3行でいうと
- Notta の入口は、録音の4種類です。その場の会話、オンライン会議(Notta Botまたはボットなしのデスクトップ)、音声・動画のファイル、画面や他のタブの音声です。公式のヘルプ「Intro to transcription」が、この4つの場面を挙げています。
- 文字起こしの先に、AI Notes(要約)、翻訳、カスタム語彙、話者の識別、編集があります。さらに、記録をまたいで質問する Notta Brain があります。
- 翻訳は3種類あります。録ったあとに訳す、同じ場で同時に訳す(一方向)、二言語で同時に文字にして訳す(二言語)です。使える回数やプランが違います。
- 精度について、公式は「条件しだい」と説明しています。ヘルプは、整った会議で90%以上、くだけた会話で約50〜80%という目安を挙げています。公式サイトの別ページには「最大98.86%」という表示もあります。
- AI Notes は、文字起こしの結果をもとに作られます。ヘルプは、より正確な要約のために、作る前に文字起こしを見直して直すことを勧めています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書き、引用は短くとどめています。
先に結論
- まずは「録る→文字にする→要約する」の3ステップを一度やってみる。 公式のヘルプ「Generate AI Notes with templates」は、AI Notes を完成した文字起こしから作ると書いています。
- 自分の使う場面から入口を選ぶ。 対面なら「Instant Record」、オンライン会議ならBotかデスクトップ、手元の録音ならファイル取り込み、という分け方です。
- 翻訳は、目的で3種類から選ぶ。 公式のヘルプ「What are the differences between the various translation features?」が、使い分けを表で説明しています。
- 精度は、録り方で大きく変わる。 公式のヘルプは、マイクが話し手の口の近くで声を拾えないと、会議の種類を問わず精度がかなり下がる、と書いています。
- たまった記録に質問するなら Notta Brain。 ただし、質問1回ごとにAIクレジットを使います(04で扱います)。
前提:用語をそろえる
- Notta Bot:オンライン会議に参加者として入り、録音・文字起こしをするボットです。
- Notta Desktop:PCのアプリ。ボットを入れずに、端末で会議の音声を録ります。
- AI Notes:文字起こしから作る要約。テンプレート(要約の型)を選んで作ります。
- カスタム語彙(Custom vocabulary):固有名詞や専門用語を登録して、聞き取りを助ける機能です。ヘルプには「Add English Vocabulary」「Add Japanese Vocabulary」の記事があります(中身は今回読めていません)。
- 話者の識別(Speaker identification):誰が話したかを分けて記録する機能です。
- Notta Brain:チャットで、録音・フォルダ・PDFなどに質問できる機能です。
公式が挙げる主な機能
公式サイトの最初のページと、ヘルプの各カテゴリの題名から、機能を並べます。「確かさ」は、中身まで読めたか、題名・紹介だけかの区別です。
| 機能 | 公式の説明 | 確かさ |
|---|---|---|
| 対面の録音(Instant Record) | スマホやPCのマイクで、話しながら文字にする | 文字起こしの入口としてヘルプに書かれている。個別の記事は題名のみ |
| オンライン会議の文字起こし | Notta Botが Zoom、Google Meet、Microsoft Teams の会議に参加する。カレンダーの予定から自動で始めることもできる | ヘルプ「Intro to transcription」に書かれている |
| ボットなしの録音(Notta Desktop) | ほかの参加者から見えない。どの会議ソフトでも使える。システム音声の取得が必要 | ヘルプ「Notta Desktop vs. Notta Bot」に書かれている |
| ファイルの取り込み | MP3、WAV、MP4などの音声・動画を、PCやスマホからアップロードする | ヘルプ「Intro to transcription」に書かれている。一覧と大きさの上限は読めていない |
| 画面・タブの音声の録画 | YouTube動画やウェビナーのような、画面で流れる音声を文字にする。Chrome拡張などを使う | ヘルプ「Intro to transcription」に書かれている。別に、ヘルプ「Intro to workspace」のホーム画面には「Record screen (Beta)」(PC画面・Webカメラ・マイク音声をまとめて録る)があり、こちらにはベータの表示がある |
| 翻訳(3種類) | 録ったあとの翻訳、同じ言語の同時翻訳、二言語の同時文字起こし | ヘルプの比較の記事に書かれている |
| AI Notes(要約) | 完成した文字起こしから、テンプレートで要約を作る。要点や、やることの一覧に時刻が付く(音声が90分未満のとき) | ヘルプ「Generate AI Notes with templates」に書かれている |
| カスタムAIテンプレート | 自分用の要約の型を作る | 料金ページに回数、ヘルプ(プラン別機能)にPro以上と書かれている。作り方の記事は題名のみ |
| 文字起こしの編集、話者名の編集、再文字起こし | 文字を直す。話者の名前を直す。もう一度文字にする | ヘルプのData Processing の題名のみ |
| フォルダ、検索(Quick Find) | 録音を整理して探す | ヘルプの題名のみ |
| 共有(公開リンク) | リンクで、文字起こしやAI Notesを見せる | ヘルプ「Share records externally using public links」に書かれている |
