3行でいうと

  • ページは「ブロック」を積んで作ります。行の頭で「/」を打つとブロックの一覧が出る、と公式にあります。「/h1」「/bullet」のような短縮もあります。
  • データベースは、新しいページで「Table」を選ぶか、ページ内で「/database」と打って作ります。見方は「ビュー」で変え、ビューごとにフィルター、並べ替え、グループを付けます。
  • 共有は、ページ上部の「Share」から。権限は Full access、Can edit、Can comment、Can view の4段階で、データベースのページには Can edit content と Can create も出ます。
  • Notion AIは、公式ヘルプではBusinessとEnterpriseで使えるものとされ、FreeとPlusは「限られた数の無料の応答」と書かれています。開くには、画面右下の顔のアイコン、サイドバー、または shift + cmd/ctrl + J です。
  • この記事の指示文は、すべて「この記事の例」です。公式ガイドの例を使うときは、そう書き分けます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はNotionを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」で、「この記事の例」と書いた指示文や並べ方は、この記事で組んだ案です(動作は確かめていません)。画面は変わるので、手元の画面と照らしてください。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:台所の作業台

ページは、作業台です。まな板(ブロック)を並べて、料理(文書)を作ります。データベースは、同じ形の皿をずらっと並べた棚。AIは、台所に立つ助手で、頼んだものを作りますが、頼む範囲(どの棚、どの食材)を言わないと、目の前にあるものだけを使います。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

場面1:ページを書く

公式の「Writing & editing basics」の順です。

ブロックを足す(3つの方法)

  1. 「+」から。 新しい行にマウスを重ね、左の余白の「+」を押す。ブロックの種類の一覧が開く。
  2. 「/」から。 行の頭で「/」を打ち、続けてブロックの名前を入れる(例:/bullet、/heading)。見出しの短縮は /h1、/h2、/h3。よく使うもの、最近使ったものが一覧の上に出る、と書かれています。
  3. マークダウンの短縮から。 行の頭で次を打ち、スペースを押す。
打つもの できるもの
*、-、+ 箇条書き
[](スペースなし) チェックボックス(To-do)
1.、a.、i. 番号つきリスト
#、##、### 見出し1、2、3
> トグルリスト
" 引用
--- 区切り線

文字の途中では、**文字** で太字、*文字* で斜体、バッククォートで囲むとインラインのコード、~文字~ で取り消し線、と書かれています。

ブロックの種類(公式の分類)

ドラッグハンドルで動かす・変える

  1. 行やブロックにマウスを重ね、左の余白の「⋮⋮」を見つける。
  2. ドラッグすると、ブロックを動かせる。
  3. 押すと、操作メニューが開く。公式に書かれた項目は、Turn into(種類を変える。ページにもできる)、Color、Copy link to block、Duplicate、Move to、Delete、Comment、Suggest edits、Ask AI。ブロックを選ぶと、単語数と文字数も出る。

スマホでは

「/」とホバーのアイコンはなく、キーボードの上の編集ツールバーと「+」でブロックの種類を出す、と書かれています。

この記事の例:最初のページ

手順だけ。やってみる文は、この記事の例です。

  1. サイドバーの「Private」の横の「+」を押す。
  2. タイトルに「今週のメモ」と入れる。
  3. 本文の1行目で /h2 と打って「やること」と入れ、次の行で [] とスペースを打ち、「資料を読む」と入れる。
  4. 次の行で / と打ち、「Callout」を選ぶ。
  5. 期待される結果:見出し、チェックボックス、囲み枠が、1枚のページに積まれる。

場面2:サイドバーでページを整える

公式の「Navigate with the sidebar」の順です。

やりたいこと 公式に書かれた操作
個人用のページを作る 「Private」の横の「+」
チームのスペースに作る チームスペース名にマウスを重ね、「+」(出ないときは、チームスペースのオーナーがサイドバーの編集を止めている)
どこにでも作る タブの「📝」か、右上の新規作成のメニュー。置き場所は選べ、既定は「Private」
サブページ 既存のページにマウスを重ね、「+」
お気に入り ページ上部の「⭐」。外すときは、もう一度押すか、サイドバーで「•••」→「Remove from Favorites」
検索 サイドバーの「Search」か cmd/ctrl + K
通知を見る 右上の「Inbox」。メンション、コメント、更新、リマインダー、割り当てが届く

Inboxの上のアイコンから、「Mark all as read」「Archive all」「Archive read」ができ、1件ごとの「•••」から、通知の設定、既読、アーカイブができる、と書かれています。

