3行でいうと

  • 流れは、Build で最初の版を作る → 1つずつ変更を頼む → プレビューで指して直す → 戻せる状態を作る → Publish、です。
  • モードは3つ。Build は直接変更、Chat は会話だけ、Plan は計画を書いて承認を待ちます。Plan は1クレジット+調べ物の費用がかかる、と公式にあります。
  • 戻すには、直前なら「Undo latest edit」(この記事の確認では、公式ページで確認できていません。下の場面7)、過去の版なら「Revert」。ただしデータベースの中身は戻りません。
  • 公開は、押すまで起きません。あとの更新は「Publish changes」です。
  • 「最初の1時間」の順番を、下の表にまとめています。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。

画面の表記は変わります。公式ページの表記を使っているので、手元の画面と照らして読んでください。この記事のプロンプトは「この記事の例」で、返ってくる内容や、かかるクレジットは、公式の資料から予告できません(Build mode のページは「実行前に費用の見積りは出せない」と書いています)。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:設計図つきの打ち合わせ

大きな工事は、先に設計図(Plan)を見て「ここは直して」と言ってから、着工(Build)に進みます。ちょっとした相談は、立ち話(Chat)で済ませます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

最初の1時間の順番(この記事の案)

下の表は、公式のクイックスタートの順を、時間の目安つきで並べた「この記事の案」です。時間は僕らの見積りで、公式の数字ではありません(公式は、クイックスタート全体を約10分と書いています)。

目安 やること 該当の節
0〜10分 Build で最初の版を作り、プレビューを触る 場面1
10〜20分 変更を1つ頼む。言葉で、またはプレビューで指して 場面2、3
20〜30分 全部のボタンを押し、Mobile view を見る。おかしい所を直してもらう 場面6
30〜40分 Knowledge にアプリの目的を書く 場面8
40〜50分 版履歴を開き、戻す練習をする。よい状態にブックマーク 場面7
50〜60分 Publish で公開し、アドレスを確かめる 場面9

場面1:Buildで最初の版を作る

手順

  1. ダッシュボードで、プロンプト欄(Ask Lovable to create…)の横のモード切り替えを見て、Build を選ぶ。
  2. 作りたいものを、ふつうの言葉で書く。例は次の「この記事の例」です(公式の例は、近所のカフェのサイトで、ヒーロー部分、カテゴリで絞り込めるメニュー、営業時間、場所、サンプルの文章、居心地のよいデザイン、スマホ対応、ログインとデータベースは入れない、という項目を挙げています。以下は別の題材で組んだものです)。

text 【この記事の例】 小さな古本屋の紹介サイトを作ってください。 - 一番上に、店名と短いあいさつ文、店の写真の場所 - ジャンル(小説、実用、絵本、雑誌)で絞り込める本の一覧。本は10冊ほど、サンプルの題名と価格を入れる - 営業時間の表と、場所の説明 - 落ち着いた色合いで、スマホでも見やすく ログインとデータベースは、まだ入れないでください。 3. Enter で送る。 4. 数分待つ。左に project chat、右に preview のエディタが開きます。 5. プレビューの中を、実際に押す。絞り込みのボタン、スクロールなど。

期待される結果と、読み取り方

日本語で書いてよいか

クイックスタートは「どの言語でもよい」と書いています。日本語のプロンプトでも、扱われる前提です。

場面2:変更を1つ頼む

手順

  1. チャット欄に、1つだけ変更を書く。クイックスタートの例は、メニューと営業時間のあいだに「Today's specials」を足し、2品を短い説明と価格つきで目立たせる、というものでした。この記事の例は次のとおりです。

text 【この記事の例】 「今週の入荷」という見出しのセクションを、本の一覧と営業時間のあいだに足してください。 本を2冊、題名・ひとこと紹介・価格つきで、大きめのカードで見せてください。 ほかの部分は変えないでください。 2. Enter。 3. プレビューで、場所と見た目を確かめる。

見た目が違うとき

クイックスタートは、感じを言葉にする書き方を示しています。例は「全体を、もっと温かく、会社っぽくなく」といった趣旨のものです。具体的な部品名を挙げる書き方は、プロンプトのページにあります(場面4)。

