3行でいうと
- 公式が運営する連携は、「Pika for ChatGPT」(ChatGPTのプラグイン)、「Pika MCP」、「Pika API」(API Club)の3つです。公式サイトのフッターにも並んでいます。
- GitHubの組織「Pika-Labs」に、MCPと「スキル」をまとめたリポジトリ(Pika-Plugins、Apache 2.0)があります。公式のブログが、インストールの手順として、そのリポジトリの名前を書いています。ただし、そのGitHubの組織をPikaの公式ページがURLつきで案内しているのは確認できておらず、READMEが自分で「official」と書いているだけです。そのため、上の3つとは分けて扱います。
- コミュニティ製・第三者製の連携は、読んだ範囲では見つかりませんでした。この記事では、第三者の資料を根拠にしないため、調べていません。
- Pikaの中で選べるモデルには、名前から他社のものと読めるものが多くあります。提供元が公式ページに明記されているのは、一部だけです(Seedance 2.5はByteDance、GPT Image 2.5はOpenAI、Veo 3.1はGoogle)。
- 公式ページ同士で、MCPのアドレスやアプリの数が食い違っています。どちらが正しいかは書かれていないので、食い違いのまま書きました。
この記事は、公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書きます。公式のヘルプセンターは、質問の見出しだけが読めて、答えが読めていません(たとえば、MCPのページにある「Does connecting start a generation?」の答えも読めていません)。
先に結論
- ChatGPTの中でPikaを使うには、公式のプラグインを入れて、Pikaのアカウントでサインインします。 公式ブログは、ChatGPTの中で「@Pika」と書いて始める、と説明しています。デスクトップとWebでの利用で、モバイルは書かれていませんでした。
- AIエージェントにつなぐには、公式がMCPのサーバーを案内しています。 公式のMCPのページは、サーバーのアドレスとして「https://mcp.pika.art/mcp」を書いています。一方、GitHubのリポジトリの説明は「https://mcp.pika.me/api/mcp」を書いています。
- プログラムから使うには、公式のAPI(dev.pika.art)があります。 料金のページは、月10ドルの会員制度「API Club」と、使った分だけ払う「Pay as you go」の2つを示しています(2026年10月25日に再確認)。会員が必須かどうかは、そのページには書かれておらず、Proなどアプリのプランが必要という記述も見つかりませんでした。一方、For Agentsのページとブログは、月10ドルの会員で会員向けの料金が使える、という趣旨で書いています(「unlocks member pricing」)。
- 「Pikaの中で他社のモデルも選べる」は、公式ページから読み取れます。 ただし、Pikaが自社で作ったモデル(名前が「Pika」で始まる)と、他社のモデルは、別々に書かれています。他社のモデルには、そのモデルの提供元の規約も関わる、と利用規約が書いています。
前提:用語をそろえる
- MCP(Model Context Protocol):AIエージェントが、外部のサービスの道具を使うための共通の約束です。ここでは、AIに「Pikaで動画を作って」と頼めるようにする接続のことです。
- プラグイン:ChatGPTに、外部サービスの機能を足す仕組みです。ChatGPT側の画面では「Plugins」の名前です。
- API:プログラムから、サービスの機能を呼び出す入り口です。
- スキル:AIエージェントに渡す、手順書のようなものです。ここでは、Pikaが配っている「ポッドキャスト動画を作る」などの手順の束です。
- 他社モデル(サードパーティのモデル):Pikaが作ったものではなく、ほかの会社が作ったモデルです。利用規約は「Third-Party Models」と書いています。
- トップアップ:追加で買うクレジットのパックです(04で扱います)。
公式が運営するもの
| 連携 | 公式の説明 | 読めた根拠 | 注意 |
|---|---|---|---|
| Pika for ChatGPT | ChatGPTのデスクトップとWebで、画像・動画・音をつくる。「@Pika」で始める。小さなパネルで設定でき、サイドパネルで、より本格的な作業画面(ブログの言い方は「a fully designed creative workspace in the side panel」)も開ける。公式は「40以上のアプリ」「100以上のモデル」と書いている | 公式ブログ(2026年10月16日付)。MCPのページに「Install ChatGPT Plugin」のリンク(chatgpt.com/plugins/pika)がある | 必要なPikaのプランは、読んだ範囲では書かれていなかった。リンク先のページは、取得した時点ではPikaの説明がなく、一般的なプラグイン一覧の文章だった |
| Pika MCP | 動画・画像・音声の道具を、1つの接続でAIエージェントに渡す。名前の挙がったクライアントは、ChatGPT、Claude、OpenClaw、Codex、Hermes、Claude Code、そして「Other」 | 公式のMCPのページ(pika.art/mcp) | サインイン方法は「Complete sign-in」としか書かれていない。生成のクレジットの量も書かれていなかった |
