3行でいうと

  • 入れ方は2系統あります。画面のあるエディタ版(cursor.com/downloads から入手)と、ターミナル版のCLI(コマンドは agent)です。起動後は Cursor のアカウントでサインインします。アカウントは必須で、登録は無料と公式のヘルプに書かれています。
  • プラン名と価格は、公式の表示のまま表にしました。Free、Plus、Premium、Super、Ultra、Teams、Enterprise が並んでいます。古いプラン(Hobby、Pro、Pro+ など)は、既存の契約者向けに続いている、と書かれています。価格は変わることがあります。
  • VS Codeからは、Cursor Settings の General > Account にある「VS Code Import」で、拡張機能、テーマ、設定、キーバインドを取り込めます。拡張機能の入手元がVS Code Marketplaceではなく Open VSX、という違いが公式に書かれています。
  • 毎回の説明を省く仕組みが Rules です。.cursor/rules の Project Rules、ユーザー全体の User Rules、組織の Team Rules に加え、設定のいらないただのMarkdown AGENTS.md も使えます。

この記事は公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたもので、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はCursorを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。コマンド、メニュー名、設定名、価格は公式の表記を写しただけで、動作確認はしていません。公式の文章は要約の形で取得したため、引用は少数にとどめ、ほとんどは言い換えています。

先に結論

前提:用語をそろえる

言葉 この記事での意味 確かさ
Agent Cursorの中でAIが、ファイルを読み、編集し、ターミナルのコマンドを実行する機能。Cmd I(Mac)または Ctrl I(Windows/Linux)で開く 文書に書かれている
CLI ターミナルから使う版。コマンド名は agent 文書に書かれている
Cloud Agents ブラウザ、スマホ、Slack、GitHub、Linearなどから起動する、クラウド側で動くエージェント 文書に書かれている
Rules AIへの「いつも守ってほしい指示」を書いておく仕組み 文書に書かれている
AGENTS.md 設定項目のない、ただのMarkdownの指示ファイル。プロジェクトのルートかサブフォルダに置く 文書に書かれている
Privacy Mode 自分のコードがCursorやモデル提供元の学習に使われないようにする設定。くわしくは2本目の記事で扱います 文書に書かれている
使用量プール 有料プランに含まれる、週ごとに更新される利用枠 文書に書かれている

エディタ版のインストール

公式のQuickstartとダウンロードページ、ヘルプの手順をまとめます(確認日10月22日)。

OS 公式の記載
macOS macOS 12(Monterey)以降。.dmg形式。Apple SiliconとIntelに対応。ダウンロードページには Mac (ARM64)、Mac (x64)、Mac Universal が並ぶ
Windows Windows 10以降。.exe形式。ダウンロードページには x64 と ARM64 があり、それぞれ System と User のインストーラーがある
Linux Debian/Ubuntu 系は、GPG鍵とaptリポジトリ(downloads.cursor.com/aptrepo)を追加して sudo apt install cursor。RHEL/Fedora 系は /etc/yum.repos.d/cursor.repo を作って sudo dnf install cursor。持ち運び用に AppImage もある

Quickstartは、aptとyumのパッケージを勧めています。デスクトップのアイコン、自動更新、CLIツールが付くから、という理由です。メモリやディスクなどのハードウェア要件は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

ヘルプの「インストール」ページの流れは、次のとおりです。ダウンロードしたファイルを開く、Macならアプリケーションフォルダへ移す、Windowsならインストーラーの案内に従う、起動する、初回に Cursor アカウントでサインインする、File > Open Folder でプロジェクトのフォルダを開く、です。ダウンロードページの最新版表示は 3.24 でした。版番号は変わります。

CLIのインストールとログイン

公式のCLIのページに載っているコマンドです。

ログインは、agent login でブラウザが開き、Cursorアカウントでサインインします。ブラウザを開かずURLだけ出したいときは NO_OPEN_BROWSER=1 agent login です。agent logout で認証情報を消し、agent status で状態を見ます。自動化やCI向けには、ダッシュボードの API Keys で作ったキーを、環境変数 CURSOR_API_KEY で渡す方法があり、公式はこの環境変数を推奨としています。コマンドライン引数の --api-key もあります。

僕らの注意です。「ネットの文字列をそのままシェルに渡して実行する」形のコマンドなので、実行前に中身を読む習慣をつけたいところです。これは公式の文言ではなく、僕らの見立てです。

アカウントとプラン(公式の表示のまま)

