3行でいうと
- 公式の機能紹介は、機能を Create Music、Create Video、Studio、Tools(Edit、Extend、Splitter、Trim)、Mureka Co に分けて説明しています。
- 曲の作り方は2つで、短い言葉で始める「Easy」と、歌詞・参考音源・スタイル・ボーカルを指定する「Custom」です。
- 「Vocal(Voice Clone)」は、声のサンプルから固定の歌い手(Character)を作る機能です。公式は、Characterは他の人にも見つけられて使われうる、と書いています。
- Studio(複数トラックの作業場)は、公式のFAQで、Premierプランに含まれ、FreeとProには含まれない、と書かれています。Mureka Coは、2026年7月8日の更新情報でPremierのみからProに移った、と書かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。画面の名前やボタンの動きは、公式の説明を写したもので、実際の画面と違うことがあります。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」は「読んだ範囲では見つからなかった」の意味です。
先に結論
- まず公式が言っていること。 Murekaは、曲づくり(Create Music)、動画づくり(Create Video)、複数トラックの編集(Studio)、仕上げの直し(Tools)、制作ソフトとの連携(Mureka Co)の5つの入口を持つ、と公式の機能紹介が説明しています。
- 初心者の入り口。 まずは Easy で言葉を1行書いて、2つのバージョンを聴き比べる、が公式の入口です。気に入ったら Remix や Extend で直していきます。
- 注意が要る機能。 声に関わる機能(Vocal、Character、Studioの「any voice」)は、他人の声の扱いに関わります。公式の資料に書かれている制限は、04でまとめます。
前提:用語をそろえる
- プロンプト(Prompt):曲の説明文です。ジャンル、雰囲気、テンポ、歌声、楽器、構成などを書きます(公式ブログの案内)。
- Reference(参考音源):アップロードした曲のジャンル、テンポ、雰囲気、楽器の構成を読み取って、新しい曲を作る機能です。公式は「雰囲気のヒント用で、元の曲を再現しない」と説明しています。
- ステム(stem):ボーカル、ドラム、ベースなど、パートごとに分けた音のファイルです。
- MIDI:楽器の演奏データです。音そのものではなく、音の高さと長さの情報です。
- DAW:パソコンで曲を作るソフトの総称です。公式の説明に Ableton Live と Reaper が出てきます。
たとえ話:「作曲家、編曲家、歌手、ミキサーがいる、小さな制作チーム」
Murekaを、4人の制作チームだと考えてみます。作曲家(Create Music)が曲のたたきを作り、編曲家(Remix)が雰囲気を変え、歌手(Vocal)が歌い、ミキサー(Studio、Tools)がパートごとの音を調整します。さらに映像担当(Create Video)がいます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
機能の全体:公式が挙げる5つの入口
| 入口 | 公式の説明 | どこに書かれているか |
|---|---|---|
| Create Music | Easy、Custom、Lyrics Generator、Reference、Remix、Vocal(Voice Clone)、Soundtrack | 機能紹介ブログ(2026-08-28)、Knowledge |
| Create Video | Create Music Video、Create Lyrics Video | 機能紹介ブログ、Knowledge |
| Studio | Add Stem Track、Add Instrumental、Add Vocal、Extract Stems、Replace、Extend | 機能紹介ブログ、Knowledge |
| Tools | Edit、Extend、Splitter、Trim | 機能紹介ブログ、Knowledge |
| Mureka Co | 自然な言葉でDAWを操作するAIアシスタント | 機能紹介ブログ、Knowledge、更新情報 |
場面1:「まず1曲、言葉だけで作ってみたい」
- 使う機能。 Easy。公式は、アイデアを普通の言葉で書くと、タイトル、歌詞、スタイルが作られ、2つのバージョンができる、チャットで直せる、と説明しています。入力はテキストのみです。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログの「Create Music」、Knowledgeの「Easy Mode」。
- 使い方の見立て(僕らの見立てです)。 最初は2つのバージョンを聴き比べるだけで十分です。気に入らなければ、言葉を足してやり直します。
場面2:「歌詞が決まっていて、雰囲気も指定したい」