場面3:データベースを作って使う

公式の「Intro to databases」と「Views, filters & sorts」の順です。

作る

  1. 新しいページを作り、「Get started with」の下の「Table」を選ぶ。または、既存のページで「/database」と打つ。
  2. 最初から作るか、既存のデータソースを探して選ぶ。
  3. 任意で、「Build with AI」を選ぶと、Notion AIがプロンプトからデータベースを作る。または、「Suggested」のテンプレートを選ぶ。
  4. 「New page」を押して、最初の項目を足す。
  5. プロパティを足す。
  6. ビューを足す。既定のビューは表(Table)。

公式の「Everything you can do with Notion AI」のガイドは、AIで作る手順を次のように書いています。新しいページを開き、「Database」を押し、「Build with AI」を選ぶ。必要なデータベースを説明する。提案されたプロパティとビューを確かめ、「Done」を押す。

この記事の例:「Build with AI」に入れる文

読んだ本の記録用のデータベースを作ってください。項目は、題名、著者、読み終えた日、評価(1から5)、メモです。

期待される結果:提案されたプロパティとビューが出ます。内容を見て、足りなければ直してから「Done」。(公式は、できあがる中身を保証していません。提案を確かめる手順になっています。)

プロパティ

公式の「Database properties」のページに挙がっている型は次のとおりです。Text、Number、Select、Status、Multi-Select、Date、Formula、Relation、Rollup、Person、File、Checkbox、URL、Email、Phone、Created time、Created by、Last edited time、Last edited by、Button、ID、Place。

足し方:最初のプロパティは「Add property」を押し、名前を入れて型を選ぶ。2つ目以降は、いちばん右のプロパティの横の「+」。表では、既存のプロパティを押して「Insert left」「Insert right」。型の変え方は、「Intro to databases」では、プロパティの行にマウスを重ね、「⋮⋮」から「Property type」。「Database properties」のページには、データベースの設定メニューの「Edit properties」から、プロパティの検索、作成、複製、削除ができる、と書かれています(2つのページで書き方が違うので、手元の画面で確かめてください)。

ビュー・フィルター・並べ替え・グループ

公式の「Views, filters & sorts」の順です。

  1. ビューを足す。 データベース名や既存のビューの横の「+」。小さい画面では、いまのビューの名前を押して「New view」。種類を選び、名前を付ける。
  2. ビューの種類。 Table、Board、Timeline、Calendar、List、Gallery、Chart(棒、折れ線、ドーナツ)。
  3. フィルター。 データベースの上の設定メニューを開き、「View settings」の下の「Filter」を選び、プロパティを選ぶ。「Save for everyone」を押すと、全員に適用。押さなければ自分だけ。
  4. 並べ替え。 同じく「Sort」。複数あれば「⋮⋮」で順番を変える。
  5. グループ。 同じく「Group」。外すには、「Group」から「Remove grouping」。

「Can edit content」の権限の人は、フィルターと並べ替えを変えられない、と「Intro to databases」に書かれています。

この記事の例:読書メモを動かす

  1. 3冊ぶんを「New page」で足す(題名と評価だけでよい)。
  2. 「+」でボードのビューを足し、「Group」を「評価」にする。
  3. 表に戻り、「Filter」で評価が4以上のものに絞る。「Save for everyone」は押さない(自分だけの見方)。
  4. 期待される結果:表では絞った行だけ、ボードでは評価ごとの列になる。

場面4:共有する

公式の「Sharing & permissions」の順です。

特定の人と共有

  1. ページ上部の「Share」を押す。
  2. ワークスペースのメンバーかグループを選ぶ。ゲストは、メールアドレスを入れて招待する。組織のドメインのメールだと、ゲストではなくメンバーとして追加される。
  3. 名前の横のドロップダウンで権限を選ぶ。
  4. 「Invite」を押す。

ページはその人の「Shared」に出ます。ゲストはNotionのアカウントが必要、と書かれています。

権限

権限 公式の説明
Full access 全部編集でき、誰とでも共有できる
Can edit 編集できるが、共有はできない
Can comment コメントだけ
Can view 読むだけ
Can edit content(データベースのページだけ) 項目は編集できるが、構造は変えられない
Can create(データベースのページだけ、BusinessとEnterprise) 新しい項目を足せるが、ほかの項目は見えない

Webに公開する

場面5:取り込む(インポート)