書き方の型(公式のプロンプトのページ)

型 公式の説明
部品ごとに頼む 1つの区画ずつ作り、見直して、直す
本物の文章を使う 仮の文章でなく、実際らしい見出しや文言
要素の名前を言う ボタン、カード、バッジ、モーダル、フォーム欄など
変えるものと変えないものを言う 範囲と、触らない所を書く
画像・動画は URL で 置く場所と見た目も書く

「ask me any questions you need…」のように、質問を許す一文を足す方法も書かれていて、Plan モードで特によく働く、とあります。

場面3:プレビューで指して直す(プレビューツールバー)

プレビューツールバーは、以前の「Visual edits」の置き換えです。全プランで使えます。モードを選んで、プレビューに作用し、変えたいことを言葉で書きます。

モード 押す/ショートカット 使い方 クレジット
Select elements S 要素を押す。Cmd(Mac)/Ctrl(Windows)を押しながら、複数選べる。選んだものがチャット欄に添付され、変更を書いて送る 使う
Edit text inline T 文字を押して、その場で書き直し、Send 回数の枠あり(下記)
Draw annotation D プレビューに、手書き、線、矢印、四角、円、楕円で描く。注釈つきのスクリーンショットとして添付され、説明を書いて送る 使う
Add a comment C 置きたい所を押すと、ピンとスレッドが出る。チームの人が返信できる コメント自体は無料。Lovableに送ると使う

作業中に送ったときの扱い

Select と注釈の依頼は、チャットを通じて、次の区切りで拾われます。インラインの文字編集とコメントのスレッドは、今の作業のあとに実行され、Runs after the current task と表示されます。

場面4:Chat、Plan、Build を使い分ける

モードの切り替え

モード 公式の説明 クレジット(公式の記載)
Build プロジェクトを直接変える。既定 作業量に応じる。見積りは出せない。多くは1未満、複雑だと増える
Chat コードを変えずに、話す。変更が要ると Start building のカードが出て、Build を押すまで切り替わらない 通常は1の端数。毎日のチャット枠が先に使われる
Plan コードに触らず、調べて計画を作る。選ぶときの説明は「Detailed spec for complex builds」 1メッセージにつき1クレジット+調べ物(サブエージェント)の費用

Plan の手順(公式の流れ)

  1. モード切り替えで Plan を選び、変えたいことを書く。
  2. 質問が出たら答える。質問カードは最大4つの質問を出し、選択肢を選ぶか、自分の答えを書きます。Skip/Skip all で、Lovableに既定で進めさせることもできます(この質問カードの細部〔最大4つ、Skip/Skip all〕は、読み直した Plan、Build mode、チャット、エディタのページでは確認できていません。Plan のページは、計画の前に確認の質問をすることが多い、とだけ書いています)。
  3. 計画が Plan view(全画面の読みやすい文書)で開く。含まれるものの例は、全体の方針、判断と前提、部品・データ・API、順序、図です。
  4. 直す方法は3つです。
  5. Edit で、計画を直接書き換える。
  6. 一部をなぞって Comment を選び、Describe the change... 欄に書いて Enter(Escape で閉じる)。
  7. チャットで質問や修正を頼む。
  8. チャットの計画カードで Approve か Skip。
  9. Approve すると、Build に切り替わり、すぐ実装が始まり、計画が終わるまで続きます。

  10. 計画は .lovable/plan.md に保存され、承認すると、日付つきのファイルが .lovable/plan/ に作られます。

  11. 計画の途中の版は、矢印の undo/redo で見られます。「Viewing version 2 of 3」のような帯が出て、Back to latest で戻ります。
  12. 費用については、依頼を特定のファイルや機能に絞ると、広い依頼より高くつく調べ物が起きにくい、と Plan のページに書かれています。

例(この記事の例)

【この記事の例/Planモード】
本の一覧に「お気に入り」の機能を足したいです。
ログインなしで、ブラウザの中だけに保存する案と、ログインして保存する案を、
長所と短所つきで比べてください。そのうえで、前者の計画を書いてください。
質問があれば先に聞いてください。

