Expensify
Claude Codeに渡せる権限の範囲と、つなぎ方を、公式の資料から読み取れる範囲でまとめました。
← ラボ / Claude Code ガイド / 連携台帳
Expensify・経費精算・支払い・海外 公式サイト
経費・レシート・精算レポート・請求書などを扱う経費精算サービス。公式にはExpensify MCPと、Integration Server API(ジョブ形式)が案内されている。
Claude Codeに、どこまで権限を渡せるか
- 読み取り専用で渡せるか あり
- 【MCP】公式に読み取り専用: 「The MCP server provides read-only access to Expensify data through the Search tool.」ブログにも「Read-only by design」「cannot approve bills, edit transactions, lock cards, or move money」。承認画面で接続ごとに許可する。https://help.expensify.com/articles/new-expensify/connections/connect-ai-assistants/Use-the-Expensify-MCP-Server-With-AI-Assistants
- 権限(スコープ)を選べるか 未確認
- MCP: 承認すると mcp:tools スコープ(単一。読み取り範囲は自分に見えるデータ)。Integration Server の partnerUserID / partnerUserSecret に権限範囲を選ぶ仕組みがあるかは読んだページに記載なし。認証情報の取得手順のページ本文は取得できず(URL欠落)。
- 危険な操作の既定
- 【MCP】書き込み不可のため危険操作なし。承認画面(consent screen)で接続を承認する。【API】Integration Server の書き込みジョブには確認プロンプトの記載なし。レポート作成は事前にExpensifyへ依頼して有効化が必要、経費の employeeEmail 指定は advanced permissions が必要(公式の記載)。
- 削除ができるか できる
- 【API】削除専用のジョブ名はないが、Advanced Employee Updater は「add, update or remove policy members」、ポリシー更新の replace 動作は「removes all existing categories and replaces them with the specified list」(タグ・レポートフィールドも置換可)と公式に記載。【MCP】不可。
- 取り消し方(キー・接続)
- 【MCP】「You can disconnect your AI assistant from Expensify at any time」。クライアント設定によっては Expensify の OAuth 取り消しフローでも取り消せる。Claudeの場合はClaude側のコネクタ削除手順を参照(公式)。【API】partnerUserSecret の取り消し手順は未確認。
つなぎ方(公式の資料にある範囲)
公式MCP あり
Expensify MCPサーバー(https://www.expensify.com/mcp)。Searchツールで、経費・レポート・精算・請求書・加盟店・カテゴリ・レシート・承認・出張・チャット・タスクを検索・取得・分析できる。公式の記載は『read-only access』で、作成・編集・削除・レポート承認・精算・ワークスペース設定の管理はできない。
つなぎ方(公式の記載)
公式ヘルプの汎用手順は『AIクライアントのMCP設定でサーバーを追加し、URLを入れ、サインインしてOAuthを承認』。Claude向けの個別ガイド(Connect Claude to Expensify using MCP)では、Claudeを開いてカスタムコネクタを追加し、URL https://www.expensify.com/mcp/ を入れて OAuth を承認する手順で、「Claude Free plans support one custom connector」と書かれている。切断はClaude側の手順を参照とのこと。Claude Code 用のコマンドは読んだページに記載なし。
公式CLI 記載なし
Integration Server API の目次(Export/Create/Read/Update 系)と Web Services API の案内ページには、CLI・SDK・MCP の記載がない。
公式API あり
Integration Server API。リクエストの requestJobDescription に partnerUserID / partnerUserSecret を入れて認証する。ジョブ: レポートのエクスポート(file)、照合(reconciliation)、ダウンローダー、ポリシー取得・一覧、ドメインカード取得(読み取り)/レポート作成、経費作成、ポリシー作成、経費ルール作成/ポリシー更新、従業員更新(旧版は非推奨)、経費ルール更新、レポートステータス更新(REIMBURSEDへのみ)。
第三者製MCP(公式ではない) 2件
