3行でいうと
- 消したページは、既定ではごみ箱に30日間残ります。ページ履歴の日数はプランで違い、料金ページではFreeが7日、Plusが30日、Businessが90日、Enterpriseが無制限です。
- Notionは、ページの内容を1分ごとにバックアップしていると書いていますが、自分でも「保管のために」エクスポートできると案内しています。ワークスペース全体のエクスポートは、メールで届くリンク(7日で期限切れ)で受け取ります。
- 料金ページの表示は、Freeが$0、Plusが$10、Businessが$20(いずれも per member / month)、Enterpriseが「Custom pricing」です(2026年10月23日、米ドル表示)。
- 解約は、デスクトップまたはWebの Settings → Billing → Change plan から。モバイルでは、FAQが「プランの変更はデスクトップかWebだけ」という趣旨を書く一方、本文は、ほかにメンバーがいないFreeのワークスペースに限りモバイルでPlusに上げられると書いています。モバイルで契約した購読はApple App StoreやGoogle Playで管理され、複数人のワークスペースのアップグレードはデスクトップかWebで行う、と書かれています。アカウントの削除は取り消せない、と公式は書いています。
- AIについて、公式は、既定ではNotionもAI提供元も顧客データでモデルを学習しない、と書いています。AIの提供元がデータを保持する期間は、プランで違います。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はNotionを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や設定名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない箇所は「確認できていない」と書いています。
先に結論
- 安全に使う基本は3つ。 ①消す前にごみ箱と履歴の期間を知る、②自分でもときどき書き出す、③AIに読ませる範囲をアクセス権で決める。
- バックアップは「Notion任せ」と「自分の控え」の両方。 公式のヘルプ自身が、Notionのバックアップがあっても自分でエクスポートして保管できる、と書いています。
- 価格とプランは、買う直前に公式の料金ページで確かめる。 金額、払い方(月払い、年払い)、通貨、税は、ここに書いた以外のものが出ることがあります。
- やめる前に書き出す。 アカウントの削除は取り消せない、ワークスペースを抜けると内容にアクセスできなくなる、と公式のヘルプに書かれています。
前提:用語をそろえる
- ごみ箱(Trash):消したページが一時的に入る場所。サイドバーの下にあり、iOSとAndroidではサイドバー左上の「•••」メニューにあります。
- ページ履歴(page history):過去の版を見て、戻せる機能です。
- エクスポート(Export):ページやデータベース、ワークスペース全体を、ファイルとして書き出すことです。
- オーナーと管理者:ワークスペースの設定、請求、エクスポートの許可などを持つ人です。
- ZDR(zero data retention):AIの提供元が、依頼の処理のあとにデータを保持しないこと。公式のページでは、Enterpriseで多くのモデルが対象、と書かれています。
- Notion credits:Custom Agentsなどの実行に使う、ワークスペース共有の残高です。
たとえ話:賃貸の部屋の「退去」
Notionのワークスペースは、借りている部屋に近いです。大家さん(Notion)は、建物の合鍵や定期点検(バックアップ)を持っていますが、「退去するとき、荷物は自分で運び出す」のが基本です。ごみ箱は、玄関脇の「粗大ごみの仮置き場」で、一定期間は取り戻せます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
保存と同期
公式の資料から読み取れることは、次のとおりです(確認日2026-10-23)。
- クラウドに保存。 Web版はクラウド上にあり、内容は自動で同期される、と公式のデスクトップの説明に書かれています。公式のバックアップの記事は、ページの内容を1分ごとにサーバーで保管している、と書いています。
- オフライン。 公式の「Use pages offline」によると、デスクトップとモバイルのアプリだけで使えます。ダウンロードは端末ごとで、同期されません。データベースは、最初のビューの最初の50行が自動でダウンロードされ、ほかは手動です。文章の衝突は自動で解決されますが、選択のプロパティのような文章以外の衝突では、同時の編集のうち片方が失われることがある、と書かれています。
- 暗号化。 公式のセキュリティのページは、通信はTLS 1.2以上、保存時はAES-256と書いています。
- 保存先の地域。 指定できるのはEnterpriseだけです。
- 監査と認証。 公式のセキュリティのページは、SOC 2、ISO 27001、ISMAP、BSI C5などの監査と、報告書がTrust Centerにあると書いています。HIPAAのためのBAAはEnterpriseで利用できる、と書かれています。ホスティング事業者の名前は、そのページには書かれていませんでした。
消したとき:ごみ箱、ページ履歴、復元
公式の「Duplicate, delete & restore content」の要点です。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| ごみ箱の期間 | 既定では30日間ごみ箱に残る。そのあと完全に削除されたあとも、さらに30日は保持され、その後はオーナーを含む全員がアクセスできなくなる。Enterpriseのオーナーは設定を変えられる |
