3行でいうと
- Botは独自の権限を持たず、サインインした本人として動きます(Securityページ)。ただし1人のBotたちは1台のクラウドパソコンを共有していて、ファイルとログイン状態は全Botに見えます。画面も、セキュリティの境界ではないと公式は書いています。
- 締める手段は層になっています。依頼文の境界、承認(Allow once、Always allow、Deny)、Auto Review の Ask first、ローカルPCの実行設定、そして管理者の設定です。ネットワークの許可リストや監査ログなど、管理者向けの項目の多くは Enterprise 専用で、セルフサービスの Teams にはないと書かれています。
- やめ方は一つではありません。作業を止める(Stop now)、ルーティンを一時停止か削除、Botを隠す(hide)、Botを削除、Team Botを公開停止(Unpublish)、共有パソコンの片付け、と段階があり、Botを削除してもパソコン上のファイルやログインは残る場合がある、と公式は繰り返し書いています。
- 学習への利用や保存期間の細かい条件は、Grok Botのページ側にはほとんど書かれていません。Privacy Mode が有効なときは顧客データを学習に使わない、と Securityページにありますが、Legacy Privacy Mode のままではそもそも使えません。Grok Bot専用の規約ページは、今回は読めませんでした。
この記事は、公式ドキュメントを2026年10月24日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrok Botを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。ボタン名や設定名は公式の英語表記を写しただけで、動作確認はしていません。公式の文章は要約として取得したため、引用は短く数か所にとどめ、ほとんどを言い換えています。規約の解釈や、社内ルールへの当てはめは、専門家や社内の担当者に確認してください。
先に結論
- まず「誰の権限で動くか」を押さえる。 Botはサインインしている本人として動き、本人以上の権限は持てません。一方で、個人のBotどうしは安全の境界になりません。共有パソコンに置いたものは、全Botが使える前提です。
- 締めるなら、狭い規則を足す。 公式は、Auto Reviewの Ask first に、送信、公開、購入、削除、本番の変更を入れるよう勧めています。「ブラウザの操作はすべて許可」のような広い規則は避けるよう書かれています。
- 自分のPCでコマンドを動かす許可は、クラウドとは別。 使わないなら Never allow が公式の推奨です。
- 管理者の機能は、プランで大きく違う。 Teamsでは、チームルール、コネクタ(連携アプリ)の方針、ローカル実行の上限、公開共有の制御などです。Enterpriseでは、組織全体のオンとオフ、ネットワーク制御、Auto Reviewの強制、監査ログ、メンバーのパソコンの終了や削除などが加わります。
- やめるときは、段階を踏んで片付ける。 Botを削除しても、共有パソコンのファイルとログインは残る場合があります。公式の片付けの順は、ルーティン、サイトのサインアウト、コネクタ、
/workspaceの機密ファイル、Bot、の順です。
前提:用語をそろえる
- 共有クラウドパソコン。 ユーザーごとに1台。ブラウザ、ファイル、ターミナルがあります。管理者向けの資料では、ユーザーごとに専用のFirecracker microVM(軽量の仮想マシン)で、米国内で動く、と説明されています。
- 画面(screen)。 Botごとに割り当てられる作業用の画面。同じパソコンの中の別の画面で、公式は「別々の作業面であって、別々の安全の境界ではない」と書いています。
- コネクタ/プラグイン。 対応サービスにつなぐ正式な接続。サイドバーの Connect apps から追加します。
- Auto Review。 危険そうな操作を実行前に点検する、モデルによる自動のレビュー。公式は、モデルによる判断なので、最小権限や明示的な承認の代わりにはならない、と書いています。
- Team Bot。 オーナーが作って公開し、チーム全員が自分用の会話で使えるBot。個人Bot、公開テンプレートとは別のものです。
任せた内容は、どこに残り、誰に見えるか
Grok Botに頼んだ内容は、1か所にあるわけではありません。公式の記述を、置き場所ごとに分けて整理します。
| 場所 | 残るもの | 誰に見えるか | 公式の書きぶり |
|---|---|---|---|
| Botの会話 | 依頼、結果、承認カード、添付 | そのBotの持ち主。Botどうしは会話が分かれている | Bots、FAQのページ |
| Botのメモリ | 安定した好み、役割の文脈、過去の作業の要約 | 会話と学習内容はBotごとに分かれる。ただし共有ファイル、ブラウザ、グループチャット、引き継ぎで文脈が他のBotへ移ることがある | FAQ、Bots |
| 共有クラウドパソコン | ファイル(共有ワークスペースは /workspace)、ブラウザのCookieとログイン、コマンドラインの認証情報 |
そのユーザーの全Bot | Use the computer and apps、Overview |
| コネクタ | 接続の設定。アカウント全体で有効 | そのユーザーの全Bot | Use the computer and apps |
| コネクタのトークン | OAuthトークンなど | Cursorのバックエンドに保持され、パソコンには置かれない | Security(管理者向け) |
| 記録(Enterpriseだけ) | 監査ログ、Action Recording、会話内容のエクスポート | 管理者と、送り先のシステム | Security |
ここで大事なのは次の4点です。
1. 画面は境界ではない。 公式の原文(Use the computer and apps)は「The screens are separate work surfaces, not separate security boundaries.」です。あるBotでサインインすれば、他のBotでも同じセッションが使えます。Overviewのページは、パソコンはBotではなくアカウントに属し、置いたものは全Botが使える前提で扱うよう書いています。別の資格情報や計算資源が必要なら、別のCursorユーザーを作る、というのが管理者向けページの案内です。
