3行でいうと
- 土台は「検索」です。公式のFAQによると、モードは「Quick Search」(短い答えを早く)と「Professional Search」(質問を複数の角度から調べる)の2つです。
- 調べ物を深めるのが「Research」と「Academic Search」、動画を要約するのが「YouTube Summary」、資料を作るのが「Felo Slides」、複数の人とAIが同じ画面で作るのが「LiveDoc」、自分用のAIを作るのが「Felo Agent」です。
- 公式のページに書かれている速さ(たとえば「平均で約3分」)や、広告や偏りをなくす、といった説明は、公式自身の主張です。この記事は、確かめたものではありません。
- 公式が「Beta」と書くのは、Felo AgentのAgent Storeに並ぶ一部の項目などです。この記事では、書かれた区別を落とさずに書きました。
この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。機能名と画面名は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、書かれていないことは「読んだ範囲では見つからなかった」と書きました。この記事が扱う製品の範囲(Felo AI Searchと、同じサイトに並ぶ機能。通訳アプリのFelo Translatorは別の製品)は、01に書いています。
先に結論
- まず「普通の検索」と「Professional Search」の違いを知る。 前者は短い確認、後者は込み入った質問向き、と公式のFAQが書いています。
- 「調べる」から「まとめる・作る」まで1か所で進められるのが、公式サイトの見せ方。 検索の結果を、スライドやマインドマップに直接つなげる、という説明が複数のページにあります。
- 数字つきの宣伝は、公式の主張として読む。 「200M+の論文」「平均約3分」などは、公式が自分で書いていることです。
- 使える回数や費用は、ポイント(credits)で決まる。 機能ごとのポイントは、04で扱います。
前提:用語をそろえる
- Quick Search/Professional Search:公式FAQの検索モードの名前です。無料の利用者はProfessional Searchが1日5回まで、とあるのは2024年10月8日の公式ブログ、購読者は1日100回まで、とあるのは購読のFAQ(日付の表示なし。古い可能性があります)です。検索モードのFAQの本文からは、回数は読み取れませんでした。
- Research:公式の「AI Research」のページが、「Deep Research」と呼ぶ機能です。問いを分けて、複数の情報源を調べて、引用つきの成果物にします。
- Felo Slides:発表用のスライドをAIで作る機能です。
- LiveDoc:キャンバス上で、人とAIのエージェントが共同で書類や資料を作る場です。
- Felo Agent/Agent Store:自分用のAIエージェントを作る機能と、作られたエージェントの置き場です。
- ポイント(credits):機能を使うたびに引かれる単位です。
- マインドマップ:話題を枝分かれの図にしたものです。
たとえ話:「調べものの作業室」
Felo AI Searchは、図書館の司書さんに質問する窓口(検索)と、その横に並ぶ作業室だと思うと分かりやすいです。窓口で資料を集めてもらい、そのまま隣の部屋で、資料をスライドにしたり、図にしたり、何人かで1枚の大きな机に広げて仕上げたりできる、という並びです。ただし、これは僕らのたとえで、実際に何ができるかは、下の「公式のどこに書かれているか」の列で確かめてください。
機能1:調べる
検索(Quick SearchとProfessional Search)
公式FAQの「What search modes does Felo Search have?」に、次のように書かれています。
- Quick Search:関連する情報源を要約して、すばやく直接の答えを出すためのもの。簡単な質問や、すぐに確かめたいときに向く。
- Professional Search:質問を複数の次元から分析し、場合によっては追加の質問をして答えを絞る。込み入った質問向き。
公式FAQの「What do I get with Felo Pro Search?」には、Professional Searchの利点として、①込み入った問題を解く(スパムや偏りのない内容をめざす)、②複数の情報源の知見をまとめ、各情報源へのリンクをつける、③コードブロックを直接出す「Code Interpreter」、の3つが挙げられています。
公式FAQ「What are the main features of Felo Search?」は、主な特徴を4つ挙げています。
- Bilingual Search:2つの言語で検索して、信頼できる複数の情報源を要約し、リンクと注釈をつける。
- In-Depth Search:検索の意図を読み取って、良質なデータを使って答える。
- High-Quality Content Assurance:評判のよい情報源から、正確で偏りのない方法で集める、とある。
- Ad and Bias Elimination:広告と編集上の偏りをなくす、とある。
最後の2つは、公式自身の主張です。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。
検索まわりの小さな機能(公式の紹介記事より)
公式ブログ「Introducing Felo Search」(2024年7月10日)は、検索の周りの機能として、次のものを挙げています。古い記事なので、いまの画面に同じ名前であるかは確認できていません。
- Global Search:多くの言語で情報源を探し、利用者の言語で、引用つきで答える。
