3行でいうと
- 扱うのは、monica.im のAIアシスタントです。運営者は、プライバシーポリシーの末尾とChromeウェブストアの掲載に、BUTTERFLY EFFECT PTE. LTD.と書かれています。同名のオープンソースCRM(monicahq.com)とは別の製品です。
- 入口は、ブラウザ拡張(ChromeとEdge)、デスクトップアプリ(WindowsとMac)、モバイルアプリ(iOSとAndroid)、ウェブ、WhatsApp・Messenger・Line・Telegramの4つのチャットです。コードを書く人向けには、別にMonica Code(VS CodeとJetBrains)があります。
- 無料の枠は、ヘルプの「Advanced Credit Rules」に、Basic Queriesが1日40回、Advanced Queriesは0、と書かれています。公式の料金ページは本文が読めず、価格は確認できていません。
- 利用規約(2025年12月1日更新の表示)は、18歳以上であることを求めます。入力はAIモデルの提供会社に渡る、とも書かれています。プライバシーポリシーは2024年6月14日更新の表示で、AIの学習に使うかどうかは書かれていません。
- 公式のヘルプに「Service Change Overview」があり、2025年12月29日を基準に決まる範囲のデータなどが、2026年8月23日から削除される、と書かれています。復元は2026年8月25日から、とされています。いま使う人は、自分に当てはまる範囲を通知メールで確かめます。公式は、通知メールに区分名(Type A・B・C)は書かれず、対象の範囲と必要な操作が書かれる、と説明しています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はMonicaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や設定名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。公式の料金ページ(monica.im/pricing)は、本文が読み込まれる前の状態しか取得できず、現在の価格の表は読めていません。規約の細かな解釈は専門家に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
先に結論
- まず決めること。 ①どの入口で使うか(拡張、アプリ、ウェブ、チャット)、②無料のままか有料か、③機密や他人の個人情報を入れるか、の3つです。
- 無料は「試す」ための枠。 公式のヘルプでは、無料はBasic Queriesが1日40回で、上位のAdvanced Queriesは0回です。使えるモデルの範囲は、読んだ範囲では1つの表にまとまっていませんでした。
- データは「AIモデルの提供会社にも渡る」前提で。 利用規約は、機能によっては第三者のAIサービスに入力を共有する、と書いています。提供会社が内容の秘密を守る義務を負わないことがある、とも書かれています。
- サービス変更の案内を読む。 公式のヘルプは、Monicaは終了しないと書いています。ただし、一部の利用者のデータが削除される計画と、そのバックアップ期限(2026年8月23日)が載っています。期限はもう過ぎています。
- 料金・モデル名の表示は、画面のものが最優先。 公式の資料の中でも、ページごとにプラン名やモデル名が食い違っています(後の表)。
前提:用語をそろえる
- Monica。 複数のAIモデルを1つの画面から使えるAIアシスタントです。ChatGPTやClaudeのような「1社のAI」ではなく、モデルを選んで使う「窓口」にあたります。
- ブラウザ拡張(extension)。 ChromeやEdgeに足す小さなプログラムです。Webページの横にサイドバーを出したり、選んだ文字に対して翻訳や要約をしたりします。
- クエリ(Query)。 AIへの1回の質問の単位です。公式のヘルプは「Basic Queries」と「Advanced Queries」に分けています。
- Advanced Credits。 上位のモデルや画像・動画などに使う、サービス内の通貨です。公式のヘルプは、購読者だけが使える、と書いています(第4本で詳しく)。
- モデル。 文章や画像を作る「エンジン」です。MonicaはOpenAI、Anthropic、Googleなど他社のモデルを選んで使えます(公式の記載の範囲は後述)。
このガイドが扱う製品はどれか
最初に、同じ名前の別のものが無いかを確かめました。
| 見つかったもの | 公式の記載 | 確かさ |
|---|---|---|
| Monica(monica.im) | タイトルは「Monica - All-in-One AI Assistant for Chat, Writing & Research」。複数のAIモデルでチャット、文章、翻訳、調べもの、創作を行う。ウェブ、拡張、デスクトップ、モバイルで提供 | 文書に書かれている(公式サイト) |
| Monica Code | 公式サイトに「Code assistant for VSCode & JetBrains IDEs」とある。コード補完、編集、チャットなど | 文書に書かれている(monica.im/en/code) |
| Monica API Platform(platform.monica.im) | 「Access advanced AI models and exclusive APIs in one unified platform」と説明。開発者向けで、アプリの購読とは別の残高が必要 | 文書に書かれている(platform.monica.im) |
