3行でいうと
- 条件は、公式のヘルプによると、18歳以上、対応している地域に住んでいること、そして Google AI Plus・Pro・Ultra のいずれか(対象のWorkspaceプランでも可)です。一方で、購読なしでも毎日50クレジットが付く、とクレジットのページに書かれています。2つの書き方の関係は、読んだ範囲では完全には分かりませんでした。
- 使う場所は、パソコンのChromium系ブラウザ(ChromeやEdge)が基本です。スマホのFlowアプリもありますが、いちばん強力な編集機能はパソコンで使うよう、公式のヘルプは勧めています。Androidはベータ、iOSは近日、と公式ブログ(2026年5月19日)にあります。公式ヘルプ「Where you can use Google Flow」は、モバイルアプリを対応地域でダウンロードできると書いていますが、iOS版がいつ始まったかは、読んだ範囲では書かれていません。
- 作った素材は、あなたのGoogleアカウントの「プロジェクト」に残ります。保存場所の地域は、読んだ範囲では書かれていません。「Help improve Google Flow」の設定で、アップロードと生成物を製品の改善に使うかを選べます。
- 生成物には、すべて目に見えない透かし「SynthID」が入ります。一部の国(インド、韓国、ベトナム)では、Google One AI Ultra 20xプランでない限り、見える透かしがつく場合があります。
- 同じヘルプに「Google Flow Music」という別のサービス(音楽づくり)も並んでいますが、このガイドは映像づくりのFlowだけを扱います。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGoogle Flowを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や設定名は公式の表記を写しています。公式の文章は要約の形で取得したため、長い引用はせず言い換えています。読み切れなかった所は、そう書いています。
先に結論
- まず確かめること。 自分のGoogleアカウントで、年齢の確認が済んでいるか、住んでいる地域が対応しているか、使いたいモデルが自分のプランで使えるか、の3つです。公式のヘルプは、VPNを使っても対応外の地域では使えるようにならない、と書いています。
- 無料の範囲は「毎日50クレジット」が基準。 購読の有無にかかわらず毎日50クレジットが付く、と公式のクレジットのページにあります。ただし、購読していないと、時間帯によって動画が作れないことがある、とも書かれています。
- 費用を決めるのはモデル。 同じ長さの動画でも、モデルによって使うクレジットが違います。作る前に、プロンプトボックスの右上の「Settings」で最新の消費量を見るよう、公式は案内しています。
- 最初のおすすめは「小さく始める」。 これは僕らの見立てで、公式の推奨ではありません。1日50クレジットで何回作れるかを先に計算してから、プランを考えるほうが、無駄が少ないと思います。
前提:用語をそろえる
- Flow(Google Flow):GoogleのAI映像制作ツール。公式のヘルプの名前は「Google Flow」です。
- Veo:Googleの動画生成モデルの名前。Flowの中では「Veo 3.1 - Lite」「Veo 3.1 - Fast」「Veo 3.1 - Quality」が並びます(公式のモデルのページの表記)。
- Gemini Omni Flash:公式ブログ(2026年5月19日)が紹介する、「どんな入力からでも作る」モデル。最初は動画から対応する、と書かれています。Flowの中の表記は「Gemini Omni Flash 1.1」です。
- クレジット:生成するたびに減る「通貨」です。公式の表記は「Google Flow credits」と「AI credits」の2つが出てきます。
- プロジェクト:Flowで作業をまとめる単位。素材(アセット)がここに入ります。
- プロンプト:AIへの指示の文章です。作りたい映像を、言葉で書きます。
- SynthID:生成物に入る、目に見えない透かしです。
- Workspace:会社や学校のGoogleアカウントの仕組みです。
たとえ話:撮影スタジオの「毎日つかえる回数券」
Flowを、小さな撮影スタジオだと考えてみます。入口で年齢と住んでいる地域を見られ(条件)、毎日50枚の回数券が配られます(無料の毎日クレジット)。高い機材(Quality)を使うと1回で回数券がたくさん減り、軽い機材(Lite)なら少なく済みます。有料のプランは、毎月まとめて回数券が増える会員証です。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
このガイドが扱う製品
公式サイトは flow.google.com です。公式ブログ(2025年5月20日)は、Flowが「VideoFX」というGoogle Labsの実験から発展したもの、と書いています。公式ヘルプ(Get started)が示す入口は labs.google/fx/tools/flow です。「labs.google/flow/about」を開くと flow.google.com へ転送されました。
同名の別製品があるかも、WebSearchで確かめました。Google以外の「Flow」という名のAI映像制作ツールは、読んだ範囲では公式のページとして見つかりませんでした。同じ「Flow」の名前がつく公式のサービスとして、次のものがありました。
| 名前 | 何か | このガイドでの扱い |
|---|---|---|
| Google Flow | AI映像制作ツール(動画、画像、シーンの組み立て) | 扱う |
| Google Flow Music | 曲を作る・編集するサービス。同じヘルプの別の見出し | 扱わない(名前だけ紹介) |