- Knowledge base(Topic Collections):やりとりを、プロジェクトや話題ごとに整理する。
- Mind Mapping:検索結果を、構造のあるマインドマップにする。
- URL Summarization:ウェブページの内容を要約する。
- Document Discovery:PDF、Word、Excelなどの文書を見つける。
- Browser assistant extension:Redditなどでの検索の補助と、ページの翻訳。
Research
公式の「Felo AI Research」のページ(felo.ai/tools/research)に、次のように書かれています。
- 2億件以上の学術論文と、30以上の言語の情報源を検索する。検索語を自動で翻訳する。
- X(Twitter)の投稿も、ウェブや学術の情報源といっしょに検索する。
- LiveDoc経由で、アップロードしたPDF、Excel、会議メモも使える。
- 主張のそれぞれを元の情報源にひもづけ、利用者が確かめられるようにする。
- 手順は3つ:①調べたいことを入力(AIが小さな問いに分けて計画する)、②AIが検索・読み取り・統合、③成果物を選んで共有。
- 成果物は、構造のある報告書、最大約40ページの発表資料、マインドマップ、インタラクティブなウェブページ。
- 報告書の平均の所要時間は約3分、と同ページは書いています(公式の主張)。ポイントについてはこのページには書かれていませんでした。このページには、無料プランでも主な機能が使える、Proは「無制限」のリサーチ、とも書かれていますが、ポイント制のブログの料金表(Researchは1回150ポイント)とは書き方が違い、どちらが現行かは確認できていません。ポイント制を説明する公式ブログ(2025年7月4日公開、表に「Updated on 2026/8/11」の表記)の料金表に、Researchは1回150ポイント、とあります。
- このページに、Betaの表記は見つかりませんでした。
Academic Search(学術検索)
公式の「Felo Academic Search」のページには、次のように書かれています。
- 研究の問いから、番号つきの引用がある文献レビューをつくる。
- 検索先は、arXiv、PubMed、Google Scholar、Semantic Scholar、CNKI、J-STAGE。ページにはDBpiaとbioRxivの言及もあります。
- 英語、中国語、日本語、韓国語の情報源を、1つの問いでまとめて検索できる。
- 各文は、元の論文と該当部分にリンクする。
- ページに書かれた使い方の例:文献レビューの下書き(卒業論文の章、研究費の申請書)、最新の研究(arXivやbioRxivの事前公開論文)の確認、言語をまたいだ根拠集め、複数分野の同時検索。
「引用が実在し、確かめられる」という説明は、公式自身の主張です。引用の内容が正しいかは、必ず元の論文で確かめてください(見立てです)。
YouTube Summary
公式の「YouTube Summary」のページには、次のように書かれています。
- YouTubeのリンクを貼ると、字幕(またはいわゆる自動生成の字幕)を読み、章に分け、時間つきでリンクする。
- 出力は、章と時刻、引用(話者と時刻つき)、5〜10点の要点、マインドマップ、PowerPointの発表資料、共有用のリンク(全文のMarkdownのコピーも可)。
- 字幕のある公開動画が対象。要約は30以上の言語で出せる。待ち時間は、60分未満の多くの動画で60秒未満、と書かれています(公式の主張)。
- Felo のアカウントがあれば無料で、頻繁に使う人は上位プランで上限が上がる、と書かれています。拡張機能は不要で、ブラウザだけで動く、とあります。
公式FAQにも、検索の途中で動画を開くと、右側に短い要約が出て、再生中に見どころが作られる「video summary」の説明があります。
機能2:作る
Felo Slides
公式の「Felo Slides」のページ(felo.ai/slides)には、次のように書かれています。
- 編集できるPowerPointの資料をつくるAIのスライド作成。
- 入力:話題・相手・目的を書いた指示、ファイル(PDF、文書、報告書、メモ。「Generate Based on File」のボタン)、リンク、ウェブページ、YouTube動画、自分のテンプレート。
- 流れは5段階:「Describe what you need」「Add source material」「Generate the structure」「Create slides with visuals and charts」「Edit, export, or present online」。
- 1枚ごとに、1文で変更を頼める。各ページは編集できる。
- 書き出し:PDFとPPTX。オンラインの発表リンクもある(見る人が、話し手の現在のスライドに合わせて進む)。
- 自分の会社・授業・顧客のテンプレートを入れると、その構造と見た目で作る。
更新履歴には、スライド生成を一時停止して再開できるようになった(2026年9月4日)、参考ページや統一レイアウトが加わった(2026年9月18日)、という記載があります。ポイントは、同じ公式ブログの料金表で、1ページあたり30ポイント(割引前100、70% off の表記)などと書かれています。
画像、動画、ウェブページ、そのほか
公式の「Tools」のページには、77の項目が、次の分類で並んでいます(項目名は公式のまま)。
- Presentations & Slides:AI Slides、PDF to Presentation Converter、Markdown to PPT、YouTube to Presentation など。
