3行でいうと
- 入手は cursor.com/downloads。2026年10月25日の表示では、最新版は「3.27」で、Mac(ARM64、x64、Universal)、Windows(x64とARM64、それぞれ System と User)、Linux(.deb、RPM、AppImage、それぞれ ARM64 と x64)が並んでいました。
- インストールは、Mac は .dmg を開いて Applications に入れる、Windows は .exe を実行する、Linux は apt か dnf のパッケージを公式が勧めています(AppImageは持ち運び用の位置づけ)。動作条件として公式が書くのは macOS 12 以降と Windows 10 以降です。
- 初回起動ではサインインし、フォルダを選びます(公式は「sign in」と書くだけで、ボタンの表記までは書いていません)。ほかの初回画面の説明は、読んだページには見つかりませんでした。
- 最初に見ておく設定は、VS Code の設定の取り込み(Cursor Settings の General > Account)、プライバシーモード、使うモデル、更新の経路(Stable か Early Access)の4つです。
- 動作の確かめは、小さなフォルダを開き、Agent(Mac は Cmd+I、Windows と Linux は Ctrl+I)に「このコードを説明して」と頼むところまでです。
この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。画面の表記は公式ページの表記を写しているので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得しているため、読み切れていない所は「確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。
先に結論
- 入れるものは「Cursor」というエディタ1つです。 CLI(文字だけの画面から使う版)は、別に1行のコマンドで入れます(手順7)。
- アカウントが先に要る、と公式のヘルプは書いています。 サインインに使える方法は、読んだページには書かれていません。
- インストール自体は短いです。 Mac は Applications にドラッグ、Windows はインストーラを実行、Linux は apt か dnf のパッケージか AppImage、とヘルプは書いています。
- 最初の設定で迷うのは、取り込みとプライバシーです。 VS Code の設定は「VS Code Import」で取り込め、プライバシーモードは設定から切り替えます。
- 確認は小さく。 公式のクイックスタートも「小さな作業から」と案内しています。
前提:用語をそろえる
- コードエディタ(IDE):プログラムを書くための専用ソフトです。Cursor のデスクトップ版は、そのひとつです。
- Agent:Cursor の中で、文章で頼むと、ファイルを読み、書き換え、コマンドを走らせる機能です。操作の詳しい手順は06で扱います。
- Tab:入力中にコードの続きを薄い文字で出す、自動補完の機能です。
- ターミナル:キーボードで命令を打ち込む、文字だけの画面です。Mac では「ターミナル」、Windows では「PowerShell」などのアプリです。
- CLI(コマンドラインインターフェース):ターミナルから使う版のCursorです。コマンド名は
agentです。 - コマンドパレット:エディタの中で、機能の名前を打って呼び出す窓です。公式の手順では Cmd/Ctrl+Shift+P で開きます(Cmd は Mac、Ctrl は Windows と Linux)。
- Cursor Settings:Cursor 独自の設定画面です。公式の手順では Cmd/Ctrl+Shift+J で開きます。VS Code 由来の設定画面(「Preferences: Open Settings (UI)」)とは、別のメニューとして、公式の移行ページが並べています(別の画面だと明記した文はありません)。
- プライバシーモード(Privacy Mode):コードや入力内容を学習に使うかどうかに関わる設定です(公式の説明は後半)。
- パッケージマネージャ:Linux で、ソフトをまとめて入れたり更新したりする仕組みです。apt(Debian、Ubuntu 系)と dnf(RHEL、Fedora 系)が出てきます。
たとえ話:新しい作業部屋に机を運び込む
インストールは机を置くこと、サインインは部屋の鍵を開けて名札を掛けること、VS Code の取り込みは前の部屋の道具の配置を持ってくること、プライバシーモードは引き出しの中身を外の人に見せるかを決めること、にたとえられます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
手順0:始める前に決めておくこと
公式のヘルプは、インストールにかかる時間を「under five minutes」(5分未満)と書いています。先に、①どのOSか(Linux は apt 系か dnf 系かも)、②練習用のフォルダを1つ用意するか(Cursor のAIはフォルダの中のファイルを読み、書き換えられるので、最初は消えても困らない新しいフォルダが無難、というこの記事の勧め方)、③サインインに使う Cursor のアカウント(ヘルプは、無料で作れると書いています。プランは04)、を決めておきます。