| Monica(monicahq.com) | 「Monica is an open-source personal CRM」の趣旨。大切な人との会話、日付、リマインダーを記録する。セルフホスト可能。v3を2026年末までに出す予定と書かれている | 文書に書かれている(monicahq.com)。このガイドの対象ではない |
- 選んだ理由。 依頼の対象は「AIアシスタントのMonica」で、公式サイトの説明がそのとおりなのは monica.im です。monicahq.com は人間関係を記録するCRMで、AIアシスタントではありません。
- 運営者。 プライバシーポリシーのページ末尾に BUTTERFLY EFFECT PTE. LTD. とあり、Chromeウェブストアの掲載の開発元も同じ名前です。利用規約は、運営者を「Monica AI」と書き、法的な通知の宛先には Butterfly Effect Pte. Ltd. の住所を使う、と書いています。
- 公式サイトのほかのつながり。 monica.im のページには、manus.im のツールページへのリンクが並んでいます。2つのサービスの関係は、公式のヘルプ(サービス変更の案内)が「MonicaとManusは、Butterfly Effectの製品」という趣旨で書いています。Butterfly Effectは、まもなく独立した会社として運営に戻る、とも書かれています。
- 提供終了・改名・買収。 公式のヘルプは「Monica is not shutting down」の趣旨を書いています。いっぽう、同じ案内に「Acquisition day(2025年12月29日)」という日付の行があり、Monicaを含むButterfly Effectが「独立した会社として運営に戻る」と書かれています。誰がいつ何を買収したのかは、読んだ範囲では書かれていません。FAQの側は、買収には触れないと読み取れる書き方です。ここは公式の言い回しのまま受け取り、経緯の推測はしません。
どこで使えるか
| 入口 | 公式の記載 | 確かさ |
|---|---|---|
| ブラウザ拡張 | ChromeとEdge。ヘルプは「Add to Chrome」「Add to Edge」の案内。Chromeウェブストアの掲載名は「Monica: All-In-One AI Assist & Smartest AI Agent」、バージョン 9.0.23、2026年10月12日更新の表示、約300万人の利用者の表示 | 文書に書かれている(ヘルプ、ストア掲載) |
| デスクトップアプリ | WindowsとMac。ダウンロードページに「Windows Download」(Monica Setup 2.9.3.exe)と「macOS Download」がある。Macのリンク先は、取得できた範囲では空だった | 文書に書かれている(ダウンロードページ) |
| モバイルアプリ | iOSとiPadOS、Android。ストア名はリンク先から読み取れる範囲 | 文書に書かれている(ダウンロードページ) |
| ウェブ版 | 公式サイトの「Monica Webapp」が、ヘルプの複数の記事に出てくる。設定手順の記事は、読んだ範囲では見つからなかった | 一部だけ書かれている |
| チャット(WhatsApp、Messenger、Line、Telegram) | 「Multi-Platform Chat binding page」で、プラットフォームを選び、スマホのアプリでQRコードを読む | 文書に書かれている(ヘルプ) |
| Monica Code | VS CodeとJetBrains IDEs。「Add to VSCode」「Add to JetBrains」のボタン | 文書に書かれている(monica.im/en/code) |
| API(開発者向け) | platform.monica.im。アプリの購読とは別に、残高を足す必要がある(第3本・第4本) | 文書に書かれている(API文書) |
補足です。
- 最低のOSやブラウザのバージョン。 ヘルプの「Get Monica across all your devices」は、必要なバージョンは書いていません。必要なのはMonicaのアカウントだけ、と読み取れる書き方です。
- 言語。 公式サイトのトップには、日本語(ja)を含む25言語の切り替えのリンクがあります。画面や回答が日本語でどこまで使えるかの説明は、読んだ範囲では見つかりませんでした。Chromeウェブストアの拡張の掲載には、対応言語が54言語と表示され、日本語(日本語の表記)も含まれます。ヘルプには、機能ごとにAIの返答の言語を選べる「Language Settings」が出てきます。
- 対応端末の数。 ヘルプのFAQは、ログインできる端末の数を、Freeは3台、Proは5台、Maxは5台、Ultraは10台と表にしています。利用量は同じアカウントで共有される、とも書かれています。ただし、このFAQには古いモデル名(GPT-4など)が出てくるため、最新かどうかは確認できていません。
無料でどこまでか
公式のヘルプ「Advanced Credit Rules」の記載です。このページには「Effective date: 2026年1月2日」の表示がありました(表の中身が、その日付のあとどこまで更新されているかは分かりません)。
| 項目 | Free | 確かさ |
|---|---|---|
| Basic Queries | 1日40回 | 文書に書かれている |
| Advanced Queries | 0 | 文書に書かれている |
| Extra Advanced Credits | 0 | 文書に書かれている |
