3行でいうと

  • Gensparkから外のアプリを使う入口は、Skills の Connectors です。つなぎ方は、提供元の同意画面で許可する OAuth、APIキーやトークンを入れる、MCP の URL を入れる、のどれかで、サービスごとに決まっています。
  • 外から Gensparkを呼ぶ入口は、Settings の Integrations です。iMessage、WhatsApp、LINE、Telegram、Slack に対応し、6桁のコードか QR コードで自分のアカウントとつなぎます。
  • 「Connected」の表示は、つながったことを示すだけで、すべての資源や操作への権限を保証しない、と公式ヘルプは書きます。読む仕事から試し、送る・作る・更新するは別に確かめる、という順序が公式の書き方です。
  • 外し方は、Genspark側の切断と、提供元側の取り消しが別です。MCP の切断は Genspark の登録を外すだけで、提供元の許可は別に取り消す、と書かれています。
  • カスタムの MCP サーバーの登録の手順は、読んだヘルプには書かれていません。AI Sheets の Tools → MCP の画面の手順が、公式にある唯一の経路です。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGensparkを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。以下の手順は「公式の手順を順に並べたもの」です。公式ページは要約の形で取得したため、画面のボタンの表記や設定の全文は、公式ページで確認してください。「この記事の案」と書いた箇所は、公式の記載から組んだ見立てで、動作は確かめていません。全体像と、データがどこへ流れるかは03を参照してください。

先に結論

前提:用語をそろえる

連携1:コネクタ(Skills の Connectors)

手順(ヘルプ「Connectors & Integrations」)

  1. Genspark のホームで、左のサイドバーの Skills を開く。
  2. Connectors タブを開く。ヘルプ「Connectors & Integrations」は「Connectors タブ」と書きます。ヘルプ「Skills」は、Skills のページの上部に Connectors の操作があり、検索欄がある、と書き、「タブ」とは書いていません。手元の画面と照らしてください。
  3. サービスを探す(ヘルプ「Skills」では、検索して Install か Connect を押す、と書かれています)。つなぎ方を選ぶ。
  4. OAuth:提供元でサインインし、同意画面を確かめる。会社のテナントでは、管理者の同意が先に要ることがある。
  5. APIキー、トークン、MCP の URL:提供元で先に作り、設定のフォームに入れる。フォームの項目名は、ヘルプに書かれていません。
  6. 表示が Connected になったことを確かめる。接続のテストがあれば行う。
  7. 読む仕事で試す。送る、作る、更新するの権限は、別に確かめる。

ヘルプ「Skills」には、スキルによっては、必要なコネクタがつながっていないと止まる、とあります。

一覧と、つなぎ方の種類(ヘルプの記載。全文は公式ページで確認)

分類 サービス(種類)
コミュニケーション Gmail、Outlook Email、Slack、Microsoft Teams、Google Chat(API Call)。LINE Send Message(アカウントの連携)。X(OAuth 2.0 with PKCE)。LinkedIn Lite(手で渡すアクセストークン、ベータ)
仕事・ファイル Google Suite(Gmail、Calendar、Drive をまとめたもの)、Google Calendar、Google Drive、Google Contacts、Microsoft 365、Outlook Calendar、OneDrive、SharePoint、Box、Confluence、Notion(API Call)。Notion MCP、ClickUp、monday.com(MCP)
営業・CRM Salesforce、Pipedrive、Mailchimp(API Call)。HubSpot(Private App Token)。Affinity CRM(MCP、Bearer token)
開発 GitHub、Jira(API Call)。Linear(MCP)
データ Airtable(MCP、OAuth 2.1 with PKCE)、Meta Ads(MCP、Facebook ログインの OAuth 2.0)
人事・採用 Greenhouse、Ashby(MCP)
運営・金融 Stripe、PayPal、Ramp、Zapier、Vanta(MCP)
早期アクセス・パイロット Salesforce Sandbox、Daloopa、Intercom、Amplitude、Snowflake(PAT)、SimilarWeb(API キー)、HubSpot MCP

早期アクセスのものは、全員の画面に出るとは限りません。一覧にあっても、自分のアカウントで使えるとは限りません(アカウント、組織の設定、提供元の条件で変わる、とヘルプにあります)。プラン別の対応は、Membership Plans のヘルプに「Connector management は Team と Enterprise の機能」とあるだけで、Free、Plus、Pro の細かい条件は書かれていません。

権限の決まり方(ヘルプの記載)

