3行でいうと

  • パソコンでは、ブラウザで notebook.google.com を開き、Googleアカウントでサインインするのが入口です。インストールは要りません。スマホは、公式のヘルプがAndroid向けにGoogle Playからの入れ方を書いています(Android 10以降)。iPhone・iPadの入れ方は、公式で確認できていません。
  • 最初のノートブックは「Create new notebook」→「Upload a source」の順で作ります。ソースの種類は、PDF、Googleドキュメント、WebのURL、YouTube、音声、画像、コピーした文章など、公式のヘルプに一覧があります。
  • ノートブックの画面は、Chat(チャット)とStudio(生成物)の2つのパネルが中心です。ソースの追加は左側の「Add sources」から行います。
  • 最初に触る設定として、公式のヘルプにあるのは、チャットの話し方の設定(Configure Chat)、絵文字の変更、ソースのラベル、利用量の確認(Settings→Usage)です。
  • 仕事や学校のアカウントでは、組織の管理者が使えるようにしている必要があります。入れない場合の確認点は、最後の表にまとめました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGemini Notebook(旧 NotebookLM)を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。ボタン名や画面の表記は公式ヘルプの英語表記を写しているので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない箇所は「公式で確認できていない」と書いています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:資料棚つきの作業机

ノートブックを、「1つの案件のための作業机」と考えます。机の左に資料棚(Sources)、真ん中に会話のメモ帳(Chat)、右に作品を並べる台(Studio)がある、という見方です。ノートブックごとに別の机で、机をまたいで資料を見ることはできません(公式の「independent」の説明に合わせたたとえです)。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

手順1:サインインの条件を確かめる

公式の「Learn about Gemini Notebook」にある条件を、手順の前に並べます。

項目 公式に書かれていること
アカウント 自分で管理する個人のGoogleアカウント、または仕事・学校のGoogleアカウント。仕事・学校のアカウントは、組織の管理者がオンにする必要がある。サインインが必要
年齢 同意年齢(またはその国で定められた年齢)以上。先にGoogleアカウントで年齢を確認する。18歳未満は、より厳しいコンテンツのルールが適用され、一部の機能は18歳以上に限られる。Workspace for Educationの利用者は全年齢で使える
国・地域 対応する国と地域の一覧がヘルプにある(日本を含む、とヘルプ本文に書かれている)
言語 80以上の言語に対応

手順は次のとおりです。

  1. 使いたいGoogleアカウントでサインインしているか確認する。複数のアカウントがある場合は、どのアカウントで入るかを先に決める(これは僕らの見立て。公式のヘルプの手順ではありません)。
  2. 年齢の確認がまだなら、Googleアカウント側で済ませる(公式が「先に年齢を確認する」と書いています。確認画面の場所は、読んだページでは確認できていません)。
  3. 仕事・学校のアカウントなら、管理者に、Gemini Notebookがオンになっているか確認する(管理者側の手順は、後の「管理者向け」の節)。

手順2:パソコン(ブラウザ)で入る

パソコン向けの導入作業(ダウンロードやインストール)は、公式のヘルプには出てきません。入口はブラウザです。

  1. ブラウザで notebook.google.com を開く。公式ヘルプの手順が、この住所を使っています。
  2. サインインを求められたら、使うGoogleアカウントでサインインする。
  3. ホームの画面が開く。ここから、新しいノートブックを作るか、既存のノートブックを開く。

公式の資料の中でも、旧名のNotebookLMと新名のGemini Notebookの表記、ヘルプの住所(support.google.com/notebooklm と support.google.com/gemininotebook)が混ざっています。01の記事のとおり、住所の正式な入口がどれかを説明したページは、読んだ範囲では見つけていません。この記事は、ヘルプの手順が使っている notebook.google.com を書いています。

手順3:スマホのアプリを入れる

公式の「Get started with the Gemini Notebook mobile app」の内容です。Androidについて書かれています。

Androidの場合

  1. ヘルプのページにあるPlay StoreのリンクからGoogle Playを開く。または、Google Playを開いて「Gemini Notebook」で検索する。
  2. 公式のGemini Notebookのアプリを選ぶ。
  3. 「Install」を押す。