手順1:ダウンロードページで自分のOS用を選ぶ
公式のダウンロードページ(cursor.com/downloads)の表示は、2026年10月25日に次のとおりでした。「Latest」と表示された版が 3.27 です。3.26、3.25、3.24、3.23 の古い版も並び、それぞれ同じ選択肢がありました。
| OS | ページに並んでいた選択肢 |
|---|---|
| macOS | Mac (ARM64)、Mac (x64)、Mac Universal |
| Windows | Windows (x64) (System)、Windows (x64) (User)、Windows (ARM64) (System)、Windows (ARM64) (User) |
| Linux | Linux .deb (ARM64)、Linux .deb (x64)、Linux RPM (ARM64)、Linux RPM (x64)、Linux AppImage (ARM64)、Linux AppImage (x64) |
選ぶときの手がかりと、公式に書かれていない点です。
- ARM64 と x64。 CPU の種類の呼び名です。どちらかは、パソコンの「このMacについて」や、Windows の「システム情報」で調べます。Mac のクイックスタートは、Apple Silicon と Intel の両方に対応していると書いています。ARM64 が Apple Silicon、x64 が Intel を指すのかという対応づけは、ダウンロードページには書かれていませんでした。
- Windows の System と User の違いは、読んだページに説明がありません。 ダウンロードページにもヘルプにも、違いの記述は見つかりませんでした。名前から推測はできますが、公式に書かれていないので、この記事では推測を書きません。迷うときは、公式のサポートに確認してください。
- Mac Universal の中身も、ラベル以上の説明はページにありません。
- 最新版以外を選ぶ理由。 特別な事情がなければ「Latest」でよい、というのが一般的な見立てですが、公式が古い版を選ぶ場面を説明しているかは、読んだ範囲では確認できていません。
手順2:macOS に入れる
公式の手順(ヘルプとクイックスタート)を順に並べます。動作条件は「macOS 12(Monterey)以降」で、インストーラは .dmg です。
- ダウンロードページで Mac 用のボタンを押して、.dmg ファイルを保存します。
- 保存したファイルを開きます(ダブルクリック)。
- 開いた画面で、Cursor を「Applications」フォルダにドラッグします(ヘルプの記述は「Drag Cursor into your Applications folder」)。
- アプリケーションの一覧(Launchpad や Applications フォルダ)から Cursor を開きます。
- サインインの画面が出たら、手順5へ進みます。
期待される結果: Cursor のウィンドウが開き、サインインを求められます(クイックスタートは、アプリを開いてサインインする、と書いています。画面に出る文言は書かれていません)。
手順3:Windows に入れる
動作条件は「Windows 10 以降」、インストーラは .exe です。
- ダウンロードページで、自分のCPU(x64 か ARM64)と、System か User の行から選んで、.exe を保存します(System と User の違いは手順1のとおり、公式に説明が見つかっていません)。
- 保存した .exe を実行します。
- 画面のプロンプトに従って進めます(ヘルプの記述は「Run the installer and follow the prompts」)。
- スタートメニューやデスクトップから Cursor を開きます。
- サインインの画面が出たら、手順5へ進みます。
手順4:Linux に入れる
公式のクイックスタートは、Linux に3つの方法を並べています。パッケージ(apt、dnf)が勧められていて、理由は「デスクトップのアイコン、自動更新、CLIのツールが付くから」と書かれています。
4-A:Debian、Ubuntu 系(apt。クイックスタートが勧める方法)
クイックスタートに書かれている流れは3段階です。①Cursor の署名キー(公式は https://downloads.cursor.com/keys/anysphere.asc を示しています)を /etc/apt/keyrings/ に置く、②Cursor のリポジトリ(https://downloads.cursor.com/aptrepo)を /etc/apt/sources.list.d/cursor.list に登録する、③sudo apt update のあとに sudo apt install cursor を実行する、です。
①と②のコマンドの全文は、この記事には写していません。公式ページの取得結果では、コマンドの改行や記号の区切りが崩れて読み取れたため、組み直した文を載せると、誤りを混ぜるおそれがあるからです。システムに署名キーとリポジトリを登録する操作なので、クイックスタート(https://cursor.com/docs/get-started/quickstart)の原文を開き、そのまま写して実行してください。
4-B:RHEL、Fedora 系(dnf)