ヘルプは、スコープの出し方を3つに分けています。

対象 公式ヘルプの書き方
Google Suite Gmail、Calendar、Drive をまとめる。Google Chat は別の接続。Gmail は、連絡先の読み取りと、読み書きのモードでは Gmail の設定への権限も求める
Google Drive drive.readonly は広く読める。drive.file は、アプリが作った、または許可したファイルにだけ書ける
Microsoft 365 委任された権限で、管理者の役割は与えない。OneDrive と SharePoint は、同じファイルの権限の組で、サイトごとの選択はない
GitHub repo のスコープは、読み取り専用の方針の下でも、書き込みを含む
Ramp 許可された読み取り専用の21のスコープに限る。お金を動かす書き込み、銀行口座番号、使えるカードの認証情報は含まない
MCP 全般 全体の読み取り専用の保証はない。提供元のスコープ、役割、ツールを確かめる。Zapier は、つないだ先のアプリも見直す

読み取り専用の方針を有効にしても、すでに出したトークンの権限は消えません。管理者が、再認証、提供元の権限の変更、認証情報のローテーションをする必要がある場合がある、とあります。

Gmail・Outlook の複数アカウント

ヘルプによると、GmailとOutlook Emailは複数のアカウントをつなげます。コネクタの詳細で、アカウントの一覧が見え、追加と、行ごとの切断ができます。一覧は、既定のアカウントと、再認証が必要なものを示します。

連携2:MCP でつなぐ

MCP 方式のコネクタ(Notion MCP、Linear、Stripe、Zapier など)

手順は連携1と同じで、MCP の URL や認証情報は、提供元で先に用意します。提供元ごとの作り方は、ヘルプには書かれていません。

AI Sheets の Tools → MCP(公式の手順)

ヘルプ「AI Sheets」の手順です。

  1. チャット欄の Tools ボタンを押す。Genspark のホームでも、AI Sheets の中でもよい。
  2. MCP のページを開く。
  3. つなぎたいツールを選ぶ。
  4. 画面の案内に従って、設定を終える。
  5. つながったら、そのデータ源に問い合わせて分析するよう頼む。

つなげるもの:Google Drive(クラウドのファイルから文書と表のデータを取る)、Supabase(データベースにつなぎ、SQL で問い合わせる)、Custom MCP(AI Sheets の問い合わせの条件を満たす、ほかの MCP ツール。企業のデータベースなど)。各ツールの設定の画面の項目、必要な認証情報、Custom MCP の具体的な条件は、そのヘルプには書かれていません。

自分のMCPサーバーを足す

コネクタのヘルプは、カスタムのMCPサーバーは、組織の方針に従い、ツールとアクセスはサーバーの運営者しだいで、企業での使用の前に管理者に確かめる、と書いています。登録の手順は「書かれていない」です。Team と Enterprise のヘルプ(管理画面)にも、「Custom MCP policy」の名前の設定は見つかりませんでした。

連携3:チャットアプリから Genspark を呼ぶ

共通の手順(ヘルプ「Connectors & Integrations」)

  1. Settings › Integrations を開く。ホームの「Use Genspark in your chat apps」のカードでも、同じ画面が開く、とあります。
  2. 使うチャットアプリの横の Connect を押す。
  3. 6桁のコード(有効5分、1回だけ)を送る、または QR コードを読む。期限が切れたら Regenerate。
  4. 行が Connected に変わるのを確かめる。

iMessage

WhatsApp

LINE

Telegram

Slack(Settings › Integrations からの連携)

リマインダー

初期状態でオン。つないだチャットで「stop reminders」と送ると、全チャンネルで止まる。自分で作ったリマインダーや予定のタスクは止まらない、とあります。

チャットアプリで渡るデータ(ヘルプの記載)

外し方(チャットアプリ)

  1. Settings › Integrations を開き、チャットアプリの横の Disconnect を押して、確認する。返信はすぐに止まる。
  2. Slack では、「そのワークスペースで、再接続するまで応答しなくなる」と確認が出る。アプリは、ほかのメンバーのために残る。
  3. 連携の記録は30日後に消える。会話とファイルは、自分で消すか、アカウントを消すまで残る。再接続すると「welcome back」が1通届く。
  4. 組織の管理者は、Feature Block-List でチャットアプリを止められる。すでにつないだものは動かなくなるが、記録は消えない。ただし、Team と Enterprise のヘルプ(管理画面)には、この名前の項目は見つからなかった。

連携4:Slack に Genspark のアプリを入れる(公式のインストール案内)

