3行でいうと

  • 入手は cursor.com/downloads。2026年10月25日の表示では、最新版は「3.27」で、Mac(ARM64、x64、Universal)、Windows(x64とARM64、それぞれ System と User)、Linux(.deb、RPM、AppImage、それぞれ ARM64 と x64)が並んでいました。
  • インストールは、Mac は .dmg を開いて Applications に入れる、Windows は .exe を実行する、Linux は apt か dnf のパッケージを公式が勧めています(AppImageは持ち運び用の位置づけ)。動作条件として公式が書くのは macOS 12 以降と Windows 10 以降です。
  • 初回起動ではサインインし、フォルダを選びます(公式は「sign in」と書くだけで、ボタンの表記までは書いていません)。ほかの初回画面の説明は、読んだページには見つかりませんでした。
  • 最初に見ておく設定は、VS Code の設定の取り込み(Cursor Settings の General > Account)、プライバシーモード、使うモデル、更新の経路(Stable か Early Access)の4つです。
  • 動作の確かめは、小さなフォルダを開き、Agent(Mac は Cmd+I、Windows と Linux は Ctrl+I)に「このコードを説明して」と頼むところまでです。

この記事は、公式の資料を2026年10月25日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。手順は、公式の手順を順に並べたものです。画面の表記は公式ページの表記を写しているので、手元の画面と照らして読んでください。公式ページは要約の形で取得しているため、読み切れていない所は「確認できていない」と書き、長い引用は避けて言い換えています。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:新しい作業部屋に机を運び込む

インストールは机を置くこと、サインインは部屋の鍵を開けて名札を掛けること、VS Code の取り込みは前の部屋の道具の配置を持ってくること、プライバシーモードは引き出しの中身を外の人に見せるかを決めること、にたとえられます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

手順0:始める前に決めておくこと

公式のヘルプは、インストールにかかる時間を「under five minutes」(5分未満)と書いています。先に、①どのOSか(Linux は apt 系か dnf 系かも)、②練習用のフォルダを1つ用意するか(Cursor のAIはフォルダの中のファイルを読み、書き換えられるので、最初は消えても困らない新しいフォルダが無難、というこの記事の勧め方)、③サインインに使う Cursor のアカウント(ヘルプは、無料で作れると書いています。プランは04)、を決めておきます。

手順1:ダウンロードページで自分のOS用を選ぶ

公式のダウンロードページ(cursor.com/downloads)の表示は、2026年10月25日に次のとおりでした。「Latest」と表示された版が 3.27 です。3.26、3.25、3.24、3.23 の古い版も並び、それぞれ同じ選択肢がありました。

OS ページに並んでいた選択肢
macOS Mac (ARM64)、Mac (x64)、Mac Universal
Windows Windows (x64) (System)、Windows (x64) (User)、Windows (ARM64) (System)、Windows (ARM64) (User)
Linux Linux .deb (ARM64)、Linux .deb (x64)、Linux RPM (ARM64)、Linux RPM (x64)、Linux AppImage (ARM64)、Linux AppImage (x64)

選ぶときの手がかりと、公式に書かれていない点です。

手順2:macOS に入れる

公式の手順(ヘルプとクイックスタート)を順に並べます。動作条件は「macOS 12(Monterey)以降」で、インストーラは .dmg です。

  1. ダウンロードページで Mac 用のボタンを押して、.dmg ファイルを保存します。
  2. 保存したファイルを開きます(ダブルクリック)。
  3. 開いた画面で、Cursor を「Applications」フォルダにドラッグします(ヘルプの記述は「Drag Cursor into your Applications folder」)。
  4. アプリケーションの一覧(Launchpad や Applications フォルダ)から Cursor を開きます。
  5. サインインの画面が出たら、手順5へ進みます。

期待される結果: Cursor のウィンドウが開き、サインインを求められます(クイックスタートは、アプリを開いてサインインする、と書いています。画面に出る文言は書かれていません)。

手順3:Windows に入れる

動作条件は「Windows 10 以降」、インストーラは .exe です。

  1. ダウンロードページで、自分のCPU(x64 か ARM64)と、System か User の行から選んで、.exe を保存します(System と User の違いは手順1のとおり、公式に説明が見つかっていません)。
  2. 保存した .exe を実行します。
  3. 画面のプロンプトに従って進めます(ヘルプの記述は「Run the installer and follow the prompts」)。
  4. スタートメニューやデスクトップから Cursor を開きます。
  5. サインインの画面が出たら、手順5へ進みます。

手順4:Linux に入れる

公式のクイックスタートは、Linux に3つの方法を並べています。パッケージ(apt、dnf)が勧められていて、理由は「デスクトップのアイコン、自動更新、CLIのツールが付くから」と書かれています。

4-A:Debian、Ubuntu 系(apt。クイックスタートが勧める方法)