クイックスタートの流れは、①/etc/yum.repos.d/cursor.repo にリポジトリの設定を作る(公式が示す場所は https://downloads.cursor.com/yumrepo と、署名キーの https://downloads.cursor.com/keys/anysphere.asc)、②sudo dnf install cursor を実行する、です。設定ファイルの中身も、4-A と同じ理由でこの記事には写していません。公式の原文を見て、そのまま作ってください。
4-C:AppImage(持ち運び用)
- ダウンロードページから、自分のCPU用の AppImage(
Cursor-*.AppImage)を保存する。 - 実行できるようにして、起動する。
chmod +x Cursor-*.AppImage
./Cursor-*.AppImage
ヘルプは「パッケージマネージャが使えない場合は、AppImage か圧縮ファイルを展開して実行」という位置づけで書いています。クイックスタートは、パッケージ版にデスクトップのアイコン、自動更新、CLIのツールが付く、と書くだけで、AppImage にそれらが付くかどうかは書いていません。
手順5:初回起動とサインイン
公式の記述(ヘルプとクイックスタート)で確認できる流れは、短いものです。
- Cursor を開く。
- 画面の案内に従ってサインインを始める(公式は、ボタンの表記までは書いていません)。
- ブラウザなどでサインインを終える(Cursor のアカウント。作り方や使える外部アカウントは、読んだページには書かれていません)。
- サインインのあと、ヘルプは「File > Open Folder」でプロジェクトのフォルダを開く、と案内し、手順の最後に「You're ready to go」と書いています。
確認できていない点。 初回起動で、キーバインド、言語、コードの索引づけ、VS Code の取り込みなどを選ぶ画面があるのかどうか、クイックスタートにもヘルプにも記述がありません(クイックスタートの取得結果は、初回の設定オプションの説明は無い、というものでした)。画面が出たら、そこに書いてある文言を読んで進めてください。
サインインのあとも、Cloud Agents が使う MCP のサインインは、手元のサインインとは別に管理されます(公式の MCP のページの記述。くわしくは07)。
手順6:最初の設定を見直す(公式にあるもの)
サインインが終わったら、最初に見ておく設定を順に見ていきます。設定の入口は2つあります。
| 設定 | 開き方(公式の記述) |
|---|---|
| Cursor Settings | Cmd/Ctrl+Shift+J。または、コマンドパレット(Cmd/Ctrl+Shift+P)で「Cursor Settings」と打つ |
| VS Code 由来の設定 | コマンドパレットで「Preferences: Open Settings (UI)」と打つ |
6-1:VS Code の設定を取り込む(VS Code を使っていた人向け)
公式の移行ページには、2通りの方法があります。
ワンクリックで取り込む。
- Cursor Settings を開く(Cmd/Ctrl+Shift+J)。
- 「General」の「Account」へ進む。
- 「VS Code Import」の欄にある「Import」を押す。
取り込めるのは、拡張機能(Extensions)、テーマ(Themes)、設定(Settings)、キーバインド(Keybindings)の4つです。
プロファイルを書き出して取り込む(別のパソコンへ移すとき、細かく選びたいとき)。
VS Code 側で書き出す。
- コマンドパレットを開き、「Preferences: Open Profiles (UI)」を探す。
- 左のサイドバーで、書き出すプロファイルを選ぶ。
- 「…」のメニューから「Export Profile」を選ぶ。
- 手元のファイルか、GitHub の Gist に書き出す。
Cursor 側で取り込む。
- コマンドパレットを開き、「Preferences: Open Profiles (UI)」を探す。
- 「New Profile」の横のプルダウンから「Import Profile」を選ぶ。
- GitHub の Gist のURLを貼るか、「Select File」でファイルを選ぶ。
- ダイアログの下の「Import」を押す。
- サイドバーで新しいプロファイルを選び、チェックのアイコンを押して有効にする。
公式の注意。
- Cursor は、新しい VS Code の版に定期的に追従するが、安定のために少し古い版を使うことが多い、と書かれています。VS Code 側の最新の機能が、すぐには使えない場合があるということです。
- Cursor では、アクティビティバー(左端のアイコン列)が、AIのチャットの場所を空けるために、標準で横向きです。縦に戻したいときは、「Preferences: Open Settings (UI)」で
workbench.activityBar.orientationを探し、値をverticalにして、Cursor を再起動します。 - 手動のプロファイルの取り込みで、何がどこまで取り込まれるかは、ページに詳しい説明がありません。
6-2:プライバシーモードを確かめる
公式の「Data Use & Privacy Overview」(cursor.com/data-use)の説明を並べます。