2. 一時的なものは「置き換え可能」。 一時ディレクトリ、手で入れたパッケージ、保存していないアプリの状態は「置き換え可能なもの」として扱われています(Use the computer and apps)。Troubleshootingは、Resetが最後の保存スナップショットに戻すため直近の未同期の作業を失いうること、Recover computerとUpdateはファイルとログインを残すことを書いています。重要な成果物は /workspace にコピーするか、会話に添付するよう案内されています。パソコンは、使われていないと自動で休止(ハイバネーション)しますが、休止は削除ではありません(Security)。
3. 添付ファイルには上限がある。 添付はデスクトップのコンポーザーで1度に6件まで、文書、画像、音声は1件25 MBまで、動画は200 MBまで、と書かれています(Files and results)。添付の削除方法や保持期間は、そのページには書かれていませんでした。
4. 個人のBotを「Xの @bot」で呼ぶと、一部が公開される。 @bot が公開で返信するのは短い確認だけで、作業内容と結果はアプリの会話にだけ残る、とTag @bot on Xに書かれています。受け取るのは、タグをつけた投稿、返信先の投稿、引用された投稿(静止画を含む)です。
データの行き先(Securityページの構成の説明)
Enterprise向けのSecurityページ(最終更新2026年10月22日)は、構成を次のように説明しています。デスクトップやモバイルのアプリからの依頼は、Cursorのサーバーに送られます。作業はメンバーのホスト型コンピュータで実行され、プロンプトはモデル提供元へ、ツールの呼び出しは連携アプリ(第三者のサービス)へ送られます。
- モデル。 モデルの選択はCursorが管理し、利用者向けのモデル選択画面はありません。各リクエストは、SpaceXSI自身のモデル、または公式のサブプロセッサ一覧に載った第三者のモデルに送られる、とあります。構成は時期で変わりえます。チームのモデル許可リスト(model access control)は、Grok Botには適用されません。
- データの所在地。 現在、Grok Botのコンピュータは米国で動いています。Cursorの「US-only data residency」プログラムは、既定ではGrok Botに適用されません。書面で確約が必要なら、アカウントチームに相談、と書かれています。
- Privacy Mode。 メンバーがチームに属している間は、チームのPrivacy Modeが適用されます。有効なときは、顧客データを学習に使わない、とあります。Zero Data Retentionは、Cursorの既存のプロバイダ契約に従う、とされています。モデル提供元はプロンプトと出力を保持しませんが、悪用や安全性のための分類器を動かすことがあり、フラグが立ったデータは調査のために保存されうる、と書かれています。
- バックアップと削除。 Cursorの本番の制御プレーンは、日次の暗号化バックアップを別の拠点に複製します。DPA(データ処理契約)に沿って、サービス終了後、書面の指示から30日以内にデータを削除または返却する、とあります。組織単位の保持ポリシーと、顧客が管理する個別パソコンの時点復元は、できないと書かれています。
- 暗号化の方式、ユーザー間の分離の実装の詳細、サブプロセッサの一覧。 Securityページには方式や一覧そのものは書かれていません(暗号化バックアップの言及のみ)。
権限:Botは誰の権限で、どこまで動くか
本人として動く
Securityページ(管理者向け)は、Botには独自のIDや認証情報がなく、サインインしているメンバーとして動き、メンバー以上の権限は持てない、と書いています。操作はすべて個人に帰属します。例外として、チーム管理のコネクタは、チームやサービスアカウントの認証情報を使うことがあるとされています。
承認の3択と、その限界
承認が必要な操作では、対象の操作と入力が会話に表示されます。選べるのは次の3つです(Approvals, security, and privacy、2026年10月22日更新)。
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
| Allow once | その1回だけ許可 |
| Always allow | 合う規則を保存して、次から自動で通す |
| Deny | 拒否 |
- 承認が効くのは「提案された操作」だけで、すでに終わった作業は取り消せません。
- ルーティン、トリガー、別のBotから始まった作業の承認は、約10分で期限切れ(Expired)になり、その操作は実行されません。期限切れカードに出る「Always allow this in the future」は、規則を足すだけで、期限切れの操作自体は実行しません。やり直しはBotに頼みます。
- 公式の警告は、対象や影響が分からない操作は承認しないこと、です。原文は「Do not approve an action whose target or effect you cannot identify.」です。
- グループチャットでは、承認要求、秘密やログインの要求、メールやSlackの下書きが表示されません(Message and collaborate、2026年10月22日更新)。承認が要る仕事は、個別のBotとの会話で頼みます。
- 変更履歴(2026年10月5日)には、承認カードが許可対象のBot名と指示文を引用し、保存した規則は「Custom Rules」と表示する、とあります。承認カードを拒否すると、次のメッセージまで同じ操作を再試行しない、という記載もあります(2026年10月23日)。
Auto Review:規則の書き方
場所は Settings → General → Auto-review です。規則は2種類です。
- Ask first。 合う操作を必ず止めて、確認します。
- Allow automatically。 レビューが、ほかに止める理由を見つけなかったときだけ通します。
- 両方に合えば Ask first が勝ちます。個人の規則は、動作を厳しくする方向にしか働きません。
公式が挙げる良い例は、外部へのメール送信の前に確認する、本番のダッシュボードを変える前に確認する、/workspace/reports での git status は自動で許可する、といった狭い規則です。避ける例は「ブラウザの操作はすべて許可」のような広い規則です。Securityページは、Auto Reviewが見るのは、シェルのコマンド、プラグインの呼び出し、コンピュータの操作、ルーティンなどの書き込み、Cloud Agentやサブエージェントの起動で、結果は「許可、承認要求、拒否」のいずれか、と説明しています。メモリの書き込みや大半の設定変更など、すべての副作用を見るわけではない、とも書かれています。
次のひな形は、公式が挙げる良い例の文意を、僕らが書き換えたものです。公式の書式の例ではありません。
Ask first:
- 外部の相手へメールを送る前
- 本番のダッシュボードを変更する前
