3行でいうと

  • 個人のアカウントの共有は、右上の「Share」から。公式のヘルプに書かれている公開の手順は、「Anyone with a link」にしてリンクを送る方法です。止めるときは、Notebook Accessを「Restricted」に戻します。
  • 書き出しは、メモのGoogleドキュメントへの書き出し、スライドのPDF・PPTX、フラッシュカードのCSV、インフォグラフィックのPNGなどが、公式のヘルプに書かれています。
  • プログラムから呼べる公式のAPIは、企業向け(Gemini Notebook Enterprise)のもので、バージョンは v1alpha です(Previewと書かれたページがあります)。個人向けの公開APIは、公式では確認できていません。公式の例に不備がある、と取得した要約に出ていたため、コマンドの全文は写していません。
  • ChatGPTやClaudeなど、他社のAIアプリにつなぐ公式の手順や、MCPの案内は、読んだ公式資料の中では見つかりませんでした。最後に、この記事の案として、書き出したファイルを手で渡す方法を書きます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGemini Notebook(旧 NotebookLM)を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。公式ページは要約の形で取得したため、コマンドや設定の全文は写さず、置き場所、住所の形、手順の順序だけを書き、全文は公式ページで確認する形にしています。画面の表記は、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

6 共有(個人のアカウント)

手順(公式の「Use public notebooks and featured notebooks」)

  1. ノートブックを開く(または作る)。
  2. 右上の Share を選ぶ。
  3. アクセスを Anyone with a link にする。
  4. リンクをコピーして送る(見る人にはGoogleアカウントが要る)。Copy link to chat view も選べる、と書かれています。

公開すると、Share の横に地球のアイコンが出ます。FAQには、鍵のアイコンは非公開、共有アイコンは特定の人と共有、地球のアイコンは公開、と書かれています。

公式が書いている役割と範囲

特定の人に個別に共有する手順(共有の画面で、人を追加し、役割を選ぶ操作)は、個人向けについては、この記事で読んだページには書かれていませんでした(公式ヘルプのこの記事では、公開リンクと、Restrictedの2つのアクセスが説明されているだけ)。

外し方

  1. 所有者か編集者として、公開中のノートブックを開く。
  2. 右上の Share を選ぶ。
  3. Notebook Accessを Restricted に戻す。

古いリンクで新しく来た人は見られなくなります。以前の訪問者の「共有されたノートブック」の画面からも消えます。ノートブックを削除するか、非公開にしても、公開リンクは使えなくなります。生成物を削除すると、その生成物の共有リンクは使えなくなります。

Workspaceの管理者側(公式の「Manage Gemini Notebook sharing settings」)

  1. 管理コンソールで Generative AI > Gemini Notebook に進む(Gemini Settings administratorの権限)。
  2. (任意)組織部門を選ぶ。継承の場合は Override。
  3. Sharing outside of [組織名] で、Off、Allowlisted domains(Edit でドメインを入力)、On のどれかを選ぶ。
  4. (任意)Public Sharing にチェックを入れる。外部共有が「全員」に設定されたときだけ。
  5. Save。最長24時間かかることがあるが、通常はもっと早い、と書かれています。

Allowlisted domainsでは、リストのドメインの個人アカウントと共有でき、Googleグループには対応しません。

7 作ったものを外に出す(書き出し)

出し方 手順(公式の記載)
メモ → Googleドキュメント Sourcesパネルでメモにカーソル→More→Export to Docs。新しいタブで開く。ドキュメント側の編集はメモに戻らない。共有の権限も引き継がれない
スライド → ファイル 3点メニュー→「Download PDF Document (.pdf)」か「Download PowerPoint (.pptx)」
インフォグラフィック → PNG 3点メニューから、またはビューアの Download
フラッシュカード → CSV Download
音声・動画 Download
マインドマップ マップのウィンドウの Download
レポート 公式のこのページでは、書き出しの記載を確認できていない

Play Booksの本をソースにしたノートブックは、出版社の制限で、ダウンロードできないことがあります。

8 企業向け:Gemini Notebook EnterpriseのAPI(v1alpha)

