3行でいうと
- Grokの入口は、grok.com、iOS/Androidアプリ、X上のGrok(x.com/i/grok)の3つが基本です。Grok Bot、Grok Build、APIは別の製品で、このガイドでは名前を挙げるだけにします。
- 無料で試せます(公式は「Free to try」と書いています)。有料は、2026年10月12日発表の「The X Subscription」(Free、Plus、Premium、Super、Ultra)と、従来の「SuperGrok」系が並んでいます。切り替えは任意で、一度切り替えると元に戻せない、と公式は書いています。
- 先に決めるのは、使う入口、サインインに使うアカウント、無料か有料か、の3つです。データの設定(学習への利用など)は、使う入口ごとに場所が違うので、最初の会話の前に見ておくのがおすすめです(02の記事で扱います)。
この記事は、公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrokを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名、プラン名、金額は、公式ページに書かれていたとおりに写しています。公式の文章は要約として取得したため、読めていない箇所は「確認できていない」と書きます。
先に結論
- 入口は3つ。 grok.com(Web)、iOS/Androidのアプリ、Xの中のGrok。Webとアプリは、同じアカウントでサインインすると、会話・設定・購読が同期される、と公式は書いています。
- Xの中のGrokは、規約が別。 公式の利用規約(Terms of Service - Consumer)は、「Grok on X」はX側の利用規約に従い、この規約の対象ではないと書いています。
- プランは、新旧の2系統が並走中。 新しい「The X Subscription」の個人向けは Free、Plus(月8ドル)、Premium(月30ドル)、Super(月100ドル)、Ultra(月200ドル)。従来の SuperGrok を使っている人は、そのまま続けられます。
- サインインは、XかメールのアカウントでOK。 公式のGrokのページは「X or email account」と書いています。規約には、Google、Apple、Xでのログインも書かれています。
- 最初の一歩。 x.ai/grok の説明は3段階です。Grokを開く、サインインする、チャットを始める。
前提:用語をそろえる
- SpaceXSI。 公式の消費者向けFAQ、規約、プライバシーポリシーで、運営会社はこの表記で出てきます。規約とプライバシーポリシーは、会社を「SpaceXAI LLC」と呼び、以下の略称を「SpaceXSI」と定めています(FAQの冒頭も同じ書き方です)。つまり法的な社名がSpaceXAI LLC、文書中の略称がSpaceXSIで、同じ会社を指します。docs.x.ai の見出しには「SpaceX Super Intelligence」とも出ます。この記事では、公式の略称に合わせて「SpaceXSI」と書きます。なおFAQは、X Corp.とは別の会社だと説明しています。
- Grok。 会話型の生成AIチャットボットです。FAQによると、テキストと音声での質問、文章作成、画像の生成と編集、画像と動画の理解、コーディングの手伝いができます。
- SuperGrok。 Grokの従来の有料購読の名前です。FAQ(docs.x.ai)には、SuperGrok、SuperGrok Heavy などの名前が出てきます。
- The X Subscription。 Grok、Cursor(コード編集のAIツール)、Xをまとめた、新しい1本の購読です。
- 週ごとの共有枠(shared weekly usage pool)。 有料プランで、Grokの各製品に使える量を1つにまとめた枠です。毎週リセットされると書かれています。
- Grok on X。 X(x.com、Xのアプリ)の中で使うGrokです。
どこで使えるか:入口を並べる
| 入口 | 公式が書いていること | 確かさ |
|---|---|---|
| grok.com(Web) | WebとiOS/Androidアプリで、会話、設定、購読が、同じアカウントで同期される | 文書に書かれている |
| iOS・Androidアプリ | 同上。FAQは、位置づけを「モバイルのスタンドアロンのチャットボット」と書いている | 文書に書かれている |
| X上のGrok | x.comではナビゲーションバーのGrokアイコンから開く。XアプリのiOS/Androidでも同じ。x.ai/grok はURLを x.com/i/grok と示している | 文書に書かれている |
| Grok Bot | docs.xのホームでは別の製品として並ぶ。XのHelp Centerには、X Chatで連絡先のように直接メッセージを送れる、とある | 文書に書かれている |
| Grok Build | docs.xのホームに別製品として並ぶ。FAQは、Grok Studioは終了しGrok Buildに置き換わった、と書いている | 文書に書かれている |
| API | docs.x.ai の開発者向け資料。console.x.ai でアカウントを作ってクレジットを入れ、APIキーを作る流れが書かれている(docs.x.ai の Quickstart) | 文書に書かれている |
Grok Botは、ページによって入手方法の書き方が違います。The X Subscriptionのページは、Premium、Super、Ultraに含まれ、Plusには含まれないと書いています。一方、Grok BotのFAQは、Cursorの有料プランやSuperGrokとのつながりを中心に書いています。どちらが最新かは読み切れていないので、このガイドではGrok Botの入れ方は扱いません。
Xの中のGrokは、X Help Center(About Grok)によると、Xが使える国のXユーザーが使えます。なお、そのページには最低年齢の記載は見つかりませんでした。年齢の条件は02の記事で扱います。
アカウント:どれでサインインするか
