3行でいうと
- 入口は、Web(chatgpt.com)、iOSとAndroidのアプリ、デスクトップアプリです。公式のFAQは、対応地域ではアカウントなしでも試せると書いています。どの機能にアカウントが要るかは、FAQでは確認できていません。
- プランの名前は、公式ページでは Free、Go、Plus、Pro と、組織向けの Business、Enterprise などです。金額は変わるので、公式の表示を見てください。ヘルプには Plus は月20ドルの月払い、年払いはなしと書かれています。
- 最初に決めたいのは、①どのアカウント(ログイン方法)か、②学習への利用の設定、③メモリを使うか、④毎回の前置きを「カスタム指示」に書くか、の4つです。2つ目は別の記事(02)で詳しく扱います。
この記事は、公式ドキュメントを2026年10月22日に読んでまとめたものです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はChatGPTを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。メニュー名や設定名は公式の表記を写しています。公式の文章は要約の形で取得したため、長い引用はせず言い換えています。
先に結論
- まず決めること。 ①どこで使うか(Web、スマホアプリ、デスクトップアプリ)、②どのログイン方法で入るか、③どのプランか、の3つです。
- ログイン方法は一度決めたら揃える。 公式のログインのヘルプは、最初に登録したのと同じ方法で入るよう書いています。方法が違うと別のアカウントになることがあり、自動では統合されません。
- 覚えてもらう機能は2種類ある。 自分で書く「カスタム指示」と、ChatGPTが会話から使う「メモリ」です。どちらも設定で止められます。
- 試すだけなら、履歴を残さない使い方もある。 「Temporary」のチャットを選ぶと、履歴に残らず、メモリも作られません。詳しくは02で扱います。
前提:用語をそろえる
- Web版:ブラウザで chatgpt.com を開いて使う版です。
- ChatGPT Classic:公式のヘルプとリリースノートによると、2026年7月9日に新しいデスクトップアプリが出て、前のアプリは「ChatGPT Classic」の名前で残っています。
- カスタム指示:自分についてや、返答のしかたの希望を文章で書いておく機能です(Custom Instructions)。
- メモリ:過去の会話や、覚えておいてと頼んだことを、あとの会話で使う機能です(Memory)。
- Project(プロジェクト):関連するチャット、ファイル、指示をひとまとめにする機能です。
- Temporary Chat(一時チャット):履歴に残らない特別なチャットです。
たとえ話:新しい秘書に、名刺と引き継ぎメモを渡す
ChatGPTを、新しく来た秘書だと考えてみます。まず「社員証」(アカウント)が要ります。次に「契約の種類」(プラン)、「どの机で働いてもらうか」(Web、スマホ、デスクトップ)を決めます。最後に、毎回同じ説明をしなくて済むように「引き継ぎメモ」(カスタム指示)を渡し、さらに「覚えておいてよいこと」(メモリ)の範囲を決めます。これは僕らのたとえで、公式の表現ではありません。
アカウントとログイン
公式のログインのヘルプ(Why can't I log in to ChatGPT?)に書かれている内容を整理します(確認日10月22日)。
| 方法 | 画面上の名前(公式の記載) |
|---|---|
| メールとパスワード | Username + Password |
| Continue with Google | |
| Microsoft | Continue with Microsoft |
| Apple | Continue with Apple |
- Appleで「メールを隠す」を選んだ場合、アカウントのメールアドレスが
@privaterelay.appleid.comになることがある、と書かれています。 - 公式は、最初に登録した方法で入るよう求めています。違う方法で入ると、「Wrong authentication method」などの表示が出て、別のアカウントができることがあり、OpenAIは自動ではアカウントを統合しない、と書いています。
- 電話番号については、ヘルプはSMSをメールによるログインや認証の代わりにはならない、と書いています。電話番号での登録方法そのものは、読んだ範囲では説明が見つかりませんでした。
- ログインのつまずき方として、Cookie(サードパーティのものも含む)とJavaScriptを許可すること、
noreply@openai.comのメールを届くようにしておくこと、VPNを切ること、などが挙げられています。 - 会社や学校のSSO(一度のログインで複数のサービスに入る仕組み)で入る場合は、招待が正しいメールアドレスに送られているかを管理者に確認する、と書かれています。
ログインしないで使えるかについて、公式のFAQは、対応地域ではアカウントなしで試せると書いています。OpenAIの2024年4月1日のブログも同じ趣旨ですが、ページ自身が古いと注記しています。そのブログは、履歴の保存と見直し、チャットの共有、音声会話、カスタム指示などをアカウントがあると使えるものとして挙げています。現行のFAQには、この対応は書かれていませんでした。
