3行でいうと

  • Windsurfは2026年6月2日からDevin Desktopに名前が変わりました。公式はプランも値段も変わらないと書いています。
  • Devin Desktopは編集ソフトそのもの、Clineは今の編集ソフトに足す、中身が公開された道具です。
  • Devin Desktopは月額が無料・20ドル・200ドル。Clineは本体無料で、AIの利用料は別です。
  • 古い名前の記事が混ざるので、画面や料金はDevinの公式ページを見てください。

先にお断りです。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は、公式の文書を読んでまとめたものです。僕らの考えは、段落の頭を「見立てです。」にして、事実と分けています。

AIコーディング道具の全体の地図は、別の記事(「AIコーディングツール全体の地図」)にあります。この記事は、その中の2つに絞って、一段深く見るものです。

先に結論

名前の経緯(日付つき)

公式の文書から、順番に並べます。

ここで言う「エージェント」は、頼まれた仕事の手順を自分で考え、ファイルを直し、確かめるところまで進めてくれるAIのことです。

公式のよくある質問によれば、名前以外で変わったことは次の通りです。

2つは、そもそも何が違うのか

Devin Desktop(旧Windsurf) Cline
形 AI入りの編集ソフトそのもの(IDE)。IDEは、プログラムを書くための専用の編集ソフトのことです 編集ソフトに足す拡張機能。ほかに、ターミナル版、デスクトップアプリ、開発キットもある
運営 Cognition Cline Bot Inc.
中身の公開 公式の文書では確認できていません オープンソース(中身が公開されている)。公式のGitHubのリポジトリに「Apache 2.0」とあります
目玉 複数のエージェントを1画面で管理する「Agent Command Center」と、作業の入れ物「Spaces」 計画してから実行する「Plan / Act」。実行する前に、1つずつ承認する作り
使えるAI Claude、GPT、Geminiなど。自社のSWE-2もある Claude、GPT、Gemini、手元で動かすモデル、OpenAI互換の口。自分のキーも持ち込める
無料で試す Freeプランあり 本体は無料。AIの利用料は別(無料のお試しモデルが期間限定で出ることもある)

Devin Desktop(旧Windsurf)で読み取れたこと

画面と仕組み

公式の発表と文書には、次のことが書かれています。

料金(2026年10月22日確認)

プラン 月額 公式の説明
Free 0ドル 軽い利用枠、使えるモデルは限定。その場の書き換えと、次の一行を提案するTabは無制限
Pro 20ドル 利用枠が増える(毎日・毎週)。クラウドのDevin、Devin CLI、Devin Desktopで共通の枠。10月8日に読んだ「OpenAI、Claude、Gemini、SpaceXAIなどの先端モデル」の記載は、10月22日の料金ページには見つかりませんでした
Max 200ドル Proよりずっと大きい利用枠。毎日の上限はなく、毎週の枠だけ
Teams 月80ドルが最低額。フル席は1席40ドル 最大200人(ヘルプの文書。料金ページは「人数の上限なし」と表示)。フル席は、Pro相当の毎日・毎週の枠とDevin Desktopが使える。無料のフレックス席は、チームで共有する追加分だけで、Desktopは使えない
Enterprise 要相談

利用枠の仕組みは、2026年3月に変わりました。以前の「プロンプト数」で数える方式をやめ、「毎日」と「毎週」の枠で測る方式です。枠は、使ったトークンの量で減ります。モデルによって減り方が違い、無料のモデルは枠を減らしません。使い切ったとき、Freeは次の更新まで待ち、Pro・Max・Teamsは「追加の利用」を買えます。追加分は、そのモデルのAPI価格(AIを直接呼び出す口の価格)で請求されます。

3月より前から払っている人は、Proが月15ドル、Teamsが1席30ドルのまま据え置かれると書かれています。いま新しく入る人は、上の表の金額です。Teamsの80ドルは、「基本料金に席ごとの料金を足す」ものではなく最低額で、フル席が2席以上になると、席数×40ドルの請求になる、と公式のヘルプにあります。

