3行でいうと
- このガイドの対象は、動画・画像をつくる「Kling AI」(kling.ai)です。同名の別サービスは、読んだ範囲では見つかりませんでした。ただし「Klingに入れる」と称する第三者のサービスはあるので、公式と分けて読みます(03で扱います)。
- 使える場所は、Webの「Creative Studio」(kling.ai/app)と、iPhone・Androidのアプリです。アプリは App Store と Google Play に「Kling AI: AI Image&Video Maker」として出ています。
- 無料の「Basic」プランがあると、公式ブログ(2026年7月28日付)が書いています。月のクレジットは載っておらず、商用利用はできません。有料はStandard、Pro、Premier、Ultraの4段階です。
- 作ったものや入力した素材は、シンガポールのサーバーに置かれると、プライバシーポリシーが書いています。
- 利用規約は、入力も出力も「あなたの権利」と書く一方で、運営側がそれを事業・宣伝・研究に使え、入力はAIモデルの学習にも使える許諾を求めています。商用利用の書き方は、2つの規約で食い違って見えます(くわしくは04)。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKlingを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れなかった所は「公式の資料では確認できていない」と書き、長い引用はせず言い換えています。
先に結論
- Kling AIは「文章・画像・動画・音声の参考を渡して、動画や画像をつくる」クラウドのサービス。 公式のホームページは、テキスト・画像・参考素材を、ひとつのスタジオで多機能な作品にする、と説明しています。
- いまの最新の動画モデルは「Kling 4.0」。 快手の公式リリースは、2026年10月15日に正式に始まった、と書いています。ただし公式ブログの記述は、早期アクセスが始まった段階(9月28日)で、機能の提供状況は初期の展開中は異なりうる、と書いています。
- お金は「クレジット」と「メンバーシップ(月額・年額)」で管理される。 クレジットは、生成を始めた時点で引かれ、失敗すると戻る、と公式のポリシーが書いています。
- 公式の資料同士で、読みにくい所がある。 公式サイトの料金ページ(membership-plan)は、取得しても本文が読めませんでした。無料や有料の範囲は、ブログ、アプリストア、規約から拾った情報で、サインイン後の画面で確かめるのが確実です。
このガイドが扱う製品
公式サイトを探した結果は、次のとおりです。
| 候補 | 公式の資料に書かれていること | このガイドの扱い |
|---|---|---|
| Kling AI(kling.ai) | 公式ホームページは「Create high-quality AI videos and images」と説明。入口は kling.ai/app、API は kling.ai/dev。規約・アプリストアの運営者表示は Kling AI Pte. Ltd. | このガイドの対象 |
| 旧ドメイン klingai.com | こちらから取得すると kling.ai へ転送された。GitHub のプラグイン(公開元は未確認)の README は、旧 klingai.com/mcp からの移行と、地域別アカウントに触れている | 対象に含める。地域ごとの違い(中国向けの画面など)は、公式の資料では確認できていない |
| 第三者のサービス(AceDataCloud、RunAPI など) | 自分たちのAPIでKlingのモデルを呼ぶ、と README が書く。Kling側との提携の記載はなし | 対象外。03で「第三者」として分けて書く |
- 名前の変更・提供終了の公式の告知は、読んだ範囲では見つけられませんでした。 モデルの名前は、公式のユーザーガイドの一覧に Kling 4.0、3.0、O1、2.6 などが並んでいます。サービス名は「Kling AI」のままです。
- 快手との関係。 快手の投資家向けページに、Kling 4.0 の公式リリース(2026年10月16日付)があります。ただし、その本文は、運営会社どうしの資本関係までは書いていませんでした(読んだ範囲)。規約の運営者は Kling AI Pte. Ltd. です。
前提:用語をそろえる
- Creative Studio(クリエイティブ・スタジオ):公式の作業画面です。Image Generation、Video Generation、Motion Control、Agent、More Tools が並んでいます(kling.ai/app のメニュー表示)。
- Canvas(キャンバス):公式ブログは、ノードをつくって素材や結果をつなぎ、自由に並べられる作業場、と説明しています。
- Agent(エージェント):つくりたいものを言葉で伝えると、AIが依頼を読み取り、ツールを使って作業を進める機能です(公式ブログの説明)。
- Elements(エレメント):人物や小物などの参照資料を登録して、何度も同じ見た目で出す仕組みです(02で扱います)。
- クレジット:生成のたびに減る使用量の単位です。公式のクレジットのポリシーによると、金銭的な価値はなく、現金には換えられません。
- MCP/CLI:AIのアシスタントやターミナルから、Klingを呼び出す入口です(03で扱います)。
どこで使えるか
| 入口 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| Web(ブラウザ) | kling.ai/app の Creative Studio。ホームページの「Try Now」「Create Now」がここにつながる |
| iPhone・iPad | App Store に「Kling AI: AI Image & Video Maker」。提供元は KLING AI PTE. LTD.、iOS 14.0以降、無料(アプリ内課金あり)、年齢は13歳以上、対応言語は英語・日本語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語 |
