3行でいうと
- 扱う製品は、genspark.ai の「Genspark」です。公式サイトのフッターは「© 2026 Genspark Inc.」、規約とプライバシーポリシーの運営者は MainFunc Inc.(Genspark Inc. は完全子会社)と書かれています。名前が似た別サイトと混ざらないよう、公式サイト名を明示します。
- 入口は、ブラウザ(genspark.ai)、iOS・Androidのアプリ、Chromeの拡張機能、iMessageやWhatsAppなどのチャットアプリです。デスクトップアプリは Genspark Claw の「ローカルモード」で出てきますが、全体としての一覧は読めていません。
- Freeは、1日100クレジットがもらえます。ただし「生涯の上限」があり、その数字は公式ヘルプに書かれていません。AIを使うたびにクレジットが減ります。
- データは、プライバシーポリシーによると、米国で処理・保存されることがあり、保存は Microsoft Azure、AIの提供元は OpenAI、Anthropic、Google、xAI、ElevenLabs などです。プロンプトはこれらの提供元に送られます。
- 最初に決めたいのは、①個人かチームか、②無料で足りるか、③何を渡してよいか(仕事の秘密、個人情報)、④どの入口から始めるか、の4つです。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGensparkを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面名やメニュー名は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」「読んだ範囲では見つからなかった」と書き、引用は短くとどめています。
先に結論
- Gensparkは「頼むと、手順を考えて、最後まで進めてくれる」ツール。 公式ヘルプは、Super Agent を「自律的なAIアシスタント」と説明し、依頼を手順に分け、ツールを選び、完成品まで進める、と書いています。調査、文章、分析、デザイン、コード、連絡のやりとりまでを範囲に挙げています。
- 無料から始められるが、AIには「クレジット」という残高がある。 Freeは1日100クレジット(生涯の上限つき)。Plus、Proは月ごとの割り当てに変わります。
- 料金や特典の表示は、日付で変わる。 公式ヘルプの「Membership Plans」は、特典と商用利用の権利を2027年6月30日まで保証すると書き、2026年9月18日より前の契約者には特別な扱いもあります(04で扱います)。
- データの扱いは、公式の資料の間で言い方が違う所がある。 規約とプライバシーポリシーは「AIの学習に使うか」を書いていませんが、公式の料金ページ(Business向け)のFAQは「Freeから Enterprise まで、どのプランでも学習に使わない」と書き、チーム向けのヘルプも「学習に使わない」と書いています。
- Gensparkは、単独のAI検索ではなく、広い「ワークスペース」になっている。 公式サイトのトップは「Genspark AI Workspace 6.0」と表示しています。
前提:用語をそろえる
- Super Agent:Gensparkの中心になるAIエージェントです。公式ヘルプには「New」と「Classic」の2種類があります。「New」は、専用のサンドボックス(隔離された作業環境)の中で、本物のブラウザ、自分用のファイル置き場、コードの実行を使います。「Classic」は専用のクラウドの機械を持たず、作業を主に順番に進める、と書かれています。
- クレジット(credits):AIを使うための残高です。公式ヘルプは「Credits measure computational effort.」(クレジットは計算の手間を測る)と説明しています。
- Free Quota:PlusとPro向けの、週ごとの無料枠です。標準(Standard)モードのAI作業が、クレジットなしで使えます。
- Standard / Ultra:多くの機能で選べる品質の段階です。Standardは日常用、Ultraは仕上げ用、と公式ヘルプにあります。
- AI Drive:Gensparkの中のクラウドの保存場所です。作ったスライドや文書、ダウンロードしたものが自動で置かれます。
- SecondBrain:メール、会議、ファイル、つないだアプリから文脈を集める「個人の知識と記憶の仕組み」です。
- コネクタ(connector):GmailやSlackなどの外のアプリとつなぐ仕組みです。03で扱います。
このガイドが扱う製品
| 項目 | 公式の資料に書かれていること |
|---|---|
| 製品名 | Genspark |
| 運営 | トップページのフッターは「© 2026 Genspark Inc.」。規約(2026年4月2日更新)とプライバシーポリシー(2026年7月24日更新)は、MainFunc Inc.(Genspark Inc. を完全子会社として含む)と書いています |
| 公式サイト | genspark.ai(ヘルプは genspark.ai/helpcenter) |
| 公式の説明 | 「Genspark is your all-in-one AI workspace.」(トップページの説明文)。見出しは「Genspark AI Workspace 6.0」 |
| 作れるもの | スライド、文書、画像、動画、コード、デザイン(トップページの説明文) |
| アプリ | Apple App Store と Google Play(トップページに両方のリンク) |
同名・類似名のサイトについて:WebSearchの結果に、公式ではなさそうな名前の似たサイトも出ました。公式の資料では関係を確認できていないため、このガイドでは扱いません。見分け方は、公式サイトの「genspark.ai」と、公式ヘルプ、フッターの「Genspark Inc.」です。
