3行でいうと
- 2026年7月16日の公式ブログとWorkspace向けの公式ブログで、「NotebookLMはGemini Notebookに名前が変わった」と告知されています。別の製品になったのではなく、同じ単体の製品のままだ、と書かれています。新しいロゴについては、Workspace向けの公式ブログに、数週間かけて画面に出てくる、と書かれています。
- 使う入口は、ブラウザ(notebook.google.com)と、AndroidやiPhone・iPadのアプリです。Googleアカウントでのログインと、年齢の確認が要ります。
- 無料の「Standard」でも使えます。公式のプランの表では、ノートブックは1人100個まで、1つのノートブックのソースは50個までです。上限は変わりうる、とも書かれています。
- アップロードしたデータは、フィードバックを送らない限り、Googleの基盤モデルの直接の学習には使われない、と公式は説明しています。フィードバックを送ると、人の目で確認されることがあります。
- 呼び名や画面の表記は、公式の資料の中でも「NotebookLM」と「Gemini Notebook」が混ざっています。この記事は、読んだ範囲の表記を写しています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGemini Notebook(旧 NotebookLM)を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名、数字、URLは公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない箇所は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。
先に結論
- 名前。 公式の今の名前はGemini Notebookです。公式の資料には旧名のNotebookLMの表記も残っています。Workspace向けの公式ブログは、自動の転送で、既存の共有ノートブックとリンクは使い続けられる、と書いています。
- 入口。 公式のヘルプは、デスクトップのブラウザと、AndroidやiPhone・iPadのアプリを挙げています。公式は、フル機能はデスクトップ版で使うのがよい、という趣旨も書いています。
- 無料。 Gmailの個人アカウントで、無料の「Standard」から使えます。上限は、ノートブックの数、ソースの数、そして「使った量」の枠(利用量の上限)の3種類です。
- 最初に決めること。 どのGoogleアカウントで使うか(個人か、仕事・学校か)、どんな資料を入れてよいか、誰かと共有するか、の3つです。これは僕らの見立てです。
- データ。 個人のアカウントと、仕事・学校(Workspace)のアカウントで、データの扱いが違います。詳しくは04の記事で書きます。
前提:用語をそろえる
- ソース(source):ノートブックに入れる資料のことです。PDF、Googleドキュメント、Webページなどが当たります。
- ノートブック(notebook):ソースと、それについての質問のやりとり、メモ、生成物をまとめる1つの「入れ物」です。公式は、ノートブックは1つずつ別々で、複数のノートブックをまたいで情報を見ることはできない、と書いています。
- グラウンデッド(grounded)な答え:自分のソースに基づいた答えのことです。公式のヘルプは、答えにはソースへの引用がつき、自分のソースのデータだけを使う、と説明しています。
- Studio:ノートブックから、音声の解説(Audio Overview)やマインドマップなどを作る画面の名前です。くわしくは02の記事で扱います。
- Standard / Plus / Pro / Ultra:公式のプランの表にある段階の名前です。
たとえ話:資料だけを渡された、読み込みの早い助手
NotebookLMを、「あなたが渡した資料の束だけを読んで、質問に答える助手」と考えてみます。助手は、渡されていない世間の知識で勝手に答えるのではなく、「この資料のここに書いてあります」と出どころを示します。公式のヘルプが書いているのも、答えは自分のソースにだけ基づき、引用で確かめられる、という点です。ただし、これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。公式は同じページで、答えには間違いが入ることもあるので確かめるように、とも書いています。
名前が変わった件
公式ブログ(2026年7月16日付)は、「NotebookLMをGemini Notebookに改名する」と告知しています。同じ単体の製品のままで、研究と学習のためのツール、という位置づけが続く、とも書かれています。Workspace向けの公式ブログ(同じ日付)には、次のことが書かれています。
- 新しい名前とロゴは、数週間かけて、いろいろな画面に出てくる。
- モバイルの利用者は、アプリの更新が必要なことがある。
- 管理者が何かをする必要はない。
- 自動の転送(リダイレクト)で、既存の共有ノートブックと、利用者が持っているリンクは使い続けられる。