- 送信・公開・購入・削除を行う前
Allow automatically:
- /workspace/reports での git status
Botの説明欄にも、「してはいけないこと」「先に聞くこと」を書くよう、FAQが勧めています。これも僕らの書き換えの一例です。
役割: 週次レポートの下書き担当
してはいけないこと: メールの送信、ファイルの削除、本番環境の変更
先に聞くこと: 外部サービスへのログイン、購入、公開
最初の仕事: 読み取りと下書きだけ
ページ間で食い違う点が1つあります。 個人のAuto-review規則の保存先について、Approvals, security, and privacyのページは「アカウントに保存され、すべてのデスクトップとモバイルに適用される」と書いています。いっぽう、Settings and notificationsのページ(2026年10月17日更新)は、各デスクトップに保存され、同期されるのは同じデスクトップのGrok Botコンピュータだけ、と書いています。どちらが新しいかは、ページの更新日からは断定できません。実際の動作は、自分の画面で確かめてください。
自分のPCでコマンドを動かす許可
クラウドのパソコンとは別に、手元のMacやWindowsでコマンドを実行する許可があります。
- 場所は、Approvalsのページによれば Settings → Computer → Your computer の Execution on this computer です。デスクトップに表示がないときは Execution on Local Computer と出る、とあります。Settings and notificationsのページは、これを General → Bot の項目として挙げています。前のガイド(01)は General → Bot と書いており、ページによって場所の説明が違います。
- 選択肢は Ask every time(既定)、Always allow、Never allow です。デスクトップごとの設定です。
- 初回のコマンド実行時には、Always allow、Allow once、Never、Deny once(Esc)が出ます。Always allow と Never は全Botに適用されます。
- 公式は、ローカルのファイルが必要でなければ Never allow を勧めています。ただし、この設定はBotがクラウドのパソコンを使うことを止めるものではありません。
- チーム管理者は上限を決められ、メンバーの設定のほうが厳しければメンバーの設定が優先されます。管理者が上限を決めている場合、Always allow は選べません。
パスワードと秘密
パスワード、パスキー、二段階認証コード、CAPTCHA、支払いの確認は、通常のチャットに書かずに、コンピュータの操作を引き継ぐ(Take over、またはコンピュータを開いて Take control)形で自分が入力します。終わったら I'm done を選びます。公式の警告は「Do not send a password or one-time code in ordinary chat.」です。
対応する接続では「安全な秘密の要求(secure secret request)」があり、値はマスクされ、会話の記録から外れ、モデルにも見せない、とされています。汎用のパスワード管理ではない、とも書かれています。どの接続が対応するかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。変更履歴には、設定に Vault(ログイン情報、カード、連絡先を保存してサインインや決済に使う、2026年10月23日)と、1Passwordのコネクタ(公式の記載はMac向け。既定では確認を求め、Auto fillをオンにすると確認しない、2026年9月15日)の記載があります。どちらも本文の詳細は読めていません。
管理者設定:Teams と Enterprise で何が違うか
「Grok Bot for teams and enterprises」(最終更新2026年10月22日)とSecurityページから、管理者が触れる項目を整理します。多くの項目は Grok Bot ページ(Cursorのダッシュボード)にあります。
| 項目 | Teams | Enterprise | 補足(公式の記載) |
|---|---|---|---|
| 有効化 | 既定で有効。オフにするスイッチはない | Enable Grok Bot のスイッチと、Manage Group Access によるグループ単位の制限 | オフにしても、コンピュータは削除されない |
| Team Rules | あり | あり | Grok Botに適用するルールは必須で、メンバーはオフにできない |
| コネクタの方針 | あり(MCP許可リストは除く) | あり(MCP許可リストを含む) | Cursorのコネクタ方針を継承。ブロックされたものは Disabled by team admin と表示 |
| Cloud Agents | 既定でオン。許可か禁止か | 同左 | コーディング作業の委任 |
| Agent Email | 既定でオフ | 同左 | メール機能の設定 |
| Public template sharing | 既定で許可 | 既定でオフ | チーム外へのテンプレート公開を制御 |
| Execution on Local Computer | 上限を設定できる。上限の既定は Always allow | 同左 | メンバーの設定のほうが厳しければそちらが優先。メンバー個人の既定は Ask every time |
| Enforce Auto-review | なし | あり(既定オフ) | オンにするとメンバーは無効にできない。グループ単位の例外あり |
| Auto-review rules(チーム規則) | なし | あり | Ask first と Allow automatically。メンバー側に編集できないルールとして表示 |
| Network Controls | なし | あり | 3つのモード(後述) |
| Allow Local Egress Routing、Allow Sudo on Bot Computers | なし | あり(どちらも既定でオン) | Sudoの変更後は、既存のコンピュータの再起動が必要 |
| Team Setup、Team Secrets | なし | あり | Team Secretsは100件まで、値1件32 KB、合計96 KB |
| 監査ログ、Action Recording、OpenTelemetry Export | なし | あり | Action Recordingは既定でオフ |
| コンピュータの終了や削除 | なし | あり | 後述(やめ方) |