個人向け(無料と有料の個人アカウント)のGemini Notebookを、プログラムから呼ぶ公式のAPIは、この記事で読んだ範囲では見つかっていません。企業向け(Google Cloud)には、APIがあります。APIのバージョンは v1alpha です。ソースを足すAPIのページは「Preview」と書き、サポートが限られることがある、という趣旨です。Gemini Enterpriseの検索対象の連携のページは、Pre-GAの条件と書いています。概要のページは、製品全体をPreviewやPre-GAとは書いていません。そのほかのAPIのページの表記は、確認できていません。

前提(公式の「Set up Gemini Notebook Enterprise」ほか)

  1. IDの基盤を用意する(Cloud Identity、または、第三者のID基盤とWorkforce Identity Federationなど)。
  2. Google Cloudのプロジェクトを作る、または選ぶ。課金を有効にする。Discovery Engine API(discoveryengine.googleapis.com)を有効にする。
  3. IAMで、管理者に Cloud NotebookLM Admin、利用者に Cloud NotebookLM User のロールを付ける(コンソールの IAM → Grant access)。
  4. コンソールの「Gemini Notebook Enterprise」のページで、Identity settings を選び、コピーした Link を、利用者に配る。
  5. 利用者には、Gemini Notebook Enterpriseのライセンスも要る。

公式のページの表記には、旧名「NotebookLM Enterprise」が残っています。

呼び出しの共通の形

公式が挙げる操作の一覧

操作 公式の資料での位置づけ
ノートブックの作成、取得、最近見た一覧(最大500件)、削除(一括)、共有 「Create and manage notebooks (API)」。共有の役割は、PROJECT_ROLE_OWNER、PROJECT_ROLE_WRITER、PROJECT_ROLE_READER、PROJECT_ROLE_NOT_SHARED(アクセスを外す)。共有の前に、受け取る人にCloud NotebookLM Userのロールが要る
ソースの追加(一括)、ファイルのアップロード、取得、削除(一括) 「Add and manage data sources in a notebook (API)」
音声解説の作成と削除 「Create an audio overview of your notebook (API)」。1つのノートブックに、音声解説は1つだけ。作成は非同期で、応答は「進行中」で返る。完了を確かめる方法は、ページではAPIではなく、画面のStudioの Load と書かれている
ポッドキャストの生成 「Generate podcasts (API method)」。公式のページは、このAPIは非推奨(deprecated)で、新規の顧客は許可されていない、と書いている

ソースを足すAPIの要点(公式の「Add and manage data sources」)

取得した要約で崩れて見えた箇所(公式の不備かどうかは、確認できていません)

このため、この記事は、コマンドの全文を写していません。使う前に、公式の最新のページで、例を確かめてください。

渡るデータ・権限・外し方

項目 公式の記載
データの場所 利用者のGoogle Cloudのプロジェクトの中。米国かEUのマルチリージョン。他のGoogle Cloudのサービス(Cloud Storageなど)からは、アクセスできない
共有 同じプロジェクトの利用者に限る。公開はできない。個人向けのGemini NotebookやPlusのアカウントとは、共有できない
共有の画面 Share → メールアドレスを入れる → Viewer か Editor → Send。外すときは Revoke access → Send
削除 ノートブックを削除すると、そのデータが削除される。プロジェクトを削除すると、すべてのデータが削除される
セキュリティ機能 VPC Service Controls、顧客管理の暗号鍵(CMEK)、データ所在地の指定。Model Armor、機密データの保護、利用の監査ログのページもある
利用の上限(公式の記載、利用者あたり) ノートブック500個、1ノートブックに300ソース、ソース1つにつき500MBか50万語、1日に500クエリ、など(企業向けの概要ページ。確認日 2026-10-25)

うまくいかないときの確認点

9 Gemini Enterpriseの検索対象にする(Preview)

公式の「Connect Gemini Notebook Enterprise as a search source (Preview)」の内容です。

  1. Google Cloudのコンソールで Gemini Enterprise のページに進み、Data Stores のページを開く。
  2. Create Data Store を選ぶ。
  3. Select a data source で、Gemini Notebook を選ぶ。
  4. データがあるのと同じ場所(location)を選ぶ。
  5. データストアの名前を入れ、Create を選ぶ。
  6. このあと、Create a search app でアプリに結び付ける。