一方で、公式の資料の中の表記は、まだそろっていません。たとえば、公式のヘルプの住所には support.google.com/notebooklm と support.google.com/gemininotebook の両方があり、Workspace向けの製品ページは、「NotebookLMは今はGemini Notebookです」と書いています。問い合わせ先のメールアドレスにも、notebooklm-user-support という旧名の表記が残っています。公式のブログには、どの住所が正式な入口か(notebook.google、notebook.google.com、notebooklm.google)を、はっきり説明している箇所を、読んだ範囲では見つけられませんでした。入るときは、検索ではなく、公式のヘルプが書いているnotebook.google.comから入るとよいと思います(見立て)。
どこで使えるか
| 入口 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| デスクトップのブラウザ | notebook.google.com から使う。ヘルプの手順は、この画面を前提に書かれている |
| Androidのアプリ | Android 10以降のスマートフォンとタブレット。Google Playで「Gemini Notebook」を探してインストールする |
| iPhone・iPad | アプリのヘルプはあるが、読んだ範囲では、対応するiOSのバージョンや入れ方の手順は見つからなかった |
| Geminiアプリの中 | Geminiアプリの中でも、ノートブックを作ったり、チャットしたりできる。ただし、できることに違いがある(詳しくは03) |
| Google検索のAI Mode | 一部の国と言語で、ノートブックが現れる。詳しくは03 |
モバイルのアプリは、段階的に提供中で、国や言語によってはまだ使えないことがある、と公式のヘルプに書かれています。また、モバイルでは、チャットの設定、チャットの分析、メモ、マインドマップ、レポート、データ表(Data tables)が、まだ使えない、とも書かれています。入れられるソースも、PDF、Webサイト、YouTube、音声、貼り付けた文章に限られ、Audio Overviewは端末にファイルとして保存できません(オフラインで聞くためのダウンロードはできる、と書かれています)。モバイルのヘルプは、フルの体験にはデスクトップ版を勧めています。
アカウントと年齢
- Googleアカウント。 使うにはログインが要ります。個人のGmailのアカウントでも、仕事や学校のWorkspaceのアカウントでも使えます。
- 仕事・学校のアカウント。 公式は、ほとんどの利用者が使える、ただし組織の管理者がオンにする必要がある、と書いています。Workspace for Educationの利用者は、全年齢で使える、とも書かれています。
- 年齢。 Googleアカウントで年齢の確認をする必要があります。18歳未満には、より厳しいコンテンツのルールが適用され、一部の機能は18歳以上に限られる、と書かれています。Workspace管理者向けの公式ページには、18歳以上に限られる機能として、Interactive Mode、Cinematic Video Overviews、Deep Research(ネットを調べてソースの候補を出す機能)、Infographics、Slidesが挙がっています。一方、Audio Overviews、Flashcards、Quizzes、Reports、Sources、Chat、Video Overviews(Cinematic以外)などは、18歳未満でも使える、と書かれています。なお、Google AI Proの案内ページには、Gemini Notebookは「13歳より上、またはその国で定められた年齢」の人向け、という趣旨の記述があります。
- 国。 対応している国と地域でのみ使えます。ヘルプには長い国の一覧があります。
- 言語。 公式のヘルプは、80以上の言語に対応する、と書いています。
無料でどこまでか
公式のプランのページ(「Learn about Gemini Notebook's plans」)には、5つの段階が出ています。無料でGmailのアカウントで登録できるのが「Standard」です。
| 項目 | Standard | Plus | Pro | Ultra(20 TB) | Ultra(30 TB) |
|---|---|---|---|---|---|
| ノートブック | 1人100個 | 1人200個 | 1人500個 | 1人500個 | 1人500個 |
| ソース | 1ノートブックに50個 | 100個 | 300個 | 500個 | 600個 |
公式は、この数字は変わりうる、と書いています。ほかに、1日ごとの枠は24時間後に、1か月ごとの枠は30日後にリセットされる、とも書かれています。レポート、フラッシュカード、音声の概要など、自動で作られる生成物の一部は、一度だけ生成されるもので、この上限には数えない、と書かれています。
このほかに、「使った量」の上限があります。公式の「Manage your Gemini Notebook usage limits」は、計算量に基づく上限だと説明しています。無料のStandardを基準にして、Plusは2倍、Proは4倍、Ultraはさらに大きい、という書き方です。詳しい数字や、有料の価格は、04の記事で整理します。
なお、ソース1つあたりの大きさは、公式のヘルプによると、50万語まで、またはアップロードしたファイルで200MBまでです。ページ数の上限はない、とも書かれています。
データの扱いの入口
