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声を文字にするAIには、話した内容を入力欄にそのまま入れるもの、会議や録音ファイルを文字にするもの、文字起こしを編集に使うものがあります。この比較では、音声がどこで処理されるか(端末内かクラウドか)、日本語、対応OS、他人の声を録るときの同意についての公式の注意を、同じ項目で並べます。認識の精度や速さは、公式の記載からは比べられないため扱いません。
これは「公式がどう書いているか」を同じ物差しで並べたものです。出来の良し悪しや順位ではありません。公式に書かれていない項目は「?」のまま残しています(できない、という意味ではありません)。
2. 一覧で見る9つ・10項目・2026-10-23 時点
◎ 公式に書かれている / △ 条件つき / × できない・対象外と書かれている / ? 公式の資料では確認できていない
公式の記載から見える、実質的な違い
- 処理場所:公式が端末内処理を書くのは、Superwhisper(ローカルモデル)、MacWhisper(既定)、NottaのPrivacy Mode(Pro以上)。Whisperのオープンソース版は、自分の環境で実行する手順は公式にあるが、外部へ送らないという明記は確認できなかった。Aqua Voice、Wispr Flow、Otter、Descriptは、クラウドで処理すると公式が書いている。Rimoは処理場所の記載を確認できなかった。
- 日本語:Descriptは、公式ヘルプが文字起こしの対応言語にラテン文字のみを挙げ、日本語は未対応と書いている。ほかの8つは、公式の一覧や例に日本語がある(MacWhisperのMac版は、日本語を名指しするのがiPhone版ヘルプだけ)。
- 使い方の型:入力欄に直接話して入れると公式が書くのはAqua Voice、Wispr Flow、Superwhisper、MacWhisper(直接ダウンロード版)。Otter、Rimo、Notta、Descriptは会議・ファイル・編集のツールとして説明され、直接入力の記載は確認できなかった。
- 録音の同意:参加者への通知や同意に具体的に触れるのは、Wispr Flow(Notetaker FAQ)、Otter(Recording Permissions)、DescriptのRooms、Whisperのモデルカード。SuperwhisperとMacWhisperは『ボットは参加しない』と書くが、参加者への通知や同意の記載は読んだ範囲で見つからなかった。
- 学習への利用:SuperwhisperとRimoは、公式が『AI学習に使わない』と書く。Otterは、匿名化したデータを学習に使うと書き、オプトアウトの手順は確認できなかった。Wispr FlowはFree・Proで『Improve the model』が既定オンで、設定でオフにできる。Aqua VoiceはTermsで同意なしの学習利用を禁じると書く一方、llms.txtではPrivacy Mode既定オフだと保存されうると書く。
- 対応OS:Whisperは公式のOS一覧が見つからず、MacWhisperはMacアプリで、Windowsの記載は確認できなかった。Rimoは専用のパソコンアプリの記載がなく、ブラウザで使う。Descriptは、スマホやタブレットは正式には非対応と書いている。
- 公式が注記する状態:MacWhisperの会議の自動録音はベータ。Whisperのwhisper-1を含むAPIの旧モデルは2027年2月26日に停止予定。Rimoは2026年10月1日に「Rimo Voice」から名称変更。Nottaは、画面録画などに公式ヘルプのベータ表記がある。
こういう条件なら、まずここから(僕らの見立て)
公式の記載を根拠にした目安で、他の観点(使い心地、出力の好みなど)は含みません。
- 音声も文字も、できるだけ端末の外に出したくない → Superwhisper、MacWhisper、Notta、Whisper
項目「端末内処理」。Superwhisper(ローカルモデル)とMacWhisper(既定)は公式に明記。NottaはPrivacy Modeで、Pro以上のNotta Desktopのみ。Whisperは自分の環境で動かす場合で、外部送信しない明記は確認できていない。見立てなので、機密の度合いに応じて公式で確かめたい。 - 日本語で、他のアプリの入力欄に直接話して入れたい → Aqua Voice、Wispr Flow、Superwhisper、MacWhisper
