3行でいうと

  • Kimiは、ブラウザ(kimi.com)、スマホアプリ(iOS、Android、HarmonyOS)、Macのアプリなどで使えます。公式は、似た名前の製品を「Kimi」「Kimi Work」「Kimi Code」「Kimi Claw」の4つに分けて説明しています。
  • 会員プランは、公式のヘルプでは Go、Plus、Pro、Max、Ultra の5つです。月ごとの使用量の枠(クォータ)は、機能をまたいで1つの枠を共有します。Go には Kimi Code は含まれません。
  • 入力した内容は、暗号化と去識別化(特定の個人に結びつかない形にすること)をしたうえで、モデルの改善に使われることがある、と公式に書かれています。やめたいときは、設定画面ではなくカスタマーサービスへの連絡が必要、と読めました。
  • 規約とプライバシーポリシーは、中国本土の法律と、中国本土のサーバー保管を前提に書かれています。国をまたぐ利用では、ここを必ず確かめてください。

この記事は、公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はKimiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式ページは要約として取得したため、読み切れていない所は「公式のドキュメントでは確認できていない」と書いています。価格やプラン名は変わることがあります。

先に結論

前提:用語をそろえる

どこで使うか:公式が分けている4つの製品

公式のヘルプ(「Kimi、Kimi Work、Kimi Code、Kimi Claw に違いはあるか」)は、次の表のように整理しています。

製品 公式の説明 使う場所 確かさ
Kimi 会話とAgent機能を合わせたオンラインのAIアシスタント。日常の質問、文章、検索、サイト作成、PPT、文書、表、ディープリサーチ向け ブラウザ、スマホアプリ 文書に書かれている
Kimi Work 手元のファイルを扱う、知識労働者向けのデスクトップのAgent MacとWindowsのクライアント 文書に書かれている
Kimi Code 開発者向けのプログラミング支援の製品群 コマンドライン(CLI)、VS Code拡張。Kimi Codeの文書では、デスクトップアプリも挙がっている 文書に書かれている
Kimi Claw デプロイ不要のクラウド自動化。常時動くボットを、Feishu(飛書)やWeChatなどにつなぐ クラウド 文書に書かれている

ヘルプの概要ページには、スマホアプリが iOS、Android、HarmonyOS で提供される、と書かれています。ヘルプの別のページには、Mac用のアプリの直接ダウンロードへのリンクがありました。Windows版やほかの入口の詳細は、ヘルプの範囲では読めていません。ダウンロードは、公式のダウンロードページ(kimi.com/products/download)が案内先です。ブラウザ拡張(Kimi 浏览器扩展)は、ヘルプの目次に節として挙がっています。Office拡張は、目次の節ではなく製品へのリンクとして出ていました。

初心者にとっていちばん入りやすいのは、ブラウザです。次の項に進みます。

最初の使い方:kimi.com で、挨拶から

公式の「开始使用 Kimi」のページによると、手順は次のとおりです。

  1. kimi.com を開き、入力欄にメッセージを書いて、まず挨拶をします。
  2. 入力欄の上のモデル切り替えボタンで、モデルを選びます。選べるのは K2.6、K3、K3 集群で、いずれも使用量の枠を消費する、と書かれています。
  3. 入力欄には質問のほか、ファイルを添付できます。対応する形式として、画像(PNG、JPEG、WebP、GIF)、動画(MP4)、文書(PDF、Word、Excel、TXT、Markdown)、URLが挙がっています。
  4. 別の話題に変えるときは、「新建会话」(新しい会話)を始めます。会話は、それまでの内容を全部引き継ぐためです。
  5. 入力欄の「+」ボタンから、画像や音声、動画の生成などのプラグインを開けます。

概要ページには、ファイルの上限として「1つあたり100MBまで、1会話につき50ファイルまで」とあります。一方で、「开始使用 Kimi」のページには、サイズや数の上限は書かれていませんでした。2つのページで説明の範囲が違うため、実際の上限は画面の表示で確かめるのが安全です。

サイトの左側のメニューには、新規会話、「我的 Kimi」、プラグイン、定時任務(スケジュールされたタスク)、灵感库(アイデアのライブラリ)、PPT、深度研究(ディープリサーチ)、文档などが並んでいました。

