3行でいうと
- Obsidianのメモは、フォルダの中にある、ふつうの文章ファイル(Markdown)です。
- ObsidianとClaude Codeを直接つなぐ専用機能は見つからず、共通のフォルダでつなぐ形です。
- Claude Codeには有料プランが要り、Proは月20ドルです。Obsidian本体は無料です。
- 作業の前に、メモのフォルダ(保管庫)のコピーを取っておいてください。
メモが数百件になると、タグはばらばら、同じ内容のノートが二つ、あとから探せない、ということが起きます。それを一件ずつ直すのは大変です。そこで、ObsidianのメモをClaude Code(クロード・コード)という「パソコンの中の作業をAIに手伝わせる道具」に任せられないか、と考える人がいます。
この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は「文書から組み立てた想定」です。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けました。
先に結論
- Obsidianは、メモを「保管庫(Vault)」というフォルダの中に、Markdown(マークダウン)という素朴な文章ファイルとして保存します。公式の文書にそう書かれています。
- Claude Codeは、パソコンのフォルダを開いて、中のファイルを読み、直す道具です。公式の説明は「プログラムを作る道具」として書かれていますが、ファイルを読んで直す仕組みそのものは、メモのフォルダにも当てはまると読めます。
- 2つを直接つなぐ専用機能(ボタンや公式のプラグイン)は、僕らが読んだ範囲では見つかりませんでした。Claude Codeの文書の目次にも、Obsidianの文字は出てきませんでした。確認できていません。公式に書かれているのは、「フォルダを共通の場所にする」ことだけです。
- お金は、Claude Codeを使える有料プラン(Proは月20ドル)が必要です。Obsidian本体は無料です。
- 見立てです。便利さと同じくらい、「AIが間違えて消す・書き換える」場合の備えが大切です。作業の前に、保管庫のコピーを取ってください。
それぞれ何か
Obsidian
Obsidian(オブシディアン)は、メモを書き、ノート同士を結びつけるアプリです。公式の文書によると、ノートはMarkdown形式の普通の文章ファイルで、「保管庫」と呼ばれるフォルダに入ります。保管庫は、OSが許す場所ならどこにでも置けます。設定やプラグインは、保管庫の中の「.obsidian」という隠しフォルダに入ります。
公式の「About」ページは、データを「自分の機器に置く」「閉じた形式にしない」という考えを掲げています。
料金は、公式の料金ページ(2026年10月22日確認、米ドル、税や他の通貨の記載は読んだ範囲では見つからず)で次のとおりです。
| 項目 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| アプリ本体 | 無料 | 登録も不要と書かれている |
| Sync(端末間の同期) | 月4ドル(年払い)/月5ドル(月払い) | Standardは保存容量1GB、履歴1か月(10月8日に別ページで確認。10月22日は読み直していません) |
| Publish(メモの公開) | 月8ドル(年払い)/月10ドル(月払い)。1サイトあたり | |
| 商用ライセンス | 年50ドル(1人) | 払うことは必須ではない、と書かれている |
Syncの月4ドル/月5ドルは、10月8日に料金ページと、Syncの説明ページの2か所で確かめ、10月22日に料金ページで同じ金額を確かめ直しました。
Claude Code
Claude Codeは、Anthropic(アンスロピック)社が出している、パソコンの中の作業をAIに任せる道具です。公式の概要ページは、場所を選んで使えると説明しています。ターミナル(黒い文字の画面)、VS CodeやJetBrainsという開発用ソフト、デスクトップアプリ、ブラウザ、の5つです。ほとんどはClaudeの有料プラン、またはAPIの契約(Consoleのアカウント)が要ります。
使い始めは、ターミナルなら「フォルダへ移動して claude と打つ」だけです。初めてのときはログインを求められます。デスクトップアプリは、起動して「Code」タブを開く形で、有料の契約が必要と書かれています。
なぜ組み合わせるのか:役割分担
見立てです。得意な場所がきれいに分かれています。
| 役割 | Obsidian | Claude Code |
|---|---|---|
| メモを書く・読む・つなぐ | 担当(ふだんの画面) | 担当しない |
| 保存の形 | Markdownのファイルを持つ | 同じファイルを読み書きする |
| たくさんのノートへの一括作業 | 手作業(件数が多いと大変) | 担当(頼めば複数のファイルを順に直す) |
| 作業のルールの記憶 | なし | CLAUDE.mdという指示書を毎回読む |
Obsidianは「人が見る画面」、Claude Codeは「裏方の作業員」と考えると分かりやすいです。作業員は、同じ保管庫の中のファイルを直し、人はObsidianで結果を見ます。