クイックスタートに書かれている流れは3段階です。①Cursor の署名キー(公式は https://downloads.cursor.com/keys/anysphere.asc を示しています)を /etc/apt/keyrings/ に置く、②Cursor のリポジトリ(https://downloads.cursor.com/aptrepo)を /etc/apt/sources.list.d/cursor.list に登録する、③sudo apt update のあとに sudo apt install cursor を実行する、です。

①と②のコマンドの全文は、この記事には写していません。公式ページの取得結果では、コマンドの改行や記号の区切りが崩れて読み取れたため、組み直した文を載せると、誤りを混ぜるおそれがあるからです。システムに署名キーとリポジトリを登録する操作なので、クイックスタート(https://cursor.com/docs/get-started/quickstart)の原文を開き、そのまま写して実行してください。

4-B:RHEL、Fedora 系(dnf)

クイックスタートの流れは、①/etc/yum.repos.d/cursor.repo にリポジトリの設定を作る(公式が示す場所は https://downloads.cursor.com/yumrepo と、署名キーの https://downloads.cursor.com/keys/anysphere.asc)、②sudo dnf install cursor を実行する、です。設定ファイルの中身も、4-A と同じ理由でこの記事には写していません。公式の原文を見て、そのまま作ってください。

4-C:AppImage(持ち運び用)

  1. ダウンロードページから、自分のCPU用の AppImage(Cursor-*.AppImage)を保存する。
  2. 実行できるようにして、起動する。
chmod +x Cursor-*.AppImage
./Cursor-*.AppImage

ヘルプは「パッケージマネージャが使えない場合は、AppImage か圧縮ファイルを展開して実行」という位置づけで書いています。クイックスタートは、パッケージ版にデスクトップのアイコン、自動更新、CLIのツールが付く、と書くだけで、AppImage にそれらが付くかどうかは書いていません。

手順5:初回起動とサインイン

公式の記述(ヘルプとクイックスタート)で確認できる流れは、短いものです。

  1. Cursor を開く。
  2. 画面の案内に従ってサインインを始める(公式は、ボタンの表記までは書いていません)。
  3. ブラウザなどでサインインを終える(Cursor のアカウント。作り方や使える外部アカウントは、読んだページには書かれていません)。
  4. サインインのあと、ヘルプは「File > Open Folder」でプロジェクトのフォルダを開く、と案内し、手順の最後に「You're ready to go」と書いています。

確認できていない点。 初回起動で、キーバインド、言語、コードの索引づけ、VS Code の取り込みなどを選ぶ画面があるのかどうか、クイックスタートにもヘルプにも記述がありません(クイックスタートの取得結果は、初回の設定オプションの説明は無い、というものでした)。画面が出たら、そこに書いてある文言を読んで進めてください。

サインインのあとも、Cloud Agents が使う MCP のサインインは、手元のサインインとは別に管理されます(公式の MCP のページの記述。くわしくは07)。

手順6:最初の設定を見直す(公式にあるもの)

サインインが終わったら、最初に見ておく設定を順に見ていきます。設定の入口は2つあります。

設定 開き方(公式の記述)
Cursor Settings Cmd/Ctrl+Shift+J。または、コマンドパレット(Cmd/Ctrl+Shift+P)で「Cursor Settings」と打つ
VS Code 由来の設定 コマンドパレットで「Preferences: Open Settings (UI)」と打つ

6-1:VS Code の設定を取り込む(VS Code を使っていた人向け)

公式の移行ページには、2通りの方法があります。

ワンクリックで取り込む。

  1. Cursor Settings を開く(Cmd/Ctrl+Shift+J)。
  2. 「General」の「Account」へ進む。
  3. 「VS Code Import」の欄にある「Import」を押す。

取り込めるのは、拡張機能(Extensions)、テーマ(Themes)、設定(Settings)、キーバインド(Keybindings)の4つです。

プロファイルを書き出して取り込む(別のパソコンへ移すとき、細かく選びたいとき)。

VS Code 側で書き出す。

  1. コマンドパレットを開き、「Preferences: Open Profiles (UI)」を探す。
  2. 左のサイドバーで、書き出すプロファイルを選ぶ。
  3. 「…」のメニューから「Export Profile」を選ぶ。
  4. 手元のファイルか、GitHub の Gist に書き出す。

Cursor 側で取り込む。

  1. コマンドパレットを開き、「Preferences: Open Profiles (UI)」を探す。
  2. 「New Profile」の横のプルダウンから「Import Profile」を選ぶ。
  3. GitHub の Gist のURLを貼るか、「Select File」でファイルを選ぶ。
  4. ダイアログの下の「Import」を押す。
  5. サイドバーで新しいプロファイルを選び、チェックのアイコンを押して有効にする。