条件は、Android 10以降(スマートフォンとタブレット)です。アプリは段階的に提供中で、国や言語によってはまだ使えないことがある、と書かれています。

iPhone・iPadの場合

「Learn about Gemini Notebook」のヘルプには、iPhone・iPad向けの項目があります。ただし、この記事で読んだ範囲では、対応するiOSのバージョンやインストールの手順は確認できていません。App Storeでの探し方などは、公式のヘルプの該当タブを直接確認してください。

スマホアプリでできないこと(公式の記載)

公式のヘルプは、スマホ版は次の点が限られると書いています。

手順4:最初のノートブックを作る(パソコン)

公式の「Create a notebook in Gemini Notebook」の手順です。

  1. notebook.google.com を開く。
  2. Create new notebook を選ぶ。
  3. ポップアップで Upload a source を選ぶ。
  4. アップロードしたいソースを選ぶ。または、新しいソースを探す(discover new sources)。
  5. ソースが入ると、画面に2つの主要なパネルが現れる。
  6. Chat:ソースから生成された要約が出る。質問や指示を入力する、または、提案された選択肢を選ぶ。
  7. Studio:ノート、音声解説などの生成物を作って見る場所。

ソースを入れたあと、ノートブックに自動で絵文字がつきます。変えたいときは、ノートブックを開き、チャットパネルの今の絵文字を選んで、新しい絵文字を検索します。

最初にソースを入れたとき、レポート、フラッシュカード、インフォグラフィック、スライド、音声解説、動画解説などが自動で作られることがあります。公式は、これらは一度だけ生成されるもので、利用量の上限には数えない、と書いています(出る・出ないは利用者による、という書き方です)。

なお、Geminiアプリからもノートブックを作れます(手順は07を参照)。

手順5:ソースを入れる(種類ごとの手順)

公式の「Add or discover new sources for your notebook」にある手順です。コンピューター(ブラウザ)での手順は次のとおりです。

  1. notebook.google.com を開く(または、Geminiの中のNotebooksを使う)。
  2. 自分がオーナーのノートブックを開く、または新しく作る。
  3. 左側の Add sources を選ぶ。
  4. 自分の資料を入れるか、検索ボックスに調べたい質問を入れて、Webページやワークスペースのファイルを探す。
  5. 入れたいソースを選んで、取り込む(import)。

ヘルプの「Create a notebook」には、ソースの追加は + Add で行い、外すときはSourcesパネルでそのソースの選択を外す(unselect)、という書き方もあります。ボタンの表記が、ページによって違います。手元の画面と照らしてください。

ソースの種類と、公式に書かれた条件

種類 公式に書かれていること
ドキュメント docx、txt、md、pdf、csv、pptx
Googleドキュメント 取り込める。複数タブは1つのソースにまとまる
Googleスライド 100枚まで
Googleスプレッドシート 10万トークンまで。複数タブは1つのソースにまとまる
画像 avif、bmp、gif、heic、heif、ico、jp2、jpe、jpeg、jpg、png、tif、tiff、webp。種類によっては、うまく使えないことがある
音声 mp3、wavなど。取り込み時に文字起こしされ、その文字起こしが新しいソースになる。話し声がないファイルは対象外
ePub 取り込める
Webのページ(URL) ページの文字だけ。画像、埋め込み動画、リンク先のページは入らない。有料の壁(paywall)のあるページは対象外。複数のURLは、スペースか改行で区切って一度に入れられる。URLのPDFは、PDFのソースとして扱われる
YouTube(URL) 公開された、字幕(アップロードされたものか自動生成)のある動画だけ。入るのは文字起こしだけ。アップロードから72時間以内の動画は使えないことがある。話し声のない動画は対象外
コピーした文章/Notes 取り込める
Play Books 対象になる電子書籍の文字の部分だけ
Gemini Chats Geminiでそのノートブックとやりとりしたチャット

大きさの上限は、1つのソースが50万語まで、またはアップロードしたファイルで200MBまでです。無料の利用者は、1つのノートブックに入れられるソースが50個までと、公式のヘルプに書かれています(確認日 2026-10-25。公式は数字が変わりうるとも書いています)。