- 使う機能。 Custom と Lyrics Generator。Customは、歌詞を書くか生成し、参考音源をつけ、スタイルとボーカルを指定してから生成します。Lyrics Generatorは、テーマから歌詞を書く、書きかけの歌詞を整える機能で、構造のタグと複数の言語に対応する、と説明されています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログ、Knowledgeの「Custom Mode」「Lyrics Generation」。
- 補足。 公式のFAQには、参考音源(Audio Reference)と歌手の性別(Vocal Gender)を同時に指定すると、参考音源が優先され、性別の指定が効かないことがある、と書かれています。公式は、どちらか1つを選ぶことを勧めています。
場面3:「好きな曲の雰囲気で、新しい曲を作りたい」
- 使う機能。 Reference。アップロードした曲の特徴を読み取って、新しい曲を作ります。公式は「元の曲を再現しない」「雰囲気のヒント用」と説明しています。
- 条件。 Knowledgeには、音声は100MBまで、長さは10秒から10分、と書かれています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログ、Knowledgeの「Reference track」。
- 注意。 他人の曲をアップロードするときの権利は、規約に「必要な権利や許可があること」と書かれています(04で扱います)。
場面4:「同じ曲を、別のスタイルで聴きたい」
- 使う機能。 Remix。公式は、曲の中心のメロディと歌詞を残して、スタイルを組み替える、必要なら歌声も変える機能で、「ジャンルの完全な変換ではなく、解釈し直し」と説明しています。
- 更新。 更新情報の2026年10月9日の項目は、Remixがアカペラ、アコースティックのデモ、インストゥルメンタルにも対応し、歌詞、スタイル、主役の楽器、構成をより細かく指定できるようになった、と書いています。
- 条件。 Knowledgeには、音声は100MBまで、4分より長い曲は切り詰められることがある、とあります。
- プランの違い。 Subscribeページは、「どんなスタイルへのRemix」をPremierの内容として書いています。
場面5:「自分の声や、決まった歌声で歌わせたい」
- 使う機能。 Vocal(Voice Clone)。はっきりした歌声のサンプルから、固定の歌い手(Character)を作り、新しい曲を歌わせます。公式は、扱えるのは主旋律だけで、ハーモニーやコーラスは対象外と説明しています。
- サンプルの入れ方。 Knowledgeには、はっきりした歌声かアカペラの曲を取り込むか、自分で歌って録音する、と書かれています。
- 他の人との関係。 Knowledgeには「Characterは、他の人に見つけられて使われうる」と書かれています。他人の声を使うときの同意や許可については、読んだ範囲では見つかりませんでした。機能紹介ブログは、Characterの作成には、はっきりした歌声かアカペラのサンプルが必要で、画像は添えると見た目をつけられる(口の動きを合わせる動画用には顔がはっきり写った画像が要る)と書いています。
- プランの違い。 Subscribeページは、Premierの内容として「どんな声でもAIの歌い手にできる」と書いています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログの「Vocal (Voice Clone)」、Knowledge、Subscribe。
場面6:「動画やゲームにBGMをつけたい」
- 使う機能。 Soundtrack。動画か画像を読み取って、合う歌入り、または伴奏だけの音楽を作ります。雰囲気、スタイル、楽器を選べます。
- 条件。 Knowledgeには、動画は300MB・3分まで(mp4、mov、mpeg)、画像は100MBまで(jpg、jpeg、png、webp)と書かれています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログ、Knowledge。
場面7:「できた曲を、パートごとに直したい」
| やりたいこと | 機能 | 公式の説明 |
|---|---|---|
| 歌詞の一部だけ変えたい | Edit(Tools) | 選んだ歌詞の行、メロディ、歌い方をつくり直す。「Keep melody」で歌詞だけ変えられる |
| 続きを足したい | Extend(Tools/Studio) | 選んだ位置から歌詞と音楽を続ける。Studioでは、イントロ、間奏、アウトロを足せる |
| 一部分だけ作り直したい | Replace(Studio) | 4〜16小節の範囲をつくり直す。歌詞、スタイル、またはその両方を変えられる |
| 楽器のパートを足したい | Add Stem Track(Studio) | ドラム、ベース、ギターなど、既存の音に合うパートを足す |
| 伴奏だけ作りたい | Add Instrumental(Studio) | 元の曲のBPMとキーに合う伴奏を作る |
| 歌のメロディを足したい | Add Vocal(Studio) | 既存の伴奏に合う歌のメロディを、歌詞とスタイルを指定して作る |
| パートごとに分けたい | Extract Stems/Splitter | Studioでは最大12トラックに分け、音声かMIDIで書き出せる。Splitterは、ボーカル、ベース、ドラム、その他の楽器に分ける |
