3行でいうと

  • 公式の記事は、「完璧なプロンプトは要らない。目的、背景、フィードバックが大事」と書きます。エージェントには、選択肢を出してもらい、気に入った点と直したい点を伝える、という進め方です。
  • ツールバーの部品は、ポインタ、画像生成、動画生成、音声生成、フレーム、図形、テキスト、付箋、色、メディアのアップロードの10種類が、公式の記事に書かれています。ショートカットも、V、S、T、Cmd+U などが載っています。
  • 参照素材は、専用のフレームに集め、役割と版を名前に入れ、「変えてよい点」と「変えない点」を書いておく、という整理が公式の記事にあります。
  • クレジットの節約の方法として、公式は「下書きは低い解像度で、決まってから上げる」「1つだけ作って、と書く」などを挙げています。
  • ボードは、リンクかメールで共有でき、役割は Viewer と Editor です(Commenter は coming soon の表示)。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。手順は「公式の記事の説明を順に並べたもの」です。画面の表記は公式の記事の表記を写しており、公式が書いていない画面の道筋やボタンの名前は「公式で確認できていない」と書きます。例の指示文(プロンプト)は、すべて「この記事の例」で、公式の文面ではありません。手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話

エージェントは、映像制作の「ディレクターの部下」に近いです。「こういう映像がほしい」と目的を話すと、部下が機材(モデル)を選び、いくつか案を撮ってくる。部下に任せず自分で撮りたいときは、機材(ツールバー)を手に持つ。公式の記事が「ツールではなく目的を書く」と言うのは、この関係を指しています(この記事の言い換え)。

場面1:エージェントにつくりたいものを頼む

公式の記事(Welcome To Luma Agents、Stop Prompting, Start Directing)を順に並べます。

手順

  1. app.lumalabs.ai にサインインし、ボードを開きます(05のA)。
  2. 画面の「Agent chat」に、つくりたい結果を自然な文章で書きます。モデルの細かい指定や、長いプロンプトは要らない、と公式の記事にあります。
  3. 公式の記事は、プロジェクトや会話の最初に、エージェントへの進め方を一度だけ伝える方法を挙げています。内容は、迷ったら質問してほしい、考えを簡単に説明してほしい、選択肢を出してほしい、フィードバックで直してほしい、あいまいなときは止まって聞いてほしい、の5点に加えて、最初にエージェントの役割を決める項目があります(公式の記事は6項目)。文面は公式のものを写さず、次の「この記事の例」のように、自分の言葉で書きます。

この記事の例(公式の文面ではありません)

このボードで、ミュージックビデオ用のイメージ画像を作ります。
分からない点があれば、作る前に質問してください。
案は複数出して、なぜそう作ったかを短く説明してください。
  1. 目的を書きます。公式の記事は、最終的に何ができるか、用途(個人制作、コンセプトの検討、仕事の発表、SNS)、いちばん大事な質、まず発想を広げたいこと、を伝えるよう挙げています。

この記事の例

用途は、友人のライブのSNS告知です。
大事なのは、夜の雨の街の、青と赤の光の雰囲気です。
最初は方向性を探りたいので、いきなり仕上げなくて大丈夫です。
  1. 「作る前に、確認したい質問を挙げて」と頼み、短く答えます。公式の記事は、ここでエージェントに次の手を決めてもらう、と説明しています。
  2. 選択肢を頼みます。公式の記事のひな形は「選べるように、○個の別々の案を作って」という形で、例の個数は4です。

この記事の例

質問への答えは上のとおりです。雰囲気の違う案を4つ作ってください。
  1. 返ってきた案がボードに並びます(公式の記事は、エージェントが画像・動画・音声・文章をつくり、ボードの文脈を覚えたまま続ける、と書いています)。
  2. 直すときは、「気に入った点」「気に入らない点」「変えたいこと1つ」の順で書き、改良版を頼みます(公式のひな形の例は3つ)。

この記事の例

2番目の青い光は気に入りました。人物が小さすぎるのが気に入りません。
人物をもう少し大きくして、改良版を3つ作ってください。

期待される結果

場面2:自分でモデルを選んで生成する(ツールバー)

公式の記事(Luma UI: The Toolbar)は、アイコンごとに説明しています。ツールバーが画面のどこにあるかは書かれていません。

手順(画像)

  1. ツールバーの Photo のアイコン(Generate Image)を押すと、「Create Image」のパネルが開きます。
  2. モデルを選びます。記事は、Nano Banana、Nano Banana Pro、GPT Image 1.5、Seedream を挙げています。
  3. プロンプトを書きます。記事は、光、構図、スタイルまで具体的に、と書いています。
  4. 縦横比やスタイルなどの設定を整えて、「Generate」を押します。

この記事の例

雨上がりの商店街の夜、ネオンが水たまりに映る、
低い位置からの構図、フィルム写真のような質感

手順(動画)

