 公式のドキュメントは、Replit の入口を Chat(質問や調べもの、計画)、Build(アプリやサイトを作って公開する)、Design(画面のデザイン)の3つに分け、ウェブ(replit.com)、デスクトップ(macOSとWindows)、モバイル(iOSとAndroid)で使える、と案内しています。
- 公式サイトの表示(2026年10月23日)は、Starter が $0(トップページの表示。料金ページ /pricing には Starter の欄が見つからなかった)、Core が月額 $20(年払いで月 $18 の表示)、Pro が月額 $100(年払いで月 $90 の表示)、Enterprise が Custom です。Starter でも、毎日の無料の利用枠と、公開できるアプリ1つが付く、と書かれています。
- Starter の公開アプリは、公式のドキュメントによると、30日たつとリンクが自動で止まります(再公開はできる、とも書かれています)。
- 公式のドキュメントは、入力した内容(プロンプトなど)が、Replit のモデルの改善に使われると書いています。やめる設定(Settings > Personalization)が書かれているのは Pro で、Enterprise は学習に使わない、と書かれています。Starter と Core については、読んだ範囲では書かれていません。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。メニュー名、設定名、プラン名、価格は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「公式の資料では確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。
先に結論
- このガイドの「Replit」は、Replit, Inc. の replit.com の製品です。 公式サイトのページ題は「AI App and Website Builder | Replit」で、トップページの下の方の節は「Replit is the AI platform that helps you turn your ideas into real outcomes.」と書いています。同じ名前の別の製品があるかどうかを、公式の資料と検索で調べましたが、見つかりませんでした(調べ方と結果は notes に残しました)。
- 公式のドキュメントは「Chat」「Build」「Design」の3本立てです。 以前の構成との違いは、読んだ範囲の公式資料では確認できていません。AIの作り手の名前は、いまも「Agent」(公式の表記は「Replit Agent」)です。
- 無料の Starter でできることには、はっきりした上限があります。 公式のドキュメントは、Starter は軽い作り方(Lite build)に限られ、公開できるアプリは1つで、30日で止まると書いています。くわしくは04で扱います。
- 最初に決めるのは4つです。 ①どこで使うか(ウェブ、デスクトップ、モバイル)、②どのプランで入るか、③作ったものをどう公開するか(公開しない、公開する)、④入力する内容に、他人の個人情報や秘密の鍵を入れないこと、です。
前提:用語をそろえる
- Replit:ブラウザで開発でき、AIでアプリを作れるツールの名前です。公式のドキュメントの冒頭は「Learn how Replit turns ideas, everyday work, and intelligence into useful outcomes.」と書いています。
- Agent(Replit Agent):公式のドキュメントは、普通の言葉の指示から、プロジェクトを用意し、アプリを作り、自分で確かめ、直すAIの作り手、と説明しています(くわしくは02)。
- Chat / Build / Design:公式のドキュメントの3つの入口です。Chat は質問や調べもの、計画。Build はアプリやサイトを作って公開すること。Design は画面の見た目を作ること、と書かれています。
- Workspace(ワークスペース):公式の資料では、チャットや資料、アプリがまとまる作業の場所を指します。
- Project Editor(プロジェクトエディタ):Build で使う、ファイルやツールがそろった編集画面です。
- クレジット:Core や Pro に含まれる、毎月の利用の枠です。Agent の作業、公開、データベースなどの費用に自動で当てられる、と公式は書いています(くわしくは04)。
- Free Mode:公式のドキュメントでは、プランの枠の範囲で、追加の費用なしに質問や作業ができるモードです。
たとえ話:屋台の貸し厨房
Replit を「貸し厨房つきの屋台」にたとえると、Chat は献立の相談、Build は厨房で料理して店を開くこと、Design は看板づくりです。Agent は、注文を聞いて料理を作る料理人にあたります。Starter は、毎日少しだけ厨房を無料で使えて、店は1つだけ、しかも30日で閉まる、というイメージです。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どこで使えるか
公式のドキュメントのトップページは、次のように案内しています(確認日2026-10-23)。
| 入口 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| ウェブ | replit.com をブラウザで開く |
| デスクトップ | macOS と Windows 向けのアプリ。入手先は replit.com/desktop |
| モバイル | iOS と Android 向けのアプリ。入手先は replit.com/mobile |
| ほかのAIの中から | トップページには書かれていない。個別のページ(Replit in ChatGPT、Claude、Slack)に、それぞれから Replit を使う案内がある(くわしくは03) |
デスクトップ版とモバイル版の動作条件、保存場所の違いは、読んだ範囲では確認できていません。モバイルでアプリを買って契約した場合、請求はAppleまたはGoogleが扱い、支払いの管理はウェブの「Settings」の「Billing」で行う、と公式のヘルプに書かれています。
アカウントとサインイン
公式のドキュメントには、Replit のアカウントが必要だ、と書かれています(「Build your first app」のページ)。使えるサインインの方法の一覧は、読んだ範囲では見つかりませんでした。プライバシーポリシーには、Google などの外部アカウントでサインインすると、名前、メール、プロフィール写真が加わることがある、と書かれています。
無料でどこまでか
公式の資料に書かれている Starter の内容は次のとおりです(確認日2026-10-23)。
| 項目 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| 料金 | トップページ(replit.com)に Starter $0。毎日の無料の利用枠、組み込みのデータベース、公開できるライブのプロジェクト1つ、同時に動かせるバックグラウンド作業1つ。クレジットカードなしで登録でき、最初のプロンプトは無料でクレジットを使わない、とも書かれている。料金ページ(/pricing)には Starter の欄が見つからなかった |
| Agent | 毎日のクレジットが、月ごとの上限まで付く。公式のドキュメントに金額や回数は書かれていない |
