3行でいうと
- APIは、
https://external.api.recraft.ai/v1にBearerトークンで送るREST形式です。残高は「API units」で、MCPやStudioの購読のクレジットとは別です。 - Claude Code向けには、公式がスキル「recraft-api」の作り方を載せています。AIにAPIを使うコードを書かせる方式で、MCP(07)とは別の道です。
- どのAIにも、
agents.mdのURLを渡せば、APIの全体を読ませられる、と公式が書いています。 - Figma、Framer、Chrome、Google Docs、Google Slidesの5つの拡張機能は、公式のドキュメントが入れ方を載せています。すべて、Recraftのアカウントのクレジットを使います。
- トークンの無効化や拡張機能の外し方は、読んだページに記載が見つかりませんでした。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
先に結論
- この記事(その2)は、MCP以外の連携です。 MCPは07(その1)にあります。
- APIは、請求が別です。 入口が違えば、減る残高が違います。MCPとStudioは購読のクレジット、APIはAPI units、拡張機能はアカウントのクレジットです。
- 外部モデル(OpenAI、Googleなど)は、Studioだけで、Recraft APIでは使えない、と公式が書いています(03)。
- AIが書いたコードを動かす前に、中身を読むのは、利用者の側の確認です。 トークンの扱い、保存先、送る内容を見ます。
- 外し方は、Recraft側のページに記載が見つかりませんでした。 取り消しは、各サービスの側の機能と、Recraftのアカウントの両方を、各公式で確かめてください。
前提:用語をそろえる
- API:ほかのプログラムから機能を呼び出す窓口です。
- API units:APIの前払い残高の単位です。公式の資料では「1ドル=1,000 API units」と書かれています。
- Bearerトークン:
Authorizationヘッダーに入れて送る、APIの合い言葉です。 - 環境変数:パソコンに名前つきで覚えさせておく値です。公式の例は
RECRAFT_API_TOKENから読みます。 - スキル(Claude Code):Claude Codeに手順書を覚えさせる仕組みです。置き場所はフォルダーです。
- agents.md:公式が公開する、APIの全体を1ページにまとめた文書です。AIに読ませる用です。
- OpenAI SDK:OpenAIが作った、プログラムからAIを呼ぶライブラリです。公式は、ベースURLを変えるとRecraftにも使える、と書いています。
連携7:API × 自分のコード(OpenAIのPython SDKも)
トークンを作る
05の手順4を参照してください。プロフィールのAPIページ(app.recraft.ai/profile/api)の「Generate」で作ります。API unitsの残高がプラスなのが条件です。
公式の最小の例
curl(公式の例の写し。値は環境変数から読みます):
curl https://external.api.recraft.ai/v1/images/generations \
-H "Authorization: Bearer $RECRAFT_API_TOKEN" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{"prompt": "two race cars on a track", "model": "recraftv4_1"}'
Python(公式の例。画像を保存する後半は、原文で確認してください):
import os
import requests
response = requests.post(
'https://external.api.recraft.ai/v1/images/generations',
headers={'Authorization': f"Bearer {os.environ['RECRAFT_API_TOKEN']}"},
json={'prompt': 'two race cars on a track', 'model': 'recraftv4_1'},
)
if not response.ok:
raise SystemExit(f'{response.status_code}: {response.text}')
image_url = response.json()['data'][0]['url']
with open('image.webp', 'wb') as f:
f.write(requests.get(image_url).content)
同期で動く、結果のURLは消える
- 公式の例は、1回のPOSTで結果のURLが返る形です。ジョブID、ポーリング、Webhook、クライアント側のタイムアウトについての記載は、読んだページに見つかりませんでした(公式で確認できていません)。
- 一度に最大6枚(
n)まで頼めます。 - 結果のURLは約24時間で消えます。残したい画像は、すぐダウンロードします。
エンドポイントと入力の渡し方
公式のエージェント向けの文書(agents.md)が挙げる一覧です。
| 種類 | エンドポイント |
|---|---|
| 生成 | POST /v1/images/generations(出力の種類を固定する /raster、/vector もある)、POST /v1/styles(スタイルの作成) |
| 編集 | imageToImage、inpaint、outpaint、replaceBackground、generateBackground、eraseRegion、variateImage(いずれも POST /v1/images/ の下) |
| 加工 | vectorize、removeBackground、crispUpscale、creativeUpscale、enhance(model の欄の有無は、公式で確認できていません) |