- サインインの方法。 x.ai/grok は、XまたはメールのアカウントでサインインするとデバイスをまたいでGrokの利用が同期される、と書いています。規約には、Google、Apple、Xなどの外部サービスでのログインも書かれています。
- Xアカウントをつなぐ。 grok.comの Settings → Account で「Connect your X Account」を押すと、Xのサインイン画面が開き、サインインの方法としてXが加わります。つなぐと、SpaceXSIがXの購読状況を読み取り、関連する特典を付けられる、と書かれています。サインイン方法の管理は accounts.x.ai です。
- XでログインするとXのデータが入りうる。 規約は、Xでつなぐと、SpaceXSIがXのプロフィール、投稿履歴、Grok on Xの会話データの一部を取り込むことがある、と書いています。取り込みを避けたいかどうかは、最初に決めておく点です。
- 仕事のメールで登録すると。 規約によると、会社のメールで登録したアカウントは、組織のGrok Enterpriseの購読にひも付けられ、管理者が監視や管理をすることがあります。
- Appleの購読の注意。 AppleのApp Storeで買った購読は、Apple IDにひも付きます。「メールを隠す」(Hide My Email)で買った場合は、同じAppleアカウントでサインインしないと、購読が認識されないとFAQにあります。
- ログインの失敗。 FAQの対処は、アプリの再起動か入れ直し、ログアウト、キャッシュの削除です。Webなら、シークレットウィンドウで試します。
プラン:無料と、有料の新旧2系統
無料
x.ai/grok は、WebとアプリでGrokは「Free to try」だと書いています。FAQによると、有料の枠を使い切った後も、無料枠のチャットと音声の上限は別のスケジュールで残ります。無料の具体的な上限は、読んだ範囲では見つかりませんでした。国や地域による提供の差も、FAQは、場所によって使える範囲が変わり、無料の限定的なアクセスと、全機能が使える有料プランがある、と書いています。
The X Subscription(2026年10月12日発表)
x.ai/news は、10月12日に新規の顧客向けに始まり、全世界に「数日かけて」届く、と書いています。個人向けの料金表(docs.x.ai の Pricing、最終更新10月11日)は次のとおりです。
| プラン | 月払い | 年払い | 含まれる利用量 | Grok Bot |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 0ドル | Limited | 記載なし |
| Plus | 8ドル | 80ドル(月あたり7ドル) | Base | 含まれない |
| Premium | 30ドル | 300ドル(月あたり25ドル) | 4x | 含まれる |
| Super | 100ドル | 1000ドル(月あたり84ドル) | 15x | 含まれる |
| Ultra | 200ドル | 2000ドル(月あたり167ドル) | 50x | 含まれる |
表示は公式の料金ページのとおりで、変わることがあります。金額は税抜きで、購入時に消費税などが加わることがある、と書かれています。日本円の価格は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
読むときのポイントは3つです。
- まとめて1本。 docs.x.ai の概要ページは、GrokとCursorは同じ週ごとの枠から使う、と説明しています。Grokのアプリ、X上のGrokのタブ、Cursorで、1つのGrokモデル用の枠を共有します。Cursor経由のClaudeやGPTなど他社モデルは含まれず、APIの定価で別に請求されます。
- Xの特典。 有料の個人プランには、個人のXアカウントをつなぐとXの特典が付く、とあります。Plusはチェックマーク、クリエイター向けの機能、広告の減少。Premium、Super、Ultraは、X Premium+のすべての特典です(X Help Center)。組織が管理するアカウントはつなげません。
- チーム向け。 チームの席は、Premium 30ドル、Super 100ドル、Ultra 200ドルで、Plusはチームでは使えません。
従来のSuperGrokなど、そして切り替え
公式は、今のSuperGrok、Cursor、X Premiumの購読者は何も変わらず、そのまま続けても、切り替えてもよいと書いています。切り替える場合の注意点は次のとおりです。
- 切り替え(Unify)は、Cursorの人は cursor.com/unify、GrokやXの人は accounts.x.ai/unify(grok.comの Settings → Billing からも)で始めます。Xではx.comのバナーからも始められる、とあります(docs.x.ai の Unify の手順ページ)。モバイルアプリからはWebに案内されます。
- 切り替えは元に戻せません。 サポートでも戻せない、と Unify の手順ページ(docs.x.ai)に書かれています。
- 選んだ購読は切り替えのときに解約され、使っていない分は日割りで自動返金されます。AppleやGoogle Playで買った購読は、手動での解約が必要になることがあります。X Premiumの返金は、チェックアウトでの差し引きではなく別の自動返金だ、と別のページにあります。
- 切り替えは順次の公開で、使える時期はアカウントによって違います。使えるようになると請求の設定画面に出る、と発表にあります。
使用量と、買い足し
FAQによると、有料プランは、Chat、Imagine、Voice、Buildにまたがる週ごとの共有枠に変わりつつあります(2026年6月から順次、とFAQにあります)。使用量は Settings → Usage で見えます。上限に達すると、有料の機能は次のリセットまで止まります。選択肢は、追加の利用クレジット(Extra Usage Credits)、Auto Top Up、アップグレードです。追加クレジットは今のところWebでしか買えず、最低購入額は5ドル、購入から1年で期限切れになります。解約は、grok.comの Settings → Billing、Apple App Store、Google Play のうち、購入した場所で行います。
