3行でいうと

  • Obsidianのメモは、フォルダの中にある、ふつうの文章ファイル(Markdown)です。
  • ObsidianとClaude Codeを直接つなぐ専用機能は見つからず、共通のフォルダでつなぐ形です。
  • Claude Codeには有料プランが要り、Proは月20ドルです。Obsidian本体は無料です。
  • 作業の前に、メモのフォルダ(保管庫)のコピーを取っておいてください。

メモが数百件になると、タグはばらばら、同じ内容のノートが二つ、あとから探せない、ということが起きます。それを一件ずつ直すのは大変です。そこで、ObsidianのメモをClaude Code(クロード・コード)という「パソコンの中の作業をAIに手伝わせる道具」に任せられないか、と考える人がいます。

この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。手順は「文書から組み立てた想定」です。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けました。

先に結論

それぞれ何か

Obsidian

Obsidian(オブシディアン)は、メモを書き、ノート同士を結びつけるアプリです。公式の文書によると、ノートはMarkdown形式の普通の文章ファイルで、「保管庫」と呼ばれるフォルダに入ります。保管庫は、OSが許す場所ならどこにでも置けます。設定やプラグインは、保管庫の中の「.obsidian」という隠しフォルダに入ります。

公式の「About」ページは、データを「自分の機器に置く」「閉じた形式にしない」という考えを掲げています。

料金は、公式の料金ページ(2026年10月22日確認、米ドル、税や他の通貨の記載は読んだ範囲では見つからず)で次のとおりです。

項目 金額 内容
アプリ本体 無料 登録も不要と書かれている
Sync(端末間の同期) 月4ドル(年払い)/月5ドル(月払い) Standardは保存容量1GB、履歴1か月(10月8日に別ページで確認。10月22日は読み直していません)
Publish(メモの公開) 月8ドル(年払い)/月10ドル(月払い)。1サイトあたり
商用ライセンス 年50ドル(1人) 払うことは必須ではない、と書かれている

Syncの月4ドル/月5ドルは、10月8日に料金ページと、Syncの説明ページの2か所で確かめ、10月22日に料金ページで同じ金額を確かめ直しました。

Claude Code

Claude Codeは、Anthropic(アンスロピック)社が出している、パソコンの中の作業をAIに任せる道具です。公式の概要ページは、場所を選んで使えると説明しています。ターミナル(黒い文字の画面)、VS CodeやJetBrainsという開発用ソフト、デスクトップアプリ、ブラウザ、の5つです。ほとんどはClaudeの有料プラン、またはAPIの契約(Consoleのアカウント)が要ります。

使い始めは、ターミナルなら「フォルダへ移動して claude と打つ」だけです。初めてのときはログインを求められます。デスクトップアプリは、起動して「Code」タブを開く形で、有料の契約が必要と書かれています。

なぜ組み合わせるのか:役割分担

見立てです。得意な場所がきれいに分かれています。

役割 Obsidian Claude Code
メモを書く・読む・つなぐ 担当(ふだんの画面) 担当しない
保存の形 Markdownのファイルを持つ 同じファイルを読み書きする
たくさんのノートへの一括作業 手作業(件数が多いと大変) 担当(頼めば複数のファイルを順に直す)
作業のルールの記憶 なし CLAUDE.mdという指示書を毎回読む

Obsidianは「人が見る画面」、Claude Codeは「裏方の作業員」と考えると分かりやすいです。作業員は、同じ保管庫の中のファイルを直し、人はObsidianで結果を見ます。

つなぎ方:公式に書かれた範囲

専用の連携はないので、ここに書くのは「共通のフォルダを使う」手順です。文書から組み立てた想定です。

  1. 保管庫の場所を確かめる。 Obsidianの保管庫はただのフォルダです。場所が分かれば、Claude Codeからも開けます。
  2. コピーを取る。 作業の前に、保管庫のフォルダごと別の場所へ複製します(後述)。
  3. Claude Codeを入れる。 公式の概要ページに、Macなら curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash など、環境ごとのコマンドが載っています。Windowsにも別のコマンドがあります。
  4. 保管庫のフォルダで起動する。 概要ページの手順は「プロジェクトのフォルダへ移動して claude を実行」です。保管庫を、その「プロジェクトのフォルダ」として扱います。
  5. 信頼の確認に答える。 初めて開くフォルダでは、信頼してよいかを聞く画面が出ると、セキュリティのページに書かれています。
  6. 最初は読むだけの頼みごとにする。 たとえば「このフォルダにあるノートの種類と数を説明して」。直させるのは、そのあとにします。

指示書(CLAUDE.md)を保管庫に置く

Claude Codeの「記憶」の文書によると、CLAUDE.mdは、毎回の会話の始めに読み込まれる文章ファイルです。置く場所は、プロジェクトのフォルダの直下(./CLAUDE.md)などです。ここに、守ってほしいことを書きます。