ヘルプには、Cursorアカウントが必要で、サインアップは cursor.com で無料と書かれています。サインインの方法(メール、外部アカウントなど)は、読んだ範囲では見つかりませんでした。登録ページ自体は、取得が許可されず読めていません。

料金は、公式の「Models & Pricing」と、ヘルプの「Pricing and plans」に載っていました。2つのページで同じ表でした。ヘルプのページは、この体系を「The X Subscription」と呼んでいます。

プラン 月額(公式表示) 含まれる使用量(公式表示) 確かさ
Free $0 Limited 文書に書かれている
Plus $8 Base 文書に書かれている
Premium $30 4x Plus 文書に書かれている
Super $100 15x Plus 文書に書かれている
Ultra $200 50x Plus 文書に書かれている
Teams 1席あたり $30、$100、$200 席の段階に応じる 文書に書かれている
Enterprise 個別見積もり(Custom) プールで共有 文書に書かれている

年額は、Plus が $80、Premium が $300、Super が $1,000、Ultra が $2,000 と書かれています。税は含まれません。日本円の表示は、読んだ範囲では見つかりませんでした。上の金額は2026年10月22日に公式ページで読んだもので、変わることがあります。購入前に必ず公式の最新の表示を見てください。

プランごとの違いとして、公式に書かれていた点です。

使用量の考え方。 有料プランには、Cursorのモデル用に「週ごとのプール」が1つ付き、エディタのAgent、CLI、Cloud Agentsなどで共有される、と公式は書いています。プールが尽きたときは、更新を待つ、前払いクレジット(トップアップ)を使う、プランを上げる、の選択肢が書かれています。月ごとの追加利用の上限を決める設定もあります。

切り替えの注意(ヘルプの記載)。 古い契約者がこの新しい体系に切り替えると、いまのCursorの契約は日割りの返金つきで解約され、この変更は元に戻せない、と書かれています。古いプランは新規の人には提供されず、既存の契約者には続きます。古いプランの名前と価格は、Hobby(無料)、Pro($20/月)、Pro+($60/月)、Ultra($200/月)、Teams Standard($40/人/月)、Teams Premium($120/人/月)で、インド向けの Start は ₹649/月(税込)と表示されていました。無料トライアルについては、読んだページには書かれていませんでした。

VS Codeから移る

ヘルプとdocsの「VS Code Migration」を読みました。

1回のクリックで取り込む。 Cursor Settings を開き(Mac は Cmd+Shift+J、Windows/Linux は Ctrl+Shift+J)、General > Account の VS Code Import で Import を押します。拡張機能、テーマ、設定、キーバインドが取り込まれる、と書かれています。何が取り込まれないのか、設定がぶつかったときにどうなるのかは、読んだ範囲では見つかりませんでした。

手動でプロファイルを移す。 もっと細かく決めたい人、別のパソコンへ移す人向けです。VS Code側で、コマンドパレットから「Preferences: Open Profiles (UI)」を開き、プロファイルの3点メニューから「Export Profile」でファイルかGitHub Gistへ書き出します。Cursor側でも同じ「Preferences: Open Profiles (UI)」を開き、「New Profile」の横のメニューから「Import Profile」を選び、Gist のURLかファイルを指定して「Import」を押し、できたプロファイルを有効にします。

違うところ。 - 拡張機能は Open VSX から入ります。ヘルプは、すべてのVS Code拡張機能が載っているわけではなく、まったく同じに動かないものもある、と書いています。 - 既定のキーボードショートカットはVS Codeと同じです。 - Cursor のアクティビティバー(左端のアイコン列)は、既定で横向きです。縦にしたいときは、設定 workbench.activityBar.orientation を vertical にして、Cursorを再起動します。 - Cursor は VS Code を定期的に取り込んだ形ですが、安定性のために、少し古いVS Codeの版で動くことが多い、と書かれています。 - CursorとVS Codeは別のアプリで、同じプロジェクトを両方で開いて使えます。

最初に決めること:どこで、どのフォルダで、何から

1. どこで使うか。 エディタ版、CLI、Cloud Agentsの3つが、公式のダウンロードページに並んでいます。迷ったら、エディタ版が出発点です。Cloud Agentsは、クラウドの機械でエージェントを動かす形で、2本目の記事で扱うように、承認の仕組みがエディタ版とは違います。

2. どのフォルダで始めるか。 Quickstartは、アプリを開いてサインインし、フォルダを選んで、小さな作業から始めるよう書いています。エージェントは、そのフォルダ(ワークスペース)の中のファイルを、承認なしで編集できる、とセキュリティのページに書かれています。つまりフォルダ選びは、作業の範囲を決めることでもあります。大事なものが入ったフォルダの直下で、いきなり始めない、というのが僕らの見立てです。

