3行でいうと

  • 公式のトップページは、メモは端末の中にしまわれ、オフラインでも使えると説明しています。メモは、Markdown(マークダウン、記号で見出しなどを書く方法)の普通の文章ファイルです。
  • 公式のライセンスのページは、アカウントを作らなくてもダウンロードして使えると書いています。有料なのは、同期(Sync)と公開(Publish)という追加サービスなどで、どれも任意です。
  • 公式のトップページとヘルプの目次には、AIの記載が見つかりませんでした。AIに関わる機能として確認できたのは、Web Clipper(ウェブページを保存する拡張機能)の「Interpreter」(言語モデルという仕組みを使い、ページの内容にふつうの言葉で指示を出せる機能)です。

この記事は、Obsidianの公式の資料を2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はObsidianを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。料金や画面は変わるので、使う前に公式で確かめてください。

一言でいうと

Obsidianは、「自分の本棚に、メモの紙を並べていく」ようなアプリです。本棚(Vault、ボルト)は端末の中のフォルダで、メモは1枚ずつのファイルです。ふせん(リンク)で、関係のあるメモ同士をつなげます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。

公式のヘルプは、Vaultを端末の中のフォルダと説明しています。

向いている人・向いていない人

向いている人 根拠(公式の記述)
メモを自分の端末の中に残したい人 トップページが「stores notes privately on your device」(メモを端末に非公開で保存)と書いています
メモ同士をつなげて、見返したい人 ヘルプの「Link notes」が、メモ同士のリンクと、リンクを逆向きにたどるBacklinks(バックリンク)を説明しています。Graph view(グラフビュー)のヘルプは、メモ同士の関係を点と線の図で見られると説明しています
まず無料で試したい人 ライセンスのページが、アカウントなしで使えると書いています
向いていない、または注意が要る場面 根拠(公式の記述)
AIとおしゃべりしながらメモを書く機能が、最初から入っていてほしい トップページとヘルプの目次には、AIの記載が見つかりませんでした
複数の端末で使いたいが、同期の設定を自分で選びたくない 公式の同期のヘルプは、追加サービスの「Obsidian Sync」を公式にサポートされた方法と書き、iCloudやGitなどほかの方法も紹介しています。ほかの方法には、公式に対応していない端末があると書かれたものもあります
拡張機能を、安全だと確かめずに入れたい 公式のCommunity pluginsのヘルプが、害になりうると警告しています

始め方(3ステップ)

先に条件です。 アカウントは、使い始めるだけなら要りません。公式の利用規約は、サービスを使えるのは、住んでいる地域で成人の年齢に達し、法的に有効な契約を結べる人だと書いています。規約は、サービスの範囲にObsidianのソフトウェアも含めています。

  1. 入れる。 公式のヘルプのとおり、Obsidianの「Download Obsidian」ページを開きます。Windowsは「Windows」の下の「Universal」を押して、インストーラーを開きます。Macは「macOS」の下の「Universal」を押し、開いたウィンドウでObsidianを「Applications」フォルダにドラッグします。iPhoneとiPadは「App Store」、Androidは「Play Store」からも入れられます。
  2. Vaultを作る。 起動したら、「Create new vault」の横の「Create」を選び、「Vault name」に名前を入れます。「Browse」で置き場所を選び、「Create」を選びます。すでにあるフォルダを使うときは、「Open folder as vault」の横の「Open」を選びます。日本語の画面での表記は、公式の資料では確認できていません。
  3. 最初のメモを書く。 Ctrl+N(MacはCmd+N)を押し、メモの名前を入れてEnterを押します。見出しは、行の先頭に「#」を書くと作れます。別のメモにつなぐときは、「[」を2回続けて打ち、メモ名の一部を入れると、合うメモが出ます。

最初に気をつけること(3つ)

① 入力した内容の扱い。 公式のプライバシーのページは、アプリのデータは端末に保存され、Obsidianのサーバーには送られないと書いています。利用状況のデータ(テレメトリ)も集めないとあります。ただし、更新の確認や、拡張機能の一覧を開くときは、インターネットにつながります。更新の確認は、設定の「About」で止められると書かれています。Interpreterを使うと、ページの内容は自分で選んだAIの提供元へ送られ、その提供元の規約が適用されると公式は書いています。端末の中で動かす選択肢もあると、公式は書いています。

② 間違えることがある。 公式の資料は、Obsidian本体がAIで答えを作るとは書いていません。AIをつなぐと、答えはそのAIが作るので、間違えることがあります(見立て)。大事な内容は、元の資料で確かめましょう。

③ このサービスならではの注意。 公式のバックアップのページは、同期はバックアップの代わりにならないと書いています。また、拡張機能(Community plugins)は、有志が作った外部のコードを動かします。公式のヘルプは、初期状態ではRestricted Mode(外部のコードを動かさない状態)になっていると書いています。拡張機能を入れるには先にこれをオフにする必要があり、公式は、作者を信頼できるときだけオフにするよう書いています。外部のコードが害になりうる、という警告もあります。

最初に試す、簡単なお願い(例)

Obsidianは、AIに質問するアプリではないので、最初に試す3つの操作を書きます。個人情報や機密は入れないでください。

あとでAIをつなぐなら、「この3行を、1行にまとめてください」のように短く頼めます。うまくいかなければ、「箇条書きで」「20字以内で」のように、もう少し具体的に書き直します。

もっと知りたくなったら

同期、拡張機能、AIとのつなぎ方、データの扱いの詳しい話は、このサイトの使い方ガイドにまとめています。

出典