この項目で混ざったもの

ハード側市販のCPUと既製部品で組み立てたソフト側OSは外部のMicrosoft製を採用

IBMの公式の歴史ページによると、IBM PC(型番5150)は1981年8月12日に、ニューヨークのウォルドルフ・ホテルで発表されました。価格は1,565ドルで、これは16キロバイトのメモリを積み、ディスクドライブは付かない構成の値段です。ディスプレイ、フロッピーディスクドライブ2台、プリンタを足すと、さらに約3,000ドルかかったとも書かれています。

中身はどうつながっていたかを見てみます。CPU(計算を担当する部品)はIntelの8088で、OSは、ページの言い方ではMicrosoft製で、のちにMS-DOSとして知られるものでした。つまりIBMは、パソコンの頭脳とOSの両方を、自分の外から持ってきて組み合わせたことになります。さらにIBMは、回路設計とソースコードを含む技術リファレンスを公開しました。ソフトや周辺機器の開発を促すためだと、ページは説明しています。ページはこの方針を「オープンアーキテクチャ」と呼び、その結果、公開された仕様をもとに一部の会社がブートコードを解析し、「IBM互換」と呼ばれる機械を作るようになったと書いています。

なぜこの形にしたのかについて、ページは、1,500ドルという価格と、短い開発期間を守るために、既製の部品を採用し、あらかじめ試験済みの部品を組み合わせたと説明しています。開発のコードネームは「Chess」で、ドン・エストリッジが率いたと書かれています。開発は1980年に、フロリダ州ボカラトンのIBM General Systems Division研究所の所長だったウィリアム・ロウがCEOに小型の個人向けコンピュータを提案したことから始まり、試作機に1か月、市場に出すまでに1年を与えられたとされています。

その後については、発表から1年以内に750以上のソフトウェアパッケージが使えるようになったと、ページは書いています。また2005年に、IBMはパソコン事業を約17億5,000万ドルでレノボに売却したとも書かれています。パソコンの主役が、機械を作る会社から、CPUやOSを握る会社へ移っていく流れの入り口になった製品だった、というのは僕らの見立てです。

発表日
1981年8月12日
価格
1,565ドル(16KBのメモリ、ディスクドライブなし)
CPU
Intel 8088
OS
Microsoft製(のちのMS-DOS)
1年以内に使えたソフト
750以上のパッケージ

確認できていない点

  • IBMのページは、CPUとOSの選定の経緯の細部を書いていないため、ここでは触れていません。
  • IBMの歴史ページの内容は、取得時に要約されたものを読んでおり、原文の全文は確認していません。

出典

2026年10月18日に、上の出典(会社・研究機関の公式の資料と原著論文)を読んで確かめました。製品の仕様や提供状況は変わることがあります。この記事は、製品を試した記録ではありません。

← IBMのカードにもどる ハードとソフトの混ざり方の一覧