公式の注意。

6-2:プライバシーモードを確かめる

公式の「Data Use & Privacy Overview」(cursor.com/data-use)の説明を並べます。

状態 公式が書いていること
Privacy Mode が有効 「Customer Data will not be used for training by Cursor」と書かれています。すべての提供元とゼロデータ保持(ZDR)の契約があるとされ、提供元も保存や学習はしないと言っている、とあります。ただし、不正利用の検出に引っかかった場合は、調査のために保存されることがあります
Privacy Mode が無効 コードベースのデータ、プロンプト、編集の操作、コードの断片などを、AI機能の改善やモデルの学習に使うことがあります。提供元が、入出力を一時的に保存することもあります

6-3:使うモデルを選ぶ

6-4:更新の経路(Stable か Early Access)

6-5:Tab を使うかどうか

6-6:AIの実行の確認の強さ(Run Modes)

エージェントがターミナルのコマンドを走らせるとき、どこまで自動で進めるかを決める設定です。

6-7:見せたくないファイルを決める(.cursorignore)

6-8:ほかの道具の設定を自動で読む設定

手順7:(任意)CLI を入れる

CLI は、ターミナルから Cursor のエージェントを使う版です。エディタとは別に、1行のコマンドで入れます(公式の「CLI」の Installation のページ)。

macOS、Linux、WSL(Windows のLinux環境)の場合:

curl https://cursor.com/install -fsS | bash

Windows の PowerShell の場合:

irm 'https://cursor.com/install?win32=true' | iex

入れたあとに、コマンドが見つからないときのために、公式は PATH の設定を書いています(macOS、Linux 向け。ネイティブの Windows の PATH の手順は、ページにありません)。

echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

確かめと起動、更新は次のとおりです。

agent --version
agent
agent update

手順8:フォルダを開く

公式のヘルプは、サインインのあとに「File > Open Folder」でプロジェクトのフォルダを開く、と案内しています。

  1. メニューの「File」から「Open Folder」を選ぶ。
  2. 練習用のフォルダ(空のフォルダでもよい)を選んで開く。この記事の例では、cursor-practice という名前の新しいフォルダを使います(この記事の例。名前は何でもかまいません)。
  3. 左のサイドバーに、フォルダの中のファイルが並びます。空のフォルダなら、何も並びません。

なお、フォルダを開く場所(コマンドラインから開く方法など)で、公式のページから確認できたものは、上のメニューだけです。

手順9:動作を確かめる(最初の確認)

公式のクイックスタートの流れに沿って、確認の順番をまとめます。

  1. Agent を開く。 Mac は Cmd+I、Windows と Linux は Ctrl+I(公式の Agent のページでは、サイドペインで開く、と書かれています)。
  2. 説明を頼む。 開いたフォルダにファイルがあれば、「このフォルダのコードの全体像と、読む順番を教えて」のように頼みます(この記事の例。公式のクイックスタートにも、コードベースを説明してもらう例が載っています)。
  3. 期待される結果。 クイックスタートは、Cursor がリポジトリを検索し、関係するファイルを読み、まとめを返す、と書いています。空のフォルダだと、読むものがないので、まとめも短くなります。
  4. 確認の終わり。 サインインできていて、Agent が返事を返せば、最小限の確認はできています。小さな変更を頼んで差分を見る手順は、06に並べます。

画面右下に Tab の表示があるか、モデルの選択メニューが入力欄の上にあるかも、見ておくと、あとの手順が楽です。

つまずきと直し方(公式ヘルプにあるもの)

公式の「Installation and startup」のヘルプに書かれている対処を、OSごとに並べます。

症状 OS 公式が書いている対処
起動したら画面が真っ白 macOS Cursor を終了して再起動。Cmd+Q で完全に終了してから開き直す。それでもだめなら、アプリをゴミ箱に入れて cursor.com/download から入れ直す
起動したら画面が真っ白 Windows Cursor を終了して再起動。管理者として実行する。タスクトレイから完全に終了して開き直す
起動したら画面が真っ白 Linux タスクトレイから完全に終了して開き直す。終了して再起動する
「Cursor is damaged」と警告される macOS ヘルプは、ダウンロードの破損ではなくmacOS側の問題と書いています。Activity Monitor で Cursor の残ったプロセスを強制終了し、少し待って開き直す。まだ出るなら、ゴミ箱に入れて空にし、公式から入れ直す。それでも出るなら、Mac を再起動する
更新したい 共通 Cmd/Ctrl+Shift+P で「Cursor: Attempt Update」を実行し、促されたら再起動
更新で不安定になった気がする 共通 公式のヘルプの記述は、Stable が標準、Early Access は先行版で安定しないことがある、切り替えは Cursor Settings、というところまで。「経路を確かめて Stable に戻せるかを見る」は、この記事の見立てです

気をつけること

出典