年齢の条件は、公式の利用規約(Terms of Use。EEA・スイス・英国以外の個人向け版で、2026年1月1日発効と表示。EEA・スイス・英国向けは別の規約)に、13歳以上(またはその国の最低年齢)で、18歳未満は保護者の許可が要る、と書かれています。くわしくは02で扱います。
プラン:名前と、公式が書いている範囲
公式のプランのページ(chatgpt.com/plans)には、Free、Go、Plus、Pro が並んでいます。僕らが読んだ範囲では、金額は表示されておらず、各プランに「/ month」とあり、Pro には「From」が付いていました。ページの違いにも注意が必要です。公式の古い版らしい料金ページ(openai.com/chatgpt/pricing)には、Team という名前や古いモデル名が出ていて、今のプラン名とは合いません。この記事では使いませんでした。
ヘルプの記載で、金額や条件が読み取れたものを書きます(確認日10月22日。金額は変わることがあります)。
| プラン | 公式のヘルプに書かれていること |
|---|---|
| Free | 日常的なテキストチャットは無制限(乱用対策の範囲で)。ファイルのアップロード、画像生成、音声、データ分析などには、別の利用上限がある |
| Go | 低価格の購読プラン。Freeの内容に加えて、利用上限の引き上げ、画像生成とファイルアップロードの増加、プロジェクト、タスク、カスタムGPT、Libraryなどにアクセスできる(現在の提供状況と保存容量の上限による)。金額はヘルプには書かれておらず、料金ページを見るよう案内されている。購入は米ドル建てで、現地通貨は一部の国だけ、と書かれている |
| Plus | 月20ドル、月払い。年払いや数か月の前払いはない。APIの利用は別に請求される。混雑時などに、メッセージ数の上限が付くことがある、と書かれている |
| Pro | 「From」つきの月額で、複数の使用量の段階がある、とプランのページに書かれている。2026年9月10日以降、Pro 200ドルの新規申し込みと切り替えは一時停止中、とPlusのヘルプに書かれている |
| Business、Enterprise、Edu | 組織向け。学習に使わない既定など、別の扱い(02で扱います) |
その他、公式の記載から次のことが読めます。
- 申し込みは、ログインして、プロフィールのアイコンから「Upgrade Plan」を選びます。Plusは「Get Plus」、Goは「Try Go」です。
- 解約は、chatgpt.com で、プロフィールのアイコン、「Settings」、「Account」の順です。
- PlusやProからGoへ切り替えると、現在の請求期間の終わりに反映され、返金はない、とGoのヘルプに書かれています。
- Goには広告が出る可能性があります。Goのヘルプは、広告が将来テストされるかもしれないと書き、プランのページはGoに「may include ads」と書いています。リリースノートには、2026年6月4日に英国のFreeとGoで広告の提供を始める、有料プランは広告なし、とあります。このほか2026年4月16日にオーストラリア、ニュージーランド、カナダでも開始、とあります。日本での扱いは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 日本円での価格表示や、日本向けのプランの違いは、公式のページでは確認できていません。
プランによって変わる、家族向けの設定
- 18歳未満と判断されたアカウントは、広告が表示されません。年齢の扱いは02で書きます。
アプリとWebのどれを使うか
公式のダウンロードページ(chatgpt.com/download)には、次のものが並んでいます(確認日10月22日)。
- デスクトップアプリ(ChatGPT Work と Codex を含む)
- ChatGPT Classic for Mac、ChatGPT Classic for Windows(Microsoft Store経由)
- ChatGPT for iOS、ChatGPT for Android
- Chrome拡張
ヘルプとリリースノートには、2026年7月9日に、Chat、Work、Codexを1つにした新しいデスクトップアプリがmacOSとWindowsで出て、前のアプリは ChatGPT Classic として残る、と書かれています。「ChatGPT Work」は、デスクトップとモバイルのアプリで使え、Plus、Pro、Business、Enterpriseのプランで使える、とダウンロードページにあります。
読んだページの中で、動作条件の記載が食い違っています。macOSのヘルプは macOS 14以降で、Apple SiliconとIntelの両方、と読めました。別のダウンロードページの要約は Apple Siliconのみ、と読めました。Windowsのヘルプは、Windows 10以降の条件とMicrosoft Storeでの入手を書いていますが、その記事は前のアプリ向けの内容に見えました。そのため、動作条件は公式のダウンロードページで直接確かめてください。僕らは確定できていません。