YouTubeのソースがうまく入らないとき(公式の列挙)

公式のヘルプが、よくある原因として挙げているのは次のものです。無効なリンク、安全でない可能性があると判定された動画、字幕のファイルがない、対応していない言語。

Googleドライブのファイルを入れるとき

公式が書いている点だけを並べます。

Play Booksの本を入れるとき

  1. 本の購入に使っているアカウントと同じアカウントでサインインする。
  2. ノートブックを開く、または作る。
  3. Add sources を選び、Play Books を選ぶ。
  4. 対象になる本を選ぶ(灰色の本は、対象外)。
  5. Add to sources を選ぶ。

購入した本が一覧に出るまで、1分ほどかかることがあります。対象の本がない場合は Explore Google Play Books を選べる、と書かれています。

ソースを探す(Fast Research)

  1. Sourcesパネルの検索ボックスに、調べたい内容を入力する。
  2. Web か Drive を選ぶ。
  3. 結果を見る。View を選ぶと一覧が広がり、選択を変えられる。
  4. 入れたいソースを選んで、取り込む。

各結果には、タイトル、関連の短い説明、新しいウィンドウでページを開くリンクが付く、と書かれています。

ソースを探す(Deep Research)

  1. Sourcesパネルの検索ボックスに、調べたい質問を入力する。
  2. Web と Deep Research をオンにする。
  3. 検索を始める。数分かかることがあり、その間も他の作業を続けられる。
  4. すべての結果を取り込む。または View で確認する。一覧には、Deep Researchのレポートと、関連するソース(引用されたものも、されていないものも)が含まれる。
  5. 取り込むソースを選ぶ・外す。
  6. やめるときは Cancel を押すか、パネルを最小化する。取り込まなかった結果は破棄される。

Deep Researchは18歳以上だけが使えます。上限を超えると、結果の一部しか取り込まれないことがあります。

ソースのラベル

ソースが5個以上になると、Gemini Notebookが自動でラベルをつけて分類できる、と書かれています。ラベルの追加、名前の変更、削除、ソースの移動もできます。

手順6:最初の設定をする

公式のヘルプで確認できた設定を、場所ごとに並べます。どれも、最初に必ずやる決まりではありません。

6-1 チャットの話し方と長さ(Configure Chat)

公式の「Use chat in Gemini Notebook」の手順です。

  1. notebook.google.com で、ノートブックを開く(または新しく作る)。
  2. Chat パネルで Configure Chat を選ぶ。
  3. 会話のスタイルを選ぶ。
  4. Default:一般的な調べ物やアイデア出し向け。
  5. Learning Guide:学ぶ用途向け。
  6. Custom:好きなスタイルや役割。公式の例は「Respond like a PhD student」と、ロールプレイのゲーム進行役。
  7. 答えの長さを選ぶ。
  8. Save を選ぶ。

Configure Chatの画面は、別のヘルプ(Connected apps)では、連携するアプリのオン・オフにも使われます(07で扱います)。スマホアプリでは、チャットの設定は使えません。

6-2 絵文字を変える

手順4のとおり、チャットパネルの絵文字を選んで検索します。

6-3 使うソースを選ぶ

Sourcesパネルで、各ソースのチェックを外すと、そのソースをチャットと生成物に使わなくなります。ノート(メモ)は、公式のFAQでは、選んだときだけ使われる、と書かれています。ソースは、常に(全部または選んだ一部が)使われます。

6-4 利用量を確認する

公式の「Manage your Gemini Notebook usage limits」によると、次のとおりです。

  1. Gemini Notebookを開き、右上の Settings を選んで、Usage を選ぶ。
  2. チャットでは、下に、残りの利用量と、次にリセットされる時刻のメッセージが出る。
  3. Studioで生成するときは、下のバーに、その操作で使う見込みの量が出る。

