Azure 多数のリージョンでネットワークのゲートウェイ関連サービスが不安定に
Azureの複数のネットワークサービス(ExpressRoute Gateway、Application Gateway、Azure Firewallなど)で、管理操作が断続的に失敗し、一部のExpressRouteゲートウェイは接続を失いました。Microsoftは、止めていたゲートウェイのOS更新が一度に再開され、以前に入れた変更で処理が遅くなっていた制御プレーンに負荷が集中したと説明しています。
時系列(6件)
- 2026-09-30 20:30 UTC お客様への影響が始まった。
- 2026-09-30 21:45 UTC ゲートウェイのOS更新をさらに止めた。
- 2026-09-30 22:36 UTC 影響を受けたExpressRouteゲートウェイが、最後に正常だった設定を使って接続を回復した。
- 2026-09-30 23:55 UTC 設定処理の遅さが、以前に入れた性能面の変更と結びつけられ、ロールバックを決めた。
- 2026-10-01 01:15 UTC 最初のリージョンでロールバックを始め、確認しながら進めた。
- 2026-10-01 02:15 UTC 影響のあるリージョンでロールバックが終わり、影響が終わった。
公式資料で分かっていること
- 影響を受けたのは、ExpressRoute Gateway、Application Gateway、Azure Firewall、Azure Bastion、Virtual WAN、VPN Gateway。Azure VMware Solutionも、一時的に接続を失った可能性がある、と書かれている。
- ページには33のリージョンが挙げられている。
- 一時的な展開制限で止まっていたOS更新が、期限切れで大量に一度に再開し、ゲートウェイの再起動と設定リクエストが急増した、と書かれている。
- Microsoftは、以前に入れた変更で設定処理に時間がかかるようになっていたこと、既存の流量制限と保護が重要な処理を十分に守れなかったことも原因に挙げている。
- ExpressRouteでは、再起動したインスタンスが設定と経路の状態を戻す前に「正常」とされ、更新が冗長側のインスタンスに移り、約30分後に最後に正常だった設定を使うまでオンプレミスとの接続を失った、と書かれている。
- Microsoftは、このインシデントでお客様が影響を避けたり小さくしたりできる方法はなかった、と書いている。
- 完了した対策は、性能に影響した変更のロールバック。進行中は、止めた更新の再開方法の改善(2026年10月予定)、ExpressRouteのヘルスチェック強化と制御プレーンのスケールアウトを妨げた問題の修正(2027年3月予定)、制御プレーンの流量制限と負荷の切り捨ての改善(2027年6月予定)。
まだ分かっていないこと
- 以前に入れた変更の中身や、それが設定処理を遅くした理由の詳しい説明は、読んだ範囲では確認できていない。
- 影響を受けたお客様の数や割合は、書かれていない。書かれている影響時間は、全体の時間で、個々のお客様のものではない。
- 進行中の対策の完了は、確認していない。
- リージョン数の33は、ページに数字が書かれているわけではなく、挙げられたリージョン名を数えた値。
読むときの注意:止めていた自動更新が期限切れで一度に動き出すと、普段は問題ない仕組みにも負荷が集まることがある、とこの報告は示しています。止めたものの再開の仕方を見直すことが、Microsoftの対策にも入っています。