| Pika API(API Club) | 1つのAPIキーで、動画・画像・音声・音楽・声・文章(LLM)のモデルを呼ぶ。会員は月10ドル | 公式のAPIのページ(dev.pika.art)、料金のページ、ブログ(2026年8月5日付) | APIのリファレンスのページは、読んだ範囲では見つからなかった(llms.txtへのリンクがある) |
ChatGPTのプラグイン
- 公式ブログの手順は、プラグインを足す、Pikaのアカウントでサインイン(なければ作る)、チャットで「@Pika」と書く、の3つです。
- 使える形は、チャットの中の小さなパネル(in-line app panels)、サイドパネルの作業画面、自分のPikaのライブラリから素材を呼ぶこと、編集のタイムラインを開くことだと書かれています。
- 最初のプラグインの生成のあと、250クレジットのボーナスが付く、と書かれています。
- データについては、ChatGPTの中で作ったものは会話に出て、Pikaのライブラリにも保存される、と書かれています。また、プラグインは、ChatGPTの会話の文脈(企画書、参考資料、分析した内容など)を使って作れる、とも書かれています。つまり、ChatGPTの会話の内容が、Pikaに渡る場合があります。保存期間、第三者への提供、プラグイン専用のプライバシー設定は、そのページには書かれていませんでした。Pika全体のプライバシーポリシーへのリンクがあります。
Pika MCP
- 公式のページは、AIエージェントに貼る文章として、「Connect Pika to this agent using the MCP server at https://mcp.pika.art/mcp.」を案内しています。続けて、サインインを終えて、使えるアプリを一覧するよう頼む文章です。
- ページは、「57のアプリとモデル」を、動画・画像・音声・マーケティング・ECに分けて並べています。例の文章は、生成の前に価格を見せるよう頼む形です。
- 公式の料金ページは、追加で買ったクレジットは「Pika Create」と「MCP」で使えて、APIには使えない、と書いています。
- GitHubのREADME(Pika-Labs/Pika-Plugins)は、MCPのアドレスを「https://mcp.pika.me/api/mcp」と書き、Claude Codeでは「claude mcp add --transport http pika(アドレス)」、Codexでは「codex mcp add pika --url(アドレス)」と案内しています。サインインはOAuth、または開発者向けの鍵(環境変数MCP_AUTH_TOKEN)で、鍵をファイルに書かないよう注意しています。同じPikaのアカウントとクレジットを使う、とも書いています。
- アドレスが2つあるわけは、書かれていません。1つは公式のMCPのページ、もう1つはGitHubのREADMEの記載で、後者の運営元は確認できていません。接続するときは、公式のMCPのページの最新の案内を確かめてください。
- 公式ブログ(2026年5月28日付)は、MCP用の4つのスキル(ブランド作り、アプリストア用の画面、アプリの紹介動画、創業者の紹介動画)を紹介し、「Pika.me/MCP」からMCPとスキルを入れる、と書いています。ところが、pika.meは、取得したとき、Pika Agents(別の製品)のページに転送されました。そのページには、Claude.aiのコネクタからPikaを足す手順があり、生成は「Pika Agent Wallet」から引かれる、と書かれています。このMCPが、pika.art/mcpのMCPと同じものか、別のものかは、公式の資料では確認できていません。
Pika API(API Club)
| 項目 | 公式の表示(2026年10月24日に読んだ範囲) |
|---|---|
| 会員の料金 | 月10ドル(米ドル)。新しい会員は、最初の月に10ドル分のクレジットが付く。使った分は会員向けの料金で払う従量制。いつでも解約できる。料金のページは「Club」と「Pay as you go」の2つを示すが、会員が必須かは、そのページには書かれていない。For Agentsのページとブログは、会員は月10ドルで会員向けの料金が使える(「unlocks member pricing」)と書く。会員でない場合の料金は、読んだ範囲では書かれていない。Proなどアプリのプランへの言及は、確認できていない(2026年10月25日に再確認) |
| 手数料 | 表示の価格には5%のプラットフォーム手数料が含まれる |
| 価格の日付 | APIのページは「10.6.26」時点、2026年8月5日付のブログは「2026年8月4日」時点と書いている |
| 既定の上限 | 1分あたり60リクエスト、同時に10ジョブ(APIの料金ページに記載。「Default accounts」の数字で、使い方に応じて上限は自動で上がる、とも書かれている。APIのトップ、For Agents、ブログには、この数字は書かれていない。2026年10月25日に再確認) |
| モデル | モデル一覧のページは、全体で182件、23の提供元(Pika、ByteDance、Google、OpenAI、MiniMax、Kling(Kuaishou)、ElevenLabs、xAI、Anthropicなど)を表示している |
