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Outlook、Teams、SharePoint、OneDrive、Word・Excel・PowerPointなどをまとめたMicrosoftの業務向けサービス群。開発者向けには、Work IQ(MCP・CLI・API)と、Microsoft Graphをもとにした Microsoft MCP Server for Enterprise が公式ドキュメントにある。

Claude Codeに、どこまで権限を渡せるか

読み取り専用で渡せるか あり
Microsoft MCP Server for Enterprise(https://mcp.svc.cloud.microsoft/enterprise)は『Entra IDとディレクトリの読み取り専用のシナリオ』で、microsoft_graph_get は読み取り専用のGraph呼び出し(調べる係の記載。今回は再取得していない)。Work IQ MCP は、ツールリファレンスに『ミューテーション(作成・更新・削除・アクション)は既定でブロックされ、管理者がテナントポリシーで有効化する』とある(読み取り専用の専用モードの名称はない)。Work IQ API の権限 WorkIQAgent.Ask は読み取りと書き込みをまとめた1つのスコープで、読み取り専用の分離は記載なし。https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/copilot/extensibility/work-iq/mcp/tool-reference 参考: microsoft/work-iq のREADMEに、GitHub Copilot用として読み取り専用の workiq-productivity プラグインと、エンティティの読み書き・ダウンロードを含む workiq-preview の記載がある(Claude Code向けかは未確認)。
権限(スコープ)を選べるか あり
Enterprise MCP は MCP.<Graphのスコープ名> 形式のスコープを選んで同意できる。Work IQ: 権限ページに公開されている委任権限は WorkIQAgent.Ask(api://workiq.svc.cloud.microsoft/WorkIQAgent.Ask、管理者の同意が必須、アプリ専用は非対応)の1つだけ。一方 MCP overview は『4つの広い OAuth 権限が機能を制御し、細かいアクセス制御はパス・メソッド・テナントポリシーごと』と書くが、4つの名前はどのページにもない(権限ページ・ツールリファレンス・API overview・GitHub README を確認)。ツール側の範囲は許可プレフィックス(/me/、/users/、/sites/)とブロックセグメント(/authentication/、/servicePrincipals/)で、実際の一覧はテナントポリシーによる。
危険な操作の既定
Work IQ MCP: ミューテーション(create_entity/update_entity/delete_entity/do_action)は既定でブロックされ、管理者がテナントポリシーで有効にするまで使えない(ツールリファレンス)。有効化後の送信・削除前の確認プロンプトの記載なし。do_action の公式例は下書きの送信(/me/messages/{id}/send、応答 202)。Enterprise MCP は読み取り専用の位置づけ。
削除ができるか できる
Work IQ の delete_entity(entityUrl に /me/messages/{id} のような相対パス、成功は 204)。既定ではブロックで、管理者のテナントポリシーで有効化が必要。許可されるパスの実際の範囲はテナントポリシー次第。取り消し・復元の可否は記載なし。Enterprise MCP と CLI は読み取り型の説明。
取り消し方(キー・接続)
Enterprise MCP は、サーバーのサービスプリンシパルを PATCH で accountEnabled: false にして無効化できる(テナントから削除は不可)。Work IQ(MCP/API)の個別の取り消し方は権限ページ・ツールリファレンスに記載なし。

根拠のページ

つなぎ方(公式の資料にある範囲)

公式MCP あり

(1) Work IQ MCP: 『Microsoft 365のエンティティを読み取り・作成・更新・削除し、Microsoft 365 Copilotを呼び出し、グラウンディング用の内容を取得し、APIスキーマを調べる』ための単一のMCPエンドポイント。ツールはアプリごとではなくリソースパスを取る汎用型: fetch、fetch_blob、create_entity、update_entity、delete_entity、do_action、call_function、ask、retrieve、list_agents、get_schema、search_paths。公式ページの例に、fetch /me/messages(メール読み取り)、create_entity /me/events(予定作成)、fetch /me/chats/{id}/messages(Teamsチャット読み取り)がある。ツールリファレンスの do_action の例は、下書きの送信 /me/messages/{id}/send(応答202)。ツールリファレンスには、ミューテーション(作成・更新・削除・アクション)は既定でブロックされ、管理者がテナントポリシーで有効化するとあり、許可パスの接頭辞は /me/、/users/、/sites/、ブロックは /authentication/、/servicePrincipals/(実際の一覧はテナントポリシー)と書かれている。retrieve は公開プレビュー。 (2) Microsoft MCP Server for Enterprise(https://mcp.svc.cloud.microsoft/enterprise): Entraテナントのディレクトリ情報を自然言語で問い合わせる。ツールは microsoft_graph_suggest_queries、microsoft_graph_get(読み取り専用のGraph呼び出し)、microsoft_graph_list_properties。公式ページは『Entra IDとディレクトリの読み取り専用のシナリオ』と書き、現在プレビュー。