| Android | Google Play に同名のアプリ。提供元は KLING AI PTE. LTD.。コンテンツのレーティングは「Teen」の表示(2026年10月21日更新の表示) |
| API | 開発者向けの入口が kling.ai/dev。使い方の本文は、読み切れていません(03) |
| MCP/CLI | kling.ai/app/mcp、kling.ai/app/cli。本文は読み切れていません(03) |
- アプリとWebのアカウントが同じかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。App Store の説明は、動画は最大15秒(ネイティブの1080pか4K)、延長で最大3分、と書いています。Web側の4.0の説明は、1回で最大30秒です。アプリとWebで、できる範囲が同じではない可能性があります(僕らの見立てで、公式の明言ではありません)。
アカウントをつくる
- サインインの方法。 公式の「Sign Up」の案内ページには「Create now」のボタンがありますが、Googleやメールなどの選べる方法の説明は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 自分だけで使う。 利用規約は、アカウントは自分だけが使える、共有・貸し出し・譲渡は禁止、と書いています。
- 年齢。 利用規約は、13歳未満は使えない(地域の法律が高い年齢を定めていれば、それ未満も不可)、成年に達していない人は保護者の同意が必要、と書いています。国によって年齢が違う、とも書かれています。プライバシーポリシーは、韓国は14歳、ベトナムは16歳などの地域差に触れています。
- メールアドレス。 プライバシーポリシーは、アカウントの情報として、メールアドレス、ユーザー名、年齢を挙げています。
無料でどこまでか
| 資料 | 無料について書かれていること |
|---|---|
| 公式ブログ「Kling 3.0 Credit Cost」(2026年7月28日) | 料金表に「Basic」$0(free forever)。月のクレジットは載っていない。エレメントは30個まで。商用利用は不可。ブランドの透かし(ウォーターマーク)の除去は、Basicには載っていない |
| 公式の「Free Usage」案内ページ | 無料プランの内訳は書かれていない(「Free tier available」とだけ。要約経由) |
| 公式の案内ページ(Sign Up、Pricing) | 条件つきの利用者は、一部の機能を無料で使える。クレジット・モデル・編集の選択肢は限られる。高い解像度や透かしなしの保存は、有料のメンバーシップが必要かもしれない、と書く(要約経由) |
| クレジットのポリシー | 購読者は、ログインや画面の更新のときに、画面に出るイベントの中で、日ごとのクレジットを受け取れる。量は「プラットフォームの告知で決まる」と書く |
- 無料のクレジットの量、無料の1日あたりの上限、無料で作ったものに透かしが入るかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。サインインした画面で見てください。
- ログインのクレジットは、読んだ範囲では「購読者」向けの説明でした。無料のBasicに毎日のクレジットがあるかは、確認できていません。
有料プランのあらまし
公式のメンバーシップのページ(kling.ai/app/membership/membership-plan)は、取得しても本文が読めませんでした。以下は、公式ブログの料金表(2026年7月28日付)と、App Store の表示です。
| プラン | ブログの表の表記 | 月のクレジット | App Store のアプリ内課金(月額) |
|---|---|---|---|
| Basic | $0(free forever) | 載っていない | - |
| Standard | $6.99/mo、「$10 shown」、更新時は$8.80 | 660 | $10.00 |
| Pro | $25.99/mo、「$37 shown」、更新時は$32.56 | 3,000 | $37.00 |
| Premier | $64.99/mo、「$92 shown」、更新時は$80.96 | 8,000 | $92.00 |
| Ultra | $127.99/mo、「$180 shown」、更新時は$159.99 | 26,000 | 読んだ範囲では載っていない |
- ブログは、初回の購読だけ割引価格になる、と書いています。表の「shown」は、ブログでは「Visible Monthly Offer」の欄の中で、高い方の金額につく表記(例:「$10 shown」)、「renewal」は同じ欄の「next monthly renewal」(次の月の更新時の金額)にあたる表記で、有料の4プランすべてに「first-subscription discount only」とあります。ただし、両者の関係をブログが文章で定義してはいません。「$10」は、App Store の月額と一致します。
- 追加のクレジットは、App Store に100 / 330 / 660 / 1320 / 3300 クレジットが、$1.49 / $5.00 / $10.00 / $20.00 / $50.00 で出ています。公式のポリシーは、標準の価格で「1米ドルあたり66クレジット」と書いています。
- 週単位のStandardの購読が、$1.19と$1.49の2つで出ています(読んだ範囲では、違いの説明はありません)。
- 日本円の表示や、税込みか税別かは、読んだ範囲では確認できていません。
作ったものはどこに置かれるか(データの保存場所)
- シンガポールのサーバー。 プライバシーポリシー(2026年10月23日に読んだ版)は、データはシンガポールのサーバーに保存され、世界各地のサポート・開発・安全確認のチームが社内の管理のもとで見られる、と書いています。