  1. Play のアイコン(Generate Video)を押すと、「Create Video」のパネルが開きます。
  2. モデルを選びます。記事は、Ray3.14、Ray3.14 HDR、Ray3、Ray3 HDR、Sora 2、Veo 3、Veo 3.1、Kling 2.6 を挙げています(記事の日付時点)。
  3. プロンプトを書くか、開始の画像を上げます。
  4. 長さと縦横比を設定して「Generate」を押します。
  5. 記事は、構図を決めたいときは画像から動画にする、まず短いクリップで試す、と書いています。

手順(音声)

  1. Waveform のアイコン(Generate Audio)を押します。
  2. 「Speech」「Music」「Sound Effects」の3つから選びます。
  3. 文章か、音の説明を書いて生成します。
  4. 記事は、ナレーションは先に声を聞き比べる、音楽はジャンル・テンポ・勢いを書く、効果音は少し長めに作る、動画に当てて時間を確かめる、と書いています。

ツールバーのほかの部品とショートカット

部品 公式の記事の説明 ショートカット
ポインタ(矢印) 選ぶ、動かす、大きさを変える。Shift+クリックで複数選択。Option/Altを押しながらドラッグで複製 VまたはEsc
フレーム(四角) ドラッグして枠をつくり、素材を入れてまとめる。枠を動かすと中身も動く 書かれていない
図形(走り書きのアイコン) Doodle、Rectangle、Arrow、Line、Ellipse、Triangle、Diamond S
テキスト(Aa) 文字ブロックを置く T
付箋(ノートのアイコン) メモのカード。ダブルクリックで直す 書かれていない
色(丸) 図形や書き込みの色 書かれていない
プラス(+) 追加の操作。そこにメディアのアップロード Cmd+U

期待される結果

場面3:手持ちの素材を上げる、参照素材をまとめる

手順(アップロード)

  1. ツールバーのプラス(+)を押して「Media Upload」を選ぶか、Cmd+U を押します。
  2. 画像・動画・音声のファイルを選びます。
  3. 記事は、上げた素材はフレームにまとめる、素材の名前を分かりやすくする、と書いています。

手順(参照素材のパックをつくる)

公式の記事(How To Use References Properly)の整理を、順に並べます。この記事には、アプリの中で参照を追加する具体的な画面操作(メニュー名、@の書き方、上限の枚数)は書かれていません。

  1. ロゴ、承認された色、キャラクターの参考画像、商品の参考画像、トーンの文書、大事な文言などを、専用のフレームに集めます。
  2. フレームには「Master Reference Assets」のような名前を付け、エージェントに「これが基準」と伝えます。探索中の素材とは離して置きます。
  3. 各素材に、役割と版の名前を付けます(記事の例は logo01、logo02、logo03)。
  4. 「変えてよいもの」(光、背景、カメラの角度など)と、「変えないもの」(人物の顔、ロゴの比率、ブランドの書体、商品のデザインなど)を書き出します。
  5. プロンプトでは、素材の名前と守る要素を示します。

この記事の例

Master Reference Assets の logo02 のロゴ位置を守って、
背景だけ夕方の海辺に変えてください。人物の顔は変えないでください。
  1. 記事は、数回の版ごとに「基準の素材と照らして」と戻ること、形式を変える(画像から動画、言語を変える)ときは、基準に立ち戻ること、最後に基準の素材と並べて確認すること、を挙げています。
  2. 記事のワークフローは「Upload → Analyze → Convert → Create」です。上げた素材を、まずエージェントに読み取らせ、要約させて質問させ、それから作る、という順です。

場面4:クレジットを抑える

公式の記事(Stop Wasting Credits、2026年3月31日付)の9項目を、画面での動きにして並べます。

公式の項目 やること
作る前に計画する ブレインストームのモードで、目的、対象、トーン、制約を決め、案や構成を先に頼む
下書きは低く、仕上げは高く 動画は低い解像度で試し、良いものを上げる。画像は、構図と雰囲気を決めてから、高い解像度で作り直す
反復を自分で握る 既定では、エージェントが変種や再試行を自動で作ることがある。止めたいときは、1つだけ作って待つよう、チャットに書く
考えを使い回す 作業の進め方、好み、制約を、ボードの上の文書に保存してもらい、毎回、最初にそれを読ませる
差し替えるものは作らない 動画の音声が不要なら、ネイティブ音声を切り、ナレーションや効果音、音楽は別に作る
先に画像で解く 構図、光、スタイルを静止画で決め、よいものを動画のキーフレームにする
作り直さず、比率を変える 別の縦横比には、リフレーミングの道具を使う
仕事に合うモデル 目的に足りる、いちばん安いモデルを、エージェントに聞く
何に費用がかかるか 失敗した生成は課金されないが、却下した出力は課金される