| 画像生成 | SDXLモデルで「4 (limited trial)」 | 文書に書かれている |
- Advanced Creditsは購読者だけ。 同じページに「Advanced credits are exclusively available to subscribers」の趣旨の一文があります。
- 無料枠のリセット。 ヘルプのFAQは、無料の枠は毎日0:00 UTCに戻る、と書いています。日本時間では午前9時です。
- BasicとAdvancedの違い。 公式のページは、どのモデルがBasicでどれがAdvancedかの一覧を、読んだ範囲では1つの表では示していません。Advanced Credit Rulesの表は、Custom Context Limitが有効なときのモデルごとの消費量を載せています。
- Monica Codeの無料枠。 公式のMonica Codeのページには、Freeは「8 Slow Advanced Queries per day」と書かれています。Monica本体の無料枠とは別の説明です。
公式の資料の中の食い違い(プラン名)
- 公式のヘルプ(Advanced Credit Rules、FAQの端末の表)は、Free、Pro、Max、Ultraの4つの名前を使っています。
- 公式の料金ページ(monica.im/pricing)の説明文は、「the three plans of Monica: Pro, Pro plus, Unlimited」の趣旨で、3つのプランに別の名前を使っています。
- Monica Codeのページは、FreeとPremiumの2つの言い方です。API文書のFAQは「Pro/Unlimited subscriptions」という言い方です。
どの名前が今の画面のものかは、読んだ範囲では分かりませんでした。申し込む前に、アプリやサイトの購入画面の表示を確かめてください。
アカウントを作るときに
- 年齢。 利用規約(2025年12月1日更新の表示)は、18歳以上で、住んでいる所で法的に成人であることを求め、「NOT UNDER 18 YEARS OLD」と書いています。プライバシーポリシーは、一般的な最低年齢を書いていません。
- サインインの方法。 FAQには、メールの変更は、先にパスワードを設定した場合に、アカウントの設定でできる、と書かれています。GoogleやAppleのアカウントのメール変更はできない、とも書かれています。データのバックアップの案内は、Appleだけでサインインしている人は、別の方法かメールを足すように、と書いています。どの方法でサインインできるかの一覧は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 会社が止めることがある。 利用規約は、重大な違反があるとき、会社はすぐに利用を止めたり終了させたりできる、と書いています。理由がなくても、通知をして終了できる、ともされています。
データはどこにあるか
- 集めるもの。 プライバシーポリシー(2024年6月14日更新、2023年2月28日施行の表示)は、IPアドレス、端末のID、端末の種類、ブラウザ、OS、入力とアップロードしたファイルとフィードバック、クッキー、メールアドレス、氏名、利用と生成のデータを挙げています。チャットなどの内容は、履歴(History)機能のために必要、と書かれています。
- 保存先の国。 プライバシーポリシーは、データが米国で転送、保存、処理されることがある、と書いています。公式ブログの記事(2024年9月10日)は、「All user data is stored on Amazon servers located in the United States」の趣旨を書いています。ブログは会社の自己説明で、規約ではありません。
- AIモデルの提供会社への共有。 利用規約は、機能によっては第三者のAIサービスを使い、入力がそこに共有される、と書いています。提供会社が内容の秘密を守る義務を負わなかったり、一部の利用の権利を持ったりすることがある、とも書かれています。利用者はそのリスクを受け入れる、とされています。
- 学習への利用。 プライバシーポリシーは、読んだ範囲では、学習に使うかどうかを書いていません。公式ブログは、使っているモデル提供会社(OpenAIとAnthropic)のAPI規約のもとで「user chat data is not used for model training」と書いています(Monica自身の扱いを述べたものではありません)。API文書のFAQも、データは学習に使わない、と書いています。ただし、ブログは2024年の宣伝記事で、規約と同じ重さではありません。
- 会社の利用許諾。 利用規約は、利用者の内容について、サービスを動かすための世界中・無償・非独占の許諾を求めています。さらに、サービスの改善と利用データの作成のために、内容を「まとめた形」で使う、永続で取り消せない許諾も求めています。
- 見出しと本文のずれ。 プライバシーポリシーのページには、閲覧やチャットのデータを会社は見ない、という趣旨の見出しがあります。いっぽう、本文は入力とアップロードを集めると書いています。どちらを重く見るかは、利用者の判断です。この記事では、本文と利用規約を優先して読みました。
最初に決めること
- どの入口で使うか。 手軽さは拡張が高く、画面の外の文書やアプリで使うならデスクトップ、外出先ではモバイル、という並べ方ができます(これは僕らの見立てです)。
- 無料のままか、有料か。 無料は1日40回のBasic Queriesが目安です。上位モデルや画像・動画は、購読者のクレジットが前提になります。
- 入れる内容。 仕事の機密、契約で縛られた資料、他人の個人情報は、入力がAIモデルの提供会社にも渡る前提で、入れるかどうかを決めます。
