3行でいうと

  • Slack、Linear、Jira、Teams、GitHub は、Cursor のダッシュボードの「Integrations」から接続します(Linear と Jira は Cursor の管理者、GitHub は Cursor の管理者と GitHub の組織の管理者の権限が要る、と公式が書いています)。Slack、Linear、Jira、Teams は Cloud Agents が動く前提で、リポジトリの接続と、使った分の課金の設定が要ります。
  • Cloud Agents は Free と Plus に含まれない、と公式が書いています。最初に使うとき、使う上限額の設定を求められます。
  • JetBrains、Neovim など、ほかのエディタからは、ACP(agent acp)を通して Cursor のエージェントを呼べます。Xcode とは、MCP(xcrun mcpbridge)でつなぎます。
  • プログラムからは、CLI(agent -p)や SDK(TypeScript と Python)で呼べます。認証には API キーを使います。
  • つなぐほど、データの行き先が増えます。Slack のスレッド、Jira の作業項目、リポジトリのコピーなどが渡ります。公式のスコープの一覧と外し方を、連携ごとに並べました。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。設定ファイルの例は、「公式の例の写し」か「公式の記載に合わせて、この記事で組んだ例(動作は確かめていません)」のどちらかを、そのつど書きます。公式ページは要約の形で取得したため、読み切れていない所は「確認できていない」と書いています。画面の表記は公式ページの表記を写しているので、手元の画面と照らして読んでください。

先に結論

前提:用語をそろえる

設定ファイルの置き場所の一覧は、07の「設定の置き場所の地図」にあります。

手順A:Cloud Agents の準備(Slack、GitHub などの前提)

公式の設定のページの手順です。

  1. ダッシュボードの「Cloud Agents」の「Environments」から、環境を作る。
  2. GitHub、GitLab、Azure DevOps、Bitbucket を接続し、リポジトリを選ぶ。
  3. 設定の方法を選ぶ。「Agent-driven」(公式が勧める)は、Cursor のエージェントが依存関係を入れて最初のビルドを作る。「Manual Dockerfile」は Dockerfile を書き、.cursor/environment.json から参照する。公式の例の写し:
{
  "build": { "dockerfile": "Dockerfile", "context": ".." },
  "install": "pnpm install && ./custom_script.sh"
}
  1. ダッシュボードの「Secrets」のタブに鍵を入れる(環境変数として渡る。環境ごとに限る「environment-scoped secrets」もある)。
  2. 最初に使うとき、使う上限額の設定を求められます(Cloud Agents のページ)。

Cloud Agents は、リポジトリを専用のVMにクローンして作業します(公式の Cloud Agents のページ)。同じページは、シークレットは実行の開始時に渡されること、スナップショットに .env.local が残りうるので Secrets のタブを勧めること、にも触れています。

手順B:Slack からエージェントに頼む

公式の「Slack」のページを順に並べます。

  1. https://www.cursor.com/dashboard/integrations を開く。
  2. Slack の横の「Connect」を押す(または https://cursor.com/api/install-slack-app)。
  3. Cursor のアプリを Slack のワークスペースに入れる(承認の画面でスコープを確かめるのは、この記事の勧めで、公式の手順には書かれていません)。
  4. Cursor に戻って、リポジトリの提供元の接続と標準のリポジトリ、使った分の課金(usage-based pricing)の有効化、プライバシー設定の確認をする。
  5. ダッシュボードの「Cloud Agents」で、「Default Model」、「Base Branch」(空ならリポジトリの標準のブランチ)、「Team for Slack Agents」(複数の有料チームのときだけ)を決める。
  6. Slack で @cursor を付けて頼む。

コマンド。 @Cursor [prompt](始める。既存のスレッドでは追加の指示)、@Cursor settings(チャンネルの標準を見る、決める)、@Cursor help、@Cursor agent [prompt](スレッドで新しいエージェントを強制的に始める)、@Cursor list my agents。自社マシンのプールの設定(@Cursor pool ...)もあります。

オプション。 repo=acme/backend、env=Platform、branch=dev、model=opus、autopr=false、channel=#eng-bots など。公式の例の写し:

@Cursor with opus, fix the login bug in backend-api
@Cursor env=Platform branch=dev model=opus autopr=false Fix the login bug

