3行でいうと

  • Krea Agentは、約21〜22の外部アプリにつながり(Agentのページは「OAuthでつなぐ」という趣旨で書いています)、アプリごとにAllowかAskの許可を決める、と公式は書いています。Allow・Askの意味の説明は、読んだページにありません。つなぎ方の入口は書かれていますが、外し方、保存されるデータは、読んだページに書かれていません。
  • APIは、依頼を送ってjob_idを受け取り、GET /jobs/{job_id}で結果を取る、非同期の形です。Webhookで、完了の知らせを受けることもできます。
  • 自分のプログラムからAgentに仕事を頼む「Agent API」は、確認の質問をせず、費用と許可の確認が自動で承認されます。
  • 課金は、APIがAPI残高、Agent APIがコンピュートユニットで、別々です。
  • CLIの入れ方とサインインは05にあり、この記事では、機械向けの使い方に関わる記述だけを書きます。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式ページは要約の形で取得したため、設定ファイルの全文や、ページ内のFAQの答えの本文は、読めていない所があります。そういう所は「公式の資料では確認できていない」と書き、全文は公式ページで原文を見て確かめるよう書きます。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

1. Krea Agent × 外部アプリ(Integrations)

つなげるアプリ(公式の一覧)

Krea Agentのページは、21のツールを挙げ、一覧のページ(krea.ai/krea-agent/integrations)は22を載せています(数が違います。一覧のページにはAre.naがあり、Agentのページの列挙にはない、と読めます)。説明は、一覧のページの書き方です。

分類 アプリ 公式の説明(要約)
生産性 Linear 課題、プロジェクト、コメントの検索・作成・更新
Notion ページとデータベースの検索・読み取り
Airtable レコード、テーブル、ベースの検索・読み取り・更新。レコードのコメントの読み取り
Google Docs 文書の作成・読み取り・編集
Google Sheets スプレッドシートの読み取り・書き込み・更新
連絡 Slack メッセージの検索、チャンネル・スレッド・DMの読み取り、メッセージの送信
Gmail メールの検索・読み取り・下書き・送信
WhatsApp Business メッセージの送信と会話の管理
ManyChat 購読者へのメッセージ送信、タグ付け、項目の読み取り
ファイル Google Drive ファイルとフォルダの検索・読み取り・作成
Dropbox ファイルの検索・読み取り・アップロード・整理
Microsoft OneDrive ファイルの検索・読み取り・アップロード・管理
Frame.io アセットの検索、アセット・プロジェクト・コメントの作成
マーケ・SNS Pinterest 広告、カタログ、ボード、ピンの管理と成果の取得
Are.na チャンネルとブロックの閲覧・管理
Meta Ads FacebookとInstagramの広告の作成・管理、成果の取得
YouTube 動画の検索、再生リストの管理、チャンネルへのアップロード
TikTok Ads 広告の作成・管理、成果の取得
開発 Webflow デザイン、部品、ページ、素材、CMSの更新
GitHub 課題、プルリクエスト、リポジトリの検索・読み取り・管理
Supabase プロジェクトのデータの検索・管理
Figma ファイル、ノード、部品、スタイル、変数の読み取り、画像の書き出し、コメントの管理

表の「できること」は、公式が書く、Agentが外部アプリにできる操作の範囲です。読むだけでなく、送る・投稿する・広告を作る・更新する操作も、説明に含まれます。

手順(公式の記述の範囲)

  1. Agentの画面の「Integrations」を開く(Agentのページの「manage under Integrations」の記述)。
  2. つなぐアプリの「Connect [アプリ名] →」のリンクを押すか、一覧のページ上部の「Connect an integration」ボタンを使う。
  3. OAuthで許可する(アプリごとの許可の画面は、読んでいません)。
  4. 各アプリに「Allow」か「Ask」の許可を決める。

読んだページには、次のことが書かれていません。

管理者ができること

Slack、ChatGPT、ほかのAI

Agentのページは、次の3つを案内しています。

渡るデータと注意

2. 自分のプログラムからKreaを呼ぶ(API)

手順(公式の紹介ページと、Krea 3の例)

  1. APIトークンを作る(05の「APIトークンを作る」)。残高を足す。
  2. モデルのアドレスに、依頼を送る。ベースのアドレスは https://api.krea.ai です。公式のKrea 3の例(トークンは仮の文字):

bash curl -X POST https://api.krea.ai/generate/image/krea/krea-3 \ -H "Authorization: Bearer YOUR_API_TOKEN" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{ "prompt": "A cinematic product photo of a glass lamp on a marble table", "aspect_ratio": "16:9", "resolution": "2K", "thinking_mode": "fast" }'

