3行でいうと
- 使うには、個人のGoogleアカウント、Workspaceの仕事用アカウント、学校用アカウントのどれかが要ります。個人アカウントは13歳以上(または各国で定める年齢)、仕事用は18歳以上と、公式に書かれています。
- プランは公式サイトの表示では、Free、Google AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultraです。公式サイトには米国の価格が出ていました(10月22日時点。変わることがあります)。
- 「履歴を残す」設定(Keep Activity)が、最初に決める一番大きな設定です。メモリやPersonal Intelligenceなど、個人に合わせる機能の多くは、これがオンでないと使えない、と公式ヘルプに書かれています。
- 覚えさせる機能は2系統あります。自分で書く「Personal context」と、過去のチャットから学ぶ「Memory」です。Memoryは18歳以上の個人アカウントが対象で、仕事用・学校用・保護者管理のアカウントは対象外、と書かれています。ページによって、Google AIプランが要ること、米国のみであることも書かれています。Personal contextは、18歳未満は今のところ対象外、と書かれています。
この記事は、Googleの公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGeminiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。画面の名前や手順は公式の記載を写したもので、手元での動作確認はしていません。公式の文章は要約の形で取得したため、引用は最小限にして言い換えています。読めなかった所は、そのつど「読めていない」と書きました。
先に結論
- まず決めること。 ①どのアカウントで入るか、②無料かどうか、③履歴を残すかどうか(Keep Activity)、④覚えさせる機能を使うか、の4つです。データの扱いは別の記事(02)にくわしく書きました。
- 入口。 公式ヘルプでは、Webは gemini.google.com、スマホはAndroidとiPhone・iPadのアプリです。公式のリリースノートには、WindowsとmacOSのデスクトップアプリも出ています。
- 覚え書き。 個人に合わせる機能は、履歴(Keep Activity)がオンであることが前提です。履歴を残したくないときの手段として、公式は「一時チャット」を案内しています。
前提:用語をそろえる
- Geminiアプリ(Gemini Apps):公式ヘルプが使っている呼び方で、Webとモバイルのアプリをまとめたものです。この記事でもその意味で使います。
- Keep Activity:Geminiアプリのアクティビティを、Googleアカウントに保存する設定です。オンのとき、プロンプトの履歴などがアカウントに残ります。
- Personal context:自分で書き足す「覚えておいてほしいこと」の置き場です。公式ヘルプのページ名は「Save info」ですが、画面の項目名は「Personal context」と書かれています。この記事は画面の項目名に合わせます。
- Memory:過去のGeminiとのチャットから、事実や好みをGeminiが覚える機能です。
- Personal Intelligence:公式ヘルプでは、MemoryやInstructions for Geminiを置く設定の場所であり、GmailやGoogleフォトなどにつなぐ機能の名前でもあります。
- Connected Apps:Geminiからほかのアプリ(Gmail、Googleカレンダーなど)を使えるようにするしくみです。
どこで使うか:Web、モバイル、デスクトップ
公式ヘルプ「Use Gemini Apps」によると、Webは gemini.google.com で、対応ブラウザはChrome、Safari、Firefox、Opera、Edgiumです。モバイルは、Android(スマホとタブレット)とiPhone・iPadの手順が別の見出しに分かれています。Androidでは、サインインが必要と書かれています。
モバイルアプリの公式ヘルプ(Gemini mobile app availability)には、次の条件が書かれていました。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 年齢 | 13歳以上、または各国の最低年齢。13歳未満は保護者の承認が要る |
| 仕事用・学校用アカウント | アカウントが、プランやライセンスでGeminiアプリを使える状態であること |
| Androidの端末 | RAM 2GB以上、Android 9以降のスマホ・タブレット。Android Goは非対応 |
| Android Work Profile | Geminiアプリは使えない |
地域と言語は、Webアプリのヘルプによると、230を超える国と地域、70を超える言語で使えます。ただし、このページに日付は見つかりませんでした。国の一覧は、ここには写していません。中国本土は「Workspace only」という注記つきで載っている、とあります。モバイルアプリは、Webとは対応する国や言語が違うことがある、とも書かれています。