- サービス変更の通知の確認。 2025年12月29日より前に作ったアカウントは、通知メールに、自分に当てはまる範囲と必要な操作が書かれる、と公式は説明しています(区分名は書かれません)。メールが届いているか確かめます。
- AIのツールとつなぐか。 公式のAPIは、アプリとは別の登録と残高です(第3本)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はMonicaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や数字は公式の記載を写しただけで、動作確認はしていません。
- 取得したのは、ページの要約です。「書かれていない」は、「読んだ範囲では見つからなかった」という意味です。
- 公式の料金ページ(monica.im/pricing と powerup.monica.im/pricing)は、本文が読み込まれる前の状態でした。プラン、価格、クレジットの数は、必ず公式の購入画面で、その場で確かめてください。
- ヘルプの一部(Chat、Model Response Comparison、FAQの一部)は、GPT-4、Claude 3.5 Sonnet、Bardなど、古いモデル名で書かれています。いまの画面と違う可能性があります。
- 公式トップには、モデル名が並ぶ場所が複数あり、場所によって名前の並びが一致していませんでした。今どのモデルが使えるかは、アプリ内のモデル一覧で確かめてください。
- 公式のサービス変更の案内は、対象の地域を名前で挙げていません。自分が対象かどうかは、通知メールで確認してください。
- 同名の別の製品(monicahq.com)のドキュメントやツールの説明を、このガイドのMonicaと取り違えないでください。
公式の資料では確認できていない点
- 現在のプラン名、価格、年払いの有無、クレジットの配分の最新の表(公式の料金ページの本文)。
- 無料のBasic Queriesで使えるモデルの一覧。
- サインインの方法の一覧、アカウント削除の手順(公式の「account-deletion」のページは、本文が取得できなかった)。
- デスクトップアプリの最低のOSのバージョン(ダウンロードページにも「Get Monica across all your devices」にも、必要な環境の記載は見つからなかった)。Macのダウンロードボタンはリンク先が空で、WindowsとMacをまとめた案内ページ monica.im/desktop が別にあるが、その中身は読めていない。
- 公式の「Service notice」(monica.im/notice)の中身。取得できたのはタイトルと説明文だけでした。
- 2026年8月25日の復元の開始以降、いまサービスがどの状態にあるか(公式の資料では確認できていません)。
- 日本語の画面の範囲と、日本円の表示があるか。
出典
- Monica - All-in-One AI Assistant for Chat, Writing & Research(Monica公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Plans & Pricing(Monica公式サイト、説明文のみ取得、確認日 2026-10-23)
- Download Monica(Monica公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Get Monica across all your devices(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Quick Start(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Advanced Credit Rules(Monicaヘルプ、2026年1月2日施行の表示、確認日 2026-10-23)
- Common Question(Monicaヘルプ、日付の表示なし、確認日 2026-10-23)
- Terms of Use(Monica、2025年12月1日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Monica、2024年6月14日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Service Change Overview: What's Happening and Am I Affected?(Monicaヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Frequently Asked Questions(Monicaヘルプ、サービス変更の案内、確認日 2026-10-23)
- Monica Code(Monica公式サイト、確認日 2026-10-23)
- Is Monica Legit? Understanding Our AI Assistant Platform(Monica公式ブログ、2024年9月10日、確認日 2026-10-23)
- Monica Chrome拡張の掲載(Chromeウェブストア、開発元 BUTTERFLY EFFECT PTE. LTD.、2026年10月12日更新表示、確認日 2026-10-23)
- Monica API Platform(Monica、確認日 2026-10-23)
- Monica(monicahq.com 公式サイト、同名の別製品の確認、確認日 2026-10-23)