  1. 返事のjob_idを控える。生成は非同期で、依頼のあと、すぐにjob_idが返ります。
  2. GET /jobs/{job_id}で、完了するまで確かめる(公式は、待っている間は2〜5秒おきに確かめ、長い仕事には指数的に間を空ける、と書いています)。
  3. completedになったら、result.urlsから出力のURLを取る。

ジョブの状態(公式の表)

状態 意味
queued 順番待ち
backlogged 同時実行の上限の後ろで待っている
scheduled 受け付けられ、処理が予定されている
processing 処理中
sampling 出力の候補を作っている
intermediate-complete 途中の結果がある。処理が続くことがある
completed 成功。結果はresult.urls
failed 失敗。詳細はresult.error
cancelled 利用者かシステムが取り消した

失敗の原因として、公式は、生成側のAPIのエラー、パラメータの不備、内容の審査(NSFWの絞り込み)、自動のタイムアウト(ホスト型の道具は3分、外部の提供元は2時間)を挙げています。取り消しはDELETE /jobs/{id}で、queuedかprocessingのものだけ。失敗と取り消しは課金されません。

Node.jsのSDK

公式は、npm install @krea-ai/sdkで入れ、new Krea({ apiKey: process.env.KREA_API_KEY })で使う例を載せています。ページごとに、krea.subscribe(待って結果を返す)とkrea.image(...)(job_idだけ返す)の書き方が混在し、結果の取り出しもresult.data?.urls[0]とresult.urls[0]の2通りが出てきます。使うときは、公式のその日のページの例を、原文で見てください。

Krea 3のAPIの決まり(公式のKrea 3 API overview)

項目 公式の記述
エンドポイント POST /generate/image/krea/krea-3
prompt 編集の指示。バウンディングボックスのメモがあれば省略可
image_urls 参照画像、最大8枚。省略するとテキストから作る
thinking_mode fast(既定)、high、ultra
resolution 1Kか2K(省略時は1K)
aspect_ratio 1:1、4:5、3:4、2:3、9:16、5:4、4:3、3:2、16:9、21:9
width/height それぞれ4096まで。aspect_ratio、resolutionとは同時に使えない
regions、regional_edit 領域を指定した編集
ultra Max以上のプランが必要。足りないと402(K3_ULTRA_ACCESS_REQUIRED)
料金(公式の表、確認日 2026-10-25) 基本は、1Kが0.03ドル、2Kが0.06ドル。参照画像やhighで加算

lorasとstyle_urlsは、まだAPIで使えず、422が返る、と書かれています。

素材を渡す

参照画像は、POST /assetsでアップロードしてimage_urlを得るか、外部のURLか、base64のデータURIで渡します(Krea 3のAPI overviewの手順)。

終わったら知らせてもらう(Webhook)

  1. 生成の依頼に、X-Webhook-URLのヘッダを足す(公式のcurlの例)。

bash curl -X POST https://api.krea.ai/generate/image/bfl/flux-1-dev \ -H "Authorization: Bearer YOUR_API_TOKEN" \ -H "Content-Type: application/json" \ -H "X-Webhook-URL: https://your-server.com/webhook" \ -d '{ "prompt": "a serene mountain landscape at sunset", "width": 1024, "height": 576 }'

  1. ジョブが終わり(completed、failed、cancelled)になると、あなたのURLにPOSTが届く。本文には、job_id、status、created_at、completed_at、result(urlsの配列)が入る、と書かれています。
  2. 公式の作法:すぐに2xxを返す、job_idが自分の依頼したものか確かめる、HTTPSを使う、重複して届くことに備えて冪等にする。

署名の検証と再送の仕様は、Webhookのページには書かれていません(03のとおり、モデルのAPIの説明ページには、署名の記述がある、とあります。ページ同士で書き方が違います)。

利用の上限

公式の「Rate Limits」のページには、数字は書かれていません。同時実行の上限を超えた依頼は、断られず、順番に待つ(backlog)、と書かれています。429の扱いとヘッダは、書かれていません。

Zero Data Retention

03に書いたとおり、企業向けに、APIで入力と出力を保存させない機能があります。Krea 3のAPI overviewによれば、X-Api-Zero-Data-Retention: 1のヘッダを付け、image_urlsはすべてbase64のデータURIにします。申し込みは、03のsales@krea.aiの記述に従います。

3. 自分のプログラムからKrea Agentに仕事を頼む(Agent API)

先に知っておくこと(公式の警告)

公式は、「The Agent does not ask questions. Cost and permission prompts are approved automatically.」(Agentは質問をしない。費用と許可の確認は、自動で承認される)と書いています。要件と制約は、すべて依頼文に書き、送る前に依頼を見直す、とあります。

入口(公式の表)

入口 用途
POST /agent/send-message セッションを始める、または、次の依頼を送る
GET /agent/session/{sessionId} いまのセッションを、待たずに読む
POST /agent/wait-for-session 1回分が終わるまで、時間切れまで待つ