デスクトップアプリは、公式のリリースノート(gemini.google/release-notes)に出てきます。2026年9月10日の項目にWindows版(Windows 10以降、gemini.google/desktop から入手、Alt + Space で呼び出し)があります。macOS版の公開は、2026年4月15日の項目に出ています(macOS 15以降、世界で無料、Option + Space で呼び出し)。同年10月13日の項目にも、macOS版の機能への言及があります。年齢・プラン・国の条件は、Windows版・macOS版の公開の項目には書かれていませんでした。ただし、公式のデスクトップ紹介ページ(gemini.google/desktop)には、macOS版はApple Siliconのみ、一部の機能はGoogle AIの有料プランと18歳以上が条件、と書かれています。
どのアカウントで入るか
公式ヘルプ「What you need to sign in to Gemini Apps」と「Requirements to use Gemini Apps」の内容です。
| アカウントの種類 | 公式の記載 |
|---|---|
| 個人のGoogleアカウント | 13歳以上、または各国で定める年齢 |
| 仕事用アカウント | 対象のWorkspaceエディションが要り、18歳以上 |
| 学校用アカウント | 学校の管理者が、サービスを有効にしている必要がある |
| Family Linkで管理されるアカウント | Gemini Webアプリには入れない、と書かれている |
サインインの手順は、gemini.google.com を開き、右上の「Sign in」を選んで、Googleアカウントで入る、です。サインインしなくても使える機能はあります。基本的な文章のやり取りはできますが、チャット履歴、パーソナライズ、Connected Apps、画像生成、Gems、ファイルのアップロードは、サインインが必要と書かれています。
保護者が管理する13歳未満のアカウントについては、別のヘルプ(Guide your child's Gemini Apps experience)があります。ここでは、親がFamily LinkでGeminiアプリをオンにした場合に使える、と説明されています。ただし、EEA(欧州経済領域)、スイス、英国では、この保護者管理のアカウントは使えない、とあります。「Webアプリには入れない」という記載と、このヘルプの記載をどう両立して読むのかは、僕らには判断できていません。くわしくは02の記事に書きます。
プランの名前と価格
公式サイト gemini.google/subscriptions の表示(2026年10月22日に確認)です。価格は米国向けの表示で、「変わることがあります」。日本の価格は、取得できたページには見当たりませんでした。
| プラン | 月額の表示 | 公式の説明(要約) |
|---|---|---|
| Free | $0 | Googleアカウントがあれば使える。Deep Research、Gemini Live、Canvas、Gemsなどが含まれる |
| Google AI Plus | $4.99 | Freeの2倍の利用量。ストレージ400GB |
| Google AI Pro | $19.99 | Freeの4倍の利用上限。ストレージ5TB |
| Google AI Ultra | $99.99から | $99.99でAI Proの5倍、$199.99でAI Proの20倍の利用上限 |
使用量の説明として、公式サイトの注釈には、利用上限はプロンプトの複雑さなど計算量にもとづき、5時間ごとに更新され、週ごとの上限もある、と書かれていました。上限を超えて使いたい場合は、AIクレジットを買える、ともあります。年齢について、公式サイトには、Google AIプランは18歳以上のみ、と書かれています。解約の際は、請求期間の途中分の返金はない(法令で必要な場合を除く)、とあります。
モデルの名前や、各プランで使えるモデルの細かい違いは、変わりやすいので、この記事では扱いません。使用量と上限は、このシリーズの別の記事で扱います。
公式サイトの表示では、対象の国は、プランによって「140を超える」「150を超える」「160を超える」と書き方が揺れていました。どれが最新かは、僕らには判断できません。契約の前に、自分の国で使えるかを公式ページで確かめてください。
最初に決めること:履歴を残すか(Keep Activity)
公式ヘルプ「Gemini Apps Activity」によると、Keep Activityは18歳以上では、既定でオンです。オンの間は、Geminiアプリのアクティビティがアカウントに保存され、見直したり消したりできます。見る場所は、gemini.google.com の「Settings & help」の「Activity」、または myactivity.google.com/product/gemini です。
オフにすると、次のように変わります。
- 過去のチャットを見返せない(履歴に残らない)。
- Gemsは作れますが、Gemsとのチャットは保存されません。
- Connected Appsは、ほとんど使えなくなります。公式ヘルプでは、gemini.google.com、iOS、スマートウォッチでは使えず、Androidでは「Device assistance」「Phone」「Messages」「WhatsApp」などだけが残る、と書かれています。
- 個人に合わせる機能(下に書くMemoryとPersonal Intelligence)が使えなくなります。
オフにしても、チャットは最大72時間、サービスの提供とフィードバックの処理のためにアカウントに保存される、と公式は書いています。72時間分は、Gemini Apps Activityには表示されません。
