3行でいうと

  • AIの利用枠は、公式のヘルプでは「credits」ではなく、毎月の「uses(回)」で書かれています。Freeは標準か高品質を合わせて最大20回、最高品質(Ultra)は使えません。Pro、Teams、Nonprofitは高品質が最大200回、最高品質が最大20回、Businessは400回と40回、と書かれています。
  • 料金ページの表示(2026年10月23日、米ドル、年払い表示)は、Freeが「US$0」、Proが「US$144」、Businessが「US$250」で、Enterpriseは価格の表示がありません。日本語のページは、Proが「¥11,800」、Businessが「¥18,800」でした。
  • 公式の「AI Product Terms」は、入力した内容の権利は本人に残り、出力は本人のもの、ただしCanvaのライセンス素材を含む出力は除く、と書いています。商用利用は、規約に従えばよい、と別のヘルプが書いています。
  • 解約は、「Settings」の「Billing」から。解約しても、請求の期間の終わりまで有料のまま使え、デザインはFreeで残ります。アカウント削除は別の手続きで、申請の14日後に実行され、デザインは完全に消えます。
  • 書き出しは、デスクトップの「Settings」の「Account & security」から、全デザインとアップロードをZIPで請求できます。準備に24〜72時間かかり、ダウンロードのリンクは14日間有効、と書かれています。

この記事は、公式の資料を2026年10月23日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCanvaを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や価格は公式の表記を写しています。公式ページは要約の形で取得したため、読めていない部分は「公式の資料では確認できていない」と書いています。規約は長いので、全文は読み切れていません。

先に結論

前提:用語をそろえる

たとえ話:映画館の月ごとの回数券

AIの利用枠は、月ごとの回数券のようなものです。標準の作業は1回あたりの消費が軽く、最高品質の作業は重い、と考えると分かりやすいです。券は月が変わると新しくなります。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

プランの違いと価格の表示

料金ページの表示(2026年10月23日)

プラン 英語の料金ページの表示(米ドル) 日本語の料金ページの表示 公式が挙げる主な内容
Free US$0(一人用) ¥0(年間、1人あたり) 5GBの保存、最大20回のAI、ブランドキット1つ(色は3色まで)
Pro US$144(年、一人用) ¥11,800(年間、1人あたり) 保存100GB、ブランドキット5つ、予約投稿、AIはFreeの10倍(高品質または最高品質)、AIパスを追加できる
Business US$250(年、1人あたり) ¥18,800(年間、1人あたり) 保存500GB、ブランドキット100個と承認、共同作業と管理、AIはFreeの20倍、AIパスとAIの追加分を追加できる
Enterprise 価格の表示なし(「Let's talk」) 価格は問い合わせ 保存1TB、SSOとSCIM、ブランドキット1000個、優先サポート(150席以上)

英語の料金ページには、「Prices exclude applicable tax」(価格は税抜き)の注記がありました。日本語のページの税の扱いや、月払いの金額は、読んだ範囲では確認できていません。日本語のページでは、年払いに「16%お得」と表示されていました。

Canva Teamsについて、公式のヘルプは、新規の申し込みや切り替えができなくなっている、と書いています。Teamsの解約は元に戻せず、再び申し込むことはできない、とも書かれています。

AIの利用枠(公式のヘルプ「Understanding your AI usage」)

プラン 標準(Standard) 高品質(Premium) 最高品質(Ultra)
Free、Pro Lite 共有の枠から引かれる 共有の枠(合計で最大20回) 使えない
Pro、Teams、Nonprofit 枠から引かれない 最大200回 最大20回
Business 使い放題(公正利用の制限あり) 最大400回 最大40回
Enterprise 使い放題(公正利用の制限あり) 最大400回 最大40回
Education 使い放題(公正利用の制限あり) 最大200回 最大20回

AIパス

公式のAI Passのページは、ProかBusinessに足せる月ごとの追加で、Proの最大40倍、Businessの最大20倍の枠が使える、と書いています。価格は、このページには表示がありませんでした。購入は、「Settings」の「Billing」、または枠に達したときの案内から。管理者は「People」のページから、メンバー向けに買えます。AIパスがなくてもAI機能は使え、いつでもやめられる、とも書かれています。

保存と同期

デザインは、Canvaのクラウドに保存されます。公式の信頼センターは、データは米国に保存されると書いています。保存容量は、料金ページでは、Freeが5GB、Proが100GB、Businessが500GB、Enterpriseが1TBです。オフラインの編集は、01と02で触れたとおり、手元の端末にだけ置かれ、最大14日までです。オフラインの機能を使うには、サインアウトしないよう、公式のヘルプが注意しています。

著作権と利用条件(公式の説明)

AIの出力は誰のものか

公式の「AI Product Terms」(2026年6月26日から有効)は、次のように書いています。

公式のヘルプ「How to use Magic Studio safely and legally」は、個人にも商用にも使えるが、AI Product Termsに従うこと、と書いています。同じページは、多くの国で、AIが作ったものに著作権の保護がない場合があり、他人のコピーを止める力が限られるかもしれない、とも書いています。出力は、他の人と似ることがあり、第三者の素材や不適切な内容を含むことがあるので、自分で確かめる必要がある、と書かれています。商標に使う場合は、弁護士に相談を、と勧めています。