| 復元 | ごみ箱から復元できる。サイドバーの下の「Trash」を開き、検索や絞り込みでページを探して開き、復元する。ごみ箱の中のページは、復元するまで編集できない |
| 完全に削除 | ページごとに行う。ごみ箱を一度に空にする機能はない、と書かれている |
| データベースのプロパティ | Settings → Edit Properties → Deleted Properties から復元、または完全に削除できる。完全に削除すると戻せない |
| ページ履歴 | 編集中は10分ごと、最後の編集の2分後に版が記録される。Free 7日、Plus 30日、Business 90日、Enterprise 無制限。版全体を戻すことも、ブロックだけ取り出すこともできる。データベースを戻す場合の、中のページの内容の扱いは、今回の再確認では裏が取れていません |
| サポートでの復元 | 事故で消した場合、過去30日のスナップショットから、サポートへの連絡で復元できる場合がある |
なお、料金ページとヘルプで、履歴の日数の書き方が少し違います。ヘルプのFAQは、30日より古い版を戻すにはBusinessまたはEnterpriseが必要と書いており、料金ページの日数(Plusは30日、Businessは90日)と合っています。
プランの違いと価格の表示
公式の料金ページ(notion.com/pricing)の表示です。確認日2026-10-23、米ドルです。年払いの金額は、読んだ範囲では見つからず、下の金額が月払いか年払いかは判別できていません。
| プラン | 価格の表示 | ページ履歴 | 外部ゲスト | ファイルのアップロード |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 per member / month | 7日 | 10人 | 1ファイル5MBまで |
| Plus | $10 per member / month | 30日 | 無制限 | 無制限 |
| Business(Recommended) | $20 per member / month | 90日 | 無制限 | Plusと同じ |
| Enterprise | Custom pricing | 無制限 | 無制限 | Plusと同じ |
- 「Pay monthly」「Pay yearly」の切り替えがあり、「Save up to 20% with yearly」と書かれています。
- AIの欄:FreeとPlusは「Trial of Notion AI」(比較表のAI行は「Limited Trial」)。BusinessはNotion Agent、AI Meeting Notes、Enterprise Search(Beta)。Enterpriseはさらに、LLM提供元とのzero data retentionが加わります。
- Custom Agents:料金ページは「Free to try, then $10 per 1,000 monthly Notion credits」と書いています。製品ページのFAQには、BusinessとEnterpriseのメンバーに毎月、Standard 1,500とSelect 500のクレジットが含まれ(含まれる量は条件で変わりうる)、Custom Agentsの実行にはSelectのクレジットを使う、と書かれています。以前の取得で読んだ「2026年5月3日まで無料」という日付は、今回製品ページとCustom Agentsのヘルプを開き直した範囲では見つかりませんでした。「Free to try」の範囲は、公式の画面で確かめてください。
- 日本円の表示、税込みか税別かは、読んだ範囲では確認できていません。
Notion credits(公式の「Understand pricing for Custom Agents」)。 管理者が買う、ワークスペース共有の残高で、価格表は「$10 per 1,000 credits」です。Settings → Access & billing → Notion credits から買います。モバイルストア(Apple App Store、Google Play)経由では買えず、購読をnotion.comへ移す必要がある、と書かれています。使い切ると、ワークスペース持ちのCustom Agentsは、残高が戻るか追加されるまで止まります。管理者には80%と100%の時点で通知が出ます。1回の実行の目安として、Q&Aが約$0.03〜$0.11、日次のまとめが約$0.10〜$0.30などの表があり、「今後更新され、費用は下がる見込み」と書かれています。
トライアルと割引。
- 新しいチーム向けに、Businessプランの30日間のトライアルがあります(職場のドメイン、現在BusinessやEnterpriseでないこと、などの条件。教育や個人のドメインは対象外)。公式のヘルプは、FreeとPlusのNotion AIのトライアルについては説明していません。
- 教育プランは、WHEDに載っている大学・大学院の学生と教員が対象で、K-12は対象外です。個人向けは1ワークスペース1メンバー、ゲストは100人まで、ページ履歴は30日、と書かれています。毎年、学校のメールで確認が要り、確認できないとFreeに移ります。
- スタートアップ向けの案内(Notion for startups)は、題名だけ確認でき、内容は読んでいません。
解約、ダウングレード、返金
公式の「Change your plan」の要点です。
- アップグレード。 Settings → Upgrade plan(または Explore plans)から。すぐに有効になり、使わなかった期間の日割りの控除がつく、と書かれています。