詳しくは04の記事で書きます。ここでは、入口として、公式の説明を3つだけ挙げます。
- 公式のプライバシーのヘルプは、内容は、フィードバックを送らない限り、基盤モデルの直接の学習には使われない、と書いています。
- フィードバック(親指の評価)を送ると、その内容(質問、ソース、出力など)が集められ、専門のチームが確認することがあります。そのとき、Googleアカウントとは切り離される、と書かれています。確認された内容は、最長3年保存される、とも書かれています。
- WorkspaceとWorkspace for Educationの利用者は、アップロード、質問、答えが、人の目で確認されず、AIモデルの学習にも使われない、と書かれています(ただし、版によって書き方が違います。04で整理します)。
ノートブックのデータがどこの国のどのサーバーに置かれるかは、個人向けについては、読んだ範囲では書かれていませんでした。企業向け(Gemini Notebook Enterprise)の公式の資料には、個人向けは場所を指定できない、と書かれています。
最初の一歩
公式のヘルプ(「Create a notebook in Gemini Notebook」)が示す手順は、次のとおりです。
- notebook.google.com を開く。
- 「Create new notebook」を選ぶ。
- ポップアップで「Upload a source」を選び、資料を選ぶ。または、新しい資料を探す。
ソースを入れると、ノートブックの絵文字が自動でつきます。チャット画面で、絵文字を選んで変えることもできます。Geminiアプリからも、ノートブックを作れる、と書かれています。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGemini Notebook(旧 NotebookLM)を入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の説明を読んだ範囲です。
- 名前の変更は進行中で、公式の資料の中でも表記が混ざっています。画面のボタン名や住所は、変わる可能性があります。
- 「Standard」の上限は、公式が「変わりうる」と書いています。数字は2026年10月23日に読んだ時点のものです。
- 公式は、答えには間違いが入りうるので、医療・法律・お金の判断などは専門家に相談するように、と書いています。この記事も、その種の助言ではありません。
- 個人と、仕事・学校のアカウントでは、規約やデータの扱いが違います。仕事の資料を入れる前に、組織の決まりを確認してください。
出典
- Learn about NotebookLM(NotebookLM Help、Google、確認日 2026-10-23)
- NotebookLM is now Gemini Notebook(Google公式ブログ、Google、2026年7月16日、確認日 2026-10-23)
- Google Workspace Updates: NotebookLM is now Gemini Notebook(Google Workspace Updates、Google、2026年7月16日、確認日 2026-10-23)
- Gemini Notebook (formerly NotebookLM)(Google Workspace、Google、確認日 2026-10-23)
- Learn about Gemini Notebook's plans(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Manage your Gemini Notebook usage limits(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Create a notebook in Gemini Notebook(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Get started with the Gemini Notebook mobile app(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Frequently asked questions(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Turn Gemini Notebook on or off for users(Google Workspace管理者向けの公式ページ、Google、確認日 2026-10-24)
- Get a Google AI Pro membership(Google One Help、Google、確認日 2026-10-24)
- Use Gemini Notebook with a work or school Google account(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- Privacy and Terms of Use in Gemini Notebook(Gemini Notebook Help、Google、確認日 2026-10-23)
- What is Gemini Notebook Enterprise?(Google Cloud Documentation、Google、確認日 2026-10-23)