3行でいうと
- 新しい料金体系は「The X Subscription」の名前で、Free、Plus、Premium、Super、Ultra、Teams、Enterpriseの7つが並びます。x.aiは10月12日付の発表で新体系を示し、既存のCursorの契約者については、今のプランを続けることも、あとで切り替えることもできる、と書いています(Cursor側の資料には発表日や有効日は読んだ範囲では見つかりませんでした)。
- 有料プランの「含まれる使用量」は、Cursor自前のモデルを対象にした「週ごとのプール」です。ClaudeやGPTなどの他社モデルはプールに入らず、Premium以上で、前払いのクレジットから、各社のAPI定価で引かれます。
- 使用量は、エディタの設定と、grok.com/dashboardの「Usage」で見ます。昔のプラン(Pro、Pro+など)を続けている人は、別の画面(Spendingタブ)で見ます。
この記事は、公式ドキュメントなどを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。価格や上限、モデル名は、公式ページに表示されていたものを写しています。どれも変わることがあります。公式の文章は要約の形で取得したため、長い引用はせず、言い換えています。
先に結論
- プランは2系統が並んでいます。 新しく契約する人向けのThe X Subscription(Free、Plus、Premium、Super、Ultra)と、すでに契約している人が続けられる旧プラン(Hobby、Pro、Pro+、Ultraなど)です。公式のヘルプは、旧プランは新規には売られず、既存の契約者は続けられる、と書いています。
- モデルは、チャット欄かエージェント欄の「モデルセレクタ」で選びます。 迷ったら、公式が日常の作業向けとして挙げているAutoから始めるのが素直です。Autoの中の「Cost」「Balance」「Intelligence」の切り替えは、個人プランではCostだけです。
- 使用量の見え方は、プランの系統で違います。 The X Subscriptionは「週ごとのプール+前払いクレジット」、旧プランは「月ごとの枠+オンデマンド(使った分の後払い)」です。
前提:用語をそろえる
- プール(週ごとの含まれる使用量):有料プランに含まれる、Cursor自前のモデル用の使用量の枠です。エディタのAgent、CLI、Cloud Agents、Grok Bot、Grokのアプリで共有され、週ごとに更新される、と公式は書いています。
- 前払いクレジット(prepaid credit):先にお金を入れておく残高です。他社モデルの利用と、プールを使い切ったあとのCursorモデルの利用に使われます。
- API定価(API list price):モデルを作った会社が公開しているAPIの料金のことです。Cursorのドキュメントは、他社モデルをPremium以上で「API list price」(API定価)で使え、前払いクレジットから引かれると書いています(このページには「上乗せなし」という語は読んだ範囲でありませんでした)。ただし後述のとおり、TeamsとEnterpriseには別に「Cursor Token Rate」がかかります。
- 旧プラン(legacy plans):Hobby、Start、Pro、Pro+、Ultra、Teams Standard/Premiumを、公式はこう呼んでいます。
たとえるなら、プールは「毎週もらえる食事券」、前払いクレジットは「自分でチャージする交通系カードの残高」です(僕らのたとえで、公式の表現ではありません)。
プラン:公式の表示のまま
The X Subscriptionの発表について、公式が書いていること
- x.aiの公式発表(x.ai/news/x-subscription)は、The X Subscriptionを2026年10月12日に発表したと読めます。新規の契約者には「発表の日から」使え、数日かけて世界中に広がる、とあります。
- 既存のCursorの契約者について、発表は「Nothing changes」(何も変わらない)と書いています。今のプラン、価格、機能のまま続けられ、あとで切り替えることもできます。切り替えの選択肢は順次出てきて、アカウントの請求設定に「使えるようになったとき」に表示される、とあります。具体的な日付は、読んだ範囲では書かれていませんでした。
- Cursorのヘルプ(The X Subscriptionの紹介ページ)は、切り替えは任意で、元に戻せず、サポートでも戻せない、と書いています。切り替えると、選んだ旧サブスクリプションは購入手続きの時点で解約され、未使用分は日割りで自動返金されます。請求の周期は切り替えた日から新しく始まります。
- Cursorのドキュメントとヘルプには、いつから有効になるかという具体的な日付は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
The X Subscriptionのプラン(新規向け)
Cursorの「Models & Pricing」と、料金ページの表示を並べます(税は含まれない、と公式に書かれています)。
| プラン | 月額(公式の表示) | 含まれる使用量 | 他社モデル |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | Limited(限られる) | 使えない |
| Plus | $8 | Base | 使えない |
| Premium | $30 | Plusの4倍 | API定価、前払いクレジットから |
| Super | $100 | Plusの15倍 | API定価、前払いクレジットから |