| そのほか | POST /v1/prompts/enhance、GET /v1/users/me(残りのAPI units) |
入力の画像は、multipart/form-data(ファイルをそのまま)か、application/json(公開URLかdata URL)のどちらかで渡します。JSONの項目名は、image が image_url、mask が mask_url、files が image_urls、style_references が style_reference_urls に対応します。マスクは、白が変える部分のグレースケール、と書かれています。
結果の返し方は response_format で決まります。url(既定)、b64_json、multipart です。ラスターのファイル形式は image_format(webp が既定、png)。ベクターは常にSVGです。
上限とエラー
- 1人あたり、1分に画像100枚、1秒にリクエスト5件(agents.mdの記載)。
- 401は「request unauthorized」、404は「404 page not found」。本文は文字列のことがあり、JSONとは限りません。
Content-Typeを見てから読みます。 - 4xxは、同じリクエストを繰り返しても結果が同じなので、直してから送ります。5xxとタイムアウトは、1秒、2秒、4秒のように間隔を空けて再試行する、と例にあります。
モデルの指定(公式のagents.mdの表)
model は必ず明示する、と公式のAI向けの規則に書かれています。表の価格は、agents.mdを読んだ日(2026年10月25日)のものです。変わることがあります。
model の値 |
出力 | 1枚あたり(米ドル) |
|---|---|---|
recraftv4_1_flash |
ラスター1K | 0.007 |
recraftv4_1(既定) |
ラスター1K | 0.035 |
recraftv4_1_vector |
SVG | 0.08 |
recraftv4_1_pro |
ラスター2K | 0.21 |
recraftv4_1_pro_vector |
SVG | 0.30 |
recraftv4_styles |
ラスター1K | 0.035 |
recraftv4 |
ラスター1K | 0.04 |
recraftv3 |
ラスター1K | 0.04 |
recraftv2 |
ラスター1K | 0.022 |
ほかに、utility 系、styles 系のPro・ベクター、V4のPro、V3・V2のベクターがあります。全部は公式のページで確認してください。
OpenAIのPython SDKで呼ぶ(公式の例の冒頭部分の抜粋)
公式の例は import os も含み、続けて画像を作る呼び出しが載っています。全文は原文で確認してください。
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
base_url="https://external.api.recraft.ai/v1",
api_key=os.environ["RECRAFT_API_TOKEN"],
)
- Recraft独自の項目(
style_id、controls、image_formatなど)はextra_bodyに入れます。ライブラリが、知らない引数を拒むためです。 - スタイル、ベクター化、拡大、インペイントなど、OpenAIのAPIに無いエンドポイントは
client.postで呼びます。 - OpenAIのライブラリは
multipartの返りに対応しないので、urlかb64_jsonを使います。 - OpenAIの項目のうち、Recraftで意味を持たないものは、無視されるか違う意味になる、と書かれています。
- これはOpenAIが作ったライブラリです。Recraftの公式SDKとして紹介されているわけではありません(03)。
渡るデータと外し方
渡るのは、プロンプトと、入力の画像です。送り先は external.api.recraft.ai です。APIの入出力は学習に使わない、という公式の記載は03にあります。トークンを無効にする手順は、読んだページに記載が見つかりませんでした。
連携8:Claude Code向けのスキル「recraft-api」
公式の「Use with AI tools」の内容です。MCPとは別に、Claude Codeに「APIを使うコードを書かせる」方式です。
置く場所
~/.claude/skills/recraft-api/ というフォルダーを作り、その中に SKILL.md を置きます。frontmatter(冒頭の設定部分)で、スキル名を recraft-api とし、descriptionを書きます。公式の例のdescriptionは「Generate, edit, vectorize, and upscale images with the Recraft API.」で始まります。
公式が書く、スキルの中身(要約)
- コードを書く前、またはAPIを呼ぶ前に、
agents.mdの規則を取ってくる。 - トークンは、環境変数
RECRAFT_API_TOKENから読む。 - ベースURLは
https://external.api.recraft.ai/v1、認証はBearer。 modelは必ず明示する。既定はrecraftv4_1、SVGはrecraftv4_1_vector、速い下書きはrecraftv4_1_flash。- 残したい結果は、ダウンロードする(URLは約24時間で消えるため)。
スキルの全文は、公式のページで原文を見て写してください。この記事では、要約だけを載せます。
この記事の例(SKILL.mdの骨組み)
下は、上の要点に合わせてこの記事が組んだ骨組みで、公式の文面ではなく、動作は確かめていません。
---
name: recraft-api
description: Use when the user asks for images, logos, icons, SVGs, or code that calls the Recraft API.