| SAML SSO | Cursorの既存のSSO設定が適用 | 同左、加えてSCIM | SSOの対応はOkta、Microsoft Entra、Google Workspace、OneLogin |
Securityページは、Self-serve(個人が申し込む)のTeamsには、これらEnterprise専用の項目が表示されない、と書いています。FAQは、Enterpriseの提供状況や管理機能は組織によって異なるとして、問い合わせ先にCursorのアカウントチームを案内しています。
導入前チェック(teams-and-enterprisesのページ)は、次の順です。①Privacy Mode (Legacy) を解除する(有効化の前に変更を求められる)、②IPで制限している場合は、固定の送信元IPを計画する、③TLS検査プロキシを使うなら、Cursorのドメインを検査から除外する、④パソコンから社内ツールへどうサインインするかを決める、⑤継承されるポリシーを確認する。固定のIPは複数の顧客で共有され、専用IPは提供されない、と書かれています。
公式のteams-and-enterprisesのページには、管理者向けとメンバー向けの「推奨設定」も並んでいます。後ろの「最初の10分でやること」は、その内容を使っています。
使える場所の制限:どこで使わせ、どこへ出ていかせないか
「使える場所」には2つの意味があります。誰がどこから使えるかと、Botがどこへ通信し、何に触れられるかです。
Botが触れる範囲を絞る(主にEnterprise)
- Network Controls(Enterprise専用)。 Cursorダッシュボードの Grok Bot ページ → Network → Grok Bot Network Access にあります。3つのモードから選びます。
| モード | 意味 |
|---|---|
| Allow All Network Access | すべての宛先を許可。ポリシー未設定のチームの既定 |
| Defaults + Team Allowlist | Cursorの既定の宛先に、チームのリストを足す |
| Team Allowlist Only | チームのリストと、パソコンの動作に必要な宛先だけ |
- 宛先はWebのドメインに加え、IP範囲とポートも指定できます。稼働中のコンピュータには約1分以内に反映され、スリープ中のものは次回の起動時に反映されます。
- 許可リストのモードでは、検索クエリが外部の検索サービスに送られるため、Web検索が無効になります。Web fetchは許可リストに従って使えます(Security FAQ)。
- ポリシーは、データの送り先を制限するものです。モデルに送られる内容の検査は、別の仕組み(Inference Hooks、ベータ)の役目、と書かれています。
- Apply to MCP servers。 既定はオフ。オフのときは、コネクタ方針で許可されたリモートのMCPサーバーに、ネットワークの許可リストと関係なくつながります。オンにすると、リモートのMCPサーバーも宛先が一致しないと拒否されます。GitHub、X、Google Workspace、Microsoft 365などの内蔵コネクタも、名前ではなく接続先のホストで判定されるため、オンにする前にホストを許可リストに入れる必要がある、とあります。
- アプリのブロックはサイトのブロックではない。 プラグインをブロックしても、そのサービスのWebサイトへのブラウザアクセスは止まりません。Webサイトを止めるにはNetwork Controls(Enterprise)が必要、とSecurity FAQに書かれています。
- コネクタは配れない。 管理者がコネクタを必須にしたり、既定でオンにして配ったりはできません。許可かブロックだけです。
- ローカルPCの実行と、ローカル経由の通信。 Execution on Local Computer の上限(TeamsとEnterprise)と、Allow Local Egress Routing(Enterprise)です。後者をオフにすると、メンバーの「Route traffic through your desktop」(Settings → Computer にある項目)を通っている通信が、5分以内に止まります。
- Botどうしのメッセージ。 変更履歴(2026年10月14日)に、チーム管理者がダッシュボードの Bot capabilities で、Bot同士のメッセージ送信を無効にできる、とあります(対象のプランは読めていません)。無効にすると、メンバーのBotは他のBotへメッセージも仕事の引き渡しもできなくなる、と変更履歴にあります。詳細ページは読めていません。
誰がどこから使えるか
| 制限 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 対応するOSと端末 | macOS(Apple siliconとIntel)、Windows(x64とArm64)、Linux(x64とArm64)、iPhone(iOS 18以上)、iPad、Android(9以上) | Overview、FAQ、Deployment |
| グループ単位の許可 | Enterpriseは Manage Group Access で、全員か特定のグループかを選ぶ | teams-and-enterprises |
Xの @bot の地域 |
オーストラリア、英国、EU、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーのXアカウントでは未対応。判定はXの登録国で、現在地やVPNは関係しない | Tag @bot on X(2026年10月7日更新) |
| サインイン | Cursorのアカウントでサインイン。SSOがあればそれに従う。IdPのポリシーで、端末の状態に応じたサインイン制限ができる。ただしクラウドのコンピュータはLinuxでMDM未登録のため、端末信頼のエージェント(Okta FastPassなど)を要する規則は、そのコンピュータのブラウザでは通らない | Security、identity-and-access |
| データの所在地 | 現在は米国。書面の確約は要相談 | Security |
| Privacy Mode (Legacy) | クラウドへのデータ保存が要るため、Legacyのままでは使えない | FAQ、Deployment(導入チェックの最初の項目) |