履歴を残す・残さないで、データの使われ方も変わります。その部分は、02の記事に書きました。
覚えさせる機能:Personal context、Memory、Instructions for Gemini
ここは名前が似ていて、混乱しやすい所です。公式ヘルプを読んだ範囲で整理します。
| 機能 | 何をするか | 場所(公式の表記) |
|---|---|---|
| Personal context | 自分で書いた情報、またはGeminiに「覚えて」と頼んだ情報を保存する | 「Settings & help」の「Personal context」(gemini.google.com/saved-info) |
| Memory | 過去のチャットから、事実、関心、好みを覚える | 「Settings & help」→「Personal Intelligence」→「Memory」 |
| Instructions for Gemini | すべてのチャットに適用する、応答のしかたの指示 | 「Settings & help」→「Personal Intelligence」→「Instructions for Gemini」 |
| Personal Intelligence(Connected Apps側) | GmailやGoogleフォトなどの情報をつなげて、より個人的な応答にする | チャットごとに「Tools」からオフにできる。新しいチャットは既定でオン |
共通する条件を、公式ヘルプから拾います。
- 年齢とアカウント。 MemoryとPersonal Intelligenceは、18歳以上の個人アカウントです。仕事用、学校用、保護者管理のアカウントは対象外、と書かれています。Personal contextは、18歳未満が今のところ対象外で、アカウントの種類についての記載は見つかりませんでした。
- Keep Activityがオンであること。 MemoryとPersonal Intelligenceのヘルプに、オフのときは使えないと書かれています。Personal contextのヘルプには、Keep Activityとの関係の記載は見つかりませんでした。
- Gemini LiveやGemsでは使えない。 MemoryはGemsとLiveのチャットでは使えない、と書かれています(テキストのチャットで、過去のLiveの会話を参照させることはできます)。Personal context(保存した情報)も、Liveでは今のところ使えない、とあります。
- 地域。 Personal Intelligenceは、EEA、ナイジェリア、スイス、英国が対象外と書かれています。Googleフォトとの連携は一部の国だけ、Googleウォレットの連携は米国のみ、とあります。
- 展開。 段階的な展開で、まだ使えない人もいる、と書かれています。
「Manage what Gemini remembers about you and customize responses」のヘルプでは、特定の情報を覚える機能(「Remember that I am vegetarian」のような頼み方)は現在、米国のみ、と書かれていました(同じページに、Instructions for Geminiは誰でも追加できる、とあります)。このページの「What you need」には、「Have a Google AI plan」という条件が、AndroidとComputerのどちらのタブにも書かれていました。一方、過去のチャットのメモリのヘルプには、プランの条件が書かれていません。公式のリリースノート(2026年1月20日)には、Personal Intelligenceのベータを米国のGoogle AI ProとUltraの契約者向けに展開する、とあります。2つのヘルプの記載が合っていないので、今Freeで使えるかどうかは、僕らは決めきれていません。
使い方の流れは、公式ヘルプによると次のとおりです。
- Personal contextに足す。 gemini.google.com で「Settings & help」→「Personal context」を開き、「Add」で書いて「Submit」。チャットの中で「覚えて」と頼んでも、同じ場所に保存されます。
- 直す・消す。 Personal contextの一覧で「More」から「Edit」または「Delete」。オンとオフは、「Info you asked Gemini to Save」の横のスイッチです。
- Memoryを止める。 「Settings & help」→「Personal Intelligence」で「Memory」をオフにします。
- 覚えさせたくないことを消す。 公式は、Geminiが学んだことを消すには、その情報を含むチャットをすべて消す、と案内しています。連携アプリの情報は、チャットを消すことと、アプリの連携を切ることの両方が要る、とあります。片方だけだと、情報が残ることがある、と書かれています。
応答に保存した情報が使われたときは、応答の下の「Sources and related content」に「Your saved info」というラベルが出ることがあります。ただし、公式は、このラベルが誤って出ることもある、と書いています。
「忘れて」「避けて」というInstructions for Geminiの指示は、いつも完璧には働かない、と公式ヘルプが書いています。確実に消したいときは、関係するチャットをGemini Apps Activityから消す、とあります。
誤解されやすい点と、今日からできること
誤解されやすい点
