3行でいうと
- 使える入口は、ブラウザ(lovable.dev)、デスクトップアプリ(macOS 13以降、Windows 10以降)、iOS・Androidのアプリ、Slack、ChatGPTなどです。ただしスマホアプリでは、アカウントを新しく作れません。先にウェブで登録します。
- アカウントの作り方は、メールとパスワード、Google、GitHub、Appleです。登録すると、無料の個人用ワークスペースができます。
- 無料プラン(Free)は、1日5クレジットの「ビルド用クレジット」(月に最大30)と、毎日の「チャット枠」などが付きます。
lovable.appのアドレスへの公開は、全プランで無料と公式に書かれています。 - 最初に決めたいのは、①どのログイン方法か、②学習への利用を許すか(FreeとProは初期状態で対象になりうる)、③作ったものを誰に見せるか、④データを置く地域です。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。メニュー名や設定名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書きました。
先に結論
- Lovableは「文章で頼むと、動くアプリができる」サービス。 公式のクイックスタートは、プロンプトの入力欄で説明を書くと、数分で最初の版ができ、エディタに入る流れを書いています。
- 無料で試せる範囲は決まっている。 毎日のビルド用クレジットは5(月30まで)で、コードの編集やコードのダウンロード、独自ドメインは有料プランです。
- 最初に見るべきは「学習への利用」の設定。 公式のFAQとデータのページは、2026年9月9日から、FreeとProのデータが学習に使われうる、オフにするにはアカウントの設定で切る、と書いています。
- 作ったアプリの公開は、押すまで起きない。 プレビューには変更がすぐ出ますが、公開された版は「Publish」を押した時点の写しです。
前提:用語をそろえる
- アカウント(Account):あなた個人のログイン情報、プロフィール、設定です。
- ワークスペース(Workspace):プロジェクト、メンバー、請求、クレジットが入る場所です。プランとクレジットは、人数ではなくワークスペースに付きます。1つのアカウントが、複数のワークスペースに入れます。
- プロジェクト(Project):1つのアプリのことです。
- Chats:プロジェクトの外で話せる会話の場です。作ってほしいものが決まると、Lovableが依頼をプロジェクトに送ります。
- クレジット:作る、相談する、公開したアプリを動かす、アプリ内のAI機能を使う、といった利用に使われる単位です。
- Build / Plan / Chat(モード):Buildはプロジェクトを直接変更し、Planは調べて計画を立て、Chatはコードを変えずに話します。
- Publish(公開):作ったアプリを、ネット上のアドレスに載せることです。
- Lovable Cloud(Cloud):公式が「組み込みのバックエンド」と呼ぶ、データベースや認証などを動かす仕組みです。
たとえ話:建築家に、設計から頼む
Lovableを、図面も書ける工務店だと考えてみます。「こんな店を開きたい」と話すと、まず模型(プレビュー)ができます。気に入らなければ「入口をもう少し明るく」と頼みます。工事の費用は、作業の大きさに応じて「クレジット」で払います。完成しても、お客さんに見せる「公開」は、扉を開けると決めたときです。公開した店は、その時点の姿の写しで、模型をいじっても店の見た目は変わりません。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
どこで使えるか
公式のドキュメントから読み取れる入口を並べます(確認日 2026-10-23)。
| 入口 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| ウェブ(lovable.dev) | 中心の入口。アカウント作成も、ここから |
| デスクトップアプリ | macOS 13以降(Apple SiliconとIntel)とWindows 10以降。全プランで追加料金なし。ウェブ版の内容に加えて、ローカルのMCPサーバー(自分のパソコン上のツール)につなげる |
| モバイルアプリ | iPhone・iPadはiOS 15以降、AndroidはAndroid 9以降。無料。ただし、アカウントの新規作成はできず、先にウェブで登録する必要がある |
| Slack | @Lovable と呼びかけてプロジェクトを作る。全プランで使える |
| ChatGPT | ChatGPTの会話で @Lovable と呼びかけると、最初の版を作る。初期のリリースで、続きの編集はLovableで行う |
| MCPサーバー | 外部のAIクライアントからプロジェクトを操作する。03で扱う |
公式のドキュメントのトップは、Telegramのボットも並べています。公式の「Lovable in Telegram」によると、Account settings → Devices & apps の「Connect to Telegram」からつなぎ、TelegramでLovableのボットに話しかけて、プロジェクトの作成、修正、公開などを頼めます。FreeまたはProのワークスペースが要り、BusinessとEnterpriseでは使えない、と書かれています(ダイレクトメッセージのみ。接続用のリンクは10分で切れます)。