| 状態 | 公式が書いていること |
|---|---|
| Privacy Mode が有効 | 「Customer Data will not be used for training by Cursor」と書かれています。すべての提供元とゼロデータ保持(ZDR)の契約があるとされ、提供元も保存や学習はしないと言っている、とあります。ただし、不正利用の検出に引っかかった場合は、調査のために保存されることがあります |
| Privacy Mode が無効 | コードベースのデータ、プロンプト、編集の操作、コードの断片などを、AI機能の改善やモデルの学習に使うことがあります。提供元が、入出力を一時的に保存することもあります |
- 切り替える場所。 同ページは、Cursor の設定で有効にする、と書き、手順は別のヘルプ記事に任せています。画面名の細かい手順は、そのページには書かれていません。そのヘルプ記事(Privacy Mode のページ)は、この確認では取得できなかったため、設定画面のどこで切り替えるかは、この記事では確かめられていません(公式で確認できていない)。Cursor Settings(Cmd/Ctrl+Shift+J)の中を、手元の画面で探してください。
- 標準の状態。 個人のアカウントの標準が有効か無効かは、読んだページには書かれていません。ですから、最初に必ず自分の目で状態を確かめてください。
- 自分のAPIキーを使うとき。 同ページは、自分のキーでの利用でも、最終的なプロンプトを組み立てる処理はCursorのバックエンドを通る、と書いています。
6-3:使うモデルを選ぶ
- モデルの選び方。 公式のプロンプトのページは、チャット入力欄の上にあるモデルの選択メニュー(モデルピッカー)で選ぶ、またはキーボードの Cmd+/(Windows と Linux は Ctrl+/)で順に切り替える、と書いています。変更は、その会話のこれから先に効きます。
- 標準のモデルを決める。 「Cursor Settings」の「Models」で設定する、と同じページにあります。
- プランによる違い。 公式の「Models & Pricing」は、Free は限られた利用量で、第三者のモデルは使えない、Plus は Cursor 自身のモデルだけ(Auto を含まない)、Premium 以上で第三者のモデル(Claude、GPT、Gemini など)を API の料金のまま使える、と書いています(確認日2026-10-25)。Free が具体的にどのモデルを含むかは、そのページに記載がありませんでした。また、Plus については「Auto を含まない」と書かれる一方、同じページに「個人プランは Cost モードのみ」とも書かれていて、Plus で Auto が使えるのかは、そのページだけでははっきりしません。
- Auto。 個人のプランでは「Cost」のモードだけ、と書かれています。
- 自分のAPIキーを持ち込む設定や、料金、請求の細かい点は03と04を見てください。
6-4:更新の経路(Stable か Early Access)
- 更新の入口。 コマンドパレット(Cmd/Ctrl+Shift+P)で「Cursor: Attempt Update」を実行し、促されたら再起動します(公式ヘルプの手順。Mac、Windows、Linux 共通)。
- 経路の切り替え。 「Cursor Settings」の中で、「Stable」(標準。多くの人に勧められている、と書かれています)と「Early Access」(先行版。安定しないことがある)を切り替えられます。切り替え項目の正確な名前と場所は、ヘルプの記述に細かくはありません。手元の画面で探してください。
6-5:Tab を使うかどうか
- 画面の右下の「Tab」の表示を押すと、一時停止(Snooze)、全体でオフ、特定の拡張子(markdown や JSON など)だけオフ、を選べます(公式の Tab のページ)。
- 詳しい設定は「Cursor Settings」の「Tab」です。
- 06で、実際の使い方を並べます。
6-6:AIの実行の確認の強さ(Run Modes)
エージェントがターミナルのコマンドを走らせるとき、どこまで自動で進めるかを決める設定です。
- 場所。 デスクトップ版で「Settings」>「Agents」>「Approvals & Execution」。
- 選べるもの。 公式のページに並ぶのは3つです。「Auto-review」(許可リストにあるものは即実行、それ以外は可能ならサンドボックスで、必要なら分類器の判断へ)、「Allowlist」(許可リストの動作は承認なしで実行)、「Run Everything」(すべての道具の呼び出しを自動で実行。サンドボックスも分類器もなし)。
- 標準について。 公式のページは、Auto-review を「the safest useful setup for most people」と書き、Cursor 3.6 で推奨の標準として出した、と書いています(「Ask Every Time」は 3.5 で廃止され、新しく使う人は選べない、とも)。どれを選ぶべきかの判断は、この記事ではしません。 手元の画面の表示を確かめ、承認の確認の文言を読みながら進めてください。
6-7:見せたくないファイルを決める(.cursorignore)
- プロジェクトの一番上に