明示したオプションは標準より優先され、あとに書いた値が前を上書きします。コードブロックの中のオプションは無視されます。

渡るデータ。 公式の Slack のページには、データの渡り方だけをまとめた節はありません。次の整理は、スコープの説明(何を読み、何を投稿するか)から、この記事が読み取ったものです。呼ばれたスレッドのメッセージ、共有されたファイル、チャンネルと会話の情報、Slack のユーザーと Cursor のアカウントの対応づけ。進捗、完了、PR のリンクがスレッドに投稿されます。要約や差分の画像に、ファイルのパスやコードの断片が入ることがあり、「Display Agent Summary」で切り替えます(Slack Connect とゲストのチャンネルは別の「Display Agent Summary in External Channels」)。

権限(Slack のスコープ)。 app_mentions:read、channels:history、groups:history、im:history、mpim:history、channels:join、channels:read、groups:read、im:read、mpim:read、chat:write、files:read、files:write、im:write、reactions:read、reactions:write、team:read、users:read。

プライバシー。 旧来の「Privacy Mode (Legacy)」は非対応です。Cloud Agents は実行中にコードを一時的に保存する必要があるため、と書かれています。設定は https://www.cursor.com/dashboard/cloud-agents。

外し方。 ダッシュボードの「Cloud Agents」で、「Slack integration」の横の「Unlink Slack」。動いているエージェントは、メッセージの「⋯」メニューの「Delete」で止まり、アーカイブされます。

うまくいかないとき。 続きの指示が通らないのは、チームの「follow-ups」が無効で持ち主しか続けられない場合で、別のエージェントなら @Cursor agent [prompt]。リポジトリが選ばれないときは、メッセージにリポジトリ名を書くか、ルーティングのルールを決める(公式の記述)。オプションが効かないときは、コードブロックの中に入っていないかを見る。サポートへは、「⋯」メニューの「View request ID」を伝える。

手順C:GitHub とつなぐ

公式の「GitHub」のページです。要件は、Cursor の管理者の権限と、GitHub の組織の管理者の権限(GitHub.com と GitHub Enterprise Server に対応)です。

  1. https://cursor.com/dashboard/integrations の「Integrations」を開く。
  2. GitHub の横の「Connect」を押す(接続済みなら「Manage Connections」)。
  3. 「All repositories」か「Selected repositories」を選ぶ。
  4. ダッシュボードに戻って、リポジトリごとの機能を設定する。

要求される権限。 リポジトリへのアクセス(クローンと作業用ブランチの作成)、プルリクエスト(作成とレビューコメント)、課題、チェックとステータス、Actions とワークフロー、管理(ブランチ保護と必須チェックの読み取り)、カスタムのリポジトリロール、組織のカスタムプロパティ。公式は最小権限に従う、と書いています。

GitHub で頼む。 Cloud Agents のページは、GitHub の PR や issue、Bitbucket の PR に「@cursor」とコメントすると、エージェントが始まる、と書いています。GitHub のページ自体には、@cursor の使い方の説明はなく、Bugbot についても、PR の自動レビュー機能でこの接続に頼る、という短い紹介があるだけです(Bugbot の設定は読んでいません)。

外し方。 「Integrations」で「Disconnect Account」。

うまくいかないとき。 リポジトリに触れないときは、アプリへのリポジトリのアクセスと、非公開のリポジトリの権限を確かめる。PR で権限エラーなら、PR の書き込み権限とブランチ保護の規則、インストールの失効(入れ直し)を見る。「GitHub installation is already connected to another Cursor target.」は、1つのインストールが別の Cursor のアカウントかチームのものになっている場合。

ほかの管理項目。 同じ組織の別のチームへ「Share with another team」で分けられます。「Protected Git Scopes」は、組織のリポジトリを自分の組織のチームだけに限る設定です。

手順D:Linear、Jira、Teams、Notion から頼む

D-1:Linear

  1. Cursor の管理者として、ダッシュボードの「Integrations」で Linear の横の「Connect」を押す。
  2. Linear のワークスペースをつなぎ、チームを選び、「Authorize」を押す。
  3. Cursor に戻って、リポジトリの接続と標準のリポジトリ、課金の有効化、プライバシー設定の確認をする。初回は、Cursor と Linear のアカウントを結びつける案内が出ます。