アカウントと、最初の設定
公式の「Create an account」には、次のことが書かれています。
- 登録方法:メールとパスワード、Google、GitHub、Apple。BusinessとEnterpriseでSSO(SAMLまたはOIDC。会社などの共通のアカウントで一括してログインする仕組み)を設定している場合は、それも使えます。
- 登録するとできるもの:無料の個人用ワークスペースが作られ、1日5つのビルド用クレジット(月30まで)と、毎日のチャット枠が付きます。
- 年齢:利用規約は、18歳以上、またはその地域の成年年齢であること、未成年は保護者などの許可が要ることを求めています。規約の発効日は2026年8月15日と表示されていました。
- メール、パスワード:公式のFAQによると、ログインのメールアドレスを直接変えることはできません。新しいアカウントを作り、プロジェクトをそこへRemix(独立した複製を作る機能)します(データベースの中身、独自ドメイン、公開状態は引き継がれない、と書かれています)。パスワードの再設定は「Forgot password?」から。Google、GitHub、Apple、SSOで入っている人は、その提供元で変えます。
- 二段階認証:Account settings → Security で設定します。FAQは、認証アプリとSMSの両方を設定するよう勧めています。
- 表示言語:Account settings → Preferences → Language で変えられます。公式のFAQは、対応する表示言語として、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、イタリア語、ヒンディー語、インドネシア語、日本語、韓国語、タイ語を挙げ、まだ訳されていない部分もあると書いています。作りたいものを頼むときの言葉は、「どの言語でもよい」とクイックスタートに書かれています。
アカウントの設定は、ダッシュボード左下のアイコン、またはショートカット(Mac は Cmd+.、Windows は Ctrl+.)から開く、と書かれています。
無料でどこまでか
公式の「Subscription plans」と「Credits and usage」から、Freeの内容を整理します(確認日 2026-10-23)。
| 項目 | Freeで書かれていること |
|---|---|
| ビルド用クレジット | 毎日5つ。1暦月に最大30 |
| チャット枠 | 毎日付く。使えるのはチャットだけで、日をまたぐと消える |
| Cloudの月ごとの枠 | 月20 |
| アプリ内AI機能の月ごとの枠 | 月4 |
| コネクタの月ごとの枠 | 月1 |
| 公開 | lovable.app のアドレスは無料。見せられる相手は、一般公開か、招待した人(プロジェクトあたり最大10人) |
| コードの編集、ダウンロード | 含まれない(読み取り専用)。Git同期は使える |
| 独自ドメイン、デザインシステム | 含まれない |
| 招待できるワークスペースのメンバー | 無制限 |
- 毎日の枠は、UTCの0時(日本時間の午前9時)に更新され、その日の終わりに消える、と書かれています。日本時間への換算は僕らの計算です。
- チャットの料金について、公式は「2026年10月31日まで」の一時的な価格だと書いています。それ以降は変わる可能性があります。
- 有料のプラン(Pro、Business、Enterprise)の金額と違いは、04で扱います。
最初の10分:公式のクイックスタート
公式のクイックスタートの流れを写します。
- 無料のアカウントを作る(またはホームページに先にプロンプトを入れ、送信時に登録する)。
- 「Ask Lovable to create…」の欄で、モードを Build にして、作りたいものを普通の言葉で書く。どの言語でもよい、と書かれています。
- 数分で最初の版ができ、左に project chat、右に preview のエディタに入る。
- 変更は1つずつ頼み、そのたびにプレビューを確認する。
- プレビューのツールバーで要素を選んで頼む。文字は Edit text inline で直接直せる。
- 全部のボタンとリンクを押して動作を確かめる。公式は、デバイスの切り替えで Mobile view も見るよう書いています(ツールバーの個別ページには、このデバイス切り替えの説明が見つかりませんでした)。
- 右上の Publish を押し、アドレスを確認してもう一度 Publish。あとの更新は Publish changes。
変更はすべて「版」として保存され、戻せる、と書かれています(戻す機能の細かい注意は、04で扱います)。
作ったものとデータは、どこにあるか
公式の資料から分かる範囲です。
- プロジェクトと公開したアプリは、Lovableが置く(ホスティング)。 公開は、
[名前].lovable.appのアドレスにHTTPS付きで載る、と書かれています。ほかの場所に置くことも、公式のFAQは認めています。 - 組み込みのバックエンド(Cloud)のデータは、地域を選ぶ。 公式のページによると、Americas、Europe、Asia Pacific の3つで、バックエンドを有効にしたときに決まり、あとから変えることも、既存のプロジェクトを移すこともできません。BusinessとEnterpriseでは、ワークスペースの既定の地域が優先されます。