- Images & Design:AI Image、AI Designer、AI Logo Generator、AI Poster Generator など。画像の生成モデル名(Nano Banana、GPT-Imageなど)の名前のページが多数ある。
- Pages & Web:AI Page、AI Landing Page Generator。
- Research:AI Research、X Research、YouTube Summary、Academic Search など。
- Social Media & Writing:AI X Post Writer、AI Instagram Carousel Maker、AI note.com Article Writer など。
- Notes, Voice & Mind Maps:Voice Note、AI Voice Recorder with Transcription、AI Mind Map Generator。
- Video:AI Video Generator、Image to Video AI など。
- AI Models:Gemini、GPT、Claude、Grokなどのモデル名のページ。
「Tools」のページには、「Nano Banana 2.5」を「報じられている次の画像モデル」と書くものや、「Gemini 3.5 Pro」のページに「Googleは発表していない」と書くものがありました。モデルの紹介ページの中には、発表前の情報を追うだけのものがあるので、実際に使えるかは、使う画面で確かめてください。
動画については、公式の更新履歴に、2026年8月21日に「Video Agent」が使えるようになった(文章から動画をつくる、参考画像、進み具合の表示、結果の確認、ダウンロード)、2026年10月16日にはモデルの選択、参考動画のアップロード、縦横比などの指定が加わった(2Kの解像度はProが必要)、と書かれています。更新履歴の記述を写したもので、画面で確かめたものではありません。
機能3:共同で作る(LiveDoc)
公式の「LiveDoc」のページと「LiveDoc FAQ」には、次のように書かれています。
- キャンバスの上に、AI検索の結果、文書、スライド、データの表、ウェブページ、画像を並べて、人とAIのエージェントが1つの場所で作業する。
- キャンバスにあるものすべてを、AIのエージェントが参照できるので、案件の説明をくり返さなくてよい。
- 人とAIのエージェントが共同で作業でき、細かい共有の権限設定がある、とFAQにあります。投資家向け・顧客向けなど、相手ごとの版を自動でつくる「複数バージョン管理」の説明もあります(コメントと版の履歴については、LiveDocのページ(felo.ai/livedoc)に、各ブロックについてコメントで話し合え、AIエージェントも答えに加われる、共同作業の版は自動で保存され取り出せる、と書かれています。LiveDoc FAQでは読んだ範囲で見つかっていません)。
- 公式FAQでは、「Coordination(調整)」「Research(調査)」「Writing(執筆)」「Design(デザイン)」「Data(データ)」の5つの専門エージェントが協力する、と説明されています。
- 取り込める形式:PDF、Word(.doc、.docx)、テキスト(.txt)、Excel(.xls、.xlsx)、CSV、PowerPoint(.pptx)。形式は毎週増える、とあります。
- 使う場面として、公式FAQは、マーケティング担当者、起業家・プロジェクトマネージャー、クリエイターの例を挙げています。たとえば、「2週間かかっていた資金調達用のPPTの最初の案が、LiveDocなら約2時間でできる」という趣旨の記載があります(公式の宣伝上の主張で、実際の利用者の事例とは書かれていません)。
- 1日200ポイントが毎日与えられ、使い切ったらポイントを買う、とFAQにあります。
- 書き出しの形式は、公式のページとFAQには、読んだ範囲では見つかりませんでした。
機能4:自分用のAIをつくる(Felo Agent)
公式の「Felo Agent」のページには、次のように書かれています。
- 自然な言葉でエージェントを作る。日常の作業、仕事、学習向け。
- 「Felo AI Agent Store」に、例として、Translator、YouTube Summary、URL Summary、Fact-Checking、Daily AI News、Sales Emailer、Company Profiler、Patent Search Master などが並ぶ。
- Betaの表記があるもの:Patent Search Pro(Beta)、Research Paper Pro(Beta)、New Solution Discovery(Beta)、Technical Q&A(Beta)、Novelty Search(Beta)。
- 作り方の手順は、そのページには書かれていませんでした。外部のツールをつなぐ手順は、03で扱います。
公式が挙げる場面の早見表
| 場面 | 使う機能 | 公式のどこにそう書かれているか |
|---|---|---|
| 外国語の資料を含めて、ざっと調べたい | Quick Search、Bilingual Search | FAQ「What are the main features of Felo Search?」 |
| 込み入った質問を、出典つきでまとめたい | Professional Search | FAQ「What do I get with Felo Pro Search?」 |
| 論文を探して、文献レビューの下書きにしたい | Academic Search | 「Felo Academic Search」のページの使い方の例 |