- BilalAtique/expensify-mcp(作者: BilalAtique(個人)・最終更新: 未確認(GitHubのページ上で最終コミット日を読み取れず))
書き込み・削除: True
ExpensifyのIntegration Server API上のMCPサーバー。READMEは、公式の読み取り専用MCPにない書き込み操作を足すものと説明。create_expenses、create_report、mark_reports_reimbursed、create_policy、update_policy_categories、update_policy_tags、update_employees、remove_employees などが載る。action "replace" ではカテゴリ・タグが送信内容に置き換わる(含まれないものは消える)との注意あり。レポートの承認と送金はできないと記載。ライセンス表示は読めず。
https://github.com/BilalAtique/expensify-mcp - agenticledger/expensify-mcp-http(作者: agenticledger(組織/個人アカウント)・最終更新: 未確認(GitHubのページ上で最終コミット日を読み取れず))
書き込み・削除: False
「Streamable HTTP MCP for Expensify reports, expenses and policies」。13ツール、partnerUserID/Secretで認証。READMEで確認できた範囲では作成・更新・削除の具体的な一覧は読めず(「write tools」への言及のみ)。ライセンス表示は読めず。
https://github.com/agenticledger/expensify-mcp-http
第三者製のMCPは、サービスの運営元が作ったものではありません。作者と中身を確かめてから使うかどうかを決めてください。ここに載せているのは、公式のレジストリやGitHubで見つかったものを、書かれている範囲でまとめたもので、おすすめではありません。
探した場所(6件)
- WebSearch『Expensify MCP server official』『Expensify Integration Server API ... MCP github』(Pipedream・crox.io・Glama などが出たが運営者・書き込み可否を確かめるページは開いていない)
- 公式MCPレジストリ・modelcontextprotocol/servers は未参照
- WebSearch 'Expensify MCP server github'
- WebSearch(github.com限定 'expensify mcp server')
- https://github.com/BilalAtique/expensify-mcp
- https://github.com/agenticledger/expensify-mcp-http
できる操作
読み取りでできる操作
- 【MCP】経費・レポート・精算・請求書・加盟店・カテゴリ・レシート・承認・出張・チャット・タスクの検索・取得(Searchツール、自分が見える範囲)
- 【API】レポートのエクスポート、カード取引の照合データ、ポリシー・ポリシー一覧・ドメインカードの取得
書き込みでできる操作
- 【API】経費の作成、レポートの作成(ドメイン管理者かつポリシー管理者。事前にExpensifyへ依頼して有効化が必要と公式に記載)、ポリシーの作成、経費ルールの作成・更新
- 【API】ポリシーのカテゴリ・タグ・レポートフィールドの更新(replace は公式に「removes all existing categories and replaces them with the specified list」と書かれ、既存の一覧を置き換える)、従業員(ポリシーメンバー)の作成・更新
- 【API】レポートのエクスポート時の markAsExported(書き込みを伴う)
- 【MCP】なし(公式に『cannot create, edit, or delete anything』)
管理者操作(削除・課金・設定変更など)
- 【API】レポートステータスの更新(REIMBURSEDへの移行のみ対応と公式に記載)
- 【API】Advanced Employee Updater で『add, update or remove policy members』(メンバーの削除に当たる。公式に記載)
- 【MCP】承認・精算・ワークスペース設定の管理はできない(公式の記載)
制限
- MCP: プラン要件は公式ページに書かれていない(『Expensify アカウントとMCP対応AIクライアントがあれば接続可能』)
- MCP: 現時点はSearchツールのみで読み取り専用
- API: 5リクエスト/10秒、20リクエスト/60秒のレート制限(公式)
- API: 認証情報の取得方法のページ(設定画面へのリンク)は読み取れなかった
- MCP: 公式ブログに「Access is read-only at launch」とあり、読み取り専用は公開時点の記載(将来変わりうる)
- APIのレポート作成・経費作成・ポリシー変更・メンバー更新は書き込み。取り消しや確認の有無は読んだページに記載なし
- MCPで渡せるのは自分のアカウントから見えるデータ(経費・レシート・請求書など)。個人・金額情報を含むので渡す範囲は権限側で管理する必要がある