| Pika自身のモデルの例 | Pika 2.5は1秒あたり0.04ドルから、Pika SFXは1秒あたり0.0002ドル、Pika Speechは1分あたり0.01ドル |
| APIキー | 「Get API」からログイン画面へ。手順の説明は、読んだ範囲では書かれていなかった |
| エージェント向けの案内 | 「For Agents」のページが、Claude Code、Codex、Cursor、Lovable、Replit、ChatGPTなど(ボタンにはGrok Botもある。FAQの「at launch」の一覧にはGrok Botは無い)に貼る1つの導入用の文章を案内している。鍵は、チャットに貼らない・ブラウザのコードに入れない・公開しない、と書かれている |
| 企業向け | Enterprise(個別見積もり)。公式のページは、量に応じた割引、専用の枠、専任の支援を挙げている |
公式は、料金を他社と比べて「最大88%安い」とも書いています(ブログとAPIのトップ。APIの料金ページには「Up to 80% off」とあり、ページ同士で数字が違います)。これは公式の主張で、「すべてのモデルで最安とは限らない」という注記つきです。この記事では他社との比較は扱いません。
アプリの月額プランとAPI Clubの関係(クレジットが共通か)は、APIのページにも、ブログにも書かれていませんでした。トップアップのクレジットはAPIで使えない、という料金ページの記述だけが読めています。
公式が案内しているが、運営元をGitHub側で確かめていないもの
| 連携 | 公式の説明 | 読めた根拠 | 注意 |
|---|---|---|---|
| Pika-Plugins(GitHub) | Pika-Labsの組織のリポジトリ(公式ブログがこの名前を案内している。READMEは自分で「The official Pika Claude Code plugin」と書いているが、GitHubの組織が公式かどうかは、Pikaの公式ページ側にURLつきの案内が見つからず、確認できていない)。MCPの道具58個と、9つのスキル、Claude Code用のプラグインを含む。ライセンスはApache 2.0 | GitHubのREADME | READMEの中で、説明欄の数(3つのスキル、42の道具)と本文の数が合わない。本文のほうが新しいと読めるが、断定できない |
この表のものは、「公式が運営するもの」の表には入れていません。READMEの自己申告だけでは、運営元の確認にならないためです。
他社のモデルを選べるか
公式ページが示す名前と、提供元の書き方を、そのまま並べます。提供元が書かれていないものは「読んだ範囲では書かれていない」です。
| 公式の表示(モデル名) | 提供元の書き方 | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| Seedance 2.5 | 「Powered by ByteDance」と表示。一覧では、ByteDanceの最新の動画モデルと紹介している | Seedance 2.5のページ、アプリ一覧 |
| GPT Image 2.5 | 一覧では、OpenAIの画像モデルと紹介している | アプリ一覧 |
| Veo 3.1 | 一覧では、Googleの動画モデルと紹介している | アプリ一覧 |
| Seedance 2.0、Seedance 2.0 Mini | 名前のみ。提供元は、読んだ範囲では書かれていない | アプリ一覧 |
| MiniMax H3、MiniMax Music 3.0 | 名前のみ(名前にMiniMaxとある) | トップページ、アプリ一覧 |
| Wan 3.0、Gemini Omni 1.1 Flash、Grok Imagine、Nano Banana 2.1、Seedream 5、Ideogram 4.5、Eleven Multilingual v2 | 名前のみ。提供元は、読んだ範囲では書かれていない | トップページ、アプリ一覧 |
| Pika 2.5、Pikaframes、Pikadditions、Pika Music、Pika Speech、Pika SFX、Pika Soundtrack | 「Powered by Pika」(Pika 2.5のページ)。名前が「Pika」で始まる。APIのページは、Pikaの下に14件を並べている | Pika 2.5のページ、アプリ一覧、APIのモデル一覧 |
- つまり、Pikaの中では、Pika自身のモデルと、名前から他社のものと読めるモデルが、同じ一覧に並びます。新しいPikaのブログも、開発元を書いているのはPika自身のモデルだけで、ほかのモデルの提供元は書いていない、と読めました。
- 利用規約は、他社のモデルには、その提供元の「Model Terms」(モデルの規約)が別にあり、あなたを直接しばる、と書いています。その規約に違反すると、Pikaの規約にも違反する、とも書かれています。Pikaは他社モデルを追加したり外したりでき、使えることを保証しない、とあります。
- どのモデルのどんな規約が、Pikaの画面から使うときに適用されるかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- プライバシーポリシーは、APIのプラットフォーム上の第三者のAIモデルの提供元が、生成のために入力を受け取り、多くの場合、独立した管理者として扱われる、と書いています。アプリで他社のモデルを使うときに、同じ扱いになるのかは、読んだ範囲では書かれていませんでした。