使い方。 issue の担当者の欄で「Cursor」を選ぶ、またはコメントに @Cursor と指示を書く。issue の説明やコメントに [repo=owner/repository]、branch、model を書いて上書きできます。リポジトリの優先順は、[repo=...]、issue のラベル、プロジェクトのラベル、ダッシュボードの標準のリポジトリ。ラベルは、Linear の「Settings」>「Labels」>「New group」でグループ名を repo(公式は、大文字小文字は区別されないが綴りは repo でなければならない、と書いています)にして、owner/repo の形で足します。外し方の記載は、ページにありませんでした。

D-2:Jira

要件(公式の記述):Rovo が有効な Jira の Commercial Cloud(HIPAA、FedRAMP、Government Cloud のサイトは非対応)、Jira のサイト管理者の権限、Cursor の管理者の権限、リポジトリの提供元の接続、Cursor の Teams か Enterprise のプランと使った分の課金です。

  1. Cursor の管理者として、ダッシュボードで Jira の横の「Connect」を押し、Atlassian Marketplace の Cursor の掲載へ進む。
  2. 「Get it now」、Jira のサイトを選んで「Review」、もう一度「Get it now」。
  3. 数分待って「Connect to Cursor」を押し、Jira のサイトを Cursor のチームにつなぐ。個人ごとの認証にするなら「Require individual authentication」をオンにする。
  4. リポジトリの提供元、課金、プライバシー、標準のリポジトリ、モデル、ベースのブランチを設定する。

使い方。 作業項目の担当者を「Cursor」にする、またはコメントに @Cursor と指示を書く(repo=、branch=、model= を足せる)。追加の指示は Rovo のチャットから。渡るデータ: 公式の記述では、作業項目を起動・管理した Jira のユーザーの識別、作業項目の項目、説明、コメントと関連する文脈。進捗と完了の要約、PR のリンクが投稿されます。外し方の記載は、ページにありませんでした。

D-3:Microsoft Teams

  1. ダッシュボードの「Integrations」で Microsoft Teams の横の「Connect」を押す(または Microsoft の Marketplace の掲載から)。
  2. Cursor のアプリを Teams に入れ、Cursor に戻って、リポジトリの接続、課金、プライバシー設定を済ませる。
  3. Teams で @Cursor を付けて頼む(例:@Cursor fix the auth issue in backend-api)。repo、env、branch、model は、自然な文でも model=opus のような書き方でも指定できます。

権限。 identity、messageTeamMembers、ChannelMessage.Read.Group、ChatMessage.Read.Chat、ChannelSettings.Read.Group、TeamSettings.Read.Group。外し方。 Teams で @Cursor unlink か @Cursor disconnect。

D-4:Notion

要件は、Cursor のアカウントへの GitHub の接続、Cursor の User API Key、Notion の Business か Enterprise のプランです(公式は beta と書いています)。

  1. Notion で、サイドバーの「Agents」>「New Agent」>「Cursor」を選ぶ。
  2. 出発点(既定のテンプレートか、自分で作る)を選ぶ。
  3. Cursor のダッシュボードで作った APIキーを、Notion に入れる。
  4. 見せるページとデータベースを「Tools & access」に並べる(指示の文に書くだけでは足りません)。
  5. 保存して使い始める。

使い方。 ページのコメントで Cursor を @ で指す(初回は、ページへのアクセスの承認)。タスクのデータベースで Cursor に割り当てる方法もあります。効かないときは、「agent mentioned」のトリガーがオンか、本文でなくコメントで呼んでいるかを見ます。権限: 個人のAPIキーなので、アクセスはその人の Cursor のアカウントに結びつきます。GitHub のトークンには「Contents: read/write」と「Pull requests: read/write」が要ります。外し方の記載は、ページにありませんでした。

手順E:Xcode とつなぐ(MCP の実例)

公式の「Xcode」のページの手順です。要件は、Xcode 26.3以降の macOS、有料の Cursor のプラン、Xcode を起動してプロジェクトを開いておくことです。