流れ(公式の記述)

  1. 送る:sessionIdを省くと、新しいセッションが作られる。返るsessionIdとrunIdを控える。返事はすぐにstatus: "running"で返る。
  2. 待つ:両方のIDをwait-for-sessionに渡す。timedOutがtrueなら、同じIDで呼び直す。時間切れは、Agentの作業を取り消さない。
  3. 読む:finishedがtrueになったら、statusを見て、text、media、errorを見る。または、urlでKreaのアプリで開く。

入力(send-message、公式の表)

項目 内容
sessionId 任意のUUID。省略で新規、指定すれば、自分のセッションの続き
prompt 最大10万文字。空でない文章か、添付が1つ以上必要
attachments 最大20個。各項目はurlが必須。nameとcontentTypeは任意
model 任意。省略でAuto。指定するモデルは、ワークスペースのプランに含まれる必要がある
effort fast、default、high、xhigh。新しいセッションはdefault
name 新しいセッションだけ。120文字まで
desktopAppId つないだデスクトップのアプリのUUID。任意

添付のurlは、アクセスできるHTTP(S)のURLか、Kreaのファイルのfile:で始まるURIです。自分のパソコンのパスや、OpenAIのfile_のIDは使えません。Agentは、呼び出し元のアプリの会話や添付を引き継がないので、見せたい参考のファイルは、添付します。

認証、請求、アクセス

返るもの、エラー

返りのstatusは、not_started、running、completed、failed、cancelledです。mediaには、生成(jobId)、置き直したメディア(url)、Kreaのファイル(uri)が入ります。

HTTP 意味(公式)
400 JSONの形が不正
401 認証がない、または不正
402 コンピュートユニットが足りない(compute_limit)、またはFreeのメッセージの上限(free_message_limit)
403 指定したモデルが、プランに含まれない(model_not_entitled)
404 セッションまたは添付が見つからない、または、アクセスできない
409 すでに1回分が動いている(conflict)。1つのセッションは、同時に1回分だけ
422 入力が不正、または、選んだデスクトップのアプリが使えない

この記事の案:送信の形

次は、公式の入力の表に合わせて、この記事で組んだ例です。動作は確かめていません。YOUR_API_TOKENは仮の文字です。

curl -X POST https://api.krea.ai/agent/send-message \
  -H "Authorization: Bearer YOUR_API_TOKEN" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "prompt": "白いマグカップのSNS用の画像を、正方形で3枚。文字は入れない。まず1回だけ作ること。",
    "effort": "default"
  }'

公式のコード例(Bash、Python、Node.js、SDK)は、送ったあとに待つ処理(最大5分)まで書かれています。全文は、公式の「Agent API」のページで原文を見てください。公式の例は、HTTPエラーと、失敗・取り消しで止まり、自動の再送はしません。送信が時間切れになったら、再送する前に、Kreaのアプリでセッションを確かめる、と書かれています。最初の依頼が、すでに動き出している場合があるからです。

4. CLI × Krea

入れ方とサインインは、05の「CLIを入れる」に書きました。AIとの組み合わせに関わる記述は次のとおりです。

5. 外し方のまとめ(公式に書かれた範囲)

対象 公式に書かれていること 書かれていないこと
MCP(OAuth) クライアントでKreaを切り離し、必要ならつなぎ直す。更新履歴に、OAuthのアプリ(CLI、MCPクライアント)を切り離せるようになった、とある 画面の経路、Kreaの側での取り消し
APIトークン 漏れたら、すぐに取り消す 取り消しの画面の手順
ChatGPT向けのKrea 読んだページに記載なし 外し方
Krea Agentの外部アプリ 読んだページに記載なし 切り離す手順
プラグイン 読んだページに記載なし アンインストール
CLI 読んだページに記載なし アンインストール

6. 渡るデータのまとめ(公式に書かれた範囲)

連携 公式に書かれていること 書かれていないこと
MCP OAuthなら、アップロードしたファイルは、選んだワークスペースに保存される。課金先は、認証で決まる 出力のURLの期限、保管期間
ChatGPT向け 画像・動画は、会話の中に返る。コンテキストライブラリにフォルダを作れる 何が送られ、どこに保存されるか
Agentの外部アプリ OAuthでつなぐ。アプリごとの、できる操作は一覧にある 取り込まれるデータの保存先と期間
Agent API 呼び出し元の会話は引き継がれない。添付はURLか、Kreaのファイル 保管期間
API トークンは、ワークスペースの中の、専用の利用者として動く。アプリで学習したスタイルは、APIで使えない(共有した場合を除く) 出力の保管期間(ジョブの説明に記載なし)
Zero Data Retention 企業が申し込めば、APIでプロンプト・参照画像・出力を保存しない。対象は4モデル(03) アプリでの同様の機能

気をつけること

出典