つなぎ方:公式に書かれた範囲
専用の連携はないので、ここに書くのは「共通のフォルダを使う」手順です。文書から組み立てた想定です。
- 保管庫の場所を確かめる。 Obsidianの保管庫はただのフォルダです。場所が分かれば、Claude Codeからも開けます。
- コピーを取る。 作業の前に、保管庫のフォルダごと別の場所へ複製します(後述)。
- Claude Codeを入れる。 公式の概要ページに、Macなら
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashなど、環境ごとのコマンドが載っています。Windowsにも別のコマンドがあります。 - 保管庫のフォルダで起動する。 概要ページの手順は「プロジェクトのフォルダへ移動して
claudeを実行」です。保管庫を、その「プロジェクトのフォルダ」として扱います。 - 信頼の確認に答える。 初めて開くフォルダでは、信頼してよいかを聞く画面が出ると、セキュリティのページに書かれています。
- 最初は読むだけの頼みごとにする。 たとえば「このフォルダにあるノートの種類と数を説明して」。直させるのは、そのあとにします。
指示書(CLAUDE.md)を保管庫に置く
Claude Codeの「記憶」の文書によると、CLAUDE.mdは、毎回の会話の始めに読み込まれる文章ファイルです。置く場所は、プロジェクトのフォルダの直下(./CLAUDE.md)などです。ここに、守ってほしいことを書きます。
保管庫の場合は、たとえば次のような内容が考えられます(これは僕らの例で、公式の文例ではありません)。
- ファイル名は「日付 題名.md」の形にそろえる
- 勝手に削除しない。いらなさそうなノートは、削除せず一覧にして報告する
- 日記のフォルダは読んでも書き換えない
文書には注意も書かれています。CLAUDE.mdは「設定として強制するもの」ではなく、AIへの参考情報として扱われます。確実に止めたい行動は、別の仕組み(フック)を使う、とあります。長さは200行以内が目安で、長いと守られにくくなる、と書かれています。読み込めたかは、会話の中で /context と打って確かめます。
/init という、指示書を自動で作る命令もありますが、文書の説明は「コードの構成を調べて作る」ものです。メモのフォルダで、どう働くかは確認できていません。
安全のしくみ:何を勝手にやるのか
公式のセキュリティと権限の文書から、保管庫に関係する点を並べます。
- 読むだけは聞かれない、書くときは聞かれる。 手動モード(設定名はdefault)では、フォルダ内のファイルを読むのは確認なし、ファイルの書き換えとコマンドの実行は確認ありです。
- ただし、起動時の標準は手動ではありません。 公式の権限モードのページとセキュリティのページには、ターミナルとVS Codeの標準の開始モードは「autoモード」だと書かれています。権限モードのページによると、Claude Codeの版がv2.1.283以降ならこの標準になり、それより前の版では、Pro、Max、Teamのプランだけがautoで始まります。autoモードは、別のAIが危険かどうかを見張る形で、人の確認を減らす仕組みです。同じページの表では、作業フォルダの中のファイルの書き換えは、autoモードでは確認なしで通ると読めます。保管庫を作業フォルダにして開くと、書き換えが確認なしで進む場合がある、ということです。1回ずつ自分で確かめたいときは、Shift+Tabで切り替えられます。autoから押していくと、手動、Accept edits、計画の順に回る、と書かれています。
claude --permission-mode planのように、起動のときに指定する方法もあります。 - 計画モード。 調べて計画を示し、承認を待ってから作業する形です(費用のページに、Shift+Tabで入ると書かれています)。最初の整理には合うと思います。
- フォルダの外。 セキュリティのページによると、手動モードでは、始めたフォルダの外のファイルを読み書きする前に、確認が出ます。ただし、あなたが承認したコマンドは、ユーザーに許された場所ならどこへでも書ける、と明記されています。確認の画面は、読んで答えてください。
見立てです。メモの整理で一番こわいのは、一括置き換えの失敗です。最初は計画モードか手動モードで、変更の内容を見てから許可するのが安全だと思います。
事故に備える:コピーと復元
Obsidianの公式ヘルプには、保管庫の守り方が書かれています。
- バックアップのページ: 「同期はバックアップではない」と書かれています。Obsidian Sync、iCloud、OneDrive、Dropboxは、端末の中身をそろえるものなので、間違えた変更も、そのまま広がります。別の場所への一方向のコピーを取るよう勧めています。Gitを使うプラグインや、Macのタイムマシンなどが例に挙がっています。
- ファイル復元(File recovery)プラグイン: 標準で入っている機能で、5分以上あけて保存の記録(スナップショット)を残し、標準で7日間とっておきます。対象は.mdと.canvasのファイルだけで、端末の中だけに保存され、同期されません。公式も「完全なバックアップではない」と書いています。