つなぎ方(公式の記載)
Work IQ CLIページが示すローカルMCP設定: command は npx、args は -y @microsoft/workiq mcp(stdio、JSON設定)。初回は workiq accept-eula が必要。GitHub Copilot CLI向けは /plugin install workiq@copilot-plugins。Claude Code向けの追加手順はどのページにも書かれていない。Enterprise MCPはVS Code用のインストール手順とJSON設定(type http、url https://mcp.svc.cloud.microsoft/enterprise)が書かれ、Claude Codeの記載はない。

根拠のページ

公式CLI あり

Microsoft Work IQ CLI(コマンド名 workiq)。公式ページに『Microsoft 365 Copilotのデータに自然言語で問い合わせる CLI であり MCP サーバーでもある』とある。メール、会議、文書、Teamsメッセージ、人物情報などを問い合わせる。インストールは npm install -g @microsoft/workiq(または npx -y @microsoft/workiq mcp)。コマンドは workiq accept-eula、workiq ask、workiq mcp(stdioのMCPサーバー)、workiq version。ページは読み取り型の取得を説明し、書き込み・変更の機能の記載はない。Work IQの一般提供(GA)は2026年6月16日と書かれている。

根拠のページ

公式API あり

Work IQ API。『Microsoft 365データを、既存の権限・コンプライアンス・ガバナンスを保ったままエージェントが扱う』ためのAPI。A2Aエンドポイント https://workiq.svc.cloud.microsoft/a2a/(ヘッダ A2A-Version: 1.0)、リモートMCP、ローカルMCP、RESTがページに挙がる(RESTのエンドポイントは同ページに記載なし)。認証は Microsoft Entra ID の委任(delegated)のみで、アプリケーション専用の認証は非対応。MCP Server for Enterprise は Microsoft Graph の呼び出しに変換するもので、Microsoft Graph APIそのもののページは開いていない。

根拠のページ

第三者製MCP(公式ではない) 2件

第三者製のMCPは、サービスの運営元が作ったものではありません。作者と中身を確かめてから使うかどうかを決めてください。ここに載せているのは、公式のレジストリやGitHubで見つかったものを、書かれている範囲でまとめたもので、おすすめではありません。

探した場所(3件)

できる操作

読み取りでできる操作

  • 【MCP】Work IQ: fetch/fetch_blob(メール・Teamsチャットなどの読み取り)、call_function(例: /search/query の検索)、retrieve(グラウンディング用内容の取得、公開プレビュー)、ask(Copilotへの質問)、get_schema/search_paths(スキーマ探索)
  • 【MCP】Enterprise MCP: microsoft_graph_get(読み取り専用のGraph呼び出し。ユーザーのロールと付与されたスコープの範囲)、microsoft_graph_suggest_queries、microsoft_graph_list_properties
  • 【CLI】workiq ask で、メール・会議・文書・Teamsメッセージ・人物情報などを自然言語で問い合わせる
  • 【API】Work IQ API(A2A/MCP/REST)。ユーザーの権限の範囲で動く

書き込みでできる操作

  • 【MCP】Work IQ: create_entity(例: 予定の作成)、update_entity、do_action(公式例は下書きの送信 /me/messages/{id}/send)。いずれも既定でブロックされ、管理者のテナントポリシーで有効化が必要
  • 【CLI】開いたCLIのページに書き込み・変更の記載なし(読み取り型の取得のみを説明)
  • 【API】Work IQ API の WorkIQAgent.Ask スコープの説明に『Microsoft 365リソースの読み取りと書き込みを含む』とある

管理者操作(削除・課金・設定変更など)

  • 【MCP】Work IQ: delete_entity がある(entityUrl に /me/messages/{id} のような相対パスを渡し、成功は204)。作成・更新・削除・アクションは既定でブロックされ、管理者がテナントポリシーで有効化する。許可パスの実際の範囲はテナントポリシー次第。共有・権限付与を行うツールの記載はなし
  • 【MCP】Work IQ: 『4つの広い OAuth 権限が機能を制御し、細かいアクセス制御はパス・メソッド・テナントポリシーごとに適用される』と書かれている。ただし権限の名前は同ページになく、権限ページには WorkIQAgent.Ask の1つしか載っていない
  • 【MCP/CLI/API】Work IQ: 組織の管理者がWork IQを有効にする必要があり、WorkIQAgent.Ask(委任)は管理者の同意が必須。Work IQのサービスプリンシパルは初回利用時にテナントに自動作成され、テナント管理者が事前にプロビジョニングすることもできる
  • 【MCP】Enterprise MCP: 管理者(アプリケーション管理者またはクラウドアプリケーション管理者)が Grant-EntraBetaMCPServerPermission で同意を付与する。MCPサーバーはMicrosoft所有のためテナントから削除できないが、accountEnabled を false にして無効化できる
  • 【MCP】Enterprise MCP: 利用はMicrosoft Graphのアクティビティログで AppId e8c77dc2-69b3-43f4-bc51-3213c9d915b4 を絞って追える
  • 【API】Work IQ API: 秘匿性ラベル・コンプライアンスポリシー・Microsoft 365の権限が自動的に適用されると書かれている

