3行でいうと

  • 公式には、API(トークンで認証)とMCP(Descriptのログインで認証。APIトークンは不要)があります。MCPのサーバーURLは、公式ヘルプの独自設定のページに https://api.descript.com/v2/mcp と書かれています。
  • ClaudeとChatGPTとCursorへの接続は、Descriptの公式ヘルプが手順を案内しています(各社のコネクタ一覧から選ぶ形で、一覧に載るコネクタの運営者は、ヘルプには明記されていません)。接続は、どれも1つのドライブに限られます。
  • 取り込みと、Underlordによる編集は、メディア分とAIクレジットを使います。足りなくなると、APIは402のエラーを返します。
  • 編集のあと、仕上がった動画や音声は、「公開」せずにAPIやMCPから直接ダウンロードすることはできません。YouTubeのURLも、取り込みの元としては使えません。
  • RaycastのDescript拡張は、公式ヘルプに載っていますが、作者の記載がなく、サポートはRaycastに、と書かれています。外部が作ったものとみられます。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。メニュー名は公式の表記を写しています。公式のページは要約の形で取得したため、「書かれていない」と言い切らず、「読んだ範囲では見つからなかった」と書いています。コミュニティ製・第三者製の連携は、公式の資料だけを根拠にする方針のため、探していません。

先に結論

前提:用語をそろえる

用語 意味
MCP Model Context Protocol。AIアシスタントが外部のツールを操作するための共通の規格。
コネクタ AIアシスタント側から見たMCPの接続。ClaudeやChatGPTでは、一覧から選んで接続する。
API プログラムからDescriptを操作する窓口。HTTPSで使う。
APIトークン APIを使うための合言葉。1つのドライブにひもづく。
OAuth 合言葉を渡さず、ログインして「許可」を押す方式。
ドライブ プロジェクトの置き場。プランも接続の範囲も、ドライブ単位。
ジョブ 取り込みや編集などの、裏で動く長い処理。

公式が運営するもの

Descript API

公式ヘルプの「Descript API」によると、アプリで行う作業をプログラムから自動化するための、HTTPSの窓口です。できることとして、URLやファイルからのメディアの取り込み、Underlordによる編集(字幕、フィラーワード除去、Studio Soundなど)、プロンプトからのプロジェクト作成、Webリンクへの公開、文字起こしの書き出し(API側はテキスト、Markdown、HTML、RTF、DOCX、SRT。後述のMCPはDOCXなし)、ドライブの検索が挙げられています。長い処理は、裏のジョブとして動き、状況を追えます。

Descript MCP

公式ヘルプの「Descript MCP overview」は、AIアシスタントが「Descriptを操作できる」ようにする接続と説明しています。取り込み、Underlordでの編集、プロジェクト・フォルダ・レイアウトパック・メディアの検索、フォルダでの整理、Webリンクへの公開、ジョブの確認と取り消し、文字起こしのテキスト、Markdown、HTML、RTF、SRTでの書き出し(DOCXは不可)ができる、と書かれています。

Claudeにつなぐ(公式ヘルプ「Connect Descript to Claude」)

  1. Claudeで、左のペインの「Customize」メニューを開き、「Connectors」を選びます。
  2. コネクタの一覧で「Descript」を探します。
  3. 「+」ボタンを押して「Connect」を押します。
  4. 求められたらDescriptにサインインし、「Allow」を押します。
  5. Claudeに戻り、接続済みのコネクタにDescriptが出ます。

あわせて、Claudeの「Settings → Capabilities」で、「network egress」と「code execution」をオンにする必要がある、と書かれています。公式の例は、メディアを取り込んで文字起こしする、Studio Soundやフィラーワード除去をかける、プロジェクトを探してハイライト動画を作る、台本から動画を作って公開する、です。公式は、「Chat modeを使うほうが、Coworkより使いやすい」と勧めています。公式のディレクトリのコネクタは、生成系(画像・動画)のツールには対応していません。それらを使う場合や、Claude Codeからは、独自のMCP設定を使う、とあります。

ChatGPTにつなぐ(公式ヘルプ「Connect Descript to ChatGPT」)

  1. ChatGPTの「app marketplace」を開き、Descriptのアプリを探します。
  2. Descriptのコネクタを追加します。
  3. 求められたらDescriptにサインインし、「Allow」を押します。
  4. ChatGPTに戻ると、接続済みのアプリにDescriptが出ます。

ChatGPT側は、アプリやコネクタが使えるプランが必要です。ChatGPTのデベロッパーモードが必要かどうかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。

独自のMCP設定(公式ヘルプ「Connect Descript to any AI assistant (custom MCP)」)

アシスタントの設定画面で、カスタムコネクタの項目(設定、連携、コネクタ、アプリ、ツールなどの名前)を探し、名前、サーバーURL、認証方法「OAuth」を入力して保存し、ブラウザでDescriptにサインインして「Allow」を押します。認証にはOAuthを使う、と書かれています(ほかの方式の記載は、読んだ範囲では見つかりませんでした)。Claude Codeの専用のコマンドは、そのページには書かれていません。

