3行でいうと

  • 連携の相手は、①自作のプログラムやAIアプリ(API)、②Claude Desktop(公式MCPサーバー)、③OpenAI Agents SDK(同じMCPサーバー)、④Ableton LiveとReaper(Mureka Co)、⑤DAWへのステム・MIDIの書き出しです。
  • 渡るものは、APIキーと、曲づくりの指示(歌詞・プロンプト・アップロードした音声や映像)です。送り先は api.mureka.ai と読めます。残高はAPI側の別のクレジットを使います。
  • 公式のMCPサーバーは、READMEの取得範囲では4つのツールが出るとだけ書かれ、ツール名と引数は読めませんでした。外し方の記載もREADMEには見つかりませんでした。
  • Mureka Coは、制作ソフトとの有効な接続が必要と書かれていますが、その接続の設定方法(AbletonとReaperそれぞれ)は、読んだ範囲では書かれていません。直接取り込めるのはAbleton Liveだけです。
  • API利用契約は、キーの譲渡の禁止や、サービスや出力を使ったモデルの再訓練・開発(蒸留を含む)や、出力の相当量で競合するモデルを作ることの禁止などを書いています。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。設定例は「公式の例の写し」か「この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」と書き分けます。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」は「読んだ範囲では見つからなかった」の意味です。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携の一覧

連携 公式の記載の場所 設定する場所 渡るもの 必要なもの
API Quickstart、Changelog、FAQ 自分のコード・curl 指示と素材を api.mureka.ai へ APIキー、API側の残高
Claude Desktop × MCP GitHub README Claudeの Settings → Developer → Edit Config AIが組んだ指示を api.mureka.ai へ APIキー、クレジット、uv
OpenAI Agents SDK × MCP GitHub README openapi_agents_example/main.py 同上 APIキー、pip install openai-agents
Mureka Co × Ableton Live/Reaper 機能紹介ブログ、更新情報、Knowledge 接続の設定方法は書かれていない 指示・生成物・制作ソフトの操作(渡るデータの詳細は未確認) 以前はPremier限定、いまはProにも含まれる(更新情報)
ステム・MIDIの書き出し 機能紹介ブログ、Knowledge、Subscribe Library → Download、Splitter、Studio 音声・MIDIのファイル プランにより異なる

連携1:API(自作のプログラム、AIアプリから呼ぶ)

設定する場所と順番(Quickstartの順)

  1. platform.mureka.ai で「Sign In」し、アカウントを作ります。
  2. ダッシュボードの「API Keys」タブで、キーを表示・管理します。
  3. 残高を入れます。入れ方はQuickstartには書かれていません。API用FAQに、残高の性質(12か月有効など)があります(05を参照)。
  4. 接続先は https://api.mureka.ai です。
  5. 全部のリクエストに Authorization: Bearer <キー> を付けます。

公式のQuickstartの呼び出し例(歌詞から曲)

取得した要約では歌詞の部分が伏せられていたため、<your lyrics here> はこの記事で置いた印です。それ以外の行は、Quickstartの例を読んだとおりの形です。全文はQuickstartで確認してください。

curl https://api.mureka.ai/v1/song/generate \
  -H "Authorization: Bearer $MUREKA_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "lyrics": "<your lyrics here>",
    "model": "auto",
    "prompt": "r&b, slow, passionate, male vocal"
  }'

公式のエンドポイント一覧(Quickstartの記載)

分類 名前
Files Upload file
Lyrics Generate lyrics、Extend lyrics
Song Lyrics to song、Prompt to song、Generate soundtrack、Query task、Vocal cloning、Extend song、Recognize song、Describe song、Music Transcription、Stem song、Generate track、Region editing、Remix
Music Video Generate video、Query task、Lyrics Video
Instrumental Generate instrumental、Query task
Uploads Create upload、Add upload part、Complete upload
Text to Speech Create speech、Create podcast
Account Query billing

読めたエンドポイントのページ(POST /v1/song/generate、POST /v1/lyrics/generate、prompt-to-songの POST /v1/song/easy-generate)には、リクエストの項目名が載っていませんでした(歌詞生成の応答は「生成されたタイトルと歌詞」と説明されています)。項目名は、Changelogに出てくるものだけ書きます。

Changelogに名前が出る項目(使い方のページは未確認)