ここで確認できていないことがあります。Claude Codeのような外のプログラムがファイルを書き換えたときにも、このスナップショットが残るのかは、読んだページに書かれていません。頼らず、保管庫のコピーを別に取ってください。
また、ノート同士のリンクは、Obsidianの中で名前を変えると自動で直る、と公式にあります。外のプログラムが名前を変えたときも直るのかは、読んだ範囲では確認できていません。
料金
Claude Codeを使うための条件は、公式の料金ページ(2026年10月22日確認、金額は米ドルの「$」表記で、通貨名の明記は確認できていません。税は別)で次のとおりです。
| プラン | 月額 | Claude Code |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 含まれない |
| Pro | 月20ドル(年払いは月17ドル相当、1年分200ドルを前払い) | 含まれる |
| Max | 月100ドルから | 含まれる |
Proの月20ドルは、10月22日に料金ページで確かめ直しました(10月8日にはサポート記事でも確かめましたが、サポート記事は10月22日には読み直していません)。Maxの細かい段階と、使える量の目安は、サポート記事が古いモデル名で書かれていたため、書きません。
使える量には上限があります。費用のページには、上限に達したときの表示と、上限を超えて使うための「使用量クレジット」の仕組みが書かれています。長い会話は、毎回の送信に会話全体が含まれるため、使う量が増えます。話題が変わったら /clear で区切ると節約になる、と同じページに書かれています。保管庫が大きいほど、読ませる量も増えるはずです。
APIの契約(Consoleのアカウント)で使う場合は、使った分のトークン(AIが文章を数える単位)に応じた従量課金です。
向く人・向かない人
見立てです。向きそうなのは、次のような人です。
- メモが数百件あり、タグやファイル名の整理で手が止まっている人。
- 黒い画面で、コマンドを数個打つことに抵抗が少ない人。
- 作業の前にコピーを取る習慣が持てる人。
向かなそうなのは、次のような人です。
- 黒い画面がどうしても苦手な人。デスクトップアプリという道もありますが、フォルダの選び方はこの記事では確かめていません。
- メモに他人の個人情報や、外へ出せない情報が多く入っている人(次の節)。
- 数十件だけのメモで、手で直せる人。契約の費用の方が重くなりそうです。
データの行き先
Claude Codeは、パソコンの中で動きますが、AIの頭脳はネットの向こうです。データの文書には、あなたの指示と、AIの返答が、暗号化された通信でAnthropicのサーバーに送られると書かれています。見立てです。読ませたノートの中身も、会話に入る以上、送られると考えるのが自然です。
同じ文書の、個人向けプラン(Free、Pro、Max)の扱いは次のとおりです。
- 「モデルの改善に使ってよい」の設定がオンだと、新しいモデルの学習に使われることがあります。このとき保存期間は5年です。オフなら30日です。設定は、claude.aiのプライバシー設定でいつでも変えられます。
- 会社向け(Team、Enterprise、API)では、標準で学習に使わず、保存は30日です。
- 会話の記録は、手元のパソコンにも、暗号化されない文章で30日間残ります(保存場所は~/.claude/projects/)。保管庫の中身が、そこにも写ることになります。
見立てです。日記や、取引先の話など、外に出したくないものがあるなら、そのフォルダは読ませない、または別の保管庫に分けるのが無難です。
つまずきやすい点
- Webページを切り抜いて保管庫に入れている場合。 Obsidianには、Webページを保存する拡張機能(Web Clipper)があります。Claude Codeのセキュリティの文書は、信用できない内容をそのまま読ませないよう勧めています。見立てです。ネットから集めた文章の中に、AIへの命令が紛れていた場合の対策として、書き換えの許可は1件ずつ確認するのが安心です。
- Obsidianのプラグイン。 公式は、プラグインはファイルへのアクセス、ネット接続、追加プログラムの導入ができるので、重要なデータには自分で安全を確かめるよう書いています。標準では「制限モード」で、外の人が作ったプラグインは動きません。Claude Codeに外の連携(MCP)を足す場合も、信頼できるものだけにするよう、公式が書いています。
- Obsidianを開いたまま変更する。 画面とファイルの表示がずれるかは、確認できていません。
- Obsidian自身の命令窓口。 公式には「Obsidian CLI」という、ターミナルからObsidianを操作する機能があります(インストーラー1.12.7以降。アプリが起動している必要があり、起動していなければ最初のコマンドで起動する、と書かれています)。ノートの検索や作成の命令が載っています。ページには、AIの道具(agentic coding tools)が自動でテストやデバッグをするための命令がある、という一文はありますが、Claude Codeの名前や、これを使う手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
気をつけること