この記事の例(「1つだけ作って待つ」の頼み方)

このシーンの案を1つだけ作ってください。別の案は作らず、私のフィードバックを待ってください。

場面5:動画を延ばす、見た目を変える、縦横比を変える

この記事の例

さっきの動画を、縦長 9:16 にして、背景は同じ雰囲気で広げてください。

場面6:うまくいった手順を Skill にして、呼び出す

公式の記事(Luma Skills & Repeatable Workflows)の順です。

手順(つくる)

  1. チャットに「○○をする Skill をつくって」と書きます。確認の質問が返ることがあります。
  2. ほかにも、ボードの文章、出来上がった画像や動画、ボードの手順一式、手順の文書、いま使った設定、のどれかを選んで、「Skillにして」と頼む方法が、記事に載っています。
  3. 保存の前に、固定する点の質問や、テストの実行があることがあります。意図とずれたら、直接フィードバックして、もう一度テストを頼みます。
  4. 問題なければ「Skillとして保存して」と伝えます。
  5. 読み取り専用のSkillは、元を編集できません。先に「fork(複製)」して、編集できる写しをつくります。

手順(呼ぶ)

  1. 入力にする素材を選びます。
  2. チャットで @ を打つと、ボード上のSkillが出ます。
  3. Skill を選び、必要な入力を足し、実行を頼みます。
  4. 記事の例は @material-reskin gold run です。追加の指示は入力のあとに書きます(例:@material-reskin gold. The eyes should be emeralds.)。プリセットは、名前や番号で呼べます(例:「Run preset 3」)。

手順(共有する)

  1. Skills ライブラリ(パズルのピースのアイコン)を開きます。
  2. Skill を選んで「Share」を押すと、「magic link」ができるので、コピーします。
  3. 別のボードにそのリンクを貼り、取り込みの画面(import modal)を開いて「Add to board」を押します。

  4. ライブラリは、「Your Skills」(そのボードでつくったもの)、「System Skills」(組み込み)、「External Skills」(共有リンクで取り込んだもの)に分かれます。

  5. Skill の数や実行回数の上限は、記事に書かれていません。

場面7:ボードを共有する、一緒に作る

公式の記事(Multiplayer Boards)の順です。画面のボタン名は、記事に書かれていません。

  1. 共有したいボードを開きます。
  2. 共有の方法を選びます。リンクを作る方法と、メールアドレスで人を指定する方法があります。
  3. リンクの場合、ボードの持ち主が、「リンクを知っている人は見られる」か「リンクを知っている人は編集できる」かを選びます。
  4. メールの場合、相手のメールアドレスを足し、役割(Viewer か Editor)を付けます。
  5. 役割の違い:Viewer は見るだけで、素材の生成や変更はできません。Editor は生成と変更ができます。Commenter は coming soon と書かれています。
  6. 共同作業では、テキスト、落書き、図形、矢印、メモ、ラベル、色などの書き込みの道具で、フィードバックを残せます。
  7. 共有を止める方法(アクセスの取り消し)、対応するプラン、人数の上限は、記事に書かれていません。共有の置き場所や学習への利用は、01と04を見てください。

場面8:外部の素材をLumaに呼ぶ(Connectors)

公式の記事(Luma Connectors、2026年6月14日付)の使い方です。設定の手順(OAuthの承認、止め方)は07に詳しく書きます。

  1. Connectors のページで、Google Drive、Dropbox、Frame.io、Box、Airtable から、使うサービスにサインインして承認します。
  2. エージェントに、素材を使った依頼を書きます。記事は、5つのサービスそれぞれに、依頼の例を載せています。

この記事の例(公式の例とは別の文面)

私が Google Drive で選んだ台本のドキュメントを読んで、場面ごとの絵コンテ案にしてください。
  1. 記事は、各サービスで、できる範囲を分けて書いています(読む、取り込む、作る、アップロードする、保存する。削除、名前の変更、上書きはしない)。

最初の1時間でやる順番

公式の記事の内容を、順番に並べたこの記事の案です(公式の「1時間のコース」ではありません)。

時間の目安 やること 参照する場面
最初の10分 サインインして、ボードの部品(Agent chat、Board UI、Semantic search)を見る。使用量の上限の設定(Usage settings)を見る 05のA
次の15分 エージェントに、進め方を一度伝え、目的を書き、質問に答え、選択肢を頼む 場面1
次の15分 直したい点を1つ伝えて、改良版を頼む。「1つだけ作って待って」も試す 場面1、場面4
次の10分 ツールバーで、画像か短い動画を、モデルを選んで1つ生成する 場面2
次の10分 手持ちの素材を1つ上げ、フレームにまとめる。うまくいった手順があればSkill にする 場面3、場面6

気をつけること

出典