日付 内容
2026-08-14 動画生成のAPI
2026-07-09 採譜(Music Transcription)のAPI。歌詞生成モデルの改良
2026-06-25 歌詞から曲のAPIに gender。リリックビデオのAPIに、複数の縦横比とレイアウト
2026-06-15 prompt-to-songのAPI。ファイルアップロードのAPIから vocal を削除
2026-05-22 リリックビデオ生成、リミックス生成
2026-05-11 画像・動画のサウンドトラック生成。7月9日に audio_start、audio_end が加わる
2026-04-08 参考音源から補完トラックを作る。track_type は vocals、accompaniment、instrument
2026-01-05 vocal_id と prompt を併用できる。ボーカルつきの生成は10言語
2025-12-09 wav_url の追加。mureka-7.6とmureka-o2
2025-09-01 n で生成数を制御
2025-04-18 reference_id と vocal_id を併用できる

モデル名として、Changelogにはmureka-6、7、7.5、7.6、o1、o2、8、9、9.5が出ます。最新の記載は2026年8月28日のmureka-9.5の改良版です。現在のAPIで選べるモデルの一覧は、読んだ範囲では確認できていません。

ファイルのアップロード(Files、Upload file)

POST /v1/files/upload は multipart/form-data で、file(10MBまで)か url(どちらか一方)と、必須の purpose を送ります。

purpose 形式 長さ・大きさ
reference mp3、m4a 30秒ちょうど。超えた分は切られる
melody mp3、m4a、mid 5〜60秒。超えた分は切られる
instrumental mp3、m4a 30秒ちょうど。超えた分は切られる
voice mp3、m4a 5〜15秒。超えた分は切られる
audio mp3、m4a 10MB
remix mp3、m4a 10〜350秒
soundtrack 動画:mp4、mov、avi、mkv、webm。画像:jpg、jpeg、png、webp 動画100MB、画像50MB。大きいファイルは url
lyrics-video jpg、jpeg、png、webp、gif 記載なし

file の10MBと、soundtrack の100MBの関係について、取得した要約には、purposeごとの上限が優先されると読める注記が付いていましたが、公式ページの原文でその書き方かは確認できていません。ウェブ版の条件(ReferenceはMP3/WAVで10秒〜10分・100MBなど)と、APIの条件は数字が違います。

渡るデータ・権限・費用

外し方・止め方

うまくいかないときの確認点

症状 確認点(Error codes)
401 キーが正しいか
403 対応していない地域からのアクセス。対応地域の一覧は、見つからなかった
429(速すぎる) 間隔をあける。同時実行の上限を料金で確認
429(残高) クレジットを買い足す
400 パラメーター。ドキュメントと合わせる
500/503 しばらく待って再試行
何が起きたか分からない 応答の trace_id を記録して、api-support@mureka.ai に伝える(Quickstart、API用FAQ)

連携2:Claude Desktop × 公式MCPサーバー

READMEは、MurekaのMCPサーバーを、歌詞・曲・BGM(伴奏)の生成のための公式(official)のMCPサーバーと説明しています。READMEには4つのツールの名前の記載が、取得できた範囲では見つかりませんでした。

設定する場所

  1. 必要なもの:APIキー、Murekaのクレジット、uv(05の手順D)。
  2. Claudeの Settings → Developer → Edit Config で claude_desktop_config.json を開きます。
  3. mcpServers に次を入れます。README掲載の例を読んだとおりです。全文は公式で確認してください。
{
    "mcpServers": {
        "Mureka": {
            "command": "uvx",
            "args": [
                "mureka-mcp"
            ],
            "env": {
                "MUREKA_API_KEY": "<insert-your-api-key-here>",
                "MUREKA_API_URL": "https://api.mureka.ai",
                "TIME_OUT_SECONDS":"300"
            }
        }
    }
}
  1. Claudeを再起動します。READMEは、うまく読み込まれると「4 MCP tools」と表示される、と書いています。

どのAIとどう組み合わせるか

渡るデータ・権限

渡るもの 行き先 補足
Claudeが組み立てた歌詞・指示 MCPサーバー経由で api.mureka.ai READMEの設定は MUREKA_API_URL を https://api.mureka.ai にしている
APIキー 設定ファイルの env から、MCPサーバーのプロセスへ キーが設定ファイルに文字のまま入る形(この記事の見立て)
生成結果(曲・歌詞) Claudeに戻る Claude側の扱いは、Anthropic側の資料で確認
クレジット APIの残高が減る READMEが、クレジットがないとツールを使えないと書く

ツールを使うかどうかの確認画面の有無・権限の範囲は、READMEの取得範囲には書かれていません。Claude Desktop側の仕様は、Anthropicの資料で確認してください。