| Notta Brain | 録音・フォルダ・PDFを @ で指定して質問する。ファイルを最大3つ(各32MBまで)添付できる。インターネットの検索も選べる | ヘルプ「Notta Brain Beginner's Guide」に書かれている |
| AI Sales Agent | 営業の記録の管理と、CRM(顧客管理)との連携 | ヘルプにセクションがあり、題名のみ。Businessプランの項目に載る |
| Notta Memo | 録音用のハードウェア | ヘルプのSmart Devicesカテゴリに記事がある。中身は今回読めていない |
場面で見る:公式が紹介する使い方
場面1:その場の会話を録る(打ち合わせ、取材、面談)
公式サイトの「In-Person Meeting AI Notetaker」のページは、会議室にスマホやノートPCを置いて録る使い方を中心に紹介し、利用の場面として、コンサルタント、営業、カスタマーサクセス、ポッドキャストやインタビュー、教育(講義のノート)、制作会社(クライアントとの会話を要約や報告に)を挙げています。機能として、リアルタイムの文字起こし、やることの自動抽出、話者の識別、AI要約が並びます。
- 公式のどこに書かれているか: www.notta.ai/en/in-person-notetaker、ヘルプ「Intro to transcription」。
- 僕らの見立て: 録音の前に、同席者へ録ることを伝えておくと安心です。録音の同意のルールは、国や職場で違います。
場面2:オンライン会議を残す
ヘルプは、Notta Bot が会議に参加して録る方法と、ボットなしのデスクトップで録る方法を、比べて説明しています。公式の整理は、次のとおりです。
- Botは、参加者の一覧に出て、参加に約10〜30秒かかる。ボットのAPIがある会議ソフトでのみ使える。
- デスクトップは、他の参加者から見えず、すぐ始められる。どの会議ソフトでも使えるが、システム音声の取得が必要(macOS 13以降、またはWindows 10以降)。
- macOS 11・12の場合や、デスクトップアプリを動かさずに録りたい場合は、Botが向く、と公式は書いています。
公式のどこに書かれているか: ヘルプ「Notta Desktop vs. Notta Bot — What's the Difference?」。
場面3:手元の録音ファイルやYouTubeを文字にする
ヘルプのAudio & Video Files の節に、「Import files from local storage」「Import files from Google Drive & Dropbox」「Import recordings from Voice Memos on iPhone」の記事があります。「Upload & transcribe YouTube videos」の記事もあります。いずれも今回は題名だけで、手順と上限(大きさ、形式)の中身は読めていません。取り込み1件が、プランごとの「ファイルの取り込み枠」を1つ使うことは、ヘルプ「Usage calculation rules for Notta features」に書かれています。
場面4:外国語の会議や講義を追う
ヘルプの比較の記事は、3種類の使い分けをこう説明しています。
| 機能 | 使う場面 | 対象のプラン | 回数 |
|---|---|---|---|
| 録ったあとに訳す(Generate Translations from Transcripts) | あとで訳せればよいとき | Pro、Business、Enterprise | 録音の長さぶんの文字起こし枠を使う |
| 同じ言語での同時翻訳(Monolingual Real-time Translation) | 講義などで、1つの外国語を同時に追う | すべてのプラン | 月2回まで無料。追加枠(アドオン)で増やす |
| 二言語の文字起こしと翻訳(Bilingual Transcription & Translation) | 両側が別の言語で話す会議 | すべてのプラン | 月4回まで無料。追加枠で増やす |
ヘルプは、3つ以上の言語に同時に訳すことや、1つの言語を2つの言語に同時に訳すことには、今は対応していないと書いています。対応言語は、ヘルプ「What languages does Notta support?」に次のように載っています(2026年10月23日に読みました)。
- 文字起こし(同じ言語):58言語(日本語を含む)。
- 録ったあとの翻訳:42言語。
- 同時翻訳(同じ言語):元の言語36、訳す先61。
- 二言語の文字起こしと翻訳:23言語。
AI Notes の対応言語は、この記事には載っていません。公式サイトの最初のページは、AIが作る内容の言語として、英語、日本語、中国語、スペイン語、ドイツ語「など」を挙げています。AI Notes の言語は、作るときに指定でき、既定の言語の変え方は別の記事(題名のみ)にあります。
場面5:要約して、会議のあとに配る
ヘルプ「Generate AI Notes with templates」の要点です。
- 文字起こしが完成してから作る。直してから作ることを勧めている。話者名が既定のままなら、名前を直すと出力に名前が入る。
- 要約には、内容が200文字以上必要。
- 新しい要約は、前のものの上に追加される(上書きされない)。別のテンプレートで作り直すと、また追加される。
- 章やアクションの時刻は、音声が90分未満のときだけ付く。
- テンプレートは、よく使うものが画面に出る。ほかはテンプレートライブラリにある。記事が例に挙げるのは「CHAMP」というテンプレートだけで、ほかの種類は載っていない。
- 1回の生成につき1回ぶんの枠を使う。再生成も数える。失敗は数えない。
僕らの見立て: 要約を配る前に、文字起こしの固有名詞と数字を人が見直すのが安全です。公式のヘルプも、元の文字起こしを確かめてから作ることを勧めています。
場面6:たまった記録に質問する(Notta Brain)