制限

  • Work IQ の一般提供(GA)は2026年6月16日。それ以前のプレビュー版CLI(0.4.x、0.5.x など)はサポート対象外と書かれている
  • Work IQ MCP の retrieve ツールは公開プレビュー。API概要ページでは単一の統合MCPサーバーに『(coming soon)』と付記されている
  • Work IQ CLI/API の前提: Copilot Studioの従量課金プラン(Azureサブスクリプション)とユーザーの割り当て、Entraテナントでの管理者同意
  • Enterprise MCP は現在プレビュー、Global クラウドのみ(米政府向けL4/L5、21Vianet運営の中国は非対応)、ユーザーあたり毎分100回の制限、委任権限のみ(アプリ専用は非対応)
  • Work IQ APIはアプリ専用認証が使えない
注意
  • Work IQ MCPのメール送信(do_action。公式例は下書きの送信)や delete_entity などのミューテーションは、既定でブロックされ、管理者がテナントポリシーで有効化するまで使えない。有効化後の送信・削除前の確認の有無、取り消せるかどうかは、開いたページに記載がない。
  • Work IQ のMCP概要ページが『4つの権限』と書く一方、権限ページには WorkIQAgent.Ask の1つしかなく、ページ間で食い違っている。実際にどの権限が要るかは未確認。
  • WorkIQAgent.Ask の説明は『Work IQのエージェントがアクセスできるMicrosoft 365リソースへの、署名中ユーザーの範囲での読み取りと書き込み』を含む。

認証・料金・日本語・実機検証

認証方式
Microsoft Entra ID。【API】委任(signed-in userの文脈)のみで、On-Behalf-Of フローに対応、アプリ専用認証は非対応。スコープ例 api://workiq.svc.cloud.microsoft/WorkIQAgent.Ask(管理者同意が必須)。【MCP】Work IQ は /.well-known/oauth-protected-resource でクライアントが認証設定を自動検出する。Enterprise MCPは委任権限のみで、スコープは MCP.<Graphのスコープ名>(例: MCP.User.Read.All)の形。【CLI】-t/--tenant-id でEntraテナントを指定(既定 common)、Work IQ アプリへの管理者同意が前提。
公表されている料金(2026年10月16日確認)
Microsoft 365 E3 ユーザー1人あたり月額 ¥5,847、E5 ¥8,995、E7 ¥14,842(いずれも年払い・消費税別、公式の日本語エンタープライズ料金ページ。この3つは『Teams を含むプラン』の価格で、『Teams なし』は E3 ¥4,565、E5 ¥7,713、E7 ¥13,560)。ビジネス向けプラン(Business Basic/Standard/Premium)の価格は未確認。Work IQ CLI/APIは『Copilot Studioの従量課金プラン(Azureサブスクリプションとリソースグループ)』または Copilot Credits の従量課金が前提と書かれ、Enterprise MCPは『追加費用・別ライセンスは不要(アクセスするデータに必要なライセンスは要る)』と書かれている(2026年10月確認)。 料金ページ
日本語対応
あり。製品サイト microsoft.com/ja-jp/microsoft-365 は日本語。開発者ドキュメントも learn.microsoft.com/ja-jp/…/work-iq/mcp/overview(Work IQ MCP の概要)が日本語で開ける。管理センター・アプリのUI言語は公式ページに明記なし(製品ページに「アプリを利用できるかどうかは、デバイス/言語によって異なります」の注記あり)。
Claude Code実機検証
未検証(この台帳は、動かして確かめた記録ではありません。Akiraが試したときは、検証日つきで書き換えます)
確認できていない点(9件)
  • Work IQ MCPのリモートのエンドポイントURLとClaude Codeへの追加手順(概要ページ・API overview・ツールリファレンス・microsoft/work-iq の README のどれにもリモートMCPのURLなし。ローカルは stdio の npx -y @microsoft/workiq mcp)
  • Work IQ の『4つの広いOAuth権限』の名前(権限ページ・ツールリファレンス・API overview・GitHub README のどれにも名前なし)と、読み取り専用で渡せるか
  • Work IQ MCP/APIの有効化後の送信・削除前の確認の有無、権限の取り消し方
  • ビジネス向けプラン(Basic/Standard/Premium)の価格。Microsoft 365 Copilotのライセンスが必要かの明示
  • Microsoft Graph API 本体、Agent 365のMCPサーバー(検索結果に出たが未読)、PnPなどのMicrosoft 365向けCLI(Microsoft製かは未確認)
  • 第三者製MCP(探していない。WebFetchの上限のため)
  • 日本語対応
  • 2026-10-17再確認で残った点: third_party_mcp: 公式MCPレジストリ・modelcontextprotocol/servers は未参照。上記2件は検索結果の上位から選んだもので網羅ではない
  • 2026-10-17再確認で残った点: ja: 管理センターの日本語表示
出典(13件)

この台帳は、公式の資料を読んだ範囲のことで、動かして確かめたものではありません。確認日: 2026年10月16日。

ラボの資料は、公式の文書を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。日付や仕様は変わるので、使う前に各ページの出典で確かめてください。事実と「僕らの見立て」は、分けて書いています。