.cursorignoreというファイルを作り、.gitignoreと同じ書き方で、AIに見せないものを書きます(公式の説明。Agent、Tab、@ での参照から遮断する、とあります)。 - ターミナルやMCPのツールは、この指定で遮断できない、とも書かれています。「完全な保護は保証されない」とも明記されています。
- 標準で、
.gitignoreに書かれたものと、組み込みの一覧(node_modules/、.git/、.env*など)は無視されます。 - 確認には
git check-ignore -v [ファイル名]が使える、と書かれています。
6-8:ほかの道具の設定を自動で読む設定
- 「Cursor Settings」>「Agents」>「Third-Party Imports」の「Include Third-Party Plugins, Skills, and Other Configs」は、標準でオン、と公式のページに書かれています。オンの間、Cursor は Claude Code や Codex 用のフォルダ(
.claude/skills/など)にあるスキルや、Claude Code のフックの設定を読み込みます(07で扱います)。仕事のフォルダを開く前に、この設定の状態を知っておくと安心です。
手順7:(任意)CLI を入れる
CLI は、ターミナルから Cursor のエージェントを使う版です。エディタとは別に、1行のコマンドで入れます(公式の「CLI」の Installation のページ)。
macOS、Linux、WSL(Windows のLinux環境)の場合:
curl https://cursor.com/install -fsS | bash
Windows の PowerShell の場合:
irm 'https://cursor.com/install?win32=true' | iex
入れたあとに、コマンドが見つからないときのために、公式は PATH の設定を書いています(macOS、Linux 向け。ネイティブの Windows の PATH の手順は、ページにありません)。
- bash の場合:
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
- zsh の場合:
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
確かめと起動、更新は次のとおりです。
agent --version
agent
agent update
agent --versionで、入ったことを確かめます。agentで、対話の画面が始まります。agent updateで手動の更新ができます(CLI は標準で自動更新を試みる、と書かれています)。- CLI のサインインやAPIキーの手順は、このページには書かれていませんでした。別のCLIのページ(ACP の説明)には、
agent loginと、CURSOR_API_KEYという環境変数が出てきます。CLI の使い方と連携の手順は、06と、07・08で扱います。
手順8:フォルダを開く
公式のヘルプは、サインインのあとに「File > Open Folder」でプロジェクトのフォルダを開く、と案内しています。
- メニューの「File」から「Open Folder」を選ぶ。
- 練習用のフォルダ(空のフォルダでもよい)を選んで開く。この記事の例では、
cursor-practiceという名前の新しいフォルダを使います(この記事の例。名前は何でもかまいません)。 - 左のサイドバーに、フォルダの中のファイルが並びます。空のフォルダなら、何も並びません。
なお、フォルダを開く場所(コマンドラインから開く方法など)で、公式のページから確認できたものは、上のメニューだけです。
手順9:動作を確かめる(最初の確認)
公式のクイックスタートの流れに沿って、確認の順番をまとめます。
- Agent を開く。 Mac は Cmd+I、Windows と Linux は Ctrl+I(公式の Agent のページでは、サイドペインで開く、と書かれています)。
- 説明を頼む。 開いたフォルダにファイルがあれば、「このフォルダのコードの全体像と、読む順番を教えて」のように頼みます(この記事の例。公式のクイックスタートにも、コードベースを説明してもらう例が載っています)。
- 期待される結果。 クイックスタートは、Cursor がリポジトリを検索し、関係するファイルを読み、まとめを返す、と書いています。空のフォルダだと、読むものがないので、まとめも短くなります。
- 確認の終わり。 サインインできていて、Agent が返事を返せば、最小限の確認はできています。小さな変更を頼んで差分を見る手順は、06に並べます。
画面右下に Tab の表示があるか、モデルの選択メニューが入力欄の上にあるかも、見ておくと、あとの手順が楽です。
つまずきと直し方(公式ヘルプにあるもの)
公式の「Installation and startup」のヘルプに書かれている対処を、OSごとに並べます。
| 症状 | OS | 公式が書いている対処 |
|---|---|---|
| 起動したら画面が真っ白 | macOS | Cursor を終了して再起動。Cmd+Q で完全に終了してから開き直す。それでもだめなら、アプリをゴミ箱に入れて cursor.com/download から入れ直す |
| 起動したら画面が真っ白 | Windows | Cursor を終了して再起動。管理者として実行する。タスクトレイから完全に終了して開き直す |