| Free Mode | Starter、Core、Pro で使える。Starter の上限は、読んだ範囲では書かれていない |
| 作り方 | 軽い作り方の「Lite build」まで。フル機能の「Full build」は Core か Pro が必要 |
| 公開 | 無料で公開できるアプリは1つ。公開したリンクは30日後に自動で止まる |
| バッジ | 公開したアプリに「Made with Replit」のバッジが付く。外すには Core が必要 |
| 使えない機能 | Plan Mode、Google や Stripe などの外部サービスとの接続(Connectors)、Replit AI Integrations、Web と Mobile 以外の種類の成果物(スライドなど) |
読むときに気をつけたい点が3つあります。
- 毎日の無料枠の大きさ(回数や金額)は、公式のドキュメントのどこにも書かれていませんでした。使える量は、「Settings > Usage」で確かめられる、と書かれています。
- 「無料の期間つきお試し」はありません。公式のヘルプは、有料プランの期限つきの無料お試しはなく、Starter に期限はない、と書いています。
- Core と Pro の Free Mode の枠は、5時間ごとに回復し、週ごとの上限もある、と書かれています。
データはどこに保存されるか、どこへ送られるか
- 作ったものの置き場所。 開発中のアプリとデータベースは、Replit のクラウドの上にあります。置かれる地域(ワークスペースの地域)は、北米、ヨーロッパ(EU)、アジアから選べるのは Pro で、Starter と Core は近い地域に自動で決まり、作成後に変えられない、と公式のドキュメントに書かれています。
- 公開したアプリ。 公開すると、その時点のファイルと、アプリが使っている部品(依存関係)を写し取った「スナップショット」が、Replit のクラウドで動きます。公式のドキュメントは、ホスティングは米国の Google Cloud Platform 上で、Enterprise は営業に頼めばEUにできる、と書いています(公開の地域は別に設定する、とも書かれていて、2つの説明の関係は確認できていません)。
- AIへの送信。 プライバシーポリシーは、Agent を動かす提供元などに、データを渡すことがある、と書いています。つないだ外部サービスにも、コードなどが共有されることがある、と書かれています。
- モデルの改善。 公式のドキュメント「Model improvement」は、プロンプト、指示、文脈、生成された応答を、モデルやAI機能の改善に使うと書いています。Pro は Settings > Personalization の Model Improvement で止められ、Enterprise は学習に使わない、と書かれています。Starter と Core でも止められるかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。
-
プライバシーポリシーの更新日。 「Last updated: October 21, 2026」と表示されていました。方針の文言はこの先変わることがあります。
-
年齢。 プライバシーポリシーは、サービスは13歳未満の子どもに向けたものではなく、13歳未満の人が使っていると知った場合は、その人のデータを速やかに削除するよう合理的な手順をとる、と書いています。利用できる最低年齢そのものは、このポリシーには書かれていません(利用規約は読めていません)。
最初に決めること:4つ
- どこで使うか。 まずはウェブ(replit.com)が公式の入口です。デスクトップとモバイルは、慣れてから足せます。
- どのプランか。 無料の Starter で試せますが、上限があります。Core 以上で、公開できるアプリが増え、Plan Mode や外部サービスとの接続が使えます。どれを選ぶべきかは、僕らは断定しません。
- 公開するか。 公開は、作ったものを他の人に見せる行為です。公式の資料は、公開前に秘密の鍵や私的なデータを取り除くよう注意しています(「Publish your app」のページ)。
- 最初の作業。 公式の「Build your first app」は、約10分で、Free Mode のまま小さなウェブサイトを作る流れを示しています。ログインや支払いは後回しにする、と書かれています。
今日からできること
- replit.com でアカウントを作る(サインイン方法は画面の案内に従う)。
- 新しいチャットを始め、成果物として「Website」を選ぶ。
- モードの選択で「Free」を選ぶ。
- 作りたいものを1つだけ書いて送る(例:「ワークショップの一覧と申し込みのある小さなサイト」)。
- 「Preview」で動きを確かめる。最初は公開しない。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- 公式のドキュメントは頻繁に更新されています。ページの間で、数字や条件が食い違って見える所があります(たとえば、公開の基本料金や年払いの金額)。くわしくは04に書きました。最新の表示は、公式の料金ページとアカウントの請求画面で確かめてください。
- 金額は変わることがあります。ここに書いたのは2026年10月23日の表示で、米ドルです。料金ページには「Prices are subject to tax depending on your location」と書かれています。日本円の表示は、読んだ範囲では確認できていません。
- 公式の料金ページは、Agent は確率的に動くので、ときどき間違えることがある、と注意しています。
- データの扱いや規約の解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Replit(Replit、確認日 2026-10-23)
- Pricing(Replit、確認日 2026-10-23)
- Replit Docs(Replit、確認日 2026-10-23)
- Welcome to Replit(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Build your first app(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Starter Plan(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Replit Agent(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Free Mode(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Pricing and plans(Replit Help、確認日 2026-10-23)
- Billing and refunds(Replit Help、確認日 2026-10-23)
- Model improvement(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Workspace geography(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Publishing (Deployments)(Replit Docs、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Replit、最終更新 2026-10-21、確認日 2026-10-23)