「Notta Brain Beginner's Guide」は、複数の会議を一度に見比べて、整理した知識にまとめる使い方を紹介しています。使い方として、複数の会議をすばやく振り返る、発表や報告書のたたき台を作る、新しいメンバーが過去の決定に追いつく、を挙げています。左上の9つの点のメニューから Notta Brain を開き、チャット欄で @ を押して、フォルダ・録音・PDFを指定します。答えは、文章はWord、画像はPNG、スライドの構成はPDFまたはPowerPointで書き出せます。画像の生成の記事(題名のみ)もあります。
質問1回は100クレジット、画像1枚は200クレジットというように、使うたびにクレジットが減ります(詳しくは04)。無料の月1,000クレジットなら、質問10回ぶんです。
精度について、公式は何と言っているか
- ヘルプ「What is the accuracy of transcription (voice recognition rate)?」は、精度は会議の内容、話し手、録音環境で決まり、単一の数字は出せないと書いています。目安として、議会や役員会のような整った会議は「90%以上」、くだけた会議や議論は約50〜80%としています。
- 公式サイトの対面向けのページには「最大98.86%の精度」という表示があります。公式サイトの最初のページには「98%+ Accuracy Guaranteed」という別の表示もあります。どちらも条件の説明は、読んだ範囲では見つかりませんでした。「最大」という言い方の、ベンダー側の数字として読むのが安全です(見立て)。
- マイクが話し手の近くにないと、精度がかなり落ちると、ヘルプは書いています。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式の資料を読んだ範囲です。
- ヘルプの記事の多くは、今回は題名までしか読めていません(カスタム語彙、再文字起こし、話者名の編集、フォルダ、取り込みの手順、AI Sales Agent、Notta Memoなど)。題名にある機能でも、使える条件は確認できていません。
- 機能ごとにプランの条件が違います。たとえば、録ったあとの翻訳は Pro 以上、Privacy Mode は Pro 以上、AI Sales Agent は Business 以上です(ヘルプの料金プラン別の機能表)。無料で試せる範囲は01、04を見てください。
- 「画面録画」と「LINEグループでの利用」には、公式が「ベータ(Beta)」と示している箇所があります。
- 精度は、録音の環境で大きく変わります。重要な会議の記録は、元の音声も残して見直せるようにしておくと安心です(見立て)。
出典
- AI Note Taker(Notta 公式サイト、確認日 2026-10-23)
- In-Person Meeting AI Notetaker(Notta 公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Intro to transcription(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Intro to workspace(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Transcription(Notta ヘルプのカテゴリ、確認日 2026-10-23)
- Data Operations(Notta ヘルプのカテゴリ、確認日 2026-10-23)
- Notta Desktop vs. Notta Bot — What's the Difference?(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- What are the differences between the various translation features?(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- What languages does Notta support?(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Generate AI Notes with templates(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Notta Brain Beginner's Guide(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Understand credits in Notta Brain(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Usage calculation rules for Notta features(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- What is the accuracy of transcription (voice recognition rate)?(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Share records externally using public links(Notta ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- What is included in each Notta plan?(Notta ヘルプ、2026年10月15日更新の表示、確認日 2026-10-23)
- Smart Devices(Notta ヘルプのカテゴリ、確認日 2026-10-23)
- Advanced Features(Notta ヘルプのカテゴリ、確認日 2026-10-23)