守る条件(AI Product Termsのうち、公式の文言で挙がるもの)

ヘルプは、AIを使ったことを伝えるのが「best practice」だと勧め、有名なブランドや人物をプロンプトに入れるときは明示の許可を得ること、とも書いています。

素材(Content)のライセンス

公式のContent License Agreementによると、Free Contentは複数のデザインで使え、Pro Contentは1つのデザインにつき1ライセンスが基本で、無料の利用者はライセンスごとに支払い、有効なサブスクリプションがあれば追加費用なしで受けられる、と書かれています。デザインに複数の区分が混ざる場合は、最も厳しい区分の条件がデザイン全体にかかる、と書かれています(厳しい順は Education、Branded、Pro、Free)。この規約は、素材を機械学習やAIの目的に使うことを禁じる項目を含みます。Canvaが生成AIで作って提供する素材は、FreeかProの表示に従って同じように使える、という記載があります。利用者がAIで作ったデザインの扱いは、この規約では読んだ範囲では見つかりませんでした(AI Product Termsの側に書かれています)。

法的な保護(補償)

公式のCanva Shieldのページは、条件を満たしたEnterpriseのお客様は、Magic Studioの製品でできたAIの出力について、追加の費用なしで補償される、と書いています。ProやBusinessなど、他のプランの扱いは、このページには書かれていません。日本語の料金ページは、Enterpriseの欄に、AIの法的リスクからの保護は100アカウント以上で使える、と書いていました。

自分の内容をAIの改善に使わせるか

公式の信頼センターは、Privacy Settingsで許可しない限り、AI機能の改善に自分の内容を使わない、と書いています。Business、Team、Enterpriseの内容は、AIの改善に使われず、第三者にも使わせない、とあります。管理者が許可する仕組みは、予定されているが、まだ使えないとの記載です。Educationは、使う、使わないを選べず、Canvaは使わないと書かれています。個人が設定を見る場所は、プロフィールから「Your account」の「Privacy controls」です。ただし、ヘルプの設定のページには、AIに関する項目の説明は見つかりませんでした。設定の項目名や初期値は、公式の画面で確かめてください。

解約、一時停止、返金

解約(公式のヘルプ「Cancel a Canva plan」)

デスクトップやウェブでは、次の手順です。

  1. 正しいアカウントかチームにログインする。
  2. ホームのプロフィールから「Settings」を選ぶ。
  3. 「Billing」へ。
  4. プランの「Cancel plan」を選ぶ。
  5. 画面の案内に従い、理由を選ぶ(説明は任意)。
  6. 最後に「Cancel subscription」を選ぶ。

解約すると、確認のメールが届きます。モバイルでも同じ手順が書かれていますが、アプリストアで申し込んだ場合は、Google PlayやApple App Storeの側で解約します。アプリを消すだけでは、解約になりません。

解約後は、次回以降の支払いが止まり、いまの請求期間の終わりまで有料で使えます。デザインは、Freeで残り、アカウントも有効です。TeamsやBusinessでは、メンバーは請求期間の終わりに有料の機能を失い、デザイン、ブランドキットの内容、共有フォルダはFreeに移り、管理者はアカウントの所有者のままです。解約を取り消すには、期間が終わる前に「Billing」で、プラン名の「Stay on」を選びます。

一時停止

公式のヘルプ「Cancel a Canva plan」は、Pro、Teams、Businessのプランは最大3か月まで一時停止できる、と書いています。プランは自動で再開し、再開の前にメールで知らせが届く、とも書かれています。一時停止の専用のページは、今回は読めていません。

返金

「Cancel a Canva plan」のページは、返金の条件を書かず、別の記事「Refunds for Canva subscriptions」を案内しています。その記事(公式のヘルプ)は、ほとんどの場合サブスクリプションは返金の対象にならない(利用規約のとおり)と書き、Canvaが依頼を審査して、状況によっては承認することがある、という書き方です。申請できる期間の定めや、申請の手順は、この記事には書かれていませんでした。承認されたあとの入金は、カードでおよそ5〜10営業日、PayPalで3〜5営業日など、支払い方法ごとの目安が載っています。Appleで申し込んだ場合は、Appleに直接、返金を依頼する、とあります。解約は今後の課金を止める手続きとして、返金とは別に書かれています。

やめるとき:書き出す、解約する、消す

1つずつ書き出す

公式のヘルプ「Download designs」は、記事の目次の形で、PDF、透明な背景、メモつき、選んだ部分、パスワードつき、などの記事を挙げています。ファイルの形式の一覧や、有料プランでしか使えない形式は、今回は読めていません。

まとめて書き出す(公式のヘルプ「Downloading your personal data, uploads, and designs in bulk」)

アカウントを削除する(公式のヘルプ「Delete account」)

今日からできること

  1. 自分のプランのAI利用枠を、「Billing」の「AI usage」で見る。
  2. 「Privacy controls」を開き、AIに関する項目があれば、内容を確認する。
  3. 仕事や販売に使うデザインは、使った素材がFreeかProかを確認し、AIの出力を目で確かめる。
  4. 大事なデザインは、定期的に書き出しておく。
  5. やめるときは、書き出し、解約、削除の順にする。

気をつけること

出典