アプリの配布についても、Deploymentのページ(2026年10月12日更新)に書かれています。macOSの .dmg や、Windowsの Grok_Bot_{version}_Setup.exe /S(ユーザー単位のインストールで、SYSTEMではなくユーザー権限で動かす)、Linuxの .deb と .rpm が、MDMや構成管理ツールで配れます。自動更新は、macOS、Windows、AppImageでは、デバイスポリシー、インストーラの設定、ダッシュボードのどれでも止められない、と書かれています。止められるのは、Linuxの .deb と .rpm だけで、パッケージの保留などで制御します。公式の例は次のとおりです(動作確認はしていません)。```
Linux: パッケージを保留する(上げる準備ができたら解除する)
apt-mark hold grok-bot
Linux: リポジトリを無効にする。.deb は /etc/apt/sources.list.d/grok-bot.sources に
Enabled: no
.rpm は /etc/yum.repos.d/grok-bot.repo に
enabled=0
Windows: 静かにインストール(ユーザー単位。SYSTEMではなくユーザー権限で配る)
Grok_Bot_{version}_Setup.exe /S ```
公式は、パッケージがこれらのファイルをインストールや更新のたびに書き直しつつ、選んだ設定は保つ、と書いています。Windowsのインストーラは %LOCALAPPDATA%\Programs に入るため、まず一部の端末で試すよう案内されています。
サポートが外れたビルドは、アプリ全体が「Update required」の画面で覆われて、更新するまで使えません。また、ホスト型コンピュータのイメージは固定できず、MDMはコンピュータには届きません(Enterpriseは Team Setup で独自のツールを入れます)。
Team Bot と共有で、データはどう動くか
個人のBotを共有する方法は2つ、チームで使う方法は1つです。それぞれ、何が渡り、何が渡らないかが違います。
| 方式 | 渡るもの | 渡らないもの | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 共有リンク(テンプレート) | Botの設定(プロフィール、説明、スキル、ルーティンなど) | パソコン、ログイン、会話の履歴 | Bots、FAQ |
| Team Bot | チームに保存されたプラグイン、シークレット、スキル、ファイル、チームメモリ | 他のメンバーの会話。メンバーごとの個人ノートは本人だけ | Team Bots(2026年10月22日更新) |
共有リンクでは、既定の公開範囲が、Enterpriseのアカウントでは Team-only、それ以外では Public link です。受け取った人は、x.aiでプレビューを開いて Add to Grok Bot を選び、自分のアカウントにコピーを作ります。公式は、APIキー、社内のURL、顧客データなどを入れないよう書いています。共有されたBotを追加するときは、サードパーティBotの規約への同意が要ります。その規約(2026年8月22日発効と表示)には、SpaceXAIは第三者Botの機能や安全性を確認も保証もしない、Botは利用者に代わってデータの読み書きや送信、タスクの実行を行う可能性がある、作成者は共有前に機密情報がないか確認する責任を負う、と書かれています。リンクの有効期限や、無効にする方法は、その規約には書かれていませんでした。
Team Botは、管理の面で次の点が特徴です。
- 誰の権限で動くか。 プラグインの認証で決まります。OAuthでサインインするものは、話しかけている本人の権限です。キーやトークンで設定したものは、Bot自身の資格情報で、全員が同じ権限になります。Commandタイプのカスタムサーバーは、チームメンバーがコマンドと引数を読めるので、資格情報を入れてはいけない、と書かれています。
- シークレット。 1つのTeam Botに最大25個。値は暗号化して保存され、アプリには名前と説明だけが出ます。Botは値を見られず、出力の中では
[REDACTED]に置き換えられます。ただし、全メンバーの会話で全シークレットを使えるため、チーム全体へのアクセス権として扱い、読み取り専用のサービスアカウントのキーを使うよう勧められています。 - どのパソコンで動くか。 オーナー自身の会話はオーナーのパソコン、メンバーのアプリでの会話やSlackの1対1のDMはそのメンバーのパソコン、Slackのチャンネル、グループDM、スレッドは、そのBot専用の共有コンピュータです。Slackのチャンネルは1台を共有するため、チャンネルの全員に見せてよくない内容は扱わないよう注意されています。
- 個人コネクタの承認。 共有の会話(Slackのスレッドなど)で、Team Botが本人のコネクタを使う前に確認カードが出ます。選択肢は Allow once、Always allow for this Bot、Always allow for all Team Bots、Skip です。記憶した回答は、Settings → General → Team Bots の Clear で取り消せます。
- ルーティン。 個人のものです。設定した本人のチャットで、本人として動き、結果も本人にだけ届きます。チーム全体で一斉に動くルーティンはありません。
- Slackの承認。 Team BotごとのSlackアプリは、管理者の承認が要ることがあり、設定には Awaiting admin approval が出ます(Check approval、Resubmit、Cancel request)。使用量は、使ったメンバー自身の枠に数えられます。Slackワークフローなど連携していない投稿は、オーナーの枠に数えられます。
- 管理者の関与。 管理者は Manage Team Bots で、サイドバーへの自動表示の対象(All team、None、特定のグループ)を決めます。自動で配られたBotは、メンバーがオフにできません。管理者が決められるのは配布先だけで、プラグイン、シークレット、スキル、ファイルを変えられるのは、オーナーと、オーナーが追加したManagerです。
やめ方:止める、片付ける、消す
公式に書かれている「やめる」方法を、軽いものから順に並べます。それぞれ、消えるものと残るものが違います。
| やめたいこと | 公式の方法 | 消えるもの | 残るもの、注意 |
|---|---|---|---|
| いまの作業を止める | メッセージで Stop now と送る(Troubleshooting、Message and collaborate)。変更履歴には、設定画面のStopは実行中のチャットをすべて止める(2026年10月2日)、Botに止めるよう伝えると渡した先のBotとCloud Agentも止まる(2026年9月17日)、とある | 進行中の作業 | すでに終わった操作は元に戻らない |