公式ブログ(2026年5月19日)は、Flowの新機能として、エージェント、Tools、モバイルアプリと、Flow Musicを同時に発表しています。Google Labsのページは、Flowを「formerly VideoFX」(もとはVideoFX)、Flow Musicを「formerly ProducerAI」(もとはProducerAI)と書いています。Flow自体の、今後の名前の変更や提供終了の記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした。なお、flow.google.com のページ題や公式ブログ(2026年5月19日)は、Flowを「AI creative studio」とも呼んでいます。ヘルプの「AI filmmaking tool」と同じ製品です。
入手と、使える条件
公式のヘルプ「Get started with Google Flow」と「Where you can use Google Flow」に書かれていることを整理します。
| 条件 | 公式に書かれていること |
|---|---|
| 年齢 | 18歳以上。年齢の確認が要る |
| 地域 | 約152の国と地域(日本、米国、英国、インドなどを含む)で、パソコン版とモバイルアプリが使える。ページは国名をアルファベット順に並べている |
| 購読 | Google AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultra。対象のWorkspaceのプランでは、追加料金なしで使え、毎日50クレジットが付く |
| ブラウザ | ChromeやEdgeなどChromium系のパソコン用ブラウザ。ほかのブラウザやモバイルは、まだ十分に最適化されていない |
| 言語 | 対応言語の表に約86件が並び、Japaneseも載っている(画面の言語か入力の言語かは、ページに書かれていない)。ただし、最良の結果のため英語のプロンプトを勧めている |
- 地域を理由に使えないとき、VPNでは解決しない、と公式のヘルプは書いています。Google AI Proを買う前に、対応地域の一覧を見るよう書かれています。
- 地域によって、機能が変わります。たとえば「アップロードした動画の編集」と「アバター」は、EEA(欧州経済領域)、スイス、英国で使えません。「識別できる未成年の動画の編集」と「著名人の動画の生成」は、どの地域でも対応外と書かれています。
- Workspaceでは、Flowは「既定でオン」と、管理者向けのページにあります。対象は、Business(Continuity、Continuity Plus、Starter、Standard、Plus)、Enterprise(Starter、Standard、Plus)、Education(Standard、Plus)、G Suite Legacy Free、Google AI Pro for Education、と書かれています。小中高などの教育機関のアカウントでは、既定でオフです。
- 公式のページ同士で、数字の食い違いがあります。Workspaceの管理者向けページには、Veo 2 の名前と古いクレジットの消費量が出ています。この記事の消費量は、更新されていそうなクレジットのヘルプに合わせました。
無料でどこまでか:毎日50クレジット
公式のクレジットのヘルプ(Manage your Google Flow credits)に書かれていることです。
- 購読の有無にかかわらず、毎日50のGoogle Flow creditsが付く。
- 購読していない場合、おおよそ UTC の14時から17時のピーク時間帯は、動画が作れないことがある。そのあいだも、画像の生成とエージェントは使える。
- 毎日のクレジットは、その日の最初の生成で更新が始まる。使い切れなかった分は、翌日に持ち越せない。
-
失敗した生成では、クレジットは引かれない(Get startedのヘルプ)。
-
1日に何度も生成したあとは、1分のあいだに作れる生成の回数が減ることがある。とくにクレジットを使わないモデルで制限されやすい、とFlowのヘルプにあります(公式の表記は rate limits)。
使用量の目安を、公式の表から計算してみます。これは単純な計算で、僕らの見立てです。
| モデルと内容(公式の表) | 1回の消費 | 50クレジットでの回数の目安 |
|---|---|---|
| Gemini Omni Flash(720p)、8秒 | 12 | 4回(48クレジット) |
| Gemini Omni Flash(360p)、8秒 | 6 | 8回(48クレジット) |
| Veo 3.1 - Fast、4秒・6秒・8秒 | 購読者(Ultra以外)20 | 2回(40クレジット) |
| Veo 3.1 - Quality、8秒 | 100 | 0回(50では足りない) |
公式の表では、Veoの行の「Non-Ultra subscribers」が、購読していない人を含むのか、購読している人だけなのかは、はっきり読めませんでした。無料の人がどのモデルを使えるかは、公式の「Models & supported features」でも、購読していない人の行は見つかりませんでした。実際に使える範囲は、画面の「Settings」で確かめてください。
最初の入り方
- パソコンで、ChromeやEdgeを開く。
- Google Flow(公式のヘルプが示す labs.google/fx/tools/flow、または flow.google.com)に入り、Googleアカウントでログインする(「Sign in」)。
- ホームの「+ New project」でプロジェクトを作る。
- プロンプトボックスで、モデル名を押して「Video」か「Image」を選び、説明を書いて「Generate」を押す。
ここまでの画面名は、公式のヘルプの表記を写しています。ページには、Flowのモバイルアプリの入り口は書かれていますが、アプリのダウンロード先は読んだ範囲では見つかりませんでした。