- この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は、文書から組み立てた想定です。
- 2つの専用の連携は、公式の文書では確認できていません。Obsidian側の資料は、全部は読んでいません。
- 料金と機能は変わりやすいです。Claude Codeの料金・権限モード・データの扱い・費用の文書と、Obsidianの料金・バックアップ・ファイル復元・CLIのページは、2026年10月22日に読み直しました。それ以外のページ(Obsidianの紹介・Sync・データ保存・リンク・プラグインの安全のページ、Claude Codeの権限設定・MCPの文書、Claudeのサポート記事)は、2026年10月8日に読んだ時点のままで、10月22日には読み直していません。Claude Codeは更新が早く、標準の権限モードなども、版によって違うと文書にあります。
- 外のプログラムが書き換えたときのスナップショットとリンクの更新は、確認できていません。
- 画面や設定の名前は、英語の公式ページから書いています。日本語の画面では確かめていません。
- AIの作業は、間違うことがあります。作業の前にコピーを取り、変更を目で確かめてから許可してください。
- データの扱いは、設定とプランで変わります。仕事のメモや、他人の情報を含む場合は、最新の規約を読んでください。
出典
- Overview(Claude Code Docs、Anthropic、2026年10月22日確認)
- How Claude remembers your project(Claude Code Docs、2026年10月22日確認)
- Configure permissions(Claude Code Docs、2026年10月8日確認)
- Choose a permission mode(Claude Code Docs、2026年10月22日確認)
- Security(Claude Code Docs、2026年10月22日確認)
- Data usage(Claude Code Docs、2026年10月22日確認)
- Manage costs effectively(Claude Code Docs、2026年10月22日確認)
- Connect Claude Code to tools via MCP(Claude Code Docs、2026年10月8日確認)
- Pricing(Claude、Anthropic、2026年10月22日確認)
- Using Claude Code with your Pro or Max plan(Claude Help Center、2026年10月8日確認)
- Obsidian Help(Obsidian、2026年10月8日確認)
- Pricing(Obsidian、2026年10月22日確認)
- Obsidian Sync(Obsidian、2026年10月8日確認)
- About(Obsidian、2026年10月8日確認)
- How Obsidian stores data(Obsidian Help、2026年10月8日確認)
- Back up your Obsidian files(Obsidian Help、2026年10月22日確認)
- File recovery(Obsidian Help、2026年10月22日確認)
- Internal links(Obsidian Help、2026年10月8日確認)
- Plugin security(Obsidian Help、2026年10月8日確認)
- Obsidian CLI(Obsidian Help、2026年10月22日確認)
更新履歴
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2026年10月25日 書き方を直しました。
- 前:運営者が使っていないと読める書き方 → いま:「この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません」。公式の資料を読んでまとめた記事で、使い心地は書いていない、という意味に直した
-
2026年10月22日 公式の資料を読み直して、次の点を直しました。
- 前:起動時の標準は手動ではないかもしれない → いま:標準の開始モードはautoモードと明記。v2.1.283以降は標準、それ以前はPro、Max、Teamのみ
- 前:autoモードでの書き換えの扱いは書いていない → いま:作業フォルダ内の書き換えは確認なしで通ると読める
- 前:Obsidian CLIをClaude Codeから使う手順は書かれていない → いま:AIの道具向けの命令があるという一文はあるが、Claude Codeの名前や手順は見つからず
- 前:Syncの月4ドル/月5ドルは2か所で確認 → いま:10月22日は料金ページのみで確認、説明ページは読み直していない
- 前:Proの月20ドルは料金ページとサポート記事で確認 → いま:10月22日は料金ページのみ、サポート記事は読み直していない
- 前:読んだ日はすべて10月8日 → いま:読み直したページは10月22日、それ以外は10月8日のままと分けて記載