| Ultra | $200 | Plusの50倍 | API定価、前払いクレジットから |
| Teams | 1席あたり$30、$100、$200 | 席の段階と同じ | API定価+Cursor Token Rate(対象モデル) |
| Enterprise | 要相談(Custom) | 共有(Pooled) | API定価+Cursor Token Rate(対象モデル) |
- 年払いの表示は、Plusが$80、Premiumが$300、Superが$1,000、Ultraが$2,000です(ドキュメントの「Models & Pricing」より)。料金ページ側では、年払いの金額は読み取れませんでした。
- 料金ページのTeamsの欄は「$30+/user/month」と読めます。ドキュメントは「$30、$100、$200」の3段階と書いています。表示の仕方が違うだけだと思いますが、確かめきれていません。
- 料金ページには「Prices subject to change.」(価格は変わることがあります)と書かれています。
- 日本円の表示は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
プランごとの違いとして、ドキュメントは次を書いています。
- Plus。 AgentはCursor自前のモデル(Grok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5)だけで、設定は固定です(Fastはオフ、思考の強さはmedium、Grok 4.7は256kのコンテキスト)。Auto、Cloud Agents、Automations、Bugbot、Origin、他社モデル、自分のAPIキーは使えない、とあります。
- Premium。 Plusの機能に加えて、Cloud Agents、Automations、Origin(コードの置き場)、Bugbot(コードレビュー)、他社モデル、Grok Botが付きます。
- Super。 Premiumに加え、混む時間帯の優先アクセス。Ultra。 Superに加え、新しい製品やモデルへの最速アクセス。
- Teams。 席ごとにPremium、Super、Ultraのどれかを選べ、同じチームで混ぜられます。Plusはチーム向けにはありません。
旧プラン(既存の契約者向け)
Cursorのヘルプの「Pricing and plans」は、旧プランを次のように示しています。
| 旧プラン | 価格(公式の表示) | 対応する新プラン(公式の表) |
|---|---|---|
| Hobby | Free | Free |
| Pro | $20/月 | Premium |
| Pro+ | $60/月 | Super |
| Ultra | $200/月 | Ultra |
| Teams Standard | $40/ユーザー/月 | Teams、Premiumの席 |
| Teams Premium | $120/ユーザー/月 | Teams、Superの席 |
このほかStart(インド向け、₹649/月、税込)が載っています。旧プランは、「Cursor Models」と「Other Models」の2つの月ごとのプールと、オンデマンド使用の仕組みで動きます。
使用量のしくみ
週ごとのプール(The X Subscription)
- 有料プランには、Cursor自前のモデル用のプールが1つあります。Agent(エディタとCLI)、Cloud Agents、Grok Bot、Grokのアプリで共有されます。公式は「週ごとに更新されるので、ある日にたくさん使っても月全体は使い切らない」という趣旨を書いています。
- モデルごとにプールの減り方は違いますが、ドキュメントに具体的な換算表は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- ClaudeやGPT、Gemini、Muse Wonderなどの他社モデルは、プールに入りません。
- プールを使い切ったときの選択肢は3つです。次の週の更新を待つ、前払いクレジットで続ける、上のプランに変える。公式は「品質や速さを落とすことはしない」と書いています。
前払いクレジットと上限
- クレジットは、他社モデルの利用(最初のリクエストから)と、プールを超えたCursorモデルの利用に使われます。
- 手動で買い足すか、「Auto Top-up」(残高がしきい値を下回ると自動で追加)を使います。Cursorのヘルプによると、Auto Top-upは初期状態ではオフです。クレジットの有効期間は、購入から365日と書かれています。
- 「monthly additional usage limit」(月ごとの追加使用量の上限)で、追加分の使いすぎを防げます。設定しなければ上限なしです。上限に達すると、その人の追加分は止まりますが、含まれる週ごとの使用量は使えます。クレジットを足しても上限は上がらず、残高があっても止まることがある、と書かれています。
- 設定場所は、grok.com/dashboard/billingの「Additional usage credits」です。Teamsでは管理者が、共有の残高と、チーム全体の上限を管理します。
- 「Spend alerts」(メールでの通知)は、Teamsの管理者向けの機能で、使用を止めるものではありません。個人プランでは使えず、月ごとの上限で備える、とあります。
旧プランの場合
- 月ごとの含まれる枠を超えた分は、「オンデマンド」として、あとから月ごとに請求されます。API料金で、上乗せなし、とヘルプにあります。
- 個人の旧プラン(Pro、Pro+、Ultra)は、自分でオンデマンドをオンにする必要があります。Teams StandardとPremiumは、初期状態でオンです。