- 「Personal Intelligenceをオフにすれば、チャットは保存されない」わけではない。 公式は、チャットごとにPersonal Intelligenceをオフにしても、そのチャットはGemini Apps Activityに保存される、と書いています。保存したくないときは、一時チャットを使います。
- 「Geminiは履歴をオフにしたら何も残らない」わけではない。 前に書いたとおり、最大72時間は保存されます。
- メモリとプランの関係は、はっきりしていません。 「Google AIプランが要る」と書くページと、書かないページがあります。契約の前に、自分のアカウントで使えるかを公式ページで確かめてください。
今日からできること、避けたいこと
- できること。 ①gemini.google.com で、いま入っているGoogleアカウントを確認する。②「Settings & help」の「Activity」を開き、Keep Activityの状態と、自動削除の期間(既定は18か月)を見る。③覚えさせたいことは、まず「Personal context」に自分で書いてみる。④履歴に残したくない話は、「Temporary chat」で始める。
- 避けたいこと。 ①仕事用アカウントで、個人のことを覚えさせる前に、会社の管理者の方針を確かめないままにする。②住所、パスワード、決済情報など、人に見られると困る情報を、チャットやPersonal contextに入れる。公式の注意(機密情報は入れない)は02で扱います。③有料プランを、価格表示が米国のものだと気づかずに申し込む。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はGeminiを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。ここに書いた画面名、手順、設定名は、公式ヘルプとリリースノートの記載を写したものです。
- 公式ページは要約の形で取得しました。「書かれていなかった」は、「読んだ範囲では見つからなかった」という意味です。
- 価格、プラン名、対象国、機能の提供範囲は、変わりやすいものです。ここに書いた金額は、gemini.google/subscriptions に米国向けとして表示されていたものです。日本での価格は、確認できていません。
- 公式ヘルプのページには、読み取れた内容が互いに食い違う所がありました(保護者管理のアカウント、メモリのプラン条件、対象国の数)。そのため、はっきり言えない所は、そう書きました。
- 取得できなかったページは、出典に載せていません。モバイルアプリの導入手順(Google PlayやApp Storeの画面)は、読めていません。
- 公式サイトの紹介ページ(gemini.google/overview)は、取得した要約に「2024年7月25日更新」と出ていたので、根拠にしていません。
- この記事は、法律や個人情報の助言ではありません。
出典
- What you need to sign in to Gemini Apps(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Requirements to use Gemini Apps(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Use Gemini Apps(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Gemini mobile app availability(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Where you can use the Gemini web app(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Gemini Apps Activity(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Save info and reference past chats in Gemini Apps(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Get personalization with memory of your past Gemini chats(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Manage what Gemini remembers about you and customize responses(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Personal Intelligence と Connected Apps(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Guide your child's Gemini Apps experience(Gemini Apps Help、Google、2026-10-22確認)
- Google AI plans(Gemini、Google、2026-10-22確認)
- Gemini Apps' release updates & improvements(Gemini、Google、2026-10-22確認)
- Gemini について(Gemini、Google、2026-10-22確認)
- Gemini for desktop(Gemini、Google、2026-10-22確認)