Androidのヘルプは、Google Playで、公開元がOpenAIであることを確かめるよう書いています。ログインには、Chrome(またはBrave)が入っている必要があると書かれています。iOSのアプリの動作条件は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
最初に決めること:4つ
- どのログイン方法か。 上のとおり、あとで別の方法を使うと別アカウントになりえます。仕事用と個人用は、メールアドレスを分けて持つのが分かりやすい、と僕らは考えます。これは僕らの見立てで、公式の推奨ではありません。
- 学習への利用を許すか。 Free、Plus、Proでは、公式のヘルプによると「Improve the model for everyone」が既定で有効です(そのヘルプにはGoの記載がありません)。最初に確認したい設定です。くわしくは02です。
- メモリを使うか。 次の節です。
- 毎回の前置きを書いておくか。 カスタム指示の節です。
メモリ:何が覚えられ、どこで止めるか
公式の「Memory in ChatGPT」によると、メモリが有効のとき、ChatGPTは過去のチャットや、保存されたメモリ、カスタム指示、Libraryのファイル、つないだアプリ(Gmailなど)から、関連しそうな内容を使えます。すべてを保持するわけではなく、その時の話に関係しそうなものを選ぶ、と書かれています。
メモリには、別々に操作できる2つの流れがあります。
| 名前(公式の表記) | 中身 |
|---|---|
| Reference saved memories | あなたが覚えてと頼んだ内容や、ChatGPTが役立つとして保存したもの。元のチャットを消しても残る |
| Reference chat history | 過去の会話から取り出した関連情報。時間とともに変わりうる |
- 設定は、Settings、Personalization、Memory の順です。Reference saved memories を止めると、Reference chat history も自動で止まります。
- Memory summary から、訂正や「Don't mention this again」ができます。「Delete and turn off memory」を選ぶと、まとめられたメモリを消してメモリをオフにします。チャット自体は消えません。
- 保存されたメモリは、Memoryの設定から消すか、ChatGPTに忘れるよう頼みます。完全に消したいときは、保存されたメモリと元のチャットの両方を消し、要約やLibraryのファイルなど、ほかの場所にも残っていないか確かめる、と書かれています。消去が行き渡るには時間がかかり、消した保存メモリのログが安全とデバッグのために最長30日残ることがある、とあります。
- Reference chat history をオフにすると、過去の会話から覚えた情報は30日以内にOpenAIのシステムから消す予定になる、と書かれています。元のチャットは履歴に残ります。
- 更新の履歴として、リリースノートには、2026年6月12日に、メモリをまとめ画面から消せるようになり、チャットを消さずにメモリをオフにできるようになった、2026年8月14日に、プロジェクトごとに「project-only memory」へ切り替えられるようになった、とあります。
- メモリの機能は、プラン、地域、プラットフォーム、ワークスペースの設定で違う、設定が見えない場合はまだ使えないのかもしれない、と書かれています。
メモリを使いたくない会話には、Temporary Chat で「Unpersonalized」を選ぶ方法があります。公式は、機微な内容は、メモリに入りうるので、非個人化の一時チャットを使うよう案内しています。
カスタム指示:毎回の前置きを書いておく
公式のカスタム指示のヘルプ(ChatGPT Custom Instructions)によると、次のとおりです。ページに古さが見える部分もあるため、画面の表記は手元で確かめてください。
- 場所は、WebとデスクトップでSettings、Personalization、Custom Instructions です。iOSとAndroidでは Settings、Customize ChatGPT です。
- 「Enable customization」がオンになっていることが条件です。オフにすれば、文章は残したまま止められます。
- 文字数の上限は、FreeとGoが1,500文字、Plus、Pro、Business、Enterprise、Educationが5,000文字です。
- 反映のしかたは、同じページの中で食い違っています。設定の節は「すでにあるチャットにも、すぐに反映される」と書き、FAQは「更新はこれからの会話にだけ反映される」と書いています。どちらが現行かは確認できていません。
- 共有リンクを見る人には、カスタム指示は共有されません。
- プラグインを使うと、関連する内容がプラグインの開発者に渡ることがあるため、信頼できるものだけ使うよう書かれています。