- ダウングレードと解約。 デスクトップで Settings → Billing → Change plan。請求期間の終わりに反映されます。自動更新なので、解約するまで続きます。公式のFAQは、プランの変更はデスクトップかWebでのみ行える、という趣旨を書いています。一方、本文には、ほかにメンバーがいないFreeのワークスペースに限り、モバイルでPlusにアップグレードできると書かれています。モバイルで契約した購読はApple App StoreやGoogle Playで管理され、複数人のワークスペースの変更はデスクトップかWebで行います。
- 返金。 月払いは登録から3日以内、年払いは30日以内にダウングレードすれば、全額返金(日割りでない)と書かれています。間違って足したメンバーは、そのメンバーを外したうえで、請求書の日付から3日以内にサポートへ連絡すれば、日割りで返金される、と書かれています。
- 請求の単位。 有料プランはメンバー1人ごとの課金で、ゲストは無料。ワークスペースごとに請求されます。メンバーを途中で足すと、残りの期間に応じた日割りで請求されます。外してもクレジットは付かず、請求期間の終わりまでその席を別の人が使えます。年払いでも、メンバーの増減で月ごとの請求が出ることがある、と書かれています。
- 支払いの失敗。 失敗すると、1か月のあいだに最大8回まで再試行され、それでも失敗するとワークスペースは制限され、Freeに下げられる、と書かれています。
- ダウングレードで何が変わるか。 別の公式の記事(help/plan-downgrade)によると、BusinessからPlusに下げると、ページ履歴は90日から30日になります。ゲストは招待でき、ファイルとブロックの制限は変わりません。非公開のチームスペースは残りますが、新しくは作れません。PlusまたはBusinessからFreeに下げると、ページ履歴は7日、ゲストは10人まで(外部ドメインのゲストは下げてもワークスペースに残る)、1ファイル5MB以下、2人以上のワークスペースは1,000ブロックまでになります。どちらの場合もCustom Agentsは止まりますが消えず、編集はできず、見られるだけです。
AIとデータの扱い
公式の「Notion AI security & privacy practices」に書かれていることです。
- 既定では、NotionもAIの提供元も、顧客データでモデルを学習しない。契約でも禁止されている、と書かれています。
- 仕組みは、ページの索引とembeddingを作り、ベクトルデータベースに保存し、依頼のときに関連するページをLLMへ送る、というものです。どちらの段階も、既存の権限を守ります。
- 提供元の保持期間は、Enterpriseではモデルによって違います。多くはZDRで、一部は対象外のため既定でオフです(オーナーが選んだ場合だけ使える)。Free、Plus、Businessでは、提供元が30日以内保持して削除する、と書かれています。
- 消したページやワークスペースは30日以内なら復元でき、embeddingは消してから60日以内に消えます。
- 外部エージェント(Claude、Cursor)には、別の扱いが適用されます(03で扱いました)。
- 使っているLLM提供元の一覧は、ヘルプではなくSubprocessorのページにある、と書かれています。そのページは今回読んでいません。
やめるとき:書き出す、抜ける、消す
書き出す(エクスポート)。 公式の「Export your content」の要点です。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| ページとデータベース | デスクトップで「•••」→「More」→「Export」。形式を選ぶ。データベースは、いまのビューか既定のビューで、すべてのビューを一度には書き出せない |
| ワークスペース全体 | デスクトップかWebで Settings → Workspace → General →「Export all workspace content」。メールでダウンロードのリンクが届き、7日で期限切れ。大きいと最長30時間かかる |
| 形式 | PDF、HTML、Markdown & CSV。Markdown & CSVでは、データベースはCSVになり、コールアウトはHTMLで出る |
| サブページ | 「Include subpages」。PDFでの指定はBusinessとEnterprise |
| 書き出されないもの | アクセスできないページ(他人の非公開ページなど)。フォームのビュー。独自の絵文字はPDFに出ない |
| 制限 | 書き出したワークスペースを再アップロードして元に戻すことはできない。Windowsでは、パスが長いzipが開けないことがある |
| 無効化 | オーナーは Settings → Security の「Disable export」でエクスポートを止められる。ゲストは、ページのFull accessが要る |
ワークスペース全体のPDF書き出しは、バックアップの記事が2026年8月31日までに段階的に終了する、と書いています(その日付は確認日より前なので、すでに終わっている可能性があります)。エクスポートの記事も、ワークスペース全体の書き出しはHTML、Markdown、CSV(とアップロードしたファイル)と書き、PDFはページやデータベース単位の書き出しとして書いています。最新の状態は、手元の画面で確かめてください。
自動のバックアップ。 公式のバックアップの記事は、APIによる自動バックアップは、いまはない(今後、定期バックアップの連携ができるかもしれない)と書いています。Enterpriseの管理者向けの定期エクスポートAPIについては、今回読んだバックアップの記事では確認できていません。