項目「日本語」と「音声入力」。MacWhisperは直接ダウンロード版のみ、日本語はMac版で名指しがなく条件つき。Wispr Flowはヘルプの言語ページに日本語の一覧がない。見立て。 - Windowsで、話して入力するツールを探している → Aqua Voice、Wispr Flow、Superwhisper
項目「Windows」と「音声入力」。いずれも公式にWindows対応が書かれている。Wispr FlowはARM非対応、SuperwhisperはMeetingsが未提供。見立て。 - オンライン会議や対面の会議を録って、日本語の議事録にしたい → Otter、Rimo Voice(現在の名称は Rimo)、Notta、Superwhisper、Wispr Flow
項目「日本語」と「ファイル・会議」。Wispr Flowはファイルの取り込みが不可で、会議はNotetakerで録る形。Superwhisperの会議機能はMacのProのみ。各社の同意の書き方は「録音の同意」の項目で確認したい。見立て。 - Macだけで使い、録音ファイルや会議を端末内で文字にしたい → MacWhisper、Superwhisper
項目「Mac」「端末内処理」「ファイル・会議」。MacWhisperの会議録音はベータ、Superwhisperのファイル文字起こしと会議はProの機能。見立て。 - 会議の録音で、同意や通知についての公式の説明を先に読みたい → Wispr Flow、Otter、Descript、Whisper
項目「録音の同意」。Descriptは自社のRoomsでの録音の説明で、Zoom取り込みは記載なし。Whisperはモデルカードの注意書き。法律の判断は専門家や所属先の規定で確認したい。 - 話した内容をAIの学習に使わせない設定や明記を重視したい → Superwhisper、Rimo Voice(現在の名称は Rimo)、Aqua Voice、Wispr Flow、Notta、Descript、Whisper
項目「学習利用」。yesはSuperwhisperとRimo。そのほかは条件つきで、Aquaは規約の記載とPrivacy Mode、Wispr Flowは設定のオフ、NottaはPrivacy Mode、Descriptはデータ共有の設定、WhisperはAPIの既定。見立て。 - まず無料で試してから決めたい → Aqua Voice、Wispr Flow、Superwhisper、MacWhisper、Otter、Notta、Descript、Whisper、Rimo Voice(現在の名称は Rimo)
項目「無料枠」。Whisperはライセンス上の使用料なしだが環境は自前で、APIは従量課金。Rimoはプロの1週間トライアルで、常時の無料プランは公式記事にない。無料枠の量はそれぞれ違うので条件欄を見たい。
確認できていない点
- 日本語の認識の質や誤変換の傾向は、公式の記載からは比べられないため扱っていない。Wispr Flowはヘルプの言語ページに日本語の一覧がなく、MacWhisperはMac版で日本語を名指しする公式ページを確認できなかった。
- Rimoの音声認識の処理場所、Superwhisper・MacWhisper・Nottaの会議録音での参加者への通知・同意の記載は、読んだ範囲で見つからなかった。
- MacWhisperのWindows対応、直接ダウンロード版の最低macOS、Aqua VoiceのiPhone版の端末内モデルと最低iOS、Whisperのオープンソース版のOS一覧とモデルの重みの取得方法は、公式の資料では確認できていない。
- 学習への利用:MacWhisper、Nottaの通常プラン、Aqua Voiceのプライバシーポリシー本文の扱いは確認できていない。Wispr Flowはヘルプのページ間で既定の書き方が食い違う(プライバシーポリシー本文は未確認)。
- Rimoの無料プランの有無(ヘルプの記事間で食い違い)と、公式サイト(米ドル)とヘルプ(円)のプラン対応は確認できていない。価格はこのデータには載せていない。
- Rimoの利用規約、Nottaの利用規約と年齢条件は本文が取れず読めていない。公式の最新の表示は、各社のページで確認が必要。
このコーナーの文章は、公式の資料を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。画面名・機能・料金は変わるので、使う前に各ページの出典(公式)で確かめてください。事実と「見立て」は分けて書いています。