- AIの処理は、データの保管地域とは別。 Cloudのページは、データの置き場所の設定は、AIモデルの要求が処理される場所には及ばない、と書いています。
- 入力した内容は、第三者のAIモデル提供元にも送られる。 プライバシーポリシーは、プロンプトと関連する内容が1つ以上の第三者のAIモデル提供元に送られ、契約で用途が制限されていると書いています。提供元の一覧は trust.lovable.dev に載る、とあります。
- 日本向けの保存場所。 公式のCloudのページは、国ごとの地域(例として日本が挙がっています)は、Enterpriseのワークスペースで、要望に応じて、空き状況しだいで使える、と書いています。Free、Pro、Businessでは Americas、Europe、Asia Pacific から選びます。日本のデータ保護の枠組みへの対応は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
最初に決めること:4つ
- ログイン方法。 一度決めたら揃えるのが分かりやすい、と僕らは考えます(見立て)。メールを変える手順が簡単ではないと、公式のFAQが書いているためです。
- 学習への利用。 FreeとProでは、2026年9月9日から、プロンプト、コード、プロジェクトのファイルなどが学習に使われうる、とデータのページは書いています。止めるには Account settings → Preferences → AI model training で、「Use my Lovable content for model training」をオフにします。詳しくは04です。
- 誰に見せるか。 公開は、FreeとProでは「一般公開」か「招待のみ」です。個人情報や社内のデータを扱うものは、公開の前に、見せる相手を確かめます。
- どの地域にデータを置くか。 バックエンドを有効にする前に決めます。あとで変えられないためです。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のドキュメント、料金のドキュメント、利用規約、プライバシーポリシーを読んだ範囲です。
- 公式の料金ページ(lovable.dev/pricing)は、取得した本文にプランの欄が入っておらず、読めていません。金額は04で、公式ドキュメントの「Subscription plans」に書かれたものを使っています。
- 「どこの国の法律に、どう従うか」といった判断は、この記事では扱いません。規約や年齢の条件の解釈は、公式や専門家に確認してください。法律の助言ではありません。
- 公式のドキュメントは、更新の日付が表示されないページが多くあります。この記事に書いた数値や条件は、確認日の時点のものです。
出典
- Lovable:AI app & website builder(Lovable、確認日 2026-10-23)
- Welcome(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Quick start(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Create an account(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Subscription plans(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Credits and usage(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- FAQ(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Publish(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable Cloud(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable desktop app(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable mobile app(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Preview toolbar(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Lovable in Telegram(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-24)
- Data opt-out(Lovable Documentation、Lovable、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service(Lovable、発効 2026-08-15、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Lovable、2026-09-15、確認日 2026-10-23)