この項目で混ざったもの
ハード側Appleが設計したチップ「A4」ソフト側App Storeのアプリのほぼすべてが動く
2010年1月27日、AppleはiPadを発表しました。発表記事は、iPadが「Appleの次世代のシステム・オン・チップ」であるA4で動くと書いています。システム・オン・チップ(SoC)とは、計算をする部分や画像を処理する部分など、複数の働きを一つの部品にまとめたチップのことです。記事は「Designed by Apple」、つまりAppleが設計した新しいA4が、すぐれた処理性能とグラフィックス性能を出すと説明しています。
機械側の数字としては、9.7インチのLEDバックライト付きでIPS方式のディスプレイと、最大10時間の電池の持ちが書かれています。米国の希望小売価格はWi-Fiモデルが16GBで499ドルからで、Wi-Fiモデルの発売は2010年3月下旬とされました。Wi-Fi+3Gモデルは16GBが629ドルで、2010年4月に米国と一部の国で発売とされています。Appleのサポートページ(iPadの仕様)には、このA4が「1GHz」の「カスタム設計の高性能・低消費電力のSoC」と書かれています。
ソフト側では、iPadはApp Storeにある14万本以上のアプリのほぼすべてを動かせると書かれ、同じ日にiPad向けのソフトウェア開発キット(SDK、アプリを作る人が使う道具一式)も公開されました。つまり、Appleが設計したチップの上で、App Storeにすでにあったアプリのほぼすべてが使える形で、新しい端末が出されたことになります。
なぜ自分でチップを設計したのか、確認した公式の記事に理由の説明は書かれていませんでした。ここからは僕らの見立てです。チップと、その上で動くソフトとアプリの売り場を同じ会社が持つと、端末全体をまとめて作りやすくなります。この流れは、次の項目のA11 Bionic(2017年)で、AI用の回路を自分のチップに載せる形へ進みます。
- 発表日
- 2010年1月27日
- A4(発表記事)
- Appleが設計した次世代のシステム・オン・チップ
- A4(Appleサポート)
- 1GHz、カスタム設計の高性能・低消費電力SoC
- 動かせるアプリ
- App Storeの14万本以上のほぼすべて
- 米国価格
- Wi-Fiモデル16GBが499ドルから
確認できていない点
- A4を自分で設計した理由についてのAppleの説明は、確認できなかった。
- 発表記事には、iPadのOSの名前が書かれていなかった。
- サポートページの仕様は初代iPadと明記されていないが、A4と2010年3月の試験記載から初代iPadの仕様と判断した。
- チップを設計したのがAppleでも、製造を誰がしたかは、確認したページに書かれていなかった。
出典
2026年10月18日に、上の出典(会社・研究機関の公式の資料と原著論文)を読んで確かめました。製品の仕様や提供状況は変わることがあります。この記事は、製品を試した記録ではありません。