- Expensify 内蔵のアシスタント『Concierge』は、公式の2026年6月の製品アップデートで「submit and retract reports, add or remove workspace members」などの操作ができると書かれている。外部のMCP接続でこれらができるとは書かれておらず、MCPは読み取りのみ。内蔵AIと外部AI(MCP)を混同しないこと
認証・料金・日本語・実機検証
- 認証方式
- 【MCP】OAuth 2.1 with PKCE(承認すると mcp:tools スコープ。自分の権限で見えるデータへの読み取り)。【API】アカウントで発行する partnerUserID / partnerUserSecret のペア。
- 公表されている料金(2026年10月17日確認)
- Collect: 月額 $5/メンバー(従量課金のみ)。Control: 年額契約で月額 $18/メンバー(Expensifyカード利用で最大50%割引、最低 $9)、従量課金は月額 $36/アクティブメンバー。USD、税別(税は別途計算)。2025-04-01より前に作成した最初のワークスペースは旧Collect料金($5+超過$10)と書かれている 料金ページ
- 日本語対応
- あり。公式ヘルプ(Account Settings)に、Account > Preferences の言語設定の選択肢として日本語(日本語)が挙がっている。言語変更は本人の画面のみに影響すると書かれている。対象は新Expensifyアプリの画面。ヘルプ記事自体の日本語版は確認していない。
- Claude Code実機検証
- 未検証(この台帳は、動かして確かめた記録ではありません。Akiraが試したときは、検証日つきで書き換えます)
確認できていない点(13件)
- 公式CLIの有無(確かめられる目次を開いていない)
- 料金(料金ページの本文を読み取れなかった)
- Integration Serverの資格情報の取得手順・権限の絞り方・取り消し方法、API利用に必要なプラン
- Claude Code用の追加手順(Claude向けガイドはClaudeのコネクタ手順のみ。Claude Codeの記載なし)
- 日本語対応
- 第三者製MCPの運営者・書き込み可否
- 2026-10-17再確認で残った点: official_cli: github.com/Expensify(先頭10リポジトリ)にCLIの記載なし、help.expensify.com にも開発者・CLI項目なしだが、開発者向け製品一覧を網羅して開けていないため確定せず
- 2026-10-17再確認で残った点: permission.scope: mcp:tools の1つが記載されているのみ。選択範囲は未確認
- 2026-10-17再確認で残った点: price: expensify.com/pricing は本文が料金表ではなく読めず、use.expensify.com/pricing は同ページにリダイレクト
- 2026-10-17再確認で残った点: ja: help.expensify.com に言語選択の表示なし。日本語の有無は未確認
- 2026-10-17再確認で残った点: third_party_mcp.updated: 最終更新日はGitHubページから読み取れず
- 2026-10-17再確認で残った点: permission.scope: MCPは同意画面で承認する mcp:tools の1スコープのみ記載。選択・絞り込みができるかは書かれていない
- 2026-10-17再確認で残った点: expensify.com/pricing は今回も本文が料金表として取得できず(価格は公式ヘルプの料金記事による)
出典(9件)
- Use the Expensify MCP Server With AI Assistants(Expensify Help)(確認日 2026-10-16)
- Expensify MCP(Expensify公式ブログ)(確認日 2026-10-16)
- Integration Server ドキュメント(Expensify)(確認日 2026-10-16)
- Pricing(Expensify)(確認日 2026-10-16)
- BilalAtique/expensify-mcp(GitHub README)(確認日 2026-10-17)
- agenticledger/expensify-mcp-http(GitHub README)(確認日 2026-10-17)
- Understand Expensify Pricing(Expensify Help)(確認日 2026-10-17)
- Account Settings(Expensify Help)(確認日 2026-10-17)
- Expensify Integration Server API(Expensify)(確認日 2026-10-17)
この台帳は、公式の資料を読んだ範囲のことで、動かして確かめたものではありません。確認日: 2026年10月16日。
ラボの資料は、公式の文書を読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。日付や仕様は変わるので、使う前に各ページの出典で確かめてください。事実と「僕らの見立て」は、分けて書いています。