どのモデルを選ぶか(公式のヘルプの整理)
  • K2.6:速い会話や質疑向け。思考の強さは「標準」と「進階」。ヘルプには、1回のやりとりの文脈は約128Kトークンで、出力はテキストのみ、とあります(APIの文書とHugging Faceのカードは256Kで、数字が違います。くわしくは02の記事)。
  • K3:会話とAgentで最も強い、と書かれています。思考の強さは「標準」「進階」「極致」。編集できる .pptx、.docx、.xlsx、.pdf を作れます。文脈は1Mトークンですが、そのためには最上位の会員が必要、とあります。
  • K3 集群:大量の検索、一括処理、非常に長い文章向け。数百のサブエージェントを動かします。
  • 思考を強くするほどよく考えますが、トークンを多く使います。枠を節約したいときは「標準」にします。
  • Agent の「集群」モードは、4,000回を超える並列のツール呼び出しと、最大300のサブエージェントに対応する、と書かれています。
  • 注意:概要ページの英語版は「K3 Swarm」と書き、モデル選択のページは「K3 集群」と書いています。同じ機能の別表記だと思われますが、公式が同一と明言しているかは、読めた範囲では確認できていません。

アカウントとログイン

ログインの手順そのものを説明したヘルプのページは、読んだ範囲では見つかりませんでした。公式のページから確かめられたことは、次のとおりです。

プランと使用量:読めた範囲

公式のヘルプ(「会員はどう課金されるか」と「会員サービスの権益の紹介」)の記載です。日付は、ヘルプ内の画面の日付が2026年10月19日でした。

プラン 月ごと(連続包月) 年(連続包年)の総額 公式の説明 確かさ
Go ¥49 ¥468 日常の文書、PPT、ディープリサーチ、サイト公開向け。Kimi Codeは含まれない 文書に書かれている
Plus ¥99 ¥948 Kimi Code と Agent 集群を含む 文書に書かれている
Pro ¥199 ¥1,908 目標モード(Goal mode)、専用のKimi Claw(MaxとUltraにも含まれる)、より多い枠 文書に書かれている
Max ¥699 ¥6,708 多く使う人向けの、大きい枠と並列数 文書に書かれている
Ultra ¥1,399 ¥13,428 さらに大きい枠と、定時タスクなどの数 文書に書かれている

上の金額は、ヘルプに載っていた人民元の表示です。日本円の表示や、日本向けの料金は、読めた範囲では確認できていません。公式の料金ページ(kimi.com/membership/pricing)は、取得できたのがページのメタ情報だけで、価格は読めませんでした。

使用量のルールとして、ヘルプにこう書かれています。

データの扱いと規約:入力する前に

ここは、必ず自分で読んでください。以下は、公式のヘルプと、プライバシーポリシー(2026年8月24日更新、8月31日施行と表示)、利用規約(同日付)の要約です。法律の助言ではありません。専門家に確認してください。

項目 公式に書かれていること 確かさ
学習への利用 入力、指示、生成物を、暗号化と厳格な去識別化をしたうえで、モデルや製品の改善に使うことがある 文書に書かれている
やめる方法 ヘルプには設定画面の道筋がなく、カスタマーサービスへのメール連絡と本人確認が必要。完了まで5〜7営業日、アカウント全体が対象で、過去と今後のデータが学習から外れる、とある 文書に書かれている
保管場所 個人情報は中国本土に保存。別途の同意と法令の遵守がなければ、国外に提供しない 文書に書かれている
第三者への共有 ヘルプ:個人の会話データを第三者へ共有、販売、提供しない。例外は、同意、法令、機能に必要な場合。プライバシーポリシーには、決済やSDKなどの提供先への共有・委託も別に書かれている 文書に書かれている
保存期間 具体的な日数は、読んだ範囲では見つからなかった 書かれていない(読んだ範囲では)
年齢 完全な民事行為能力のある成人が主な対象。18歳未満は保護者の同意が必要で、未成年モードがある 文書に書かれている
準拠法 中国本土の法律。中国語版と英語版が食い違う場合は、中国語版が優先 文書に書かれている
成果物 法令の範囲で、入力と出力の権利は利用者側。ただし、他の人の出力と似ることがあり、同じ内容への権利までは及ばない 文書に書かれている
禁止事項 違法行為、リバースエンジニアリング、無許可のボットによる大量の自動化、競合の製品づくり、脱獄(安全の迂回)、AI生成の表示を消すこと、など 文書に書かれている

そのほか、メモリ(会話から覚える機能)はプライバシーポリシーによると設定でオンとオフを切り替えられ、保存された内容も管理できます。企業向けの Kimi Business については、ヘルプは、企業のデータは学習に使わず、個人の空間と企業の空間は分離される、と書いています。

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること、避けたいこと

気をつけること

出典