- 上限は、Cursorのダッシュボードの「Spending」タブで設定します。
Cursor Token Rate(TeamsとEnterpriseだけ)
対象になる他社モデルのリクエストに、100万トークンあたり$0.25が、API料金に上乗せされます(入力、出力、キャッシュされたトークンのすべて)。個人プラン、Cursor自前のモデル、AutoのCostモードにはかかりません。小型のモデル(Claude Haiku 5.5、GPT-5.6 Luna、一部のGemini Flashなど)は対象外です。完全な除外リストは、公式の「Models & Pricing」と「Cursor Token Rate」のページにあります。自分のAPIキーを使った場合も、TeamsとEnterpriseでは、このレートがかかる、とヘルプにあります。
モデルの選び方
選ぶ場所
ヘルプの「Available models」によると、チャット欄かエージェント欄のモデルセレクタで切り替えます。Cmd/Ctrl + / で順に切り替えることもできます。選んだものは、変えるまで保たれます。
公式が挙げる使い分け
- Auto。 日常の作業向け、と書かれています。
- Grok 4.7。 Cursorの主力で、いちばん難しい、長い作業向け、とあります。
- Composer。 対話的なコーディング向けの、速くて費用の小さい選択肢です。
- ClaudeのOpusとGPT-5.6 Sol。 複雑で、手順の多い作業に挙げられています。Geminiの上位モデルにも触れています。
モデルの一覧と、ページごとの食い違い
- 自前のモデルは、Grok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5。他社モデルはOpenAI、Anthropic、Googleのものです。
- Models & Pricingの他社モデルの表には、Claude Fable 5.1、Claude Opus 5.5、Claude Sonnet 5.5、Claude Haiku 5.5、GPT-5.6 Sol、GPT-5.6 Terra、GPT-5.6 Luna、Gemini 4 Argon、Gemini 3.1 Pro、Gemini 3.8 Flash、Muse Wonderが載っていました。ページに「Show more models」とあり、全部ではない可能性があります。
- 一方、ヘルプの「Available models」が示すルーターの対象は「GPT-5.5、Claude Opus 5、Grok 4.6、Claude Fable 5」で、料金表のモデル名とは版の表記が違います。どちらが新しいのかは、確かめきれていません。同じヘルプのページの中にも、ルーターの欄はGPT-5.5、使い分けの欄はGPT-5.6 Solと、版が混ざっています。
価格の例(100万トークンあたり、公式の表示)
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Grok 4.7(Fastなし) | $2 | $6 |
| Grok 4.7(Fast) | $4 | $12 |
| Composer 2.5 | $0.5 | $2.5 |
| Claude Sonnet 5.5 | $2 | $10 |
| GPT-5.6 Luna | $0.2 | $1.2 |
Cursorモデルの表は、プールを超えた分に適用される料金で、その表には単位の表記がありませんでした。他社モデルの表は「100万トークンあたり」と書かれています。
思考の強さ、Fast、コンテキストの長さ
- Grok 4.7の思考の強さ(effort)は、low、medium、high、xhighの4段階です。名前で選んだ場合の初期値はhigh、Autoも当面highだと書かれています。PlusではmediumのFastなしで固定され、変えられません。
- Fastモードは、Premium以上(旧プランではPro以上)で選べます。PlusとStartでは使えません。
- コンテキストは、標準が256kです。Grok 4.7には500kの長文脈の版があり、256kを超える入力には別の料金がかかります。
- Max Mode。 コンテキストを標準より広げる機能です。旧プラン(リクエスト制)だけで使え、モデルのAPI料金に20%を足した額になる、とあります。
Autoの3つのモード
Autoは「Cost」「Balance」「Intelligence」の3つです。
- Cost。 従来のAutoです。どのモデルが答えても、Cursorモデルの1件として数えられ、週ごとのプールから引かれます。個人プランではこれだけです。
- Balance と Intelligence。 TeamsとEnterpriseで、管理者が「Cursor Router」を有効にしたときだけ使えます。選ばれたモデルの定価で課金され、他社モデルにルーティングされると、前払いクレジットとCursor Token Rateがかかります。Cursor Routerは、Enterpriseでは初期状態でオフです。選ぶ場所は、Autoを選んだときのモデルセレクタの「Optimize For」と書かれています。
- Balance と Intelligence は、Costより使用量を早く減らす、とドキュメントにあります。
自分のAPIキー
「Cursor Settings」の「Models」でキーを入れます。OpenAI、Anthropic、Google、Azure、AWS Bedrockが挙がっています。公式によると、チャットのモデルだけで使え、タブ補完は使えません。個人プランでは、費用はキーの提供元に直接請求され、含まれる使用量や前払いクレジットは減りません。Cursorのゼロデータ保持の方針は、自分のキーのリクエストには適用されない、とも書かれています。