場面5:画像・ファイル・ほかのものを渡す

チャットのページに書かれている方法です。

  1. チャット欄の横の Chat actions メニューで Attach files。または、ファイルをチャットにドラッグするか、貼り付けます。
  2. 1メッセージに最大10ファイル。1ファイルあたりの上限は、Freeで20 MB、有料プランで256 MB、Enterpriseで1 GB です。
  3. 添付を押すとプレビューが出ます。画像は Draw で注釈し、Save します。
  4. 画面そのものは、Add context の Take a screenshot で撮れます。
  5. @ を打つと、プロジェクト、コネクタ、コード、デザインを参照でき、/ を打つとSkillsの一覧が出ます。ファイルを指す書き方の例として、Build mode のページは @src/components/UserProfile.tsx add a loading state here の形を示しています。
  6. 話して入力するには、マイクのボタン、または Option+V(Mac)/ Alt+V(Windows、Linux)です。

アプリに画像や動画を入れる方法として、公式は、Lovableに生成させる、添付して置き場所を言う、プレビューで要素を選ぶ、URLを貼る、GitHubまたはGitLabの public フォルダに置く、を挙げています。動画は、置き場所のリンクを埋め込む、とあります。

場面6:確かめて、おかしい所を直す

確かめる(クイックスタート)

  1. 全部のボタンとリンクを押す。
  2. 動きのある部分を、全部の場合で試す。
  3. プレビューの上のデバイス切り替えで Mobile view を見る。

直してもらう

おかしいときは、症状と場所を書きます。

【この記事の例】
ジャンルの「絵本」を押すと、一覧が空になります。
絵本の本が表示されるはずです。

エラーが出たとき

  1. 活動のカードに出る Try to fix を押す。アカウントには、ビルドの修正とセキュリティの修正を合わせて、10回の無料の修正があり、使った分は24時間後に戻る、とあります。
  2. それでも直らないとき、公式は次の順を書いています。
  3. Lovableに、見えていることと、期待していることを書いて、調べてもらう。
  4. 版履歴で前の版に戻し、もっと具体的に頼み直す。
  5. Plan モードで、作り直す前に方針を確かめる。

場面7:戻す

やりたいこと 公式の方法
直前の変更をなかったことにする 最新の応答の下の Undo latest edit を押し、Undo で確定(公式で確認できていません。読み直した履歴ページとエディタのページには、この操作の記載が見つかりませんでした。手元の画面で確かめてください)
前の応答の時点に戻す その応答の下の Revert to this version、確認で確定(応答の下にこの操作があるという記載は、公式で確認できていません。履歴パネルの版の Revert は、下の行にあります)
自分のメッセージを直して、やり直す 自分のテキストのメッセージにカーソルを合わせ、Edit message → Revert and resend
版の一覧から戻す エディタ上部の History を開く(またはチャット欄の横のメニューから Project → History)。版を押すと読み取り専用の状態が見え、Revert(ツールチップは「Revert to this version」)で戻す。確認に、その版の日付が出る
今の版に戻る 上部の Back to latest
よい版に印をつける 活動カードの Bookmark in history、または履歴の栞のスイッチ。Bookmarks タブに並ぶ

場面8:Knowledge(覚えておいてほしいこと)を書く

手順(公式の説明)

何を書くか(公式の例の種類)

例(この記事の例)

【この記事の例/プロジェクトのKnowledgeに書く】
- このアプリは、小さな古本屋の紹介サイト。読む人は、近所の人と観光客。
- 本のジャンルは、小説、実用、絵本、雑誌の4つ。
- 価格は円で、税込の表記。
- 色は、落ち着いた茶色と生成りを基本にする。

外部から書く方法

MCPサーバーの get_project_knowledge/set_project_knowledge などで、外のAIから読み書きできます(07)。set_ は、内容を全部置き換える、と書かれています。

場面9:公開する

最初の公開(公式の手順)