公式の「Import data into Notion」の順です。デスクトップとWebでできて、モバイルではまだできない、と書かれています。

入口は3つ:サイドバーの「Settings」→「Import」、ページで「/」を打ってインポートを探す、または右上「•••」→「More」→「Import」。

取り込むもの 公式の手順(要点)
CSV 「Settings」→「Import」→「CSV」(または /csv)。ファイルを上げ、新しいデータベースか既存かを選び、置き場所を選び、列とプロパティを対応づける。既存のデータベースには、データベースの「••」→「Merge with CSV」。行は足されるだけで、既存の行は更新されない。文字化けは、UTF-8で書き出し直す。1行目は見出し
Text & Markdown 「Import」→「Text & Markdown」。.md、.txt を上げる。フォルダ構造を保つなら、ZIPにして「ZIP」のインポート
Google Docs 「Import」→「Google Docs」、または /Google Docs、またはGoogle Docのリンクをはって「Import from Google Drive」。「Connect Google account」でサインインし、文書を選んで「Select」。1度に1文書。コメントや提案、色は引き継がれない
Evernote 「Import」→「Third party imports」→「Evernote」。サインイン、許可、ノートブックの選択、置き場所の選択。5,000ノートくらいまでが安定、とある
Word、PDF、Trello 「Import」から「Word」「PDF」、「Third party imports」→「Trello」。PDFは整え直しが要ることが多い、と書かれています

ファイルの大きさの上限は、公式の記載では、Freeが5MB、有料が50MB(Markdownと Google Docs)です。

場面6:ウェブページを保存する(Web Clipper)

導入は05。使い方は、検索バーの横のNotionのアイコン→保存先を選ぶ→「Save page」→「Open in Notion」。データベースに保存すると、URLのプロパティが自動で付きます。スマホは共有シートのNotionから保存します。

場面7:Notion AIに頼む

公式の「Notion AI」の説明、「Notion Agent」のヘルプ、ガイドの順です。

使える範囲

公式のNotion AIの説明では、Notion AIはBusinessとEnterpriseのプランで使え、FreeとPlusは「限られた数の無料の応答」とされています。計算を多くつかうモデルはNotion creditsを使い、ワークスペースのオーナーか管理者が有効にするまでオフ、とも書かれています。数字は読んでいません。画面の表示を確かめてください。

開く

入口 公式の記載
顔のアイコン 画面の右下(Notion Agentのヘルプは「Notionの下の方」、ガイドは「右下」と書く)
サイドバー 「Notion AI」のタブ。または「Search」を押して全画面で開く(別のガイドの記載)
キーボード shift + cmd/ctrl + J。Notion AIの説明は「Notionの外でも」、別のガイドは「デスクトップアプリが要る」と書く。設定は「Settings」→「Preferences」
ページ内 テキストを選ぶか、ページでスペースキーを押す
iOS Siri、Spotlight、ショートカットのアプリ、iPhone 15 Proのアクションボタン

質問する(チャット)

  1. 顔のアイコンを押し、チャットを開く。
  2. 質問を入れる。公式のガイド「Everything you can do with Notion AI」は、Notion AIはワークスペースと一般の知識を使って探し、つないだアプリの情報も探せる、と書いています(「見つからなければ一般の知識で答える」という順序は、読んだ範囲では書かれていません)。
  3. 過去のチャットは、サイドバーの「Notion AI」にマウスを重ねて「🕘」、または、チャットの「•••」→「View History」。

範囲を決める

この記事の例(日本語の指示文)

場面 入れる文の例(この記事の例)
ページの要約 「このページを、3行で要約してください。」
別のページを基準に書く 「@議事録のテンプレートを基準に、今日の打ち合わせの議事録の下書きを作って。」
探す 「先月の企画の決定事項を、出典のページを付けて教えて。」

期待される結果:返事に、使ったページへの出典が付くことがある、と公式は書いています(Enterprise Searchでは「always cites」)。

公式ガイドの例(英語。短いものだけ)

公式の「Get started with your Notion Agent」に、次の例があります(公式ページの文を写したもの)。

公式は、プロンプトが具体的なほど結果が良く、変更は追加で頼んで直せる、削除の前には確認する、と書いています。

Notion Agentにできること、できないこと(公式のヘルプ)

できること:複数の手順の仕事(複数の情報から、ページやデータベースを作る)、ワークスペースとつないだアプリについての質問(出典つき)、ページ、データベース、ビュー、プロパティ(リレーを含む)の作成と編集、PDFやCSVなどの読み取りとXLSXなどの出力、Inboxの整理、数式の作成と評価。