---
1. Fetch https://www.recraft.ai/docs/api-reference/agents.md and follow its rules before writing code.
2. Read the token from the RECRAFT_API_TOKEN environment variable. Never hard-code it.
3. Always set `model` explicitly.
4. Download results that must be kept; image URLs expire after about 24 hours.
使い方
Claude Codeに、たとえば次のように頼みます(この記事の例)。
Recraft APIで、アイコンを6個作って ./icons/ に保存するPythonスクリプトを書いて。
渡るもの:スクリプトを動かしたとき、プロンプトがRecraftのAPIに送られます。Claude Codeが書いたコードを実行する前に、中身(トークンの扱い、保存先、送る内容)を読むのは、利用者の側の確認です。
外し方
スキルのフォルダーを消す、という書き方は公式にありません。Claude Codeの資料で確かめてください。
連携9:どのAIにもagents.mdを渡す
公式の「Use with AI tools」は、「1つのリンクで、どのエージェントにも」という使い方を載せています。
- AIアシスタントに、APIの全体を1ページにまとめた文書のURLを渡します。
https://www.recraft.ai/docs/api-reference/agents.mdです(公式は、20KB未満と書いています)。 - その上で、頼みたい作業を言います。公式の例は「アイコンを作って、手元に保存するスクリプト」です。
ほかの形:
| 形 | 公式の説明 |
|---|---|
各ページに .md を付ける |
例:V4.1、V4.1 Flash、V4 Stylesのモデルのページ、Vectorizeの道具のページ |
llms.txt |
全ページの索引と1行の説明 |
llms-full.txt |
全ページを1つにしたもの。大きいので、API用には agents.md を使う、と書かれている |
openapi.json |
コード生成用の機械可読なAPIの記述。文書より遅れることがある、という記述は、読んだページに見つかりませんでした |
| ページ上部のメニュー | 「Copy page」「View as Markdown」「Open in」(Claude、ChatGPT、Perplexity)、CursorとVS Codeの接続、「MCP」(文書を検索できるサーバーとして接続) |
文書を送る先(Claude、ChatGPT、Perplexity)の扱いは、各社の規約です。文書のMCPの接続先のURLや手順は、読んだページに書かれていません。
連携10:拡張機能(Figma、Framer、Chrome、Google Docs、Google Slides)
公式の「Recraft Plugins」のページの内容です。このページには、作り手の名前の明記が読めませんでした。公式のドキュメントが載せている、というところまで確かめられています。
共通の事項
- どれも、Recraftのアカウントでサインインします。つなぐと、クレジットと設定は共有されます。
- クレジットは同じ枠から引かれます。無料のアカウントは、限られた量です。生成、拡大、背景の除去ごとに、操作とモデルに応じたクレジットを使います。
- 使えるモデルは、V3(速く標準)、V4(最新のラスター)、V4 Vector Pro(編集できるSVG、アイコン、ロゴ)と書かれています。
- ベクターの生成と変換は、Google系の2つでは使えません。recraft.aiを使う、と書かれています。
- 新しい機能はrecraft.aiに先に出て、あとからプラグインに来る、と書かれています。
Figma
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 入手 | FigmaコミュニティのRecraftのプラグインのページで「Open in Figma」を押す |
| 開く | 任意のファイルで、Plugins → Recraft。初回はサインイン |
| 使い方 | プロンプトを入れる、モデルとスタイルを選ぶ、「Generate」、結果をキャンバスにドラッグ |
| できること | ラスター画像、編集できるSVGの生成、ベクター化、背景のワンクリック除去、拡大、テンプレートのライブラリ |
Framer
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 入手 | Framerのマーケットプレイスに「recraft」。インストールは不要 |
| 開く | Framerのプロジェクトで、ツールバーのPluginsのアイコン → 「Recraft」を検索 → 「Open Plugin」 → サインイン |
| できること | ラスター生成、編集できるSVGの生成、アップロードしたラスターのベクター化、背景の除去、拡大、テンプレート。ウェブサイトやランディングページ向けの用途を想定している、と書かれている |
Chrome拡張機能
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 入手 | Chromeウェブストアから追加。アイコンを固定して、任意のページで押し、サインイン |
| 動き | サイドパネルで開く。ページ上の画像を編集するか、自分の画像をアップロードして、背景の除去、ベクター化、拡大。生成した画像を、Google Docs、Google Slides、Gmailに入れられる |