| 長い動画を見る前に内容を知りたい | YouTube Summary、video summary | 「YouTube Summary」のページ、FAQ「What is the video summary in Felo Search?」 |
| 手元のPDFを読ませて質問したい | ファイルのアップロード | FAQ「Felo Search File Upload Function Description」(TXT、WORD、PDF。25MBまで) |
| 調べた結果を、そのまま発表資料にしたい | Research、Felo Slides | 「Felo AI Research」のページの成果物、「Felo Slides」のページ |
| 資料を複数の人とAIで、同じ画面でつくりたい | LiveDoc | 「LiveDoc」のページ、「LiveDoc FAQ」 |
| 自分用の調べものAIを作って使い回したい | Felo Agent | 「Felo Agent」のページ |
見立て(僕らの考えで、公式の推奨ではありません)
- 初心者は、まず無料の検索だけで、出典のリンクを開いて確かめる習慣をつけるのが入り口として向くと思います。作る機能は、検索に慣れてからで遅くありません。
- ポイントを使う機能(Research、スライド、画像、動画)は、1回で数十〜数百ポイントかかる表記があります。無料の毎日のポイントでどこまで足りるかは、使いながら画面の表示で確かめるのがよさそうです。
- 公式の紹介ページの数字(速さ、論文の数など)は、判断の材料というより、機能の説明として読むのが安全です。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。公式のページが書く内容を整理したものです。
- 公式のFAQには日付の表示がなく、古いモデル名(GPT-4、Claude 3.7 Sonnetなど)が残っているものがあります。機能の細かい数字は変わっている可能性があります。
- 「Tools」のページの77項目のうち、中身を読んだのは主なもの(Research、Academic Search、YouTube Summary、Slides、LiveDoc、Agent)だけです。ほかの項目は、名前と短い説明を読んだ範囲です。
- 「Beta」の表記は、読んだページでは、Agent Storeの一部の項目で確認できました。ほかのページに表記がないことは、「読んだ範囲では見つからなかった」にとどまります。
- 答えには、必ず元の出典を開いて確かめてください。医療や法律、お金の判断を、AIの答えだけで決めないでください。
出典
- What is Felo Search?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- What are the main features of Felo Search?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- What search modes does Felo Search have?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- What do I get with Felo Pro Search?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- What is the difference between Felo Search and Pro Search?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo Search File Upload Function Description(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- What is the video summary in Felo Search?(FAQ、Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo AI Research(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo Academic Search(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- YouTube Summary(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo Slides(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Tools(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo LiveDoc(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- LiveDoc FAQ(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Felo Agent(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)
- Introducing Felo Search(Felo Inc.、2024年7月10日、確認日 2026-10-23)
- What's new with Felo Search?(更新履歴、Felo Inc.、最新2026年10月16日、確認日 2026-10-23)
- Felo – Major Upgrade of the Personal-User Subscription(Felo Inc.、2025年7月4日、確認日 2026-10-23)
- User Settings(Felo Inc.、確認日 2026-10-23)