できないこと:PDF以外の埋め込み(動画の文字起こしなど)の内容の利用、オートメーション、テンプレート、ページのレイアウト、数式以外の高度なプロパティ(ロールアップやボタンなど)の作成、コメントの作成と編集、ページの共有と権限の変更、AI Meeting Notesの開始、リマインダーの作成、ワークスペースの設定の変更。モバイルでは、予定の作成や取り消し、新しいMCPサーバーの接続もできない。

自分用に整える(名前と指示ページ)

  1. 顔のアイコンを押してチャットを開き、もう一度顔のアイコンを押す。(ガイドは、顔にマウスを重ねて「Personalize」が出るまで待つ、と書く。)
  2. 名前とアクセサリーを選ぶ。
  3. 「Add instructions」を押し、既存のページ、テンプレート、「Create your own」から選ぶ。
  4. 「Create your own」を選ぶと、自分だけの「My Notion AI」というページができる。口調、役割のメモ、先に見てほしいページなどを書く。

指示ページを他の人が編集できると、その人の変更が自分のAgentに効く、と公式は注意しています。見本を人に見せるときは、複製を共有するよう書かれています。

ページの中でAIを使う

機能 公式の操作
文を直す、書く テキストを選ぶか、スペースキー。文法の修正、口調の変更、アウトラインの作成など
AIブロック /AI Block でブロックを作り、「Generate」で中身を更新
ページの翻訳 「•••」→「More」→「Translate」。ガイドは、右下のNotion AIのアイコンから「translate」を選び、言語を選ぶ、とも書く(Agentに頼む言い方は、読んだ範囲では見つかりません)
データベース 「Autofill」でデータベースを埋める。数式も書ける(操作の手順は、読んだページには書かれていない)
画像の生成(beta) 10回/24時間、30回/30日の上限が書かれている
ファイルの作業 プロンプトに「use a computer」を入れると、CSV、XLSX、PDF、DOCX、PPTX、ZIPなどを扱える(ガイドの記載)

「Autofill」の個別のヘルプは取得できなかったため、この記事には手順を書いていません。

AIミーティングノート(beta)

公式の「Take AI Meeting Notes in Notion」の順です。

  1. 条件:BusinessかEnterprise(または、Notion AIを含む対象のモバイル契約)。デスクトップアプリ 4.7.0以上。Macは macOS 13以降。デスクトップでは、システム音声と画面収録の許可が要る。
  2. デスクトップアプリで、ページに /meet と打つ。ブラウザでは、デスクトップアプリを開くか入れるよう促される。Homeの「Upcoming events」のタイルからも始められる。
  3. 会議の前に、「Notes」に議題や背景を入れておくと、要約に反映される(任意)。
  4. 会議が始まったら、「Start transcribing」を押す。これは、全員が録音に同意したと確認したことになる、と書かれています。
  5. 終わりは「Stop」。要約は自動で作られ、少なくとも1分の音声が要る。再開は、ブロック上部のスライダーのアイコンから「Resume transcription」。

同意の取り方(テキストを会議のチャットにはる、🔈で音声を流す、口頭、ワークスペースのオーナーが自動の同意メッセージを強制する、など)が書かれています。音声が送られる先は、03に書いたとおりです。

スキル(Skills)

公式の「Create & manage skills」の順です。

  1. 「Library」→「Skills」タブ→「New skill」で、新しいページを埋める。
  2. または、既存のページの上の「•••」→「Use with AI」→「Use as a skill」。
  3. 共有されたスキルは、Libraryの「Discover」タブで「Enable for me」。
  4. 「Use automatically」のスイッチは、スキルのデータベースにあって説明(Description)があるスキルだけに効く(既定でオン)。

どのプランで使えるかは、このページには書かれていませんでした。

最初の1時間の順番(この記事の案)

公式がこの順番を決めているわけではありません。ここまでの場面を、時間のめやす付きで並べた案です。時間は、僕らの見立てです。

順 めやす やること 見る節
1 10分 ワークスペースに入り、Privateに最初のページを作る(見出し、チェックボックス、囲み枠) 05、場面1・2
2 15分 データベースを1つ作り、3件入れ、ボードのビューとフィルターを足す 場面3
3 10分 練習用のページを、自分の別のメールか、信頼できる1人に共有する(権限はCan view) 場面4
4 10分 手持ちのCSVかMarkdownを1つ取り込む 場面5
5 10分 Notion AIを開き、開いたページを3行で要約させる。使える範囲は画面で確かめる 場面7
6 5分 気になったものを、お気に入り(⭐)に入れる 場面2

気をつけること

出典