| 起動したら画面が真っ白 | Linux | タスクトレイから完全に終了して開き直す。終了して再起動する |
| 「Cursor is damaged」と警告される | macOS | ヘルプは、ダウンロードの破損ではなくmacOS側の問題と書いています。Activity Monitor で Cursor の残ったプロセスを強制終了し、少し待って開き直す。まだ出るなら、ゴミ箱に入れて空にし、公式から入れ直す。それでも出るなら、Mac を再起動する |
| 更新したい | 共通 | Cmd/Ctrl+Shift+P で「Cursor: Attempt Update」を実行し、促されたら再起動 |
| 更新で不安定になった気がする | 共通 | 公式のヘルプの記述は、Stable が標準、Early Access は先行版で安定しないことがある、切り替えは Cursor Settings、というところまで。「経路を確かめて Stable に戻せるかを見る」は、この記事の見立てです |
- コマンドが見つからない(CLI)。 手順7の PATH の設定を確かめます。
agent --versionが動くかが目安です。 - それでもだめなとき。 ヘルプは、状況の確認先として status.cursor.com と、公式サポートへの連絡、不具合の報告の案内(「Reporting a bug」)を挙げています。
- Linux の入れ方で詰まったとき。 「Installation and startup」のヘルプには、Linux 固有の手順は書かれていませんでした。クイックスタートの Linux の欄を見てください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式の手順を順に並べたものです。画面の表記は変わるので、手元の画面と照らして読んでください。
- 読めなかった、または書かれていなかった点。 初回起動で出る設定の画面があるか、サインインに使える方法、Windows の System と User の違い、Mac Universal の中身は、読んだページに書かれていません。apt と dnf の登録コマンドは、改行が失われた表示から区切りを組み直して載せています(原文と見比べてください)。公式ヘルプ「Privacy and data」、「Your first project」のガイド、Agents Window のページは取得できませんでした(Agents Window は取得先が拒否)。プライバシーモードを切り替える画面は、この記事では確かめられていません。
- プライバシーモードを無効にすると、コードや入力内容が学習に使われることがある、と公式が書いています。仕事のコードを開く前に、状態を確かめてください。
- 金額やプランの名前は、2026年に入って変わっています。04を見て、公式の料金ページで確かめてください。契約やデータの扱いの解釈は、必要なら専門家や公式に確認してください。
出典
- Quickstart(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Installation(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Downloads(Cursor、確認日 2026-10-25)
- Download and install(Cursor Help、確認日 2026-10-25)
- Installation and startup(Cursor Help、確認日 2026-10-25)
- Importing from VS Code(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Data Use & Privacy Overview(Cursor、確認日 2026-10-25)
- Models & Pricing(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Prompting Agent(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Agent overview(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Cursor Tab overview(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Run Modes(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Ignore files(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- Third-party hooks(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI Installation(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- CLI overview(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- ACP(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)
- MCP(Cursor Docs、確認日 2026-10-25)