提供終了、改名、買収については、読んだ範囲の公式ページに、製品全体としての記載は見つかりませんでした。一方で、個別の機能の改名は公式ヘルプにあります。たとえば「Genspark Code」は、以前は「AI Developer」と呼ばれていた、と書かれています。
どこで使えるか
- ブラウザ:genspark.ai で、トップページのチャット欄にプロンプトを入れるか、サイドバーの「New」メニューから Super Agent などを選びます(公式ヘルプ「Super Agent」)。
- モバイルアプリ:トップページに、App Store と Google Play へのリンクがあります。対応する地域や、アプリの機能の範囲は、読んだ範囲では見つかりませんでした。アプリ経由の契約は、ウェブの契約と別に管理され、同時に有効にできるのは片方だけ、とヘルプにあります。
- Chromeの拡張機能:Chromeウェブストアで「Genspark」を探して追加します。サイドバーでチャットや、いま開いているページの分析ができます。インストールは無料ですが、使うとクレジットを消費します。Chrome以外のブラウザについては、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- チャットアプリ:iMessage、WhatsApp、LINE、Telegram、Slack からも呼び出せます(設定の「Integrations」で連携)。クレジットはウェブ版と同じ残高から減ります。
- Officeのアドイン:Word、Excel、PowerPointで使えるアドイン(Microsoft AppSource から入手)があります。Windows、Mac、ウェブ版で使え、Microsoftアカウントと、無料のGensparkアカウントが必要と書かれています。
- デスクトップアプリ:Genspark Claw には、自分のパソコンで動く「デスクトップアプリ(ローカルモード)」があります。公式ヘルプ「Genspark Claw」は、対応OSを macOS と Windows と書き、パソコンが起動してアプリが開いている間だけ動くと書いています。Gensparkの全体について、デスクトップアプリがあるかは、読んだ範囲では分かりませんでした。
- 画面の言語:アカウントのヘルプには「一部のアカウントのページは英語で表示される」とあります。一方、公式サイトのトップページの言語メニューには、日本語を含む19の言語(English、Deutsch、日本語、한국어、简体中文など)が並んでいます。拡張機能のヘルプも、対応言語に日本語を挙げています。AIの出力の言語や、日本語の画面がどこまで揃っているかは、公式の資料では確認できていません。
アカウントを作る
公式ヘルプ「Account Management」によると、アカウントは次の3つの方法で作れます。
- Googleでサインイン
- Appleでサインイン
- メールアドレスとパスワード(メールのサインインは、メールで届く1回限りのコードか、パスワードのどちらか)
作ったときのサインインの方法は、あとから切り替える設定がない、とあります。アカウントのメールアドレスも、アプリの中でもサポートでも変えられない、とあります。パスワードのリセットは、メールとパスワードのアカウントだけが対象で、GoogleやAppleのアカウントには、Gensparkのパスワードがありません。
設定は、プロフィールのメニュー、「Settings」、「Account」タブにあります。「Manage Login Sessions」で、サインイン中の端末ごとにサインアウトできます。二段階認証については、読んだ範囲のヘルプには書かれていませんでした。
年齢の条件は、利用規約に「少なくとも18歳、またはその国で決められた最低年齢」と書かれています。規約は、18歳未満の人には親や保護者の許可が必要で、保護者が利用の責任を負う、とも書いていると読めます(全文は読めていないため、正確な条件は規約で確かめてください)。プライバシーポリシーは、18歳未満向けではない、と書いています。
無料でどこまでか
公式ヘルプ「Membership Plans」の記載を写します。
| 項目 | Free(公式ヘルプの記載) |
|---|---|
| クレジット | 1日100クレジット。ただし、無料クレジットの「生涯の上限」まで。その数字は書かれていない |
| 上限を使い切ると | 毎日の補充は止まる。残った分は、なくなるまで使える |
| AI Driveの保存容量 | 1 GB |
| AIモデルとエージェント | 「限定的」なアクセス |
| 音声入力(Speakly) | 週4,000語 |
| AI Chat | 既定のモデルは Claude Haiku 4.5。クレジット残高で制限される(ヘルプ「AI Chat」) |
| AI Slides | ブラウザで見せる、リンクで共有するのは可。ダウンロード(書き出し)は不可(ヘルプ「AI Slides」) |
| Super Agentのファイル | 1ファイル500 MBまで(有料は1 GBまで)(ヘルプ「Super Agent」) |
Freeでは、Free Quota(週ごとの無料枠)は「なし」と表に書かれています。Call for Me(AIが電話をかける機能)は、電話番号の登録に Plus 以上が必要、とヘルプにあります。
データはどこにあるか
プライバシーポリシー(2026年7月24日更新)の記載を、読んだ範囲でまとめます。
- 処理と保存:データは米国で保存・処理されることがあります。保存は Microsoft Azure で、サービスによっては Azure、AWS、Google Cloud で動く、と書かれています。
- AIの提供元:主な提供元として OpenAI、Anthropic、Google、xAI、ElevenLabs が挙がり、ほかにも加わることがある、とあります。プロンプトはこれらに送られ、各社が各社のプライバシーポリシーで扱います。