最初に決めること:5つ
- どの入口から始めるか。 迷ったら、WebかアプリのGrok。X上のGrokは規約と設定の場所が別になります(02の記事)。
- どのアカウントで入るか。 メール、X、Google、Apple。購読の管理と返金は、買った場所(Web、Apple、Google Play)で変わるので、後で変えにくい点です。
- 無料で試すか、有料にするか。 無料のままでも使えます。有料にするなら、新しい「The X Subscription」か、従来の購読かを選びます。
- 会話を学習に使わせるか。 公式のFAQは、SpaceXSIが会話を学習に使うことがあり、設定で選べると書いています。設定の場所は02の記事にまとめました。
- 何を入力しないか。 公式は、個人情報や機微な情報をGrokへの質問に入れないよう勧めています(02の記事)。
初回の動きと、よく使う機能
- 始め方。 grok.comを開く、サインインする、チャットを始める(x.ai/grok の3段階)。
- ファイル。 チャット欄の「+」から添付できます。ほとんどのファイルは1つ150MBまでと、FAQにあります。PDF、DOCX、CSV、画像、音声などに対応し、対応形式はプラットフォームで違うとも書かれています。
- Imagine。 文章からの画像と動画の生成です。FAQは、作られた画像や動画にはGrokの透かしが入り、取り除けないと書いています。
- コネクタ(connectors)。 メール、予定、ファイルなどにつなぐ機能です。grok.com/connectors で「New Connector」から追加します。Gmail/Google Calendar、Google Drive、OneDrive、Outlook、Microsoft Teams、SharePoint、Salesforce のほか、自分のMCPサーバーもつなげます。つなぐと、関係する質問のときにGrokがその道具を自動で使う、と書かれています。コネクタのデータの扱いは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
誤解されやすい点と、今日からできること
誤解されやすい点
- 「Xで見られるGrokと、grok.comのGrokは同じ設定」ではない。 データの設定の場所が別です。X側は、Xの設定画面にあります。
- 「The X Subscriptionに入れば、SuperGrokは自動で変わる」わけではない。 切り替えは任意で、自分で操作します。
- 「Grok Botも同じ画面で使える」とは限らない。 別の製品で、サインインのページも別と書かれています。
今日からできること、避けたいこと
- できること。 ①Webかアプリで、無料のまま1度使ってみる。②Settings の Data Controls(またはData)を開いて、学習の設定を見る。③有料を考えるなら、公式の料金ページと、自分が買う場所(Web、Apple、Google Play)を確かめる。
- 避けたいこと。 ①切り替え(Unify)を、元に戻せないと知らずに押す。②仕事の情報を、個人アカウントで入れる(僕らの見立て)。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGrokを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名、プラン名、金額は、公式の記載を写しただけです。
- 料金と、プランの仕様は、10月12日の発表直後の情報です。公開は順次で、変わることがあります。購入の前に、公式の料金ページで確かめてください。
- Consumer FAQsの日付は、ページの表示では2025年5月12日でした。そのため、新しい料金プランとの食い違いが残っているかもしれません。
- 国ごとの提供状況、日本円の価格、無料枠の具体的な上限は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 「Grok Bot」「Grok Build」「API」は、このガイドでは名前の紹介にとどめました。
- これはセキュリティや法律の助言ではありません。契約と最新の規約は、公式の文書で確かめてください。
出典
- Grok(x.ai、10月22日確認)
- Consumer FAQs(x.ai、ページ表示の日付2025年5月12日、10月22日確認)
- Terms of Service - Consumer(x.ai、2026年10月12日更新、10月22日確認)
- Welcome / Overview(Grok、docs.x.ai、10月22日確認)
- Help & FAQ(Grok、docs.x.ai、10月22日確認)
- Connectors(Grok、docs.x.ai、10月22日確認)
- Introducing The X Subscription(x.ai、2026年10月12日、10月22日確認)
- What is The X Subscription?(docs.x.ai、2026年10月12日更新、10月22日確認)
- Pricing(The X Subscription、docs.x.ai、2026年10月11日更新、10月22日確認)
- X Premium Customers moving to The X Subscription(docs.x.ai、2026年10月12日更新、10月22日確認)
- How to unify accounts under The X Subscription(docs.x.ai、2026年10月12日更新、10月22日確認)
- Grok API Quickstart(docs.x.ai、10月22日確認)
- The X Subscription FAQ(docs.x.ai、10月22日確認)
- Grok Bot on The X Subscription(docs.x.ai、10月22日確認)
- Frequently asked questions(Grok Bot、docs.x.ai、10月22日確認)
- docs.x.ai(ホーム、10月22日確認)
- About Grok(X Help Center、10月22日確認)
- What is The X Subscription?(X Help Center、10月22日確認)