SWE-2については、10月8日には、料金ページが「2026年10月16日まで無料」、モデルの説明ページが「10月15日まで無料。その後は100万トークンあたり、入力3ドル、出力15ドル」と、1日ずれて書かれていました。10月22日に取り直した料金ページにはこの記述がなく、モデルのページは「個人・チームのセルフサービスは10月15日まで無料。その後は入力3ドル、出力15ドル」と書いています(企業向けは12月31日まで定価の75%オフ)。10月22日の時点で、無料の期間は終わっています。10月16日説は、いまは確かめられません。

Clineで読み取れたこと

何をするものか

公式の説明では、Clineは「エディタとターミナルの中に住むコーディングエージェント」です。ファイルを読み書きし、ターミナルの命令を動かし、ブラウザも使います。公式は「すべての操作は、あなたの明示的な承認が要る」と書いています。

導入の入口は、公式の文書では次のように並んでいます。

AIの代金の払い方は3通り

Clineの本体は無料です。AIを動かす費用は、次のどれかで払います。公式の文書の整理です。

  1. Cline(使った分だけ払う方式):ダッシュボードで「Clineクレジット」(前払いの残高)を追加し、使った分が減ります。モデル名の横に「FREE」と出るものは無料です。10月8日には、使えるモデルが「100以上」と書かれている箇所と「300以上」と書かれている箇所があり、数字を確認できていませんでした。10月22日に取り直した文書では、「100以上」だけが読め、「300以上」は見つかりませんでした。
  2. ClinePass(月9.99ドルの定額):公式の説明では、標準のAPI価格で払うのに比べて、2〜5倍の量を使える定額です。使えるのは、公式が選んだ12種のオープンなモデルで、GLM、Kimi、DeepSeek、MiMo、MiniMax、Qwen、Muse Sparkの系列が載っています。使った量は、5時間の窓、週、月の3つで測られます。ClinePassは任意で、入らなくてもClineは使えると、公式にあります。
  3. 自分のキーを持ち込む:OpenAI、Anthropic、Googleなどの契約を自分で結び、その会社に直接払います。手元で動かすモデルも使えます。

無料のお試しは「期間限定で入れ替わる」と公式にあります。どのモデルが無料かは、アプリの画面で確認する形です。

最初の一歩

どちらも、公式の文書から組み立てた想定の手順です。実際の画面は、この記事では見ていません。

Devin Desktopを試す場合 1. 公式サイトからダウンロードして入れます。Mac、Windows、Linuxに対応します。 2. 初回の起動で、VS CodeやCursorの設定を取り込む案内があります(文書の説明)。Windsurfから来た人は「移行」を選びます。 3. サインインして、作業用のフォルダを開き、エージェントに頼みます。

Clineを試す場合 1. いま使っている編集ソフト(VS Codeなど)の拡張機能の画面で「Cline」を探して入れます。 2. 設定で、AIの入口(プロバイダー)を選びます。Clineのクレジット、ClinePass、自分のキーのどれかです。 3. 頼みごとを書くと、計画が出て、操作のたびに承認を求められます。

どちらを選ぶか

見立てです。プログラムを書かない人が、ホームページや小さなアプリを作りたいだけなら、この2つは最初の入口としては少し重いと思います。編集ソフトを入れ、作業用のフォルダを用意するところから始まるためです。その場合は、別の記事で扱うブラウザで作る型(Replit、Lovable、Boltなど)の方が近道に見えます。

見立てです。すでにVS Codeなどを使っていて、AIを足したいなら、Clineは「いまの環境を変えずに試せる」入口になると思います。AIの代金が使った分だけ見えるので、まず無料のお試しモデルか、9.99ドルのClinePassで様子を見る手があります。

見立てです。Windsurf時代から使っている人は、名前以外は変わらないと公式が書いているので、慌てて何かをする必要はないと思います。ただ、これから入る人にとっては、Devin Desktopは「AIの編集ソフト」というより「エージェントの管理画面」が前に出た製品になっています。画面の方針が自分に合うかは、無料プランで見るのが確実です。

気をつけること

出典

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