- 集める情報:アカウントの情報、使い方、プロンプトと出力、クッキー。SMS機能の電話番号、試着機能の写真、Call for Me の通話の録音も挙がっています。支払いの情報は Stripe が扱い、Gensparkは保存しない、とあります。
- 保存期間:アカウントが有効な間、または必要な間。アカウントを閉じると、30日以内にサーバーから削除される、と書かれています。
- AIの学習:このポリシーは、ユーザーの内容を学習に使うかどうかを、読んだ範囲では書いていません。一方、公式の料金ページ(Business向け、genspark.ai/business/pricing)のFAQは、Freeを含むどのプランでも、データをモデルの学習に使わない、と書いています。AI Chatのヘルプは、データの保持を「Settings → Data Controls」の「AI Data Retention」で制御する、と書いていますが、その設定の中身を説明した資料は、読めていません。TeamとEnterpriseは「自動的にモデルの学習から除外」と書かれています(04で扱います)。
- 認証:SecondBrainのヘルプとTeam・Enterpriseのヘルプは、SOC 2 Type II と ISO 27001 の認証を取得していると書いています。一方、2025年11月版のEnterprise向けの資料は、SOC 2 Type II と ISO 27001 を2026年の目標と書き、認証が出るまで「認証済み」とは書かない、としており、時期が違います(notes参照)。
最初に決めること
僕らの見立てで、最初に決めたいことを順に並べます。これは公式の手順ではありません。
- 何を頼むか。 調べもの、スライド、表、コード、電話など、機能ごとに入口とクレジットの使い方が違います(02で扱います)。
- 個人か、チームか。 チームで使うなら、Teamプランは2〜150席で、組織の管理画面があります(04で扱います)。
- 無料で足りるか。 クレジットのヘルプは、長い会話、やり直し、動画の長さで消費が積み上がると書いています。無料の範囲で試して、減り方を見てから決める、というのが僕らの見立てです(公式の手順ではありません)。
- 何を渡すか。 仕事の機密や個人情報は、プロンプトがAIの提供元に送られる前提で、渡すかを決めます。メールやSlackをつなぐ前に、03の「データはどこへ流れるか」も読んでください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGensparkを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のヘルプ、規約、プライバシーポリシーを読んだ範囲です。
- 公式ページは、機能の追加や改名が頻繁にあると読めます(Genspark Code の旧名など)。画面や名前が変わっている可能性があります。
- 公式の料金ページ(genspark.ai/pricing)は、今回の取得では読めませんでした。Business向けの料金ページ(genspark.ai/business/pricing)は読め、Plus、Pro、Teamの金額はヘルプ「Membership Plans」と同じでした。価格はヘルプ「Membership Plans」の表示を主にしています。
- 規約やデータの扱いの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- Genspark(Genspark Inc.、確認日 2026-10-23)
- Genspark Help Center(Genspark、確認日 2026-10-23)
- Super Agent(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Membership Plans(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Credits Guide(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Account Management(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- AI Chat(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- AI Slides(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Chrome Extension(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Connectors & Integrations(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Genspark Code(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Privacy Policy(MainFunc Inc.、2026-07-24更新、確認日 2026-10-23)
- Genspark for Microsoft Office(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Genspark Claw(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Team & Enterprise Plans(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- SecondBrain(Genspark Help Center、確認日 2026-10-23)
- Genspark Data Security & Privacy Policy for Enterprise Clients(MainFunc、v1.3 2025年11月、確認日 2026-10-23)