| 条件 | Google ChromeかChromiumベースのブラウザー。FirefoxとSafariは未対応 |
Google Docs
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 入れ方 | Extensions → Add-ons → Get add-ons で「Recraft」を探し、Install → 権限を許可 → サインイン |
| 開く | 以後は Extensions → Recraft |
| できること | ラスター画像の生成と文書への挿入。既存の画像の背景除去と拡大。ベクターの生成は無い |
Google Slides
Google Docsと同じ手順を、Google Slidesの中で行います。画像はスライドに直接置かれます。背景の除去と拡大は、スライド上の画像に使えます。ベクターの生成は無い、と書かれています。
渡るデータと権限
- 拡張機能から送る内容の扱いは、Recraftの「Plugins」のページには書かれていませんでした。03で扱ったプライバシーポリシーは、「プラグインとMCPのデータ」に、開いているページとその画像が含まれることがある、と書いています。
- Google系のアドオンでは、インストール時に権限の許可を求められる、と公式が書いています。どの権限かは、読んだページに書かれていません。許可の画面で確かめてください。
外し方
どの拡張機能も、外し方の記載は、読んだページに見つかりませんでした。Figma、Framer、Chrome、Googleのアドオンは、それぞれのサービスの側の管理画面があるはずですが、その内容は読んでいません。
AI同士の組み合わせ:どれを選ぶかの見立て
ここは公式の記載ではなく、この記事の見立てです。評価ではなく、請求と入口の違いの整理です。
| やりたいこと | 公式が用意している入口 | 残高 |
|---|---|---|
| Claudeとの会話の中で画像を作りたい | MCP(Claudeのアプリ) | 購読のクレジット |
| ターミナルのAIに、画像を作ってファイルにしてほしい | MCP(Claude Code)、または、スキル+API | MCPは購読のクレジット、APIはAPI units |
| 自分のアプリに、画像生成を組み込みたい | API | API units |
| デザインツールの中で、すぐ使いたい | Figma/Framer/Chrome/Googleのアドオン | アカウントのクレジット |
| StudioでGPT ImageやNano Bananaも使いたい | Studioの外部モデル | クレジット(03、06) |
外部モデル(OpenAI、Googleなど)は、Studioだけで、Recraft APIでは使えない、と公式が書いています(03)。MCPについては、使えるとも使えないとも、公式のMCPのページに書かれていませんでした。MCPの model の項目が受け付けるのは、V2、V3、V4、V4.1の世代です。
気をつけること
- 手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。「この記事の例」「この記事の案」と書いたものは、公式の記載に合わせてこの記事で組んだもので、動作は確かめていません。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- 設定やコードの例は、公式ページを要約の形で取得した内容の写しです。使う前に、公式の原文と見比べてください。
- トークンの無効化、スキルの外し方、拡張機能の外し方、Google系アドオンの権限の中身は、読んだページに記載が見つかりませんでした。
- 拡張機能は、公式のドキュメントが載せていますが、作り手の明記は読めませんでした。送ったデータの扱いも、そのページには書かれていませんでした(03)。
- トークンは、人に見せません。ファイルやチャットに貼らないでください。公式のAI向けの規則も「Never hard-code it」と書いています。
- 「Developer Terms」(APIとMCPの規約。利用規約がそう書いています)の本文は、読んでいません。商用で使う前に、原文を読んでください。この記事は法律の助言ではありません。
- 価格や上限の数字は、2026年10月25日に公式ページで読んだものです。変わることがあります。
出典
- Quickstart(Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Recraft API for AI agents(agents.md、Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Use with AI tools(Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Clients and SDKs(Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Image inputs and results(Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Errors(Recraft API Docs、確認日 2026-10-25)
- Recraft Plugins(Recraft Docs、確認日 2026-10-25)
- Editing images with natural language(Recraft Docs、確認日 2026-10-25)
- Documentation index(Recraft Docs、確認日 2026-10-25)