| 承認待ちを片付ける | 承認カードで Deny。ルーティンなどからの承認は約10分で失効 | その操作 | 失効カードの「Always allow this in the future」は規則を足すだけ |
| ルーティンを止める | ルーティンを開いて Pause、再開は Resume。Test、Edit もある | 一時停止なら何も消えない | 削除は即時で元に戻せない。Botを削除するとそのBotのルーティンも消える |
| Botを一覧から外す | Hide from sidebar。サイドバーの下に出る隠したBotから Show in sidebar(モバイルは Unhide)で戻せる | 何も消えない | 隠してもBotとルーティンは止まらない |
| Botを削除する | Botの削除 | 有効なプロフィール、会話、ルーティン。変更履歴では、メモリ、添付、Slackアプリも | 共有パソコンのファイルとログインは残る場合がある。バックエンドの保持は適用される規約に従う |
| Team Botを止める | 詳細で Unpublish | メンバーが使えなくなる | 再公開でメンバーのチャットとルーティンが戻る。削除(オーナーまたは管理者)は取り消せない |
| SlackからTeam Botを外す | Remove from Slack | Slackワークスペースのアプリ | アプリでの利用は続く |
| 共有リンクで配ったものを止める | リンクの無効化の手順は、読んだページに書かれていなかった | 不明 | 受け取った人のコピーは、元のBotとは別に残る(Botsのページ)。Share メニューには Update template がある |
| 共有パソコンを作り直す | Settings → Computer の Update Bot's Computer(ファイルは残る)、Reset Bot's Computer(最後のスナップショットから再構築) | リセットでは直近の未保存の変更 | リセットは最終手段と書かれている |
| 全部をやめる(個人) | 下の片付けの順。アカウントの削除はCursorのアカウント設定の手順 | 手順どおりに消したもの | アカウント削除の画面は、読んだページに書かれていなかった |
「止める」の範囲は、変更履歴ごとに少しずつ違います。Stop now は、すでに終わった操作を取り消しません(Message and collaborate)。
| 日付(版) | 変更履歴の記載 |
|---|---|
| 2026年9月15日(v0.53.0) | Botを止めると、そのBotのコンピュータで動いているものも止まる |
| 2026年9月17日(v0.56.0) | Botに止めるよう伝えると、渡した先のBotと、起動したCloud Agentも止まる |
| 2026年10月2日(v0.67.0) | 設定画面のStopは、実行中のチャットをすべて止める(Updateを使えるようにするため) |
| 2026年10月14日(v0.71.2) | Stopはバックグラウンドのサブエージェントも終わらせ、その承認カードは失効する |
ルーティンの回数の上限は、変更履歴(2026年10月23日、v0.75.5)によると、合計で1時間あたり300回(以前は100回)、ルーティン1件あたり1時間200回です。ルーティンを増やすときの目安になりますが、Botごとの件数や最短の間隔は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
公式の「アクセスと作業データを消す」順番(Approvals, security, and privacy)は次のとおりです。
- 関係するルーティンを一時停止するか、削除する。
- 共有パソコン上のWebサイトからサインアウトする。
- コネクタをアンインストールし、元のサービス側で許可を取り消す。
/workspaceから機密のプロジェクトファイルを削除する。- 表示させたくないBotを、隠すか削除する。
- Cursorのアカウントを削除するなら、アカウント設定の手順を使う。
バックエンドの保持期間やアカウント削除は、Cursorの利用規約に従う、と書かれています。なお、変更履歴(2026年8月21日)には、サインアウトはアカウントとその端末上のデータを削除すると説明する、再サインインでBotとチャットが戻る、という記載があります。画面の文言の詳細は読めていません。サインアウトの前に、画面の説明をよく読むのが安全です。
Enterpriseの管理者ができる「やめさせ方」
Manage Grok Bot computers のページ(最終更新2026年10月16日)によると、組織管理者とEnterpriseのチーム管理者は、Cursorダッシュボードの Manage Member Computers and Data から、次の操作ができます。
| 操作 | 内容 | 注意 |
|---|---|---|
| Recreate VMs | 最新のイメージで代わりのコンピュータを作り、切り替える | 永続ディスク上のBot、ファイル、ログインは残る。メンバーが入れたアプリは消える |
| Terminate VMs | 実行中か休止中のコンピュータを削除し、作業を止める | アクセス権は削除されない。次のメッセージで同じディスクの新しいコンピュータが起動 |
| Delete VMs and Data | コンピュータと永続データを削除 | 確認のため DELETE の入力が要る |
| Delete All Grok Bot Data | 選んだメンバーが所属するすべてのチームでの、Bot、会話、メモリ、ルーティン、接続したアプリ、メール受信箱、ファイル、コンピュータを完全に削除。メンバーはチームに残る | 取り消し不可。一度に最大100名。DELETE の入力が要る |
| Terminate Inactive Computers | 30日間使われなかったコンピュータを自動で終了。既定でオフ | オンにした時点で、すでに30日を超えたものも対象で、猶予はない |
メンバーのアクセス自体をなくすには、チームからメンバーを外すか、グループでGrok Botを無効にして、IdP側でセッションを失効させる、とSecurityページに書かれています。強制終了だけでは、アクセス権は消えません。SCIMがあれば、IdPでユーザーを削除するとCursorからも削除されます。
最初の10分でやること
ここは公式の記載から、すぐ動ける手順に組み直したもので、順番は僕らの整理です。
個人で使う人
- Cursorのアカウントのデータ設定が Legacy Privacy Mode でないかを確かめる(Legacyのままだと使えない、と公式が書いています)。
- Settings → Computer → Your computer で、Execution on this computer を見る。手元のファイルが要らなければ Never allow にする(公式の推奨)。