ログと待ち時間

外し方

うまくいかないときの確認点

症状 確認点
ツールが出ない 設定ファイルの書式、再起動したか、ログ(上の場所)を見る
uvx が見つからない uv が入っているか。入れ方はREADMEと uv の公式の案内
生成が途中で終わる TIME_OUT_SECONDS を見る(既定60秒)
ツールが失敗する クレジットがあるか。APIの401/403/429の意味は上の表

連携3:OpenAI Agents SDK × 公式MCPサーバー

READMEの取得範囲に書かれていることです。

  1. SDKを入れます:pip install openai-agents
  2. リポジトリの openapi_agents_example/main.py を開きます。
  3. その中の MUREKA_API_KEY に自分のキーを入れます。READMEの形は MUREKA_API_KEY = "<insert-your-api-key-here>" です。
  4. 実行します。READMEは、実行すると、作曲の進み具合をコンソールで見られる、と書いています。

  5. OpenAI側の鍵(OpenAI APIキー)の置き場所は、READMEの取得範囲では確認できていません。

  6. 渡るもの:Murekaのキーと、エージェントが組んだ指示が api.mureka.ai へ。ファイルにキーを書き込む形なので、そのファイルを共有しない注意が要ります(見立て)。
  7. 外し方:README取得範囲に記載なし。

連携4:Mureka Co × Ableton Live/Reaper

機能紹介ブログ(2026-08-28付)、更新情報、Knowledgeの記載です。

公式が書いていること

公式で確認できていないこと

項目 状況
インストール先・手順 読んだページに見つからない
制作ソフトとの接続の設定画面・手順(Ableton Live、Reaperそれぞれ) ブログに「有効な接続が必要」とあるが、作り方の記載は、ブログにもKnowledgeにもない(Knowledgeはデモ動画のみ)。公式で確認できていない
対応するReaper/Ableton Liveのバージョン 見つからない
渡るデータ(何が制作ソフトからMurekaへ送られるか) 見つからない
Goldの消費 Subscribeページに「Does using Mureka Co consume Gold?」という質問は見えるが、答えが取得できなかった
外し方 見つからない

「うまくいかないときの確認点」も、公式の記載が見つかりませんでした。制作ソフトの取り消し機能と、操作前の要約の確認が、読んだ範囲で書かれている確認の手段です。

連携5:ステム・MIDIをDAWへ書き出す

  1. 入口:Library → Download → Stem/MIDI、またはMusic Edit → Splitter(Knowledge)。
  2. ステムは最大12トラックで、音声またはMIDIで書き出せます。MIDIは、Logic、Ableton、FL Studioなどで使えると機能紹介にあり、メロディのパートに向いている、とあります。
  3. プラン:SubscribeページはPremierの項に12ステムの分割とMIDI/WAVの書き出しを載せています。更新情報(2026-10-17)にある曲のまとめてのダウンロードも、Libraryにあります。
  4. 渡るデータ:ファイルが自分のパソコンに保存されます。その先(DAW)にMurekaは関わりません。
  5. 外し方は、該当する概念がありません。

連携6:動画・画像・YouTubeリンクを素材にする

規約が連携について書いていること

資料 書かれていること
API利用契約(2025-12-03)§2(f) サービスやOutputを使ってモデルを再訓練・開発すること(蒸留・転移学習を含む)、およびOutputの相当量を使って競合するモデルを作ることの禁止
同 §2(e)、§2(g) 逆アセンブル、モデルの抽出の禁止。API以外の方法でのデータ抽出の禁止
同 §2(h)、§1.5 キーの売買・譲渡、アカウントの転売・貸出の禁止
同 §5.3 自分のシステムの対策は自分で行う
同 §3.2、§3.4 法令が許す範囲で、Outputは利用者が所有(Murekaが持つ権利があれば譲渡)。使い方と正確さ・適合性の確認は利用者の責任
同 §3.5 同じような内容が他の利用者にも出ることがあり、他の利用者向けに作られた内容は利用者のOutputではない
同 §1.2 自分のウェブサイト、アプリ、製品、サービスで使える範囲の許諾
同 §1.3 注文した範囲を超えると、制限や停止がありうる
同 §10.1 Murekaによる第三者の知的財産権の侵害請求の補償。条件と除外があり、除外の中にOutputの商業利用から生じる商標に関する一部の請求が含まれる
ウェブ版の規約(2026-05-13)§3(e) 無料の人のOutputはMurekaに権利があり、利用者には非商用などの許諾、有料の人は所有。AI生成の表示・明示を求める趣旨(特定のプランに限る書き方ではない)

API利用契約とウェブ版の規約は、別の契約です。どちらに当てはまるかは、使い方(ウェブ版の画面か、APIか)で決まります。この記事は、法的な判断はしません。

気をつけること

出典