条件は、ノートブックが、Gemini Enterpriseのアプリと同じプロジェクト、同じ地域にあること。1つのアプリにつける、Gemini Notebook Enterpriseのデータストアは、1つだけです。検索できるのは、ノートブックのタイトルだけで、中身は、データストアに取り込まれません。利用者には、自分が作ったノートブックだけが見える、と書かれています。外す手順は、公式のこのページでは見つかっていません。

10 ChatGPT、Claudeなど、他社のAIとの組み合わせ

公式の資料で確認できたこと

この記事で読んだ公式資料(Gemini Notebookのヘルプ、Gemini Appsのヘルプ、Google Workspaceの公式ブログと管理者向けページ、Google Cloudの企業向け資料)には、ChatGPTやClaudeなどの他社のAIアプリにつなぐ手順、MCPサーバー、プラグイン、個人向けの公開APIの案内は、出てきませんでした。コネクテッドアプリ(5)についても、公式のヘルプは、選べるアプリの一覧を書いていません。第三者が作った連携は、この記事の根拠にしないため、扱っていません。使う場合は、作者、送り先、ログインの情報の扱い、規約を自分で確かめてください。

この記事の案:書き出して、手で渡す

ここからは、公式の手順ではなく、僕らが公式の機能(7の書き出し)を組み合わせて考えた案です。動作は確かめていません。

  1. Gemini Notebookで、答えをメモにして、Export to Docs でGoogleドキュメントにする。または、スライドを、PDFかPPTXでダウンロードする。
  2. そのファイルや文章を、自分の手で、別のAIアプリに貼る・アップロードする。
  3. 別のAIの答えを使う場合は、そのAIの利用規約とデータの扱いに従う。

この方法で、Gemini Notebookの外に出たデータは、Gemini Notebookの権限やデータの扱いの外になります。公式は、書き出したドキュメントには、共有の権限は引き継がれない、と書いています。仕事の資料は、組織の決まりを確認してください。

データの流れ

つなぎ方 流れ先(公式の記載)
Googleドライブ ファイルの内容がノートブックにコピーされる。元のファイルは変わらない。キャッシュには、組織のデータ所在地の設定が適用されない(Workspace管理者向けのページ)
Geminiアプリ(同期) 同じノートブックを両方で見る。Geminiのチャットは、Keep Activityに従う。ノートブックのデータは、Keep Activityを切っても消えない
@Gemini Notebook 詳しいデータの扱いの記載は、読んだ範囲では見つからなかった
AI Mode チャットは、広告・個人化・モデルの改善に使われうる。ソースと指示は使われない
共有(公開リンク) リンクを知っている人(Googleアカウントが要る)が、ノートブックを見られる
フィードバック(親指) 内容が集められ、アカウントとは切り離されて、人が確認することがある。最長3年保存。Geminiのチャットも、アクティビティがオフでも含まれる
Enterprise 利用者のGoogle Cloudのプロジェクト内(米国かEUのマルチリージョン)

外し方の一覧

つなぎ方 公式に書かれた外し方
Driveのソース ソースを使えなくする方法は、元のファイルを消す、アクセス権をなくす、のみ記載を確認。ノートブック側の削除の画面は、確認できていない
@Gemini Notebook Geminiアプリの Connected Apps の設定で、接続・切断(Settings > Connected Apps で、オン・オフ)
Gemini Notebook内のConnected apps ノートブックごと:Configure Chat で、オフ。アカウントからの取り消しは、記載が見つからない
Geminiとの同期 切る操作は、記載が見つからない。ノートブックの削除は、両方に同期
AI Mode AI Modeだけを切る操作は、記載が見つからない
公開リンク Share → Notebook Accessを Restricted に戻す。ノートブックの削除でも、使えなくなる
書き出したドキュメント Googleドキュメントとして独立している。ドキュメント側で管理する
Enterpriseの共有 Revoke access → Send。APIでは PROJECT_ROLE_NOT_SHARED
Enterpriseの検索対象 記載が見つからない

気をつけること

出典