- Settings → General → Auto-review で、Ask first の規則を足す。例は、外部メールの送信、公開、購入、削除、本番の変更。広い許可規則は作らない。
- 最初のBotを作り、説明欄に「してはいけないこと」「先に聞くこと」を書く(FAQが勧める内容)。最初の仕事は、読み取りと下書きにする。
- パスワードや認証コードは、チャットに書かず、Take over で自分が入力する。
- 共有パソコンの
/workspaceに、他のBotに見せたくないものを置かない。使い終わったサービスはサインアウトする。
Teamsの管理者
- Cursorダッシュボードの Plugins & MCPs で、コネクタの方針を見直す(有効にする前に、Marketplaceの点検が推奨されています)。
- Grok Botのページで、Execution on Local Computer の上限を見る。Teamsの上限の既定は Always allow(メンバー個人の既定は Ask every time)なので、手元のPCで動かす必要がなければ、自分で Never allow に下げるのが公式の推奨設定です。
- Cloud Agents、Agent Email、Public template sharing の設定を、用途に合わせて確かめる。
- Team Rules に、Grok Botにも適用するルールを書く(適用するとメンバーはオフにできない)。
- Team Botを使うなら、Manage Team Bots で、配布先とManagerを確かめる。
Enterpriseの管理者
- Privacy Mode (Legacy) の解除、TLS検査の除外、固定の送信元IPの計画(導入前のチェック)。
- Enable Grok Bot と Manage Group Access で、対象のグループを決める。
- Network Controls のモードを決める。MCPに適用するなら、先に必要なホストを許可リストに入れる。
- Enforce Auto-review をオンにし、Auto-review rules に Ask first の規則を入れる。
- 監査ログとOpenTelemetry Exportの送り先を決める。Action Recording(既定でオフ)を使うかを決める。
- IdPで端末の状態を条件にしているなら、クラウドのコンピュータのブラウザで通る規則を足す。公式は、Oktaでは Device platform を Other Desktop にした優先度の高い規則、Entra IDではLinuxを対象にした優先度の高い条件付きアクセス(まずレポート専用)を勧め、「会社全体でFastPassや端末の準拠を切らない」ことを求めています(Configure identity and access)。
なお、この並びは僕らの整理です。公式の Recommended Settings は、Network Controls、コネクタ方針の点検、Enforce Auto-review、ローカル実行の Never allow、Cloud Agentの無効化、公開テンプレート共有オフ、チーム規則、管理端末への絞り込み、の順です。
僕らの見立て
ここから先は、公式の記載を読んだうえでの僕らの見立てで、公式の推奨そのものではありません。
- 「Botを分ければ安全」と考えず、「パソコンごと分ける」と考える。 公式は、別の資格情報が必要なら別のCursorユーザーを作る、と書いています。同じユーザーの中のBotどうしの区別は、役割の区別であって、権限の区別ではない、と読めます。
- 削除は「後始末の最後の1手」。 Botを削除しても、パソコン上のファイルとログインが残りうる、と公式が何度も書いています。先にサインアウトと、
/workspaceの整理をしておくほうが、意図に合うはずです。 - 管理者は、まず「ブロックする」より「入れる前に点検する」。 公式の推奨設定には、コネクタの点検、ローカル実行の上限(Never allow)、委任(Cloud Agent)の無効化、公開共有のオフなど、「入口を狭める」項目が多く並ぶからです(Enterpriseの一覧の先頭は Network Controls と Enforce Auto-review です)。
公式のドキュメントでは確認できていない点
- Grok Bot専用の規約ページ。 Terms and Policies(x.ai/legal)の一覧には「Grok Bot Terms」があります。しかし、今回は取得に失敗して、内容を読めていません。そのため、任せた内容(入力と出力)の権利、責任、学習への利用が規約でどう扱われているかは、この記事では書いていません。読んだのは、サードパーティBotの規約だけです。
- データの保持期間、学習への既定の利用。 Grok Botのページには、保持期間の日数や、Privacy Modeが無効なときの学習の扱いは書かれていません。Cursorのプライバシーのページ(Privacy and Data Governance)も読みましたが、Grok Botへの言及は見つかりませんでした。
- 解約、サインアウト、Botの停止(アプリ全体)の手順。 FAQには書かれていませんでした。The X Subscriptionの Grok Bot のページ(2026年10月12日更新)にも解約の手順は見つからず(旧契約のプラン切り替えの扱いが書かれているだけ)、サイドバーにある「Cancel your subscription」のページは読めていません。Xの
@botの接続を解除する方法も、Tag @bot on Xには書かれていませんでした。 - メモリの確認と消去の画面。 Botsのページには、閲覧や削除のUIの手順は書かれていません。チャットでBotに頼む、という案内が、Team Botsのページにあるだけです。
- コネクタの削除方法。 Use the computer and appsのページには、削除の手順が書かれていません。Approvalsのページが、アンインストールして元のサービスで許可を取り消す、と書いているだけです。
- 「Teams and enterprises」の一部。 Approvals、Settings、Troubleshootingなど複数のページで、このナビゲーション項目が見出しだけで本文がない、と取得結果に出ました。本文のあるURL(teams-and-enterprises)は別に読めました。
- Enterpriseの暗号化の方式、サブプロセッサの一覧、事故の通知の手順。 Securityページ、Security FAQのどちらにも見つかりませんでした。