  1. Xcode の「Settings」>「Intelligence」の「Model Context Protocol」で「Xcode Tools」をオンにする。
  2. Cursor に足す。「Customize」>「MCPs」>「Add New MCP Server」でトランスポートを stdio、名前を xcode-tools、コマンドを xcrun mcpbridge にするか、~/.cursor/mcp.json に次を書く(公式の例の写し)。CLI なら07の A-3 の1行でもよい。
{
  "mcpServers": {
    "xcode-tools": {
      "command": "xcrun",
      "args": ["mcpbridge"]
    }
  }
}

「unable to find utility 'mcpbridge'」が出たとき(公式の対処)。 sudo xcode-select -s /Applications/Xcode.app/Contents/Developer と sudo xcodebuild -runFirstLaunch を実行し、xcrun --find mcpbridge がパスを返すか確かめます。Xcode の「Settings」>「Intelligence」>「Model Context Protocol」で「Allow external agents」を有効にし、Cursor 側でそのMCPサーバーをオフにしてオンに戻し、Xcode に出る許可の画面で承認します。

手順F:CLI と ACP(別のエディタから Cursor のエージェントを呼ぶ)

F-1:JetBrains のエディタから

公式の「JetBrains」のページに書かれた手順です。

設定ファイル(acp.json のようなもの)の説明は、そのページにはありませんでした。

F-2:Neovim(avante.nvim)から

公式の ACP のページは、~/.config/nvim/lua/plugins/avante.lua に、lazy.nvim の設定を書く例を載せています。要点の行は次のとおりです(全文はこの記事では読み切れていないので、公式のページから写してください)。

provider = "cursor"
mode = "agentic"   -- 会話だけにするときは "normal"
command = os.getenv("HOME") .. "/.local/bin/agent"
args = { "acp" }
auth_method = "cursor_login"

先に agent login を済ませておきます。

F-3:自分でクライアントを作る

agent acp を起動し、標準入出力で、1行に1つのJSON(JSON-RPC 2.0)をやりとりします。流れは initialize、authenticate(methodId: "cursor_login")、session/new、session/prompt、session/update の処理、session/request_permission への返答です。認証は agent login、CURSOR_API_KEY(--api-key)、CURSOR_AUTH_TOKEN(--auth-token)のどれか。session/request_permission に allow-once、allow-always、reject-once で答えないと、道具の実行が止まることがあります。Zed は、設定ファイルの例がありませんでした。

F-4:CLI を、スクリプトやCIから使う

agent -p "Analyze this code"
agent -p --force "Refactor this code to use modern ES6+ syntax"

手順G:プログラムから呼ぶ(SDK)と、リンクで共有する(ディープリンク)

G-1:SDK

G-2:ディープリンク

プロンプト、コマンド、ルールをリンクで共有できます(公式の「Deeplinks」)。形は cursor://anysphere.cursor-deeplink/prompt?text=...、.../command?name=...&text=...、.../rule?name=...&text=... で、ウェブ版は https://cursor.com/link/prompt?text=... です。text はURLエンコードし、全体で最大10,000文字。MCPのインストール用のリンクの記述は、読んだページにありませんでした。出どころの分からないリンクは、開く前に中身を確かめます(この記事の注意)。

渡るデータ・外し方の一覧(この記事の範囲)

連携 渡るもの(公式の記述) 外し方(公式の記述)
ACP(JetBrains など) エージェントがプロジェクトを読み、編集し、コマンドを実行 読んだページに記載なし(公式で確認できていない)
Slack スレッド、ファイル、チャンネルの情報、ユーザーの対応づけ 「Unlink Slack」
GitHub リポジトリ(クローン)、PR、課題、チェックなど 「Disconnect Account」
Linear、Jira、Notion issue、作業項目、共有したページの内容 ページに記載なし
Teams チャンネルと会話のメッセージ @Cursor unlink か @Cursor disconnect
Cloud Agents リポジトリのコピー、シークレット 画面の細かい名前は未確認
SDK、CLI キーで認証。プロンプトとコードの文脈 読んだページに記載なし(キーは、ダッシュボードの「API Keys」やチームの設定で作る、と書かれている)

MCPサーバーと、.claude/ などの読み込みの表は、07にあります。

気をつけること

出典