使用量の確認方法
| 見たいこと | 見る場所(公式の記載) |
|---|---|
| 週のプールの残りと次の更新日(The X Subscription) | エディタの設定(「Cursor Settings > Plan & Usage」)、またはgrok.com/dashboardの「Usage」 |
| 前払いクレジットの残高、使い道、補充の請求書 | grok.com/dashboard/billing |
| 旧プランの使用量(2つのプール、残り、オンデマンドの請求) | Cursorダッシュボードの「Spending」タブ(cursor.com/dashboard/spending) |
| 旧プランの請求と、含まれる使用量・オンデマンドの区別 | cursor.com/dashboard/billing(支払い方法はStripeの画面、請求書は同じページの「Invoices」) |
リリースノートによると、Cursor IDE 3.23(10月1日)で、Premium、Plus、Super、Ultraの各プランの「Plan & Usage」にプラン名と使用量のリセット日が出るようになり、クレジットの欄も加わりました。同じ日のAgents Window 3.23では、週ごとの上限に達すると「Buy Credits」と「Upgrade Plan」を出す通知が出ます。10月9日のAgents Window 3.24では、自動補充の設定行が「Buy Credits」の画面に加わっています。
今日からできること
- 自分のプランが新しい系統か旧プランかを、請求設定で確かめます。見る画面が変わります。
- エディタの設定で、プールの残りと更新日を見ます。
- 他社モデルを使う予定なら、先に前払いクレジットの仕組みを知ります。月ごとの追加使用量の上限を決めておくと、使いすぎを防げます。
- 迷ったときはAutoで始めます。難しい作業でうまくいかないときだけ、モデルを名前で選びます。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。価格、上限、メニュー名は、公式ページに表示されていたものを写したもので、動作の確認はしていません。
- 価格やプランは変わることがあります。料金ページにも「価格は変わることがある」と書かれています。数字は2026年10月22日の表示です。
- 公式のページの間で、モデル名の版や、プランの表示が食い違うところがあります(上に書いた2点)。どちらが最新かは、確かめきれていません。
- リリースノートは、前半と後半(約13.6万字のうち古い側の約3.6万字)の両方を読み直しました。10月12日付の項目や、The X Subscriptionへの言及は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- ドキュメントの使用量や請求の案内は、grok.comのダッシュボードを指しています。契約前に、自分のアカウントの画面を確かめてください。
- リリースノートの10月1日の項目に、すでにPlus、Premium、Super、Ultraというプラン名が出てきます。10月12日の発表より前です。この食い違いの理由は、読んだ範囲では分かりませんでした。
- 旧プランについては、ヘルプの「Pricing and plans」のほか、「Legacy Cursor Plans」のページ(cursor.com/docs/account/pricing/legacy-cursor-plans)も読み、価格と対応表が記事の旧プラン表と一致していました。このページにも日付の記載は読んだ範囲でありませんでした。なおStartは、無料プランのアカウントが買える形でインドでは残っている、と書かれています。
- この記事は、契約や税務の助言ではありません。
出典
- Cursor Pricing(Cursor公式、10月22日確認)
- Models & Pricing(Cursor Docs、10月22日確認)
- Models(Cursor Docs、10月22日確認)
- Pricing(Cursor Docs、10月22日確認)
- Legacy Cursor Plans(Cursor Docs、10月22日確認)
- Cursor Router(Cursor Docs、10月22日確認)
- Pricing and plans(Cursor Help、10月22日確認)
- What is The X Subscription?(Cursor Help、10月22日確認)
- Available models(Cursor Help、10月22日確認)
- Grok 4.7(Cursor Help、10月22日確認)
- API keys(Cursor Help、10月22日確認)
- Cursor Token Rate(Cursor Help、10月22日確認)
- Usage and limits(Cursor Help、10月22日確認)
- Usage-based charges(Cursor Help、10月22日確認)
- Spend limits(Cursor Help、10月22日確認)
- Spend alerts(Cursor Help、10月22日確認)
- Max Mode on legacy plans(Cursor Help、10月22日確認)
- Release Notes(Cursor Docs、10月22日確認)
- Introducing The X Subscription(x.ai、2026年10月12日、10月22日確認)