- ベータかどうか。 Overviewには状態の記載がありません。FAQはEnterpriseを「順次提供中」と書き、変更履歴は2026年9月3日にすべてのEnterpriseのチームで使えるようになったと書いています。前のガイド(01)は、公式ブログが2026年8月11日にベータと書いたことを載せています。今回読んだドキュメント側には、ベータかどうかの記載が見つかりませんでした。個人向けの現在の状態は、確認できていません。
- Plansのページの更新日。 Cursor側のPlans and billingのページには、最終更新日が見当たりませんでした。使用量の細かい条件は、そちらで確かめてください。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrok Botを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。設定名、ボタン名、コマンドは、公式の記載を写したもので、動作確認はしていません。
- 取得したのはページの要約です。「書かれていない」は、「読んだ範囲では見つからなかった」という意味です。
- 公式ページの更新日は、2026年10月5日から10月22日まで、変更履歴の最新は2026年10月23日(v0.75.5)でした。設定の場所や名前は、更新で変わりやすいと考えてください。
- ページ間で書き方が食い違う点(Auto-review規則の保存先、Execution on this computer の場所、ローカル実行の既定)があります。画面の表示と、公式のTroubleshootingやSupportで確かめてください。
- 会社名と製品名の表記(SpaceXSI、SpaceXAI、xAI、Cursor)が公式ページの中でも揺れています。規約の解釈や、会社のデータの取り扱いルールへの当てはめは、専門家と社内の担当者に確認してください。この記事は、法律やセキュリティの助言ではありません。
出典
- Approvals, security, and privacy(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot security(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot security FAQ(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月18日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot for teams and enterprises(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Team Bots(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Create and manage Bots(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Use the computer and apps(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月12日、確認日2026-10-24)
- Manage Grok Bot computers(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月16日、確認日2026-10-24)
- Configure identity and access(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Deploy Grok Bot to your organization(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月12日、確認日2026-10-24)
- Settings and notifications(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月17日、確認日2026-10-24)
- Skills and routines(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Message and collaborate(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Files and results(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- Tag @bot on X(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月7日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot Overview(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月22日、確認日2026-10-24)
- FAQ(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年9月29日、確認日2026-10-24)
- Troubleshooting(Grok Bot Docs、docs.x.ai、最終更新2026年10月12日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot(The X Subscription、docs.x.ai、最終更新2026年10月12日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot sign-in(The X Subscription、docs.x.ai、最終更新2026年10月5日、確認日2026-10-24)
- Pricing(The X Subscription、docs.x.ai、最終更新2026年10月11日、確認日2026-10-24)
- Grok Bot Changelog(xAI、最新は2026年10月23日のv0.75.5、確認日2026-10-24)
- Plans and billing for Grok Bot(Cursor、最終更新日の記載なし、確認日2026-10-24)
- Third-party bot terms(xAI、2026年8月22日発効と表示、確認日2026-10-24)
- Terms and Policies(xAI、確認日2026-10-24、文書の一覧のみ読んだ)
- Privacy and Data Governance(Cursor、最終更新日の記載なし、確認日2026-10-24、Grok Botへの言及は見つからなかった)