取り込む(インポート)。 公式の「Import data into Notion」によると、デスクトップとWebでできます。Free は1ファイル5MB、有料は50MB(PDFは20MB)、ZIPは5GBまで。CSVの取り込みは、行を足すだけで、既存の行は更新しません。
ワークスペースを抜ける。 Settings → Workspace → General の「Danger zone」にある「Leave workspace」です。内容にアクセスできなくなるので、先に書き出しておくよう書かれています。
アカウントを消す。 Settings で自分の名前を選び、「Delete my account」からメールアドレスを入力して確定します。この操作は取り消せない、と公式は書いています。1人だけの個人のワークスペースと、自分が唯一の管理者である共有のワークスペースは消えます。30日以内なら復元できることがある、とも書かれています。請求や購読の扱いは、そのページには書かれていませんでした。
今日からできること
- 大事なワークスペースは、Settings → Workspace → General から「Export all workspace content」を試す(メールで届く)。
- 重要なページは、料金ページの履歴日数(自分のプラン)を確認し、必要ならPlus以上を検討する。
- AIに読ませたくないページは、アクセス権を分ける(Private、チームスペース)。
- 有料にするなら、払い方、通貨、税を料金ページで確かめる。
- やめるつもりなら、解約の前に書き出し、請求期間の終わりまでの利用を確認する。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はNotionを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の説明を写したものです。
- 公式のページ同士で、書き方が違うところ(Custom Agentsの無料期間)がありました。PDFのエクスポートも、ワークスペース全体と個別のページで扱いが違うので、最新の状態は画面で確かめてください。最新の状態は、画面と料金ページで確かめてください。
- 金額は変わりやすいものです。ここに書いたのは2026年10月23日の米ドル表示で、日本円と税の扱いは確認できていません。
- ダウングレードのとき、ページ履歴の日数、ゲスト、ファイルの大きさ、ブロック数、Custom Agentsがどう変わるかは、上に書いた公式の説明の範囲です。ページ本体がどうなるかは、読んだ範囲では書かれていません。
- 規約や契約、個人情報の解釈は、専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Notion Pricing Plans: Free, Plus, Business, & Enterprise(Notion、確認日 2026-10-23)
- Back up your data(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Export your content(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Import data into Notion(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Duplicate, delete & restore content(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Use Notion pages offline(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Change your plan(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Understand pricing for Custom Agents(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Paid plan trials(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Get the Education Plan for students & teachers(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Delete your account(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Create, join & leave Notion workspaces(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Security(Notion、確認日 2026-10-23)
- Notion AI security & privacy practices(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Meet your 24/7 AI team(Notion、確認日 2026-10-23)
- Notion for desktop(Notion Help Center、Notion、確認日 2026-10-23)
- Notion Help Center:Plans & billing カテゴリ(Notion、確認日 2026-10-23)