保管庫の場合は、たとえば次のような内容が考えられます(これは僕らの例で、公式の文例ではありません)。

文書には注意も書かれています。CLAUDE.mdは「設定として強制するもの」ではなく、AIへの参考情報として扱われます。確実に止めたい行動は、別の仕組み(フック)を使う、とあります。長さは200行以内が目安で、長いと守られにくくなる、と書かれています。読み込めたかは、会話の中で /context と打って確かめます。

/init という、指示書を自動で作る命令もありますが、文書の説明は「コードの構成を調べて作る」ものです。メモのフォルダで、どう働くかは確認できていません。

安全のしくみ:何を勝手にやるのか

公式のセキュリティと権限の文書から、保管庫に関係する点を並べます。

見立てです。メモの整理で一番こわいのは、一括置き換えの失敗です。最初は計画モードか手動モードで、変更の内容を見てから許可するのが安全だと思います。

事故に備える:コピーと復元

Obsidianの公式ヘルプには、保管庫の守り方が書かれています。

ここで確認できていないことがあります。Claude Codeのような外のプログラムがファイルを書き換えたときにも、このスナップショットが残るのかは、読んだページに書かれていません。頼らず、保管庫のコピーを別に取ってください。

また、ノート同士のリンクは、Obsidianの中で名前を変えると自動で直る、と公式にあります。外のプログラムが名前を変えたときも直るのかは、読んだ範囲では確認できていません。

料金

Claude Codeを使うための条件は、公式の料金ページ(2026年10月22日確認、金額は米ドルの「$」表記で、通貨名の明記は確認できていません。税は別)で次のとおりです。

プラン 月額 Claude Code
Free 0ドル 含まれない
Pro 月20ドル(年払いは月17ドル相当、1年分200ドルを前払い) 含まれる
Max 月100ドルから 含まれる

Proの月20ドルは、10月22日に料金ページで確かめ直しました(10月8日にはサポート記事でも確かめましたが、サポート記事は10月22日には読み直していません)。Maxの細かい段階と、使える量の目安は、サポート記事が古いモデル名で書かれていたため、書きません。

使える量には上限があります。費用のページには、上限に達したときの表示と、上限を超えて使うための「使用量クレジット」の仕組みが書かれています。長い会話は、毎回の送信に会話全体が含まれるため、使う量が増えます。話題が変わったら /clear で区切ると節約になる、と同じページに書かれています。保管庫が大きいほど、読ませる量も増えるはずです。

APIの契約(Consoleのアカウント)で使う場合は、使った分のトークン(AIが文章を数える単位)に応じた従量課金です。

向く人・向かない人

見立てです。向きそうなのは、次のような人です。

向かなそうなのは、次のような人です。

データの行き先

Claude Codeは、パソコンの中で動きますが、AIの頭脳はネットの向こうです。データの文書には、あなたの指示と、AIの返答が、暗号化された通信でAnthropicのサーバーに送られると書かれています。見立てです。読ませたノートの中身も、会話に入る以上、送られると考えるのが自然です。

同じ文書の、個人向けプラン(Free、Pro、Max)の扱いは次のとおりです。

見立てです。日記や、取引先の話など、外に出したくないものがあるなら、そのフォルダは読ませない、または別の保管庫に分けるのが無難です。

つまずきやすい点
  • Webページを切り抜いて保管庫に入れている場合。 Obsidianには、Webページを保存する拡張機能(Web Clipper)があります。Claude Codeのセキュリティの文書は、信用できない内容をそのまま読ませないよう勧めています。見立てです。ネットから集めた文章の中に、AIへの命令が紛れていた場合の対策として、書き換えの許可は1件ずつ確認するのが安心です。
  • Obsidianのプラグイン。 公式は、プラグインはファイルへのアクセス、ネット接続、追加プログラムの導入ができるので、重要なデータには自分で安全を確かめるよう書いています。標準では「制限モード」で、外の人が作ったプラグインは動きません。Claude Codeに外の連携(MCP)を足す場合も、信頼できるものだけにするよう、公式が書いています。
  • Obsidianを開いたまま変更する。 画面とファイルの表示がずれるかは、確認できていません。
  • Obsidian自身の命令窓口。 公式には「Obsidian CLI」という、ターミナルからObsidianを操作する機能があります(インストーラー1.12.7以降。アプリが起動している必要があり、起動していなければ最初のコマンドで起動する、と書かれています)。ノートの検索や作成の命令が載っています。ページには、AIの道具(agentic coding tools)が自動でテストやデバッグをするための命令がある、という一文はありますが、Claude Codeの名前や、これを使う手順は、読んだ範囲では見つかりませんでした。

気をつけること

出典

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