- 集められる情報。 アカウントの情報、アップロードした写真・画像・音声・動画、支払い、端末と利用状況、おおよその位置、Cookie などが挙がっています。人物の顔を扱う機能(Character Face Mode など)では、顔の特徴点や輪郭線を取り出すことがあるが、顔認識はせず、顔のデータは保存しない、と書かれています。
- 保存期間。 「目的に必要な間」「法令で必要な間」といった書き方で、日数は書かれていません(韓国向けの章に、数か月・数年の具体例はあります)。
- 学習への利用。 プライバシーポリシーには、モデルの学習への言及は、読んだ範囲では見つかりませんでした(利用規約には、入力を学習に使う許諾が含まれます。このあとの文のとおり)。一方、製品開発、サービスの改善、利用状況の分析への利用は認めています。利用規約は、運営が入力と出力を、サービスの運営、宣伝、製品の改善、研究に使える許諾を求め、入力を、AI・機械学習のモデルの作成・改善・学習に使うことも挙げています(4.7.3。くわしくは04)。
- 共有。 Webの「Explore」には、他の人の作品が並びます。App Store の説明も、コミュニティで作品を見たり、複製して試したりできる、と書いています。自分の作品が、初期設定で公開されるかどうかは、読んだ範囲では確認できていません。エレメント自体は、Exploreに共有できないと、公式のガイドに書かれています。
最初に決めること:4つ
- どの入口で使うか。 基本はブラウザの kling.ai/app。スマホではアプリ。
- 無料で試すか、有料にするか。 無料の範囲が公式の資料で細かく読めないので、サインインして、残りのクレジットと使える機能を画面で見るのが確実です(僕らの見立て)。
- 商用に使うか。 公式ブログの料金表は、Basicは商用利用不可、Standard以上は商用利用可、と載せています。規約は商用利用について別の書き方もしているため、04を読んでから決めてください。
- 何をアップロードしてよいか。 他人の顔・声・作品を入れる前に、利用規約を読んでください。規約は、権利を侵害する素材を禁じています。
今日からできること
- kling.ai を開き、ホームページの説明と、メンバーシップのページを見る。
- 公式の「Kling 4.0 User Guide」を読み、入力の種類と上限を把握する(02で要約します)。
- kling.ai/app でサインインし、無料で使える範囲と残りのクレジットを見る。
- 利用規約とプライバシーポリシーの、入力と出力の扱いの部分を読む。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKlingを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のページを読んだ範囲です。
- 公式のメンバーシップのページと、APIのドキュメントは、取得しても本文が読めませんでした。無料・有料の細部は、ブログと規約からの情報です。
- 金額やクレジット、使えるモデルは、頻繁に変わります。ここに書いたのは、ブログの表(2026年7月28日付)と、2026年10月23日に読んだ他のページの表示です。公式ブログ自身も、プランの規則は変わりうる、と注意しています。
- Kling 4.0 は、公式の資料の中で、提供状況の書き方がそろっていません(早期アクセス、10月に正式、追加機能は「coming soon」)。
- 利用規約やプライバシーポリシーの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Kling AI ホームページ(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Creative Studio(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Terms of Service(Kling AI、2026-04-21施行の表示、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Credits Policy(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- Kling 3.0 Credit Cost: 4K, Omni Audio, and Multi Shot Pricing(Kling AI ブログ、2026-07-28、確認日 2026-10-23)
- Kling AI Sign Up(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- KlingAI Free Usage(Kling AI、確認日 2026-10-23)
- KlingAI Pricing Plans(Kling AI の案内ページ、確認日 2026-10-23)
- Kling AI: AI Image&Video Maker(App Store、KLING AI PTE. LTD.、確認日 2026-10-23)
- Kling AI: AI Image&Video Maker(Google Play、KLING AI PTE. LTD.、2026-10-21更新の表示、確認日 2026-10-23)
- Inside Kling 4.0: A Complete Guide to AI Video Creation(Kling AI ブログ、確認日 2026-10-23)
- Introducing Kling 4.0(Kling AI ブログ、確認日 2026-10-23)
- Kling AI Officially Launches Next-Generation Kling 4.0(Kuaishou Technology 投資家向けページ、2026-10-16、確認日 2026-10-23)
- Kling AI User Guide 一覧(Kling AI、確認日 2026-10-23)