Genspark の「Slack Installation Guide」の手順です。

  1. 案内のページから、Add to Slack を押す。ワークスペースがアプリの追加を制限している場合は、ワークスペースの管理者の承認が要る。
  2. Slack が出す OAuth の権限を確かめる。ページは、メッセージを読む、返信する、チャンネルと DM でやりとりするために必要、と書くが、スコープの名前は書かれていない。
  3. 「This app is not approved by Slack」と出る場合は、Slack の審査の途中、と書かれている。「This app isn't listed in Slack Marketplace」と出る場合は、ワークスペースのオーナーが、Settings & Administration > Manage apps > App management settings で Only allow apps from the Slack Marketplace をオフにして、やり直す。
  4. 追加の成功のメッセージを確かめる。
  5. 使う:トップバーに追加、DM、チャンネルで @Genspark、非公開チャンネルでは /invite @Genspark。
  6. データ:@ で呼ばれたメッセージだけを読み、呼ばれていないチャンネルは読まず、保存もしない、とこのページは書いている。なお、連携3(Settings › Integrations)のヘルプは、エージェントが、あなたが見られるチャンネルと DM を、頼んだときに検索して読める、と書いており、書き方が違います。どちらがどの入れ方に当てはまるかは、公式で確認できていません。

外し方:ワークスペースの管理者が、Settings & Administration > Manage Apps で Genspark を探し、Remove App を押す。削除後に、すでに処理されたデータがどうなるかは、書かれていません。

連携5:Salesforce

ヘルプ「Salesforce Integration」の手順です。

  1. Genspark で、Skills → Connectors → CRM & Sales を開く。
  2. Salesforce を探して Connect を押す。
  3. ブラウザで開く Salesforce の OAuth のログインで、承認する。ふだんのブラウザを使う。リモートデスクトップでのログインは、Claw が「未接続」と報告する原因になる、とある。
  4. 確かめる:Skills → Connectors で、Salesforce が接続済みになる。Claw か Super Agent に、自分の商談を一覧するよう頼み、レコードが返るのを見る。

Claw の中からつなぐ道もあります(Cloud Computer が動いている状態で、Services タブの下の More Services を開き、Salesforce のトグル)。ここでは Open Remote Desktop を使わない、とヘルプに書かれています(OAuth のトークンの置き場を通らないため)。なお、ヘルプ「Genspark Claw」には「More Services」という名前が見つからず、Salesforce は Business services と共有先に出る、と読めます。画面の経路は、ヘルプ同士で書き方が違います。

連携6:Chrome拡張とOffice のアドイン

入れ方は05、使い方は06です。ここでは、つなぎ方に関わる点だけを挙げます。

外し方のまとめ

つないだもの Genspark 側の外し方(ヘルプの記載) 提供元側
コネクタ(一般) Skills の Connectors で切断。提供元のアカウントは消えない 提供元の「接続したアプリ」の設定で、トークンの取り消し・ローテーション(フルの解除には必要、とある)
Gmail、Outlook の1アカウント そのアカウントの行で切断。ほかのメールボックスは残る 提供元の設定で、Genspark のアクセスを外す
Google、Microsoft の接続全体 切断すると、同じ認証を使うサービスすべてに影響し、AI Inbox / GenMail の紐づいたメールボックスも外れる。Microsoft はセッションの取り消しも試みる 同上
Jira、Confluence どちらかを切ると、両方が切れる —
MCP Genspark の登録を外すだけ 提供元の許可、自分で作った認証情報を別に取り消す
チャットアプリ Settings › Integrations の Disconnect Slack はワークスペースの Manage Apps から Remove App
Slack アプリ — 管理者が Remove App
Salesforce 手順は書かれていません Salesforce 側の接続したアプリの管理(この記事の見立て。ヘルプには書かれていません)

うまくいかないとき(ヘルプ「Connectors & Integrations」の記載)

症状 ヘルプが書く確認点
コネクタが一覧にない 早期アクセスか、組織の制限の可能性
「Connected」だが、資源が失敗する 選んだアカウント、提供元の共有設定、読み書きの権限、MCP のツールの有無を確かめる
何度も再接続を求められる 許可の期限切れ、取り消し。Meta Ads は約60日。LinkedIn Lite の手動トークンは自動で更新されない
チャットアプリの行が Connected にならない つなぐ端末から、コードを送る。期限が切れたら Regenerate
「That code didn't match…」と出る 2段階認証のコードなどを、チャットに貼らない。Genspark は、6桁のメッセージを、有効な連携のコードと照らす
サポートへ問い合わせる コネクタの名前と種類、エラーと手順、時間帯、認証の方法、プランの段階、組織の制限をまとめる。画面のスクリーンショットから、トークンと認証情報の URL を消す

この記事の案:読む仕事から始める場合の組み立て

公式の手順ではなく、公式の記載から組んだ案です(動作は確かめていません)。

  1. 連携1の手順で、読むだけの用途のコネクタを1つ、つなぐ(例:Google Calendar)。
  2. Super Agent に「今週の予定を一覧して」と頼む(この記事の例)。返ってきたのが、自分の予定と合うかを見る。
  3. 合ったら、そのコネクタについて、読み書きの権限をヘルプの表で確かめる。
  4. 使い終わったら、連携の一覧から切断し、提供元の「接続したアプリ」にも残っていないかを見る。

気をつけること

出典