- Pikaの規約は、地域が限られたモデルにVPNやプロキシで入ることを禁じています。
データはどこへ流れるか
公式に書かれていること、読めていないことを分けます。
| 連携 | 公式に書かれていること | 読めていないこと |
|---|---|---|
| Web・アプリ | 入力と出力は、Pika(Mellis, Inc.)が扱う。他社モデルの提供元に渡るかは、モデルや使い方による | 他社モデルへの送信の有無、保存先の国 |
| ChatGPTのプラグイン | ChatGPTの会話の文脈が、作るために使われる。作ったものは、会話とPikaのライブラリに残る | 保存期間、プラグイン専用のプライバシー設定 |
| MCP | 同じPikaのアカウントとクレジットを使う(READMEの説明) | AIエージェント側(ChatGPT、Claudeなど)に、何が送られるか |
| API | 第三者のAIモデルの提供元は、入力を受け取る(プライバシーポリシー) | モデルごとの提供元と、保存期間 |
プライバシーポリシーは、Pikaが米国の会社で、データが他の国で処理・保存されることがある、と書いています。学習への利用は、04で扱います。
書き出し形式
- 作ったものの書き出し(ダウンロード)の形式(ファイルの種類や画質)は、読んだ範囲では書かれていませんでした。ヘルプの「Where do my creations go?」の答えも、読めていません。
- Pika Soundtrackは、元の映像と長さをそのままにして、音を差し替えた1つのファイルを出します。
- Pika-Pluginsのスキルは、成果物として、アプリストア用のPNG(App Store Connectの大きさ)、ブランドのガイドラインのPDF、1080pのアプリの紹介動画などを挙げています。これはスキルが作るものの説明で、ダウンロードの形式の説明ではありません。
- アカウントを削除する場合、ヘルプの案内ページは、Pikaは素材を書き出せない、残したいものは先にダウンロードするよう書いています(04で扱います)。
コミュニティ製・第三者製の連携
- 読んだ公式ページには、コミュニティ製のPikaのMCPやプラグインを紹介する記述は、見つかりませんでした。
- この記事は、第三者の解説や、コミュニティが作った連携を根拠にしません。そのため、そうしたものが存在するかどうかは調べていません。「存在しない」とは言えません。
- 一般に、公式でない連携を使うと、Pikaのサインインの情報や、入力した画像・文章が、公式でない者に渡る可能性があります。使うなら、作った人が誰か、何を送るかを、自分で確かめてください(一般的な注意で、Pikaの公式の説明ではありません)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- MCPのアドレスが、公式のMCPのページとGitHubのREADMEで違います(後者の運営元は確認できていません)。接続の前に、公式のMCPのページで最新を確かめてください。
- Pika-Plugins(GitHub)は、READMEが「official」と自称していますが、Pikaの公式ページ側でGitHubの組織が公式だと確認できていません。使う前に、公式のMCPのページの案内と照らしてください。
- 公式の「アプリの数」は、ページごとに違います(25以上、40以上、57、モデルは100以上、182)。数え方が違う可能性があり、どれが最新かは書かれていません。
- Pika Agentsは別の製品で、別のアカウントとクレジット(トークン)だと、その紹介ページが書いています。混同しないよう注意が必要です。
- 規約は変わります。使う前に、公式で最新を読んでください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Pika MCP(Pika、確認日 2026-10-24)
- Pika Is Now Inside ChatGPT(Pika Blog、2026-10-16付、確認日 2026-10-24)
- Pika API(Pika、確認日 2026-10-25)
- Pika API Models(Pika、確認日 2026-10-24)
- Pika API Pricing(Pika、確認日 2026-10-25)
- Pika API For Agents(Pika、確認日 2026-10-25)
- Welcome to the Pika API Club(Pika Blog、2026-08-05付、確認日 2026-10-25)
- Get Your Product Out There(Pika Blog、2026-05-28付、確認日 2026-10-24)
- Pika-Labs/Pika-Plugins(GitHub、確認日 2026-10-24)
- Pika Agents(Pika、確認日 2026-10-24)
- Apps(Pika、確認日 2026-10-24)
- Seedance 2.5(Pika、確認日 2026-10-24)
- Pika 2.5(Pika、確認日 2026-10-24)
- Pika Soundtrack(Pika、確認日 2026-10-24)
- Pricing(Pika、確認日 2026-10-24)
- Terms of Service(Pika、Last modified 08/04/2026の表示、確認日 2026-10-24)
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