Zapier

公式ヘルプの「Connect Descript to Zapier」によると、コード不要の自動化のツールZapierから、Descriptの一般公開のAPIの機能を使えます。トリガー(きっかけ)はなく、アクションと検索だけです。アクションは「Import Media」「Edit Project With AI」「Publish Project」「Export Transcript」「Cancel Job」、検索は「Find Project」「Find Job」「Get Job Details」「Search Drive」です。接続には、ドライブごとに作ったAPIトークンを、「API Key」の欄に貼ります。公式は、トークンは共有せず、メンバーそれぞれが自分のトークンを使うよう勧めています。この連携を誰が保守しているかは、そのページには書かれていません。

Claude Motion

公式ヘルプの「Claude Motion」は、Anthropicの、Claudeでアニメーションを作る製品から、Descriptに送って動画として仕上げる手順を説明しています。Claudeでアニメーションを開いて「Share」を押し、「Export」タブの「Send to」から「Descript」を選ぶと、Descriptに新しいプロジェクトができます。アニメーションは、平らな動画として届き、文字や色は、Descriptの中では直せません。受け渡しのリンクは、数分で期限が切れます。取り込みは、メディア分を使います。

取り込み・書き出しの連携

公式ヘルプの目次には、取り込みの経路として、パソコン、Googleドライブ、ほかのプロジェクト、スライド(PDF)、Brand Studio、Zoom、「Edit in Descript」、Captivate(ベータ)、Restream(ベータ)が載っています。書き出しの連携先として、Googleドライブ、YouTube、HubSpot、Wistia、Buzzsprout、Castos、Podbean、Transistorなど、多くのポッドキャストや動画のサービス名が載っています。それぞれの中身は、僕らは読んでいません。

Descriptの中で使われる、外部のAI

Descript自身が、中でほかの会社のAIを使っています。公式の資料から読み取れたものを、次にまとめます。

機能 公式に書かれていたこと
Underlord モデルの選択肢にGPT、Gemini、Claude、Grokのモデルが出る(ヘルプ)。
AI音声 ElevenLabsのモデル(Multilingual v2、v3、v4)から選ぶ(ヘルプ)。
画像・動画・アバターの生成 Black Forest Labs、OpenAI、Google DeepMind、Kling AI、MiniMax、PixVerse AIなどが提供元として並ぶ(ヘルプ「Generative image and video models」)。
一部機能の処理 OpenAIは、一部の機能で使うサブプロセッサ(処理の委託先)で、学習には使わせない契約を結んでいる、とヘルプにある。
セキュリティのページ 文字起こし(Whisper、Rev)、アバター(Hedra)、認証(Stytch)、決済(Stripe)などを処理先として挙げている。

アバターの提供元については、ヘルプの生成モデルのページはKlingのアバターモデルを挙げ、セキュリティのページはHedraを挙げています。どちらが現状かは、読んだ範囲では確かめられませんでした。公式のモデル一覧のページには、データが第三者に渡るかどうかの説明は、見つかりませんでした。

公式が運営しているかが、はっきりしないもの

名前 公式ヘルプでの扱い 作者・保守
Descript on Raycast 公式ヘルプに説明が載る 作者の記載は読んだ範囲で見つからず。サポートはRaycastへ、と書かれていて、外部の製作とみられる
Zapier連携 公式ヘルプに説明が載る 保守する会社の記載は見つからず

Raycast用の拡張(macOS専用)は、公式ヘルプによると、Finderで選んだメディアの取り込み、プロジェクトの検索、Underlordの実行、公開、ジョブの確認、書き出した文字起こしからYouTubeのチャプターを作る、といったことができます。認証には個人のAPIトークンをRaycastの設定に貼ります。トークンはRaycastが暗号化したローカルのデータベースに保存し、Descriptへは、HTTPSで直接送る、と書かれています。YouTubeチャプターの拡張が、読み込んだ文字起こしを外へ送るかは、書かれていません。

データがどこへ流れるか

つなぎ方 流れ
MCP(Claude、ChatGPT、Cursor) AIアシスタント側で頼むと、Descriptの接続先(api.descript.com)に要求が行く。Descriptにログインした1つのドライブが対象。
MCPで、他のツールの情報を使う 公式ヘルプは、アシスタントがほかの接続先(Web、Slack、Notion、Googleドライブなど)から文脈を取り、Underlordへの指示に使える、と説明している。
公開(Publish) 署名つきURL(MP4や音声)が返る。公開しないと、仕上がりをダウンロードできない。
API・Zapier APIトークンの持ち主として動く。メディア分とAIクレジットを使う。
Claude Motion Claude側で作った動画が、数分で切れるリンクでDescriptへ渡る。

MCPやAPIを使ったときの、データの保持や、プライバシーの扱いは、MCPのページには書かれていませんでした。公式のプライバシーポリシーとセキュリティのページ(04)を参照することになります。

気をつけること

出典