  1. エディタ右上の Publish を押す。Share の隣にあり、狭い窓ではアイコンだけになります。
  2. ダイアログで、Website URL を確かめる。lovable.app で終わる提案が出ます。ここで直すか、あとから Project settings で変えられます。
  3. 見られる人を、可視性の行から選ぶ。
  4. Quick scan の結果を見る。自動で走り、データベースのアクセス規則、依存関係、MCPサーバーの公開の状態を調べます。結果は、既定では公開を止めません。重大な指摘は、先に直すよう書かれています。任意の Deep scan は、このダイアログからは走りません。
  5. Publish を押す。終わると、公開されたことが表示され、リンクのコピーと、サイトを開くボタンが出ます。

チャットから「公開して」と頼むこともできます。Lovableは、公開の設定を確かめ、Quick scan を走らせ、承認を求めます(自動承認がオンでなければ)。この方法はビルド用クレジットを使います。

見られる人(プランで変わる)

プラン 選べる範囲(公式の記載)
FreeとPro Public、または Invite only(プロジェクトごとに招待できるのは最大10人。見るにはログインが要る)
BusinessとEnterprise Public、Workspace(メンバーのみ、ログイン後)、Custom(グループ、個人、ワークスペース外の人をメールで)
組織内のEnterprise 上に加えて、組織の名前の選択肢

招待された外部の閲覧者には、公開時にメールが届きます。

更新と取り下げ

費用と、その他

場面10:独自ドメインをつなぐ

独自ドメインは、有料プランが要ります。Freeでは、買うことも、新しくつなぐこともできません。公開してからでないと、ドメインはサイトを返しません。

持っているドメインをつなぐ(公式の手順)

  1. 次のどれかから始める:Project → Settings → Domains、Publish ダイアログの Add domain、Workspace settings → Workspace domains(Lovableで買ったドメイン用)、またはチャットで頼む。権限は、公式のドメインのページでは、ドメインの接続と解除はプロジェクトのエディター以上、Lovableでドメインを買うのはワークスペースの管理者かオーナー、と分けて書かれています。
  2. Connect existing domain の下の Connect domain を押し、ドメインを入れて Continue。
  3. Configure connection で、Root domain か Subdomain を選び、Connect domain を押す。ルートドメインでは、www を yourdomain.com に転送する選択肢が、既定でオンです。
  4. DNSを設定する。Automatic setup with Entri(提供元にログインして、記録の更新を許可)か、Manual setup。
  5. Done を押し、状態が Live になるのを待つ。

手動の場合のDNSの記録は、公式のページに次のように書かれています(原文の表で確かめてから登録してください。この記事の写しに頼らないでください)。

種類 ホスト 値
A ルートなら @(プロバイダーによっては空欄やドメイン名)、サブドメインならそのラベル LovableがA記録用に案内するIPアドレス(この記事には写しません。原文または接続の画面で確かめてください)
TXT(確認用) ルートなら _lovable、サブドメインなら _lovable.<ラベル> lovable_verify= で始まる値。Lovableの画面に表示される

状態の読み方

表示 意味(公式)
Verifying DNS待ち(記録の反映を待っている状態)
Unable to verify 1時間以内に確認できなかった。記録が一致しているか再確認し、直したら Check status を押す
Setting up SSL証明書を発行中
Live ドメインがプロジェクトを返している
Stalled / Failed Retry

DNSの反映は、通常は数時間、長くて72時間、と書かれています。

Lovableで買う場合

Buy new domain → 名前を探す(価格はUSD)→ Term length(既定は1年)と Auto-renew(既定はオン)→ 登録者の情報を入れて Save → メールの確認(Lovableのアカウントのメールと違う場合。しないと Action required)→ Confirm purchase → Stripeの支払い。AとTXTの記録とSSLは、自動です。

場面11:裏側(データ、ログイン)を足す

text 【この記事の例/Buildモード】 「お気に入り」を、ログインした人ごとに保存できるようにしてください。 メールとパスワードのログインを足し、本のお気に入りを、本人にだけ見えるようにしてください。 データ保存の許可やテーブルの作成は、承認を求められることがあります。内容を読んでから承認してください。

場面12:費用の見方

気をつけること

出典