| 長さを切りたい | Trim | 波形で開始と終了を決め、プレビューしてから適用 |
- プランの違い。 FAQは、Mureka StudioはPremierプランに含まれ、FreeとProには含まれない、と書いています。Subscribeページは、Premierの内容として、12トラックのステム分離、MIDIとWAVの書き出し、Mureka Studioへのアクセスを挙げています。
- 更新。 更新情報の2026年7月8日(v1.5.5)には、和音つきの楽譜(song scores)のダウンロードが追加されたと書かれています。
場面8:「曲にミュージックビデオをつけたい」
- 使う機能。 Create Music Video と Create Lyrics Video。公式は、Create Music Videoを、曲の歌詞と雰囲気から、口の動きが合う Character を使ったAI動画を作る機能で、絵コンテを確認する手順がある、と説明しています。費用は「1秒あたり40 Gold」と書かれています。Create Lyrics Videoは、AIの場面生成なしの、テンプレートに歌詞をのせる編集です。
- 更新。 更新情報の2026年9月14日(Mureka MV Director)は、AIの監督が歌詞、構成、雰囲気、ジャンルから動画全体を計画し、チャットで直せる、と書いています。2026年7月15日(v1.5.6)は、音声のアップロードかYouTubeのリンクから動画を作れる、と書いています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログ、更新情報。
場面9:「制作ソフトの中で、AIに曲づくりを頼みたい」
- 使う機能。 Mureka Co。公式は、自然な言葉で生成機能を動かし、Ableton Live や Reaper(macOSとWindows)を操作するAIアシスタントと説明しています。各操作の前に要約を見せて確認を取ります。生成結果を直接取り込めるのは、いまは Ableton Live だけ、と書かれています。
- プランの違い。 更新情報の2026年7月8日(v1.5.5)に、Mureka CoはPremierのみからProに移ったと書かれています。
- 公式のどこに書かれているか。 機能紹介ブログの「Mureka Co」、Knowledge、更新情報。
- アップロードの条件。 Knowledgeには、Mureka Coで取り込める形式が、音声はmp3、wav、flac、m4a、画像はjpg、png、動画はmp4、mov、mkv、aviと書かれています。ボイスクローンは、アップロードした音声に歌声が検出された場合のみ動きます。
場面10:「ライブラリを整理したい」
- 使う機能。 Library。更新情報の2026年10月17日は、ワークスペースを作って曲を整理でき、複数の曲を選んで、絞り込み、ダウンロード、移動をまとめてできる、と書いています。
- 補足。 2026年8月26日(v1.6.2)には、スタイルのプロンプトを「My prompts」に保存して再利用できる(現時点ではウェブのみ)と書かれています。
気をつけること
- 機能とプランの対応は、資料によって書き方が違います。 公式のFAQとSubscribeページ(FAQ欄)は、ProとPremierの違いを簡単に書いています。Subscribeページ(FAQ欄)はProの内容として高度なモデル(V9.5、V9、V8、O2)の利用と、収益化できる商用の権利を、Premierの内容として12ステムの分離、どんなスタイルへのRemix、どんな声でもAIの歌い手にする機能、Mureka Studio、MIDIとWAVの書き出しを挙げています。ただしプラン表は空で表示され、全体の対応は確認できていません。
- 更新が速い。 更新情報は、2026年7月から10月だけで9項目以上あります。画面の名前やボタンは変わることがあります。
- 声に関わる機能は、他人の権利に関わります。 参考音源、Remix、Vocalにアップロードする音声には、必要な権利や許可が要る、と規約にあります(04)。
- 公式の評価の数字は、公式自身の測定です。 公式ブログ「What is Mureka?」は、V9.5について100曲の評価での合格率(歌声61.0%、総合の使用可28.0%など)を載せていますが、第三者の検証は書かれていません。
- 契約や権利の判断は、専門家にご相談ください。この記事は助言ではありません。
出典
- Knowledge(Mureka、確認日 2026-10-23)
- What Features Does Mureka Have?(Mureka Blog、2026-08-28、確認日 2026-10-23)
- What's New(Mureka、最新の項目は2026-10-19、確認日 2026-10-23)
- Mureka FAQ(Mureka、確認日 2026-10-23)
- Subscribe(Mureka、確認日 2026-10-23)
- How to Make a Song with AI?(Mureka Blog、2026-08-28、確認日 2026-10-23)
- What is Mureka?(Mureka Blog、2026-08-28、確認日 2026-10-23)