- 書いた内容は、モデルの改善に使われうる、とあり、止め方は学習の設定のヘルプに案内されています。データのエクスポートには含まれます。
Projectの中では、プロジェクトの指示(Project settings)が、全体のカスタム指示より優先される、と書かれています(EnterpriseとEduでは、プロジェクト内でカスタム指示は使えません)。Projectのファイル数の上限は、Freeが5、GoとPlusが25、Edu、Pro、Business、Enterpriseが40と書かれています。
誤解されやすい点と、今日からできること
誤解されやすい点
- 「カスタム指示に書けば、必ず守られる」とは書かれていない。 公式のヘルプは、反映のしかたを保証する書き方をしていません。重要な前提は、会話の中でも確かめてください(僕らの見立てです)。
- 「Plusにすれば何でも無制限」ではない。 Plusのヘルプは、メッセージ数の上限など、利用の上限が付くことがあると書いています。
- 「メモリ」は一つの機能ではない。 保存されたメモリと、チャット履歴の参照は、別々のスイッチです。
今日からできること
- 公式のダウンロードページか chatgpt.com で、使う入口を決める。
- ログイン方法を1つ決め、メモ(パスワード管理ツールなど)に残す。
- Settings の Data controls を開き、「Improve the model for everyone」の状態を見る(02で解説)。
- Settings の Personalization で、Memory とCustom Instructions を開き、オンかオフかを自分で決める。
- 機微な相談をするときは、Temporary Chat の Unpersonalized を試す。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。運営者はChatGPTを入れていますが、使い心地はこの記事には書いていません。公式のヘルプ、プランのページ、リリースノートを読んだ範囲です。
- 公式ページは要約の形で取得しました。取得した版の古さがまちまちで、読んだページ同士の食い違い(デスクトップアプリの動作条件、料金ページの内容)がありました。確かでないところは、そう書きました。
- プランの金額と使用量の上限は、変わりやすいものです。ここに書いた金額は、PlusのヘルプとGoのヘルプに書かれていた範囲です。日本円の価格は、公式のページでは確認できていません。
- 電話番号での登録方法、iOSアプリの動作条件、日本での広告の扱いは、読んだ範囲では見つかりませんでした。
- 規約や年齢の条件の解釈は、専門家や公式に確認してください。この記事は法律の助言ではありません。
出典
- ChatGPT FAQ(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Why can't I log in to ChatGPT?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Start using ChatGPT instantly(OpenAI、2024年4月1日、10月22日確認)
- ChatGPT plans(chatgpt.com、OpenAI、10月22日確認)
- What is ChatGPT Plus?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- What is ChatGPT Go?(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Using ChatGPT's Free plan(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Download ChatGPT(chatgpt.com、OpenAI、10月22日確認)
- Downloading the ChatGPT macOS app(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Using the ChatGPT Windows app(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT Android App FAQ(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT release notes(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Memory in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- ChatGPT Custom Instructions(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Projects in ChatGPT(OpenAI Help Center、OpenAI、10月22日確認)
- Terms of Use(OpenAI、2026年1月1日発効、10月22日確認)