3. 最初の作業。 Quickstartの流れは次のとおりです。

  1. Agent を開いて(Cmd I または Ctrl I)、コードベースの説明を頼む。公式の例文は、入口になるファイルや主要なモジュールを教えて、というもの。
  2. 小さく安全な改善を3つ、利点と欠点つきで挙げてもらい、選んで頼む。コピーの修正や小さなUIの直しなど、リスクの低い作業を勧めています。
  3. 差分(diff)の画面で変更を確認し、テスト、型チェック、リント、ビルドなど、プロジェクトの既存の確認コマンドを走らせてもらう。
  4. 複数のファイルにまたがる変更や、調べものが多い作業では、エージェントの入力欄で Shift+Tab を押して Plan Mode にする。コードを調べ、質問をし、計画を作り、承認を待ってから作る、と書かれています。

4. 戻せるようにしておく。 Agentは、大きな変更の前に、変更するファイルのスナップショット(チェックポイント)を作り、チャットの履歴から戻せます。ただしチェックポイントはローカルに保存され、Gitとは別物です。セキュリティのページは、ファイルの変更はすぐディスクに書かれるので、元に戻すにはバージョン管理を使うよう書いています。始める前にGitで状態を残しておくのが安心、というのは僕らの見立てです。

5. Privacy Modeを確認する。 初回のセットアップの流れに、Privacy Modeを選ぶ画面があるかどうかは、読んだページには書かれていませんでした。設定の場所は Cursor Settings > General です。仕事のコードを扱うなら、先に2本目の記事を読んでください。

RulesとAGENTS.md:毎回の説明を省く仕組み

公式のRulesのページによると、指示の置き場所は4種類です。

種類 置き場所 範囲
Project Rules .cursor/rules プロジェクトごと。バージョン管理に入れられる
User Rules Customize > Rules 自分の全プロジェクト。使われるのは Agent(Chat)だけ
Team Rules Cursorのダッシュボード 組織全体。TeamとEnterpriseプランのみ
AGENTS.md プロジェクトのルート、またはサブフォルダ .cursor/rules の代わりに使える、ただのMarkdown

Project Rulesの書き方。 拡張子は .mdc で、先頭にメタデータ(frontmatter)を書きます。拡張子が .md だけのファイルはメタデータがないので無視される、と公式に書かれています。項目は description、globs、alwaysApply の3つで、ルールの種類のドロップダウンを切り替えると、これらが変わります。適用のしかたは4通りです。

ファイルの参照。 ルールの中で @service-template.ts のようにファイルを書いても、中身がそのまま入るわけではなく、Agentが必要なときに道具で読みに行く、と書かれています。いつも文脈に入れたいことは、ルール本体に書きます。

AGENTS.md。 メタデータも設定もない、ただのMarkdownを、プロジェクトのルートに置きます。サブフォルダにも置け、そのフォルダ以下のファイルを扱うときに適用されます。親フォルダの指示と合わさり、細かい側が優先されます。CLIについては、.cursor/rules に加えて、プロジェクトのルートの AGENTS.md と CLAUDE.md も読んで適用する、と書かれています。

Team Rules。 管理者がダッシュボードで作ります。「Enforce this rule」を付けると必須になり、利用者が Customize で無効にできなくなります。優先順位は、Team Rules、Project Rules、User Rules の順で、すべて合わされ、ぶつかる場合は前の側が勝ちます。公式は、ルールを強制しても、AIへの指示は唯一のセキュリティ対策にしないように、と注意しています。

書き方のコツ(公式の記載)。 1つのルールは500行未満にし、大きいものは小さく分けます。具体的に書き、例や参照ファイルをつけます。ファイルは写さず参照して、古くならないようにします。スタイルガイドを丸ごと貼る、エージェントがすでに知っているコマンドを書く、めったにない例外を書く、は勧められていません。ルールは、同じ間違いをエージェントが繰り返すときに足し、gitに入れます。

ほかの注意。 User Rules は、インライン編集(Cmd/Ctrl+K)には適用されません。Rules は Cursor Tab など、ほかのAI機能には影響しません。リポジトリのルールの取り込みは自動ではなく、プラグインにして、マーケットプレイス経由で公開する必要があるとされ、.cursor-plugin/marketplace.json が要るとも書かれています。.cursorrules という古い形式については、読んだページに記載がありませんでした。

誤解されやすい点と、今日からできること

誤解されやすい点

今日からできること、避けたいこと

気をつけること

出典