データはどこに残るか
公式の「Manage your data in Google Flow」と、プロジェクトのヘルプから分かる範囲です。
- 作った動画や画像は、プロジェクトの「アセット」として残ります。左の欄に「All media」「Images」「Videos」「Characters」「Scenes」「Uploads」が並びます。
- エージェントとの会話は「Sessions」として、プロジェクトごとに自動で保存されます。
- Googleは、Flowでのやり取り、ツールの出力、関連する製品の使用情報、フィードバックを集め、Googleの製品や機械学習の技術の改善に使う、と書いています。「Help improve Google Flow」が有効なとき、アップロードと生成物も使われることがあります。オフにするには、「More」から切り替えます。
- 公式は、機密情報をFlowのやり取りに入れないよう求めています。
- 保存の地域(どの国のサーバーか)は、このページでは見つかりませんでした。
- プライバシー通知(Google Flow Privacy Notice、labs.google/flow/privacy)は、2026年5月19日発効と表示されています。ヘルプには、新しい利用者は2026年4月17日から、既存の利用者は2026年5月19日から適用、と書かれています。通知は、プロンプト、アップロード、プロジェクト、生成物は、既定では消すまで保存される、と書いています。人が確認した会話は、アカウントとは別に最大18か月残る、とも書いています(くわしくは04)。保存の地域は、通知にも書かれていませんでした。
くわしい扱い(保存、削除、書き出し)は、04で扱います。
最初に決めること:4つ
- どのGoogleアカウントで使うか。 年齢の確認、プラン、データは、そのアカウントに紐づきます。仕事用と個人用を分けるなら、アカウントを分けるのが分かりやすい、と僕らは考えます(見立て)。
- 「Help improve Google Flow」をどうするか。 既定の状態は、読んだ範囲では書かれていません。最初の画面で確認したい設定です。
- 見える透かしを、どうするか。 プロフィール画像のメニューの「Visible watermarking」で切り替えられます。ただし、インド、韓国、ベトナムでは、Google One AI Ultra 20xプランでない限り、見える透かしがつく場合があります。
- どのモデルで始めるか。 画面の「Settings」で、消費量を見てから選びます。
気をつけること
- 条件が複数の資料で少し違います。 Get startedは「Plus・Pro・Ultraが必要」と読め、クレジットのヘルプは「購読なしでも毎日50クレジット」と書きます。モデルのページは「Gemini Omniは全員が使える」と書き、公式ブログ(2026年5月19日)は「Omni FlashはGoogle AIの購読者が使える」と書きます。Flowの別のヘルプも、ProでOmni Flashが使えると書き、Googleの購読プランのページ(gemini.google/subscriptions)も、Omni FlashをPlus・Pro・Ultraの項目に挙げています(Freeの項目には出てきません)。一方、Flowのモデルの説明のヘルプは「Omniモデルは全員が使える」と書いていて、そこでOmni Flashまで含むのかは読み取れません。更新の時期が違う可能性があります。使えるかどうかは、画面で確かめてください。
- 価格は04で扱います。 金額は公式の表示のままです。
- 18歳未満は使えません。 モバイルアプリも18歳以上、と公式ブログに書かれています。
- 機密や個人情報を入れない。 公式は、機密情報を入れないよう書いています。
- 生成物の扱い。 商用利用は利用規約に従う、とヘルプにあります。「Googleはその内容の所有権を主張しない」とも書かれています。規約の解釈は、必要なら専門家に確認してください。
出典
- Get started with Google Flow(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Where you can use Google Flow(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Manage your Google Flow credits(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Learn about Google Flow models & supported features(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Manage your data in Google Flow(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- Manage your Google Flow projects, assets & collections(Google Flow ヘルプ、確認日 2026-10-23)
- New agents, mobile apps and Gemini Omni for Google Flow and Google Flow Music(Google公式ブログ、2026年5月19日、確認日 2026-10-23)
- Introducing Flow: Google’s AI filmmaking tool designed for Veo(Google公式ブログ、2025年5月20日、確認日 2026-10-23)
- Access Google Labs tools in Google Workspace(Google Workspace 管理者向けナレッジ、確認日 2026-10-23)
- Google Flow(Google、確認日 2026-10-23)