3行でいうと

  • 請求書や見積書の道具で、無料で始められるものが3つありました。freee請求書、Misoca、マネーフォワード クラウド請求書です。
  • freee請求書は月0円で枚数の制限なし。Misocaは請求書が月10通までずっと無料です。
  • 問い合わせの返信は、AIチャットで下書きを作る使い方が合います。個人情報を入れる前に、確認することがあります。
  • AIで請求書を作るところまで公式が案内しているのは、Misocaです。Claudeとつなぐベータ版で、有料プランのみです。

先に断っておきます。この記事は、実際に使って確かめた記録ではありません。この記事は公式の文書を読んでまとめたものです。この記事は、税金や会計のやり方についての助言ではありません。各社が自社のページで案内している機能と料金を紹介するだけです。制度の中身や、自分がどうすべきかは、国税庁の案内や税理士などの専門家に確かめてください。僕らの考えは「見立てです。」で始まる段落に分けています。

先に結論

使える道具の候補

公式のページで確かめた道具です。2026年10月22日に読み直した時点のものです(マネーフォワードとMisocaのトップページだけは読み直していません)。金額は、ページの表示のとおりです。

道具 できること(公式の記載) 無料でどこまで 有料の入口
freee請求書 見積書、納品書、請求書などの作成。テンプレートは40種類以上。スマホでも使える 月0円。発行枚数・期間は無制限。利用人数は1〜3人(freee会計のプランに準じる) この無料ページには書かれていません
マネーフォワード クラウド請求書(個人向け) 見積書・納品書・領収書・請求書の作成。毎月の自動作成(パーソナルプラン以上) 1か月の無料トライアル(クレジットカード不要、自動で有料に移らない)。トライアルのあとの無料枠は、読んだ個人向け料金ページには書かれていません 年払いでパーソナルミニが月900円、パーソナルが月1,280円(税抜)
Misoca(弥生) 見積書・納品書・請求書・領収書の作成。見積書から請求書へのワンクリック変換、メール送付、PDF 請求書は月10通まで、見積書・納品書・領収書は無制限。ずっと無料 プラン15が、初年度1年間無料のあと年額8,800円+税(請求書は月15通まで)
AIチャット(Claude、ChatGPT、Gemini) 返信文や案内文の下書き Claudeは無料プラン(0ドル)あり。ChatGPTも無料で使え、ファイルは1日3回まで。Geminiは一部の機能がログインなしで使える Claude Proは年払いで月17ドル(月払いは20ドル)

freee請求書

freee請求書の無料のページに、次のことが書かれています。フォームに入力するとプレビューにすぐ反映される。請求や入金の状態を一覧で管理できる。freee会計を契約していなくても使える。請求書以外に見積書、発注書、納品書も出せる。同じページに「インボイス制度対応」「電子帳簿保存法対応」の表示があります。

マネーフォワード クラウド請求書

個人向けは3つのプランです。パーソナルミニは取引先の登録が15件まで、パーソナルは無制限で、毎月の自動作成と一括送付が加わります。パーソナルプラスは電話サポートがつき、年払いのみで月2,980円です。請求書の郵送代行は、1通210円です。表示価格はすべて税抜で、「2026年12月に料金体系の一部改定を予定」と書かれています。トップページには「取引先3件までは無料」という趣旨の文がありますが、個人向けの料金ページには同じ記載がなく、条件は確認できていません。

Misoca

運営は弥生株式会社です。プランは、無料、プラン15(個人事業主・小規模法人向け)、プラン100、プラン1000があります。プラン15の初年度無料には、口座振替またはクレジットカードの登録が要ります。無料プランに入りたい場合は、「無料体験」プランに申し込む、と書かれています。体験期間が終わると無料プランに切り替わる、とあります。無料体験の期間を過ぎると、初年度無料のキャンペーンは使えなくなります。10月22日に読んだ料金ページでは、初年度無料の対象は2027年3月31日までの申込分で、1事業者1回限りと書かれていました。

AIチャット

返信文の下書きは、どのAIチャットでもできます。メールの下書きは、前の記事(「メールの下書きと言い換えをAIに頼む」)にまとめています。

最初の1回のやり方

請求書や見積書を作る

Misocaの公式ページは、3つの手順を案内しています。

  1. 情報を入力する。取引先の選択、支払期日、品名、金額を入れます。
  2. 保存して、内容を確認する。
  3. 送る。郵送、メール送信、PDFのダウンロードから選びます。

freeeは、フォームに入力すると書類がプレビューに反映される作りです。マネーフォワードは、メールアドレスで無料会員登録をして、1か月のトライアルを始める流れです。

問い合わせの返信を下書きにする

見立てです。次の流れが安全だと思います。公式の手順ではありません。

  1. 問い合わせの文面から、名前、会社名、住所、電話番号を消して、「A社の担当者」のように置き換える。
  2. 自分の条件(料金の目安、納期、できないこと)を、箇条書きで書く。
  3. 「この問い合わせへの返信を、丁寧な口調で書いて」と頼む。
  4. 出てきた下書きを、金額と日付と固有名詞を自分の目で直してから送る。
次の段階:AIと請求書ソフトをつなぐ

Misocaの公式ページ「リストからまとめてAIで請求書を作成したい」に、Claudeとつなぐ機能が載っています。表計算ソフトのリストをAIが読み取り、Misocaで請求書にする、という説明です。接続の流れは、Claudeの「設定」の「コネクタ」を開き、一覧からMisocaを選んで許可する、とされています。初回はカスタムコネクタの追加が必要です。ページには、この連携は有償プランのみで、ベータ機能なので画面や手順が変わる可能性がある、と書かれています。

freeeも、公式のMCPサーバー(AIから操作するための接続口)を、GitHub上で公開しています。会計、請求書などのAPIを、AIから呼び出せる、と書かれています。使うには、freeeのアカウントなどの条件があります。READMEには、アンケート、開業、人事評価、税務申告のAPIでは、契約プランやユーザー権限が必要とも書かれています。ほかのAPIの契約プランごとの条件は、読んだ範囲では確認できていません。

見立てです。請求書の金額は、間違えると取引先に迷惑がかかります。AIで作った請求書は、送る前に、必ず自分で金額・宛名・日付を見るべきだと思います。

よくある失敗

気をつけること

出典

更新履歴