上限に達したときは、Studioで生成物を選んで Generate later(Webのみ)を選ぶ方法と、Upgrade を選ぶ方法が、公式に書かれています。

リセットの書き方は、公式のページで違います。利用量の上限のページは「5時間ごとに更新され、週ごとの上限まで続く」と書き、プランのページは「毎日の枠は24時間後、毎月の枠は30日後」と書いています。どちらが何に当たるかは、読んだ範囲では確認できていません。併記します。

6-5 18歳未満の場合の違い

公式のヘルプは、18歳未満はより厳しいコンテンツのルールになり、一部の機能は18歳以上に限られる、と書いています。Workspace管理者向けのページには、Education向けの18歳以上限定の機能として、Audio Overviewsのインタラクティブモード、Cinematic Video Overviews、Deep Research、Infographics、Slidesが挙がっています。

手順7:動作を確かめる

公式が示す「動いている状態」を、確かめる項目として並べます。

  1. ノートブックを開いて、Chatパネルに、ソースから生成された要約が出ているか見る。
  2. Sourcesパネルで、入れたソースが並んでいるか、チェックが入っているか見る。
  3. Chatに、ソースの内容についての質問を1つ入力する(質問の例は06の記事)。
  4. 答えに、引用が付いているか見る。公式は、引用にカーソルを合わせると、引用された文章が見え、選ぶと元の文章の位置に移動する、と書いています。
  5. 答えが出ない場合は、下の「つまずきと確認点」を見る。公式は、答えは自分のソースの範囲に基づくので、ソースに書かれていないことには答えない、と書いています。

管理者向け:仕事・学校のアカウントで使えるようにする

公式の「Turn Gemini Notebook on or off for users」にある手順です。この記事の読者本人が管理者でない場合は、管理者に確認するための材料として読んでください。

  1. 事前に、利用者を組織部門(OU)またはアクセスグループに入れておく。
  2. 管理コンソールで Menu > Generative AI > Gemini Notebook に進む(Gemini Settings administratorの権限が要る)。
  3. Service status を選ぶ。
  4. 全員に設定するときは、On for everyone か Off for everyone を選び、Save。
  5. 組織部門ごとに設定するときは、左で部門を選び、Service statusを On か Off にする。継承されている場合は、Override で上書きできる。
  6. グループごとに設定するときは、アクセスグループを選んで、Save。

オンにできない場合は、地域の制限がかかっていることがある、とも書かれています。利用できる機能の範囲はWorkspaceのエディション(版)で決まる、と書かれていますが、版ごとの一覧は、この記事では読み切れていません。

つまずきと確認点

症状 公式の資料にある確認点
仕事・学校のメールで入れない 追加のGoogleサービスをオンにする。Workspaceの管理者が、Gemini Notebookのアプリを有効にする必要がある(FAQ)
そもそも入れない 年齢の確認が済んでいるか。自分の国が対応する国・地域か(FAQには、180以上の地域、という書き方があります。ヘルプの長い国の一覧は、全文を読めていません)
アプリが見つからない/使えない Android 10以降か。アプリは段階的な提供で、国や言語によってはまだ使えないことがある
ソースが入らない 50万語を超えていないか。200MBを超えていないか。PDFがコピー保護されていないか(FAQ)
YouTubeが入らない 公開動画か。字幕があるか。72時間以内の動画ではないか。リンクが正しいか
URLが入らない ページの文字だけが入る。有料の壁のあるページは対象外
Driveのソースが使えなくなった 元のファイルが削除された、またはアクセス権を失った可能性がある。使えなくなっても、上限の数には入る
質問に答えが出ない 安全の判定にかかった(暴力、性、わいせつなどの話題は、歴史の文脈でもかかることがある)。質問があいまい(ソースが多いときは、より具体的な質問にする)。答えがソースに書かれていない(FAQ)
削除したメモを戻したい 公式FAQは、今のところ復元する方法はない、と書いている
ノートブックを複製したい 公式FAQは、まだ対応していない、と書いている
同期がずれる(スマホ) 公式のモバイルのヘルプは、端末間の同期が遅れることがあり、アプリを終了して起動し直す、と書いている
公式に問い合わせたい FAQには問い合わせ用のメールアドレス(notebooklm-user-support@google.com)が書かれている。Workspaceの利用者は、Workspaceのサポートへ

気をつけること

出典