3行でいうと
- つなぎ口は2種類あります。「API Call」(提供元のAPIを使う標準の連携)と「MCP」(MCPサーバーが出すツールを使う)です。つなぎ方は、Skills画面の「Connectors」タブから、OAuthかAPIキーなどで行います。
- 公式が一覧に載せるコネクタは、Gmail、Slack、Notion、GitHub、Jira、Salesforce、Stripe など数十あります。ベータと書かれているのは「LinkedIn Lite」だけです。早期アクセスや顧客向けパイロットのものもあります。
- チャットアプリ(iMessage、WhatsApp、LINE、Telegram、Slack)からGensparkを呼べます。メッセージは、Apple、Meta、LINE、Slack などの配信会社を通り、保存もされます。
- スキルは、.zip、.skill、.md のファイルで取り込めます。公式のライブラリにある「Community Skills」は、Anthropic、OpenAI、Genspark などの発行者によるものと書かれています。独自やコミュニティのMCPサーバーは、運営者しだいで、組織の管理者に確認するよう公式ヘルプが書いています(取り込むスキルのファイルについて同じ注意があるかは、読んだ範囲では見つかりませんでした)。
- 一度実行した操作を、まとめて元に戻す仕組みはない、と書かれています。送信系の操作は、自分が始めたターンでだけ動く設計だと書かれています。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGensparkを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書きます。
先に結論
- 「つなぐ」とは、ふつうは権限を渡すこと。 コネクタをつなぐと、Gensparkは、あなたの権限の範囲で、メールを読む、予定を見る、ファイルを開く、といったことをします。公式ヘルプは「Connected」の表示を「接続ができた」という意味で、すべての資源や操作へのアクセスを保証しない、と説明しています。
- まず読み取りの仕事で試す。 公式ヘルプの手順は、「読む仕事から始め、送る、作る、更新するの権限は別に確かめる」です。
- 読み取り専用の保証は、一律にはない。 MCPのつなぎ方では、権限の範囲は通常サーバーの同意画面に従い、Gensparkは個別の範囲を選ぶチェックボックスを出さない、と書かれています。MCPのつなぎ込みに、全体の読み取り専用の保証もない、とあります。
- 公式が運営する窓口と、第三者のサーバーを分ける。 公式が運営する接続口の一覧と、「独自(カスタム)やコミュニティのMCPサーバー」は、別に扱われています。後者は、運営者しだいで、組織の方針に従う、と書かれています。
- 公式の資料で、読んでいないもの。 Gensparkそのものを外から呼ぶ公開APIの説明は、読んだ範囲では見つかりませんでした(アカウントのヘルプと管理画面の説明に「APIキー」の語はあります)。
前提:用語をそろえる
- コネクタ(connector):外のアプリにつなぐ仕組みです。「API Call」か「MCP」のどちらかで動きます。
- API Call:提供元(GoogleやSlackなど)のAPIを使う、Gensparkの標準の連携です。
- MCP:AIが外のツールを使うための共通の約束ごとです。MCPサーバーが「ツール」を差し出し、AI側がそれを呼びます。
- OAuth:パスワードを渡さずに、「このアプリにこの範囲を許す」と提供元の画面で許可する方式です。
- スキル(Skill):保存して何度も使える手順です。ファイルとして取り込めます。
- GenTeam:人間とAIエージェントが同じチャンネルで話す場所です。
向き1:Gensparkが、外のアプリを使う(コネクタ)
つなぎ方(ヘルプ「Connectors & Integrations」)
- 「Skills」の中の「Connectors」タブを開く。
- サービスを探し、つなぎ方を選ぶ。OAuth(提供元でサインインし、同意画面を確認。会社のテナントでは管理者の同意が要ることがある)か、APIキー、トークン、MCPのURL(先に提供元で作って、設定の画面に入れる)。
- 「Connected」と表示されたことを確かめ、接続テストがあれば行う。
- 読む仕事から始め、送る、作る、更新するの権限は別に確かめる。
コネクタの一覧(公式ヘルプの記載)
| 分類 | 名前(つなぎ方) |
|---|---|
| コミュニケーション | Gmail、Outlook Email、Slack、Microsoft Teams、Google Chat、LINE Send Message、X(Twitter)(いずれもAPI Call)。LinkedIn Lite(API Call、手で渡すOAuthトークン、ベータ) |
| 仕事・ファイル | Google Suite(Gmail、Calendar、Driveのまとめ)、Google Calendar、Google Drive、Google Contacts、Microsoft 365(まとめ)、Outlook Calendar、OneDrive、SharePoint、Box、Confluence、Notion(いずれもAPI Call)。Notion MCP、ClickUp、monday.com(MCP) |
| 営業・CRM | Salesforce、Pipedrive、Mailchimp(OAuth)、HubSpot(Private App Token)、Affinity CRM(MCP、APIキー) |
| 開発 | GitHub、Jira(API Call)、Linear(MCP) |
| データ | Airtable、Meta Ads(MCP) |
| 人事・採用 | Greenhouse、Ashby(MCP。管理者がMCPのアクセスを有効にする必要がある場合あり) |
| 運営・金融 | Stripe、PayPal、Vanta、Ramp(MCP。Rampは読み取り専用の範囲)、Zapier(MCP、認証情報を含む専用URL) |
「早期アクセス/顧客向けパイロット」のもの(許可リストや契約が必要で、全員には出ていない)として、Salesforce Sandbox、Daloopa Financial Data、Intercom、Amplitude、Snowflake、SimilarWeb、HubSpot MCP が挙がっています。ベータと明記されているのは、このページでは LinkedIn Lite だけです。ページは、そのほかのコネクタに「公式」というラベルを付けていません。「公式が運営する」という言い方は、このページの構成(Gensparkの標準の一覧)から読んだ僕らの整理で、ページ自身の言葉ではありません。
権限の注意(同じヘルプの記載)
- 固定の許可セット:コネクタは、あらかじめ決まった権限の組を求めます。
- 読み取り専用の方針:組織が読み取り専用の管理を有効にすると、Google、Microsoft、Slack、Atlassian、Box、X は、より狭い権限を求められます。GitHubは一部の範囲だけ狭まります。Notion、Salesforce、Pipedrive、Mailchimp、手で渡したトークンは、自動では読み取り専用になりません。すでに発行されたトークンの権限は、方針を有効にしても消えません。
- GitHub:「repo」の範囲は、読み取り専用の方針の下でも、リポジトリへの書き込みを含みます。
- Google Drive:「drive.readonly」は広く読めます。「drive.file」は、アプリが作った、または許可したファイルにだけ書けます。
- Meta Ads:キャンペーンや広告を作る、変えることができ、広告の支出を始めたり増やしたりする可能性があります。
- 組織の管理:企業の管理者は、コネクタを全員に許可、特定のチームだけに限定、無効にする、のどれかにできます。
つなぎ先の管理
- GmailとOutlook Emailは、複数のアカウントをつなげます。依頼の文で、どのアカウントか指定するよう、ヘルプが書いています。
- GoogleやMicrosoftの接続を全部切ると、同じ認証を使うサービスすべてに影響し、AI Inbox/GenMail の紐づいたメールボックスも外れます。
- MCPの切断は、Gensparkの登録を外すだけです。提供元の側の許可は、別に取り消す必要があるかもしれません。
- 切断は、提供元のアカウントそのものを消しません。
向き2:外から、Gensparkを呼ぶ(チャットアプリ、拡張機能、Office)
チャットアプリ(ヘルプ「Connectors & Integrations」の「Chat Apps」)
- 対象は iMessage、WhatsApp、LINE、Telegram、Slack。設定の「Integrations」で連携します。
- つなぎ方は、6桁の1回限りのコード(有効5分、1回きり)を、表示された番号やボットに送る、またはQRコードを読む、という方法が書かれています。LINEは、LINEログインを許可したあと、公式アカウントを友だち追加します。Slackは、各自が自分のアカウントを連携します。
- クレジットは、ウェブ版と同じ残高から減ります。
- リマインダーは初期状態でオンで、1日1回まで、9時から20時の間です。「stop reminders」と送ると止まります。
Chromeの拡張機能とOffice
- Chromeの拡張機能(ヘルプ「Chrome Extension」):公式のFAQは、「使うときにだけ、いまのページの内容を読む」「背景で閲覧データを集めたり送ったりはしない」と書いています。会話の履歴はそのセッションの間保持され、保持の詳細はプライバシーポリシーに従う、とあります。Chromeが要求する許可の一覧は、そのページには書かれていませんでした。
- Genspark for Microsoft Office(ヘルプ「Microsoft Office Plugin」):Word、Excel、PowerPointのアドイン。Microsoftアカウントで入れ、Gensparkのアカウントで有効にします。送られるデータ、クレジット、プランについては、そのページに書かれていませんでした。「GenOffice」という、別のオープンソースの一式とは別物、とも書かれています。
向き3:手順やツールを取り込む(スキル、MCP、GenTeam)
スキル(ヘルプ「Skills」)
- 取り込み:.zip、.skill、.md のファイル(200 MBまで)をアップロードできます。.zip には、名前と説明を書いた skill.md が必要です。
- 共有:メールで招待(Peer Share、30日で期限切れ)、チームに公開(Team Publish、管理者の承認が必要な場合あり)、公開リンク(サインインした人がプレビューと導入。受け取る側は、その時点の写しで、あとの更新は同期されない)。
- 出どころ:ライブラリの「Community Skills」(100以上)は、Anthropic、OpenAI、Genspark などの発行者が整えたもの、と書かれています。
- MCPについて、そのページには書かれていませんでした。
MCP
- AI Sheets のヘルプは、チャット欄の「Tools」からMCPの画面を開いてつなぐ、と書き、つなげるものとして Google Drive、Supabase、条件を満たす独自のMCPツールを挙げています。
- コネクタの一覧にあるMCP方式のもの(Notion MCP、Linear、Stripe など)は、上の表のとおりです。
GenTeam(ヘルプ「GenTeam」)
-
「クラウドのエージェント」は、Gensparkが用意した計算機の上で動き、ふつうのクレジットを使います。
-
GenTeam自体は、無料と有料のどちらのプランでも使える、と公式ヘルプに書かれています。ただし通話はアカウントごとの展開で、使えないアカウントがあり、EUと日本のデータ地域のアカウントでは、エージェントのメールアドレスは使えません。引き継ぎ(ハンドオフ)の間にエージェントのブラウザへ打ち込んだ内容は、そのエージェントと、メッセージを送れる人に見える、とも書かれています。
- 「ローカルのエージェント」は、自分のパソコンで、Claude Code、Codex CLI、Cursor CLI、OpenCode を通して動きます。自分のパソコンと、自分が持つモデルの利用権を使うため、Gensparkのクレジットは使わない、と書かれています。
- これらのCLIのツールは、それぞれ別の会社の製品です。Gensparkとの連携で何が送られるかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
Custom AgentとWorkflows
- Custom Agentは、Custom Agent Store(Gensparkが公式に公開したものと、利用者が公開したものが並ぶ、とヘルプにある)、リンク、組織で共有できます(Organization と Group の共有はTeamかEnterpriseが必要)。共有されたエージェントには、名前と説明だけが見え、指示(Instructions)は見えません。
- Workflowsは、Gmail、Outlook、Google Sheets/Drive/Docs、Slack、Microsoft Teams、LINE、GenTeam、Outlook Calendar、SalesforceやStripe、Custom Agent と組めます。GenTeamの手順は、ワークフローの持ち主として投稿され、既定で承認を待ちます。
公式が運営するものと、外のもの
| 区分 | 例 | 公式の資料の書き方 |
|---|---|---|
| Gensparkが用意した、Gensparkの画面や拡張機能 | コネクタ画面、チャットアプリの連携、Chrome拡張、Officeのアドイン、Skillsの画面、GenTeam | ヘルプに手順がある |
| 外の会社が運営するサービスへの接続 | Gmail、Slack、Notion、GitHub、Stripe など、一覧のコネクタ先 | 権限は提供元の同意画面と提供元の設定に従う |
| 外の会社が運営する配信の窓口 | iMessage(Apple、Photon)、WhatsApp(Meta)、LINE、Telegram、Slack | 配信会社を通る、とヘルプにある |
| コミュニティや第三者のもの | 独自(カスタム)やコミュニティのMCPサーバー、取り込むスキルのファイル、GenTeamで使うCLIのツール | ツール、認証、資源へのアクセスは、サーバーの運営者しだい。企業で使うなら管理者に確認、とヘルプにある(この注意は、ヘルプではMCPサーバーについて書かれている) |
| 公式のライブラリの中の他社の発行者のスキル | Community Skills(Anthropic、OpenAI、Genspark などの発行者) | 「整えられた」ものと書かれている。審査の中身は読んだ範囲では見つからなかった |
「公式が運営する」と「Gensparkのライブラリに載っている他社の発行者のもの」を、同じものとして扱わないでください。
データはどこへ流れるか
- チャットアプリ(ヘルプの「Data Flows and Privacy」):iMessage、WhatsApp、LINE、Telegramでは、あなたが送ったメッセージ、送り主のID、基本的なプロフィール項目が見えます。会話は GenTeam の会話として、アカウントに保存されます。保存期間の決まりはなく、あなたが消すか、アカウントを消すまで残ります。連携を切っても会話とファイルは消えず、連携の記録は30日後に消えます。
- Slack:つなぐと、エージェントが、あなたが見られるチャンネルやDMを、頼んだときに検索して読めます。アプリが@で呼ばれたときは、そのチャンネルやスレッドの直近200件までを読み、モデルに最大100件を文脈として送り、そのスレッドのチャットに保存します。
- AIの提供元:メッセージは、Gensparkのチャット基盤とAIモデルの提供元で処理されます。プライバシーポリシーは、OpenAI、Anthropic、Google、xAI、ElevenLabs を主な提供元に挙げています(01参照)。データを改善に使えるかは「AI Data Retention」の設定に従う、とチャットアプリのヘルプにありますが、その設定の中身は読めていません。
- Google Workspace:プライバシーポリシーは、GoogleのWorkspace APIのデータを、一般的なAIや機械学習のモデルの開発や学習に使わない、と書いています。
- 安全のしくみ:エージェントはパスワードを求めない。送信系のツール(メール、SMS、通話)は、自分が始めたターンでだけ動く。他の人に影響する操作の前に確認する設計。ただし、実行された操作を、まとめて元に戻す仕組みはない、と書かれています。1回きりのコードを、チャットに貼らないよう注意があります。
- Genspark Claw:サービスへのログインは、Cloud Computer上の非公開のブラウザセッションに保たれます。ウェブサイト、メール、文書からの「プロンプトインジェクション」(本文に仕込まれた命令でAIが操られること)に注意し、最小の権限で使い、危険な操作は確認する、とヘルプが勧めています。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGensparkを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のヘルプとプライバシーポリシーを読んだ範囲です。
- コネクタの一覧は、アカウント、組織の設定、提供元の条件で、出方が変わると書かれています。一覧にあっても、自分のアカウントで使えるとは限りません。
- 権限は、「読む」と「書く」を分けて確かめてください。GitHubの「repo」や Meta Ads のように、読み取り専用の方針の下でも書き込みや支出につながるものが、公式ヘルプに書かれています。
- 外から呼べる公開API、開発者向けの資料は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 規約やデータの扱いの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Connectors & Integrations(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Skills(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- AI Sheets(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- GenTeam(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Custom Agent(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Workflows(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Chrome Extension(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Microsoft Office Plugin(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Genspark Claw(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- SecondBrain(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Team & Enterprise Plans(